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第三部 帝国編
第157話 帝国の今後
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神聖国のユートピア号で行われている四者会談により、まず、スピカと俺たちへの報酬が決定した。
続いて話し合われるのが帝国の今後についてだ。
将軍がクーデターを起こしたが、それが成功なのか失敗なのか、判断が難しいところだ。
今までの体制の中枢であった四公爵が倒れたということでは、成功といえるかもしれない。
だが、それを成し遂げたのが、帝王とドラゴンたちであったのは失敗といえる。
将軍としては、自分たちで四公爵を排除して、帝王やドラゴンを追い出したかったことだろう。
帝王が君臨していては、見た目には今までと変わらなくなってしまう。
今までの体制の中枢を担ってきた四公爵の代わりを誰が行うのか、帝国の行く末を左右する重大な話し合いになる。
「続きまして、帝国の今後の体制についてですね」
神聖教乙女巫のスピカがそう言うと、ゴルドビッチ将軍が声を上げた。
「これは帝国の問題だ、皇王と乙女巫には口を挟まないでもらいたい!」
「確かに、帝国の問題ですが、隣国の体制がどうなるかは、こちらとしても重要な問題です。それに、先程決定した報酬の履行にも関わってきます。できるだけ干渉したくはありませんが、場合によればオブザーバーとして発言させていただきます」
「俺としとは、報酬のドラゴンの角がもらえれば、帝国がどうなろうと構わないけど」
「我としては皇王に、帝王の座を譲ってもよいと考えていたんだが……」
「おい! 何を言い出す!」
帝王がとんでもないことを言い出し、将軍が大声をあげる。俺はため息をつく。
「ハァー。その話はお断りしたはずですが?」
「このように、無下に断られてしまったからな」
「当たり前でしょ! 何を好んで、そんな面倒なこと引き受けなければならないのですか?」
「わかった、わかった。無理強いするつもりはない」
帝王は手を上げて俺を宥める。それから、将軍に向き直った。
「それでゴルドビッチ将軍、お主は何が希望だ?」
「そうだな。帝王の退位と、ドラゴンの帝都からの退去だな」
「我が退位した後帝王の座はどうする? お主が帝王になるのか?」
「帝王位は廃止する!」
「共和制にするのか? それで、貴族どもが抑えられるのか?」
「軍の力で抑える!」
「軍の上層部も貴族が占めているだろうに、可能なのか?」
「何とかして見せる!」
「将軍、意気込みだけではどうにもならんぞ!」
将軍は明らかに準備不足だな。クーデターも計画的なものではなかっただろうし、仕方がないか。
「とはいえ、我も今回のことで懲りた。
ドラゴンとヒトの融和を図ってきたが、一緒に暮らすのは間違いだった。
ドラゴンの力を傘に国民を抑え込む輩が現れたことも、ドラゴンに魔力の供給を無理強いすることも、ドラゴンとヒトが一緒に暮らしていたから起きてしまったのだろう」
帝王としては、ドラゴンとヒトが、仲良く手を携えて暮らす世界を夢見ていたのだろう。
帝王は寂しそうに続けた。
「これからは、ドラゴンとヒトは離れて暮らした方がいいだろう」
「それは、ドラゴンが帝都を出て行くということでいいのか?」
「そうだ。お主の希望通り、ドラゴンは帝都を出て行く。帝王位は廃止するなり、誰かが継ぐなり好きにすればいい」
「出て行くって、どこに行く気なんです!」
帝国の行く末に関して、首を突っ込む気はなかったが、俺は、思わず声を上げてしまった。
「フォーマルハウトに戻る。それなら文句はあるまい?」
「流刑星にですか? 折角助け出したのに……」
「皇王には面倒かけたが、フォーマルハウトは、ヒトから見ると非文化的だが、ドラゴンとして生活するには快適な場所だったのだ。
今回は、騙し討ちにした公爵に仕返しするチャンスだったので出てきただけなのだ。
やられたままでは気が治らないからな」
快適に暮らしていたなら、仕返ししなくてもいいだろうと俺なら思うが、そこはドラゴンが交戦的だからだろう。
「ちょっと待ってください! 私はフォーマルハウトで、裸で暮らすなんて嫌ですよ!」
「竜姫、裸ではなく、ドラゴンの姿で暮らすだけですよ」
「私には無理!」
王妃が説得するが竜姫は納得しない。竜姫はヒトとしての生活に馴染みすぎてしまったようだな。
ある意味、パンドラ公爵と一緒か。
しかし、竜姫が一人王都に残れば、また、魔力の供給を強いられることになりかねない。
「ならば、俺様と一緒に行くか?」
「ブルドラと?」
お、これはカップル成立か?
ブルドラも竜王子を助け出すためにがんばったし、竜姫も怪我をしたブルドラを、甲斐甲斐しく治療していたからな。
これはうまくいくか?
「俺様のハーレム要員第一号として、一緒にハーレム要員を探す旅に連れていってやろう!」
「うううー! バカ‼︎」
ブルドラ……。流石にそれはないだろう。
竜姫は怒っているが、あれは、満更でもなかったからなのかな?
でも、ブルドラがあれじゃ、駄目だな。
「セイヤ様、竜姫様にセレストに来てもらうわけにはいかないでしょうか?」
リリスが俺に提案してきた。
「セレストに?」
「はい。ブルドラさんは配偶者を探しに旅に出るのですよね?」
「まあ、そうだな」
「ですが、あの様子では相手が見つかるとは思えません」
「まあ、確かに」
「見つからずに、いつまでも帰ってこないか、途中で諦めて帰ってくるか、わかりませんが、セレストにドラゴンがいなくなるのを避けるためにも、竜姫様に来ていただいた方がいいと思います」
リリスも手厳しいね。ブルドラに相手が見つからないことが当たり前のように話を進めていく。
だが、そうだった。ブルドラがいなくなるようなら、生態系に与える影響なども考えて、代わりのドラゴンを見つけようと思っていたんだった。
それに、ハーレムは無理だと、現実を知ってブルドラが戻って来れば、竜姫とうまくいくかもしれない。
「そうだな。竜姫様をセレストに誘ってみよう」
俺は、早速竜姫に声をかける。
「竜姫様、もしよかったらセレストに来ませんか。セレストは片田舎ですが、ヒトとしての最低限の暮らしはできますよ。安全については俺が保証します」
「皇王様の星ですか? そうですね……。裸にならずに暮らせるならお世話になります」
「帝王陛下、そういうことなのですが、よろしいでしょうか?」
「うむ、わがままな娘ですまぬが、よろしく頼む」
帝王の許可も得て、竜姫はセレストで暮らすことになった。
「さて、話が逸れたが、フォーマルハウトに戻るにあたって、いくつか条件がある」
「なんだ!」
帝王と将軍は話し合いを再開した。
「M4要塞と、戦艦と輸送艦をいくつか持っていく」
「そんなに戦力を持っていかれては、帝都の防衛に支障が出る!」
「M4要塞は元々ドラゴンの移民船であったし、戦艦や輸送艦も抜けた穴は、神聖国方面の部隊から回せば良かろう」
「それはいいですね! 不可侵条約を結ぶことですし、我が国方面の部隊はいらないですよね」
帝王の条件にスピカは大喜びだ。将軍は渋い顔で応じる。
「クッ! わかった。M4要塞と戦艦と輸送船だな。それで、他の条件は?」
「セクション7は我らが開発を行う。手出しはしないでもらおう。同じく、ゲート7も我らが管理する」
「実質、セクション7をドラゴンが支配するということか。セクション7は開発計画さえなかったからな。いいだろう。
その場合、セクション7は自治区か、それとも独立国になるつもりか?」
「当面は自治区でいいだろう。発展していけば、独立することもあり得る」
「わかった。まあ、それでいいだろう」
「それで、両者ともよろしいですか?」
スピカが帝王と将軍に確認する。
どちらも異議がないようだ。
「将軍、本当に共和制に移行するのか?」
「それについては仲間と相談するが、移行するにしてもすぐには無理だろう」
「そうだな……。まあ、頑張ってくれ」
どのみち、帝国のことに、俺がこれ以上首を突っ込むべきではないだろう。
これで、将軍のクーデターは成功したことになるだろうが、帝国はこの後しばらくは混乱することになるだろうな。
続いて話し合われるのが帝国の今後についてだ。
将軍がクーデターを起こしたが、それが成功なのか失敗なのか、判断が難しいところだ。
今までの体制の中枢であった四公爵が倒れたということでは、成功といえるかもしれない。
だが、それを成し遂げたのが、帝王とドラゴンたちであったのは失敗といえる。
将軍としては、自分たちで四公爵を排除して、帝王やドラゴンを追い出したかったことだろう。
帝王が君臨していては、見た目には今までと変わらなくなってしまう。
今までの体制の中枢を担ってきた四公爵の代わりを誰が行うのか、帝国の行く末を左右する重大な話し合いになる。
「続きまして、帝国の今後の体制についてですね」
神聖教乙女巫のスピカがそう言うと、ゴルドビッチ将軍が声を上げた。
「これは帝国の問題だ、皇王と乙女巫には口を挟まないでもらいたい!」
「確かに、帝国の問題ですが、隣国の体制がどうなるかは、こちらとしても重要な問題です。それに、先程決定した報酬の履行にも関わってきます。できるだけ干渉したくはありませんが、場合によればオブザーバーとして発言させていただきます」
「俺としとは、報酬のドラゴンの角がもらえれば、帝国がどうなろうと構わないけど」
「我としては皇王に、帝王の座を譲ってもよいと考えていたんだが……」
「おい! 何を言い出す!」
帝王がとんでもないことを言い出し、将軍が大声をあげる。俺はため息をつく。
「ハァー。その話はお断りしたはずですが?」
「このように、無下に断られてしまったからな」
「当たり前でしょ! 何を好んで、そんな面倒なこと引き受けなければならないのですか?」
「わかった、わかった。無理強いするつもりはない」
帝王は手を上げて俺を宥める。それから、将軍に向き直った。
「それでゴルドビッチ将軍、お主は何が希望だ?」
「そうだな。帝王の退位と、ドラゴンの帝都からの退去だな」
「我が退位した後帝王の座はどうする? お主が帝王になるのか?」
「帝王位は廃止する!」
「共和制にするのか? それで、貴族どもが抑えられるのか?」
「軍の力で抑える!」
「軍の上層部も貴族が占めているだろうに、可能なのか?」
「何とかして見せる!」
「将軍、意気込みだけではどうにもならんぞ!」
将軍は明らかに準備不足だな。クーデターも計画的なものではなかっただろうし、仕方がないか。
「とはいえ、我も今回のことで懲りた。
ドラゴンとヒトの融和を図ってきたが、一緒に暮らすのは間違いだった。
ドラゴンの力を傘に国民を抑え込む輩が現れたことも、ドラゴンに魔力の供給を無理強いすることも、ドラゴンとヒトが一緒に暮らしていたから起きてしまったのだろう」
帝王としては、ドラゴンとヒトが、仲良く手を携えて暮らす世界を夢見ていたのだろう。
帝王は寂しそうに続けた。
「これからは、ドラゴンとヒトは離れて暮らした方がいいだろう」
「それは、ドラゴンが帝都を出て行くということでいいのか?」
「そうだ。お主の希望通り、ドラゴンは帝都を出て行く。帝王位は廃止するなり、誰かが継ぐなり好きにすればいい」
「出て行くって、どこに行く気なんです!」
帝国の行く末に関して、首を突っ込む気はなかったが、俺は、思わず声を上げてしまった。
「フォーマルハウトに戻る。それなら文句はあるまい?」
「流刑星にですか? 折角助け出したのに……」
「皇王には面倒かけたが、フォーマルハウトは、ヒトから見ると非文化的だが、ドラゴンとして生活するには快適な場所だったのだ。
今回は、騙し討ちにした公爵に仕返しするチャンスだったので出てきただけなのだ。
やられたままでは気が治らないからな」
快適に暮らしていたなら、仕返ししなくてもいいだろうと俺なら思うが、そこはドラゴンが交戦的だからだろう。
「ちょっと待ってください! 私はフォーマルハウトで、裸で暮らすなんて嫌ですよ!」
「竜姫、裸ではなく、ドラゴンの姿で暮らすだけですよ」
「私には無理!」
王妃が説得するが竜姫は納得しない。竜姫はヒトとしての生活に馴染みすぎてしまったようだな。
ある意味、パンドラ公爵と一緒か。
しかし、竜姫が一人王都に残れば、また、魔力の供給を強いられることになりかねない。
「ならば、俺様と一緒に行くか?」
「ブルドラと?」
お、これはカップル成立か?
ブルドラも竜王子を助け出すためにがんばったし、竜姫も怪我をしたブルドラを、甲斐甲斐しく治療していたからな。
これはうまくいくか?
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「うううー! バカ‼︎」
ブルドラ……。流石にそれはないだろう。
竜姫は怒っているが、あれは、満更でもなかったからなのかな?
でも、ブルドラがあれじゃ、駄目だな。
「セイヤ様、竜姫様にセレストに来てもらうわけにはいかないでしょうか?」
リリスが俺に提案してきた。
「セレストに?」
「はい。ブルドラさんは配偶者を探しに旅に出るのですよね?」
「まあ、そうだな」
「ですが、あの様子では相手が見つかるとは思えません」
「まあ、確かに」
「見つからずに、いつまでも帰ってこないか、途中で諦めて帰ってくるか、わかりませんが、セレストにドラゴンがいなくなるのを避けるためにも、竜姫様に来ていただいた方がいいと思います」
リリスも手厳しいね。ブルドラに相手が見つからないことが当たり前のように話を進めていく。
だが、そうだった。ブルドラがいなくなるようなら、生態系に与える影響なども考えて、代わりのドラゴンを見つけようと思っていたんだった。
それに、ハーレムは無理だと、現実を知ってブルドラが戻って来れば、竜姫とうまくいくかもしれない。
「そうだな。竜姫様をセレストに誘ってみよう」
俺は、早速竜姫に声をかける。
「竜姫様、もしよかったらセレストに来ませんか。セレストは片田舎ですが、ヒトとしての最低限の暮らしはできますよ。安全については俺が保証します」
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「そんなに戦力を持っていかれては、帝都の防衛に支障が出る!」
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「それはいいですね! 不可侵条約を結ぶことですし、我が国方面の部隊はいらないですよね」
帝王の条件にスピカは大喜びだ。将軍は渋い顔で応じる。
「クッ! わかった。M4要塞と戦艦と輸送船だな。それで、他の条件は?」
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「わかった。まあ、それでいいだろう」
「それで、両者ともよろしいですか?」
スピカが帝王と将軍に確認する。
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「将軍、本当に共和制に移行するのか?」
「それについては仲間と相談するが、移行するにしてもすぐには無理だろう」
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