68 / 167
第二部 プロローグ
第68話 ステーション
しおりを挟む
ゲート4を無事通過した俺たちは、ゲート2に向けて、高速航路をワープ6で航行していた。
現在通過中のエリアNEは連邦の領域になる。
連邦は、エリアNEのアルデバラン星系を中心に、エリアEのエルナト星系、セクション2のベテルギウス星系及びリゲル星系からなっている。
俺たちがいるのはエリアNEだが、アルデバラン星からは離れた辺境になる。このままアルデバラン星に近付くことなく、辺境を通ってゲート2に向かう。
辺境とはいえ、エリアNEの辺境である。更に辺境のセクション4とは違う。
ブリッジのスクリーンに映る景色こそ然程変わらないが、航行レーダーに映る宇宙船の数は桁違いに多い。
セレストの周りなど、一隻もいなかったからな。
しかも、高速航路である。ワープ4の百倍速いワープ6で航行することになる。速いこと速いこと。
それでも、ゲート2までは五日かかる。
速度も速いが魔力の消費も早い。
軍艦であってもワープ6で一日航行すれば、魔力は底をついてしまう。
当然、どこかで魔力を充填しなければならない。
その点、ハルクは、俺が航行中に魔力を充填できるので、ノンストップで航行可能だ。
だからといって、今回は俺たちだけ先に行くわけにも行かない。
そのため、魔力を充填するために、軍艦がステーションに寄るのに合わせて、俺たちもそこに寄ることになる。
「ステーションはドックとは違うのか?」
「ドックは船の修理や整備が主目的。ステーションは魔力の充填が主目的」
「ステーションは観光や商売で移動中の人もいるから、ドックより賑やかよ」
チハルの回答に、ステファが補足して教えてくれる。
「賑やかなのか……」
イメージ的には高速道路のサービスエリアだろうか、見た目は宇宙に浮かぶ蜂の巣みたいだが。
中に入って見ると、まんま、サービスエリアだな。ウエスタン調のドックとは大違いだ。
沢山の人で賑わっていた。
「リリス、折角だから何か食べるか?」
「そうですね。そうしましょう」
さっきから、キョロキョロと落ち着きがないリリスにそう声をかければ、大喜びで、満面の笑みで答えが返ってきた。
「それじゃあ、何を食べようか?」
「あちらから順番にいきましょう」
順番にって、全部食べる気なのか……。
「お姉さまは相変わらずですね」
聖女が呆れている。
「それじゃあ、みんなで別々の物を買って分け合いながら食べましょうよ」
「え、ステファさん、分け合うんですか?」
「あれ? 駄目でしたか」
「いえ、そんなことありません。みんなで分け合いましょう」
ステファはリリスが大食いキャラだと知らなかったな。
リリス、そんな残念そうな顔をするな。リリスには多目に分けてやるから。
みんなで食事をした後は、お土産を見ながら時間を潰す。
一時間もすれば充填完了だ。
俺が充填すると十時間かかるのに、早いな。と思ったら、充填済みの物と魔導核自体を交換するのだそうだ。
そりゃあ早く済むわけだ。
ただ、普通に充填する場合に比べて割高になるようだ。
ここでは、普通に充填することもできる。
俺は急いでいるわけではないが、軍としてはのんびりもしていられないのだろう。
お土産コーナーに奇麗な石があったので、リリスに聞いてみた。
「リリス、この石奇麗だな」
「そうですね。それより、向こうにお菓子の詰め合わせが売っていましたよ」
「……じゃあ、そっちに行くか」
「はい!」
リリスには宝石よりも団子のようだ。
その後、お菓子を大量に買い、リリスはほくほく顔だ。
そろそろ、時間になるので船に戻ろうとしたところで、仮設のステージで何か始まるようだ。
「何かしら?」
「えーと、猫耳カルテット、ミニライブ。だってさ」
「まあ、獣人による演奏会ですか!」
「演奏会というより、歌って踊る、アイドルじゃないかな」
「アイドル? ですか」
「まだ少し時間があるし、見てみようか」
「いいんですか?」
「時間までならね」
リリスが、関心がありそうなので、時間まで見ていることにした。
「お待たせしましたニャン! 私がリーダのミケにゃん」
「今日は楽しんでいってくださいニャン。私がサブリーダーのニヤにゃん」
「時間一杯歌っちゃいますからねニャン。私が影のリーダーのタマにゃん」
「「「三人揃って、猫耳カルテットにゃん!!」」」
「セイヤ様、三人なのにカルテットなのですね?」
「新人みたいだし、これからメンバーが増えるんじゃないか」
「そうですかね。でも、なぜ、メイド服なのでしょうね?」
「それは、需要があるから……かな?」
「需要ですか?」
リリスが訝しげな顔でこちらを見ます。
「あ、ほら。歌が始まるらしいぞ」
俺は、慌てて話をそらす。
「それでは、聞いてくださいニャン」
「私たちのデビュー曲」
「それでもおやつはカツオぶしがいいニャン!」
「にゃにゃにゃんにゃん。にゃにゃにゃんにゃん」
「にゃにゃにゃ、にゃにゃにゃ」
「にゃにゃにゃんにゃあ」
歌が始まったが、どうも微妙な歌だ。
ダンスもまだどことなくぎこちない。もっと練習した方がいいだろう。
それでも、リリスは気に入った様で一緒に手拍子をしている。
一曲終わったところでリリスに声をかける。
「リリス、そろそろ時間だ。行こう」
「もう時間ですか……。残念です。またの機会があればいいのですが」
「映像の配信があるかもしれないから、後で探してみよう」
「本当ですか! ありがとうございます」
「それじゃあ行くよ」
「はい」
後ろ髪を引かれているリリスを連れて、俺は船に戻ったのだった。
艦への魔力充填は終わっており、無事ステーションを出発したが、シリウス皇国の軍艦であるアカネを見て驚いた。
「凄いでしょ!」
ステファがドヤ顔で俺に言った。
「確かに凄いな。あれはなんだ?」
「一つ一つが魔導核ユニットなのよ。これなら無補給でどこまでもいけるわよ」
アカネの外見が新幹線の先頭車両のようだと例えたが、それが十両編成になっていた。
それぞれの車両が魔導核ユニット、つまり、補助燃料タンクだ。
「しかも、アカネは最高巡航速度がワープ10。理論上五分でシリウス皇国から帝国のアンタレスまでいけるわよ」
「理論上は、なんだ」
「そりゃそうよ。緊急航行だって許可されているのはワープ8までよ。ワープ10で航行したら周りにどんな被害が出るかわからないわ」
そういえば、緊急船舶通過の衝撃で死にかけたっけ。
「成る程、よくわかった」
「あの、そうなると、もうステーションには寄らないのでしょうか?」
リリスが心配そうに尋ねてきた。
ハルクは俺が充填すれば済むので、ステーションに立ち寄る必要はない。
「曳航している帝国に軍艦に魔力を充填する必要があるから、ステーションはこの先も寄るわよ」
「そうですか、寄るんですか。よかった」
「リリスさん、ステーションに何かあるの?」
「いえ、初めてなので、色々見られるのは嬉しいかなっと」
リリス、それは、色々食べられる。の間違いだろ。見栄をはるな。
「そうなの。まあ、初めてだし、そんなものかしらね……」
「はい」
ステファ、騙されてるぞ。
ステファが、リリスを大食いキャラだと認識するのは、いつになることだろう。
現在通過中のエリアNEは連邦の領域になる。
連邦は、エリアNEのアルデバラン星系を中心に、エリアEのエルナト星系、セクション2のベテルギウス星系及びリゲル星系からなっている。
俺たちがいるのはエリアNEだが、アルデバラン星からは離れた辺境になる。このままアルデバラン星に近付くことなく、辺境を通ってゲート2に向かう。
辺境とはいえ、エリアNEの辺境である。更に辺境のセクション4とは違う。
ブリッジのスクリーンに映る景色こそ然程変わらないが、航行レーダーに映る宇宙船の数は桁違いに多い。
セレストの周りなど、一隻もいなかったからな。
しかも、高速航路である。ワープ4の百倍速いワープ6で航行することになる。速いこと速いこと。
それでも、ゲート2までは五日かかる。
速度も速いが魔力の消費も早い。
軍艦であってもワープ6で一日航行すれば、魔力は底をついてしまう。
当然、どこかで魔力を充填しなければならない。
その点、ハルクは、俺が航行中に魔力を充填できるので、ノンストップで航行可能だ。
だからといって、今回は俺たちだけ先に行くわけにも行かない。
そのため、魔力を充填するために、軍艦がステーションに寄るのに合わせて、俺たちもそこに寄ることになる。
「ステーションはドックとは違うのか?」
「ドックは船の修理や整備が主目的。ステーションは魔力の充填が主目的」
「ステーションは観光や商売で移動中の人もいるから、ドックより賑やかよ」
チハルの回答に、ステファが補足して教えてくれる。
「賑やかなのか……」
イメージ的には高速道路のサービスエリアだろうか、見た目は宇宙に浮かぶ蜂の巣みたいだが。
中に入って見ると、まんま、サービスエリアだな。ウエスタン調のドックとは大違いだ。
沢山の人で賑わっていた。
「リリス、折角だから何か食べるか?」
「そうですね。そうしましょう」
さっきから、キョロキョロと落ち着きがないリリスにそう声をかければ、大喜びで、満面の笑みで答えが返ってきた。
「それじゃあ、何を食べようか?」
「あちらから順番にいきましょう」
順番にって、全部食べる気なのか……。
「お姉さまは相変わらずですね」
聖女が呆れている。
「それじゃあ、みんなで別々の物を買って分け合いながら食べましょうよ」
「え、ステファさん、分け合うんですか?」
「あれ? 駄目でしたか」
「いえ、そんなことありません。みんなで分け合いましょう」
ステファはリリスが大食いキャラだと知らなかったな。
リリス、そんな残念そうな顔をするな。リリスには多目に分けてやるから。
みんなで食事をした後は、お土産を見ながら時間を潰す。
一時間もすれば充填完了だ。
俺が充填すると十時間かかるのに、早いな。と思ったら、充填済みの物と魔導核自体を交換するのだそうだ。
そりゃあ早く済むわけだ。
ただ、普通に充填する場合に比べて割高になるようだ。
ここでは、普通に充填することもできる。
俺は急いでいるわけではないが、軍としてはのんびりもしていられないのだろう。
お土産コーナーに奇麗な石があったので、リリスに聞いてみた。
「リリス、この石奇麗だな」
「そうですね。それより、向こうにお菓子の詰め合わせが売っていましたよ」
「……じゃあ、そっちに行くか」
「はい!」
リリスには宝石よりも団子のようだ。
その後、お菓子を大量に買い、リリスはほくほく顔だ。
そろそろ、時間になるので船に戻ろうとしたところで、仮設のステージで何か始まるようだ。
「何かしら?」
「えーと、猫耳カルテット、ミニライブ。だってさ」
「まあ、獣人による演奏会ですか!」
「演奏会というより、歌って踊る、アイドルじゃないかな」
「アイドル? ですか」
「まだ少し時間があるし、見てみようか」
「いいんですか?」
「時間までならね」
リリスが、関心がありそうなので、時間まで見ていることにした。
「お待たせしましたニャン! 私がリーダのミケにゃん」
「今日は楽しんでいってくださいニャン。私がサブリーダーのニヤにゃん」
「時間一杯歌っちゃいますからねニャン。私が影のリーダーのタマにゃん」
「「「三人揃って、猫耳カルテットにゃん!!」」」
「セイヤ様、三人なのにカルテットなのですね?」
「新人みたいだし、これからメンバーが増えるんじゃないか」
「そうですかね。でも、なぜ、メイド服なのでしょうね?」
「それは、需要があるから……かな?」
「需要ですか?」
リリスが訝しげな顔でこちらを見ます。
「あ、ほら。歌が始まるらしいぞ」
俺は、慌てて話をそらす。
「それでは、聞いてくださいニャン」
「私たちのデビュー曲」
「それでもおやつはカツオぶしがいいニャン!」
「にゃにゃにゃんにゃん。にゃにゃにゃんにゃん」
「にゃにゃにゃ、にゃにゃにゃ」
「にゃにゃにゃんにゃあ」
歌が始まったが、どうも微妙な歌だ。
ダンスもまだどことなくぎこちない。もっと練習した方がいいだろう。
それでも、リリスは気に入った様で一緒に手拍子をしている。
一曲終わったところでリリスに声をかける。
「リリス、そろそろ時間だ。行こう」
「もう時間ですか……。残念です。またの機会があればいいのですが」
「映像の配信があるかもしれないから、後で探してみよう」
「本当ですか! ありがとうございます」
「それじゃあ行くよ」
「はい」
後ろ髪を引かれているリリスを連れて、俺は船に戻ったのだった。
艦への魔力充填は終わっており、無事ステーションを出発したが、シリウス皇国の軍艦であるアカネを見て驚いた。
「凄いでしょ!」
ステファがドヤ顔で俺に言った。
「確かに凄いな。あれはなんだ?」
「一つ一つが魔導核ユニットなのよ。これなら無補給でどこまでもいけるわよ」
アカネの外見が新幹線の先頭車両のようだと例えたが、それが十両編成になっていた。
それぞれの車両が魔導核ユニット、つまり、補助燃料タンクだ。
「しかも、アカネは最高巡航速度がワープ10。理論上五分でシリウス皇国から帝国のアンタレスまでいけるわよ」
「理論上は、なんだ」
「そりゃそうよ。緊急航行だって許可されているのはワープ8までよ。ワープ10で航行したら周りにどんな被害が出るかわからないわ」
そういえば、緊急船舶通過の衝撃で死にかけたっけ。
「成る程、よくわかった」
「あの、そうなると、もうステーションには寄らないのでしょうか?」
リリスが心配そうに尋ねてきた。
ハルクは俺が充填すれば済むので、ステーションに立ち寄る必要はない。
「曳航している帝国に軍艦に魔力を充填する必要があるから、ステーションはこの先も寄るわよ」
「そうですか、寄るんですか。よかった」
「リリスさん、ステーションに何かあるの?」
「いえ、初めてなので、色々見られるのは嬉しいかなっと」
リリス、それは、色々食べられる。の間違いだろ。見栄をはるな。
「そうなの。まあ、初めてだし、そんなものかしらね……」
「はい」
ステファ、騙されてるぞ。
ステファが、リリスを大食いキャラだと認識するのは、いつになることだろう。
0
お気に入りに追加
37
あなたにおすすめの小説
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
【完結済み】VRゲームで遊んでいたら、謎の微笑み冒険者に捕獲されましたがイロイロおかしいです。<長編>
BBやっこ
SF
会社に、VRゲーム休があってゲームをしていた私。
自身の店でエンチャント付き魔道具の売れ行きもなかなか好調で。なかなか充実しているゲームライフ。
招待イベで魔術士として、冒険者の仕事を受けていた。『ミッションは王族を守れ』
同僚も招待され、大規模なイベントとなっていた。ランダムで配置された場所で敵を倒すお仕事だったのだが?
電脳神、カプセル。精神を異世界へ送るって映画の話ですか?!
魔境へ追放された公爵令息のチート領地開拓 〜動く屋敷でもふもふ達とスローライフ!〜
西園寺若葉
ファンタジー
公爵家に生まれたエリクは転生者である。
4歳の頃、前世の記憶が戻って以降、知識無双していた彼は気づいたら不自由極まりない生活を送るようになっていた。
そんな彼はある日、追放される。
「よっし。やっと追放だ。」
自由を手に入れたぶっ飛んび少年エリクが、ドラゴンやフェンリルたちと気ままに旅先を決めるという物語。
- この話はフィクションです。
- カクヨム様でも連載しています。
侍と忍者の記憶を持ったまま転生した俺は、居合と忍法を組み合わせた全く新しいスキル『居合忍法』で無双し異世界で成り上がる!
空地大乃
ファンタジー
かつてサムライとニンジャという理由で仲間に裏切られ殺された男がいた。そして彼は三度目の人生で『サムジャ』という天職を授かる。しかし刀や手裏剣を持たないと役に立たないとされる二つの天職を合わせたサムジャは不遇職として扱われ皆から馬鹿にされ冷遇されることとなる。しかし彼が手にした天職はニンジャとサムライの長所のみを引き継いた最強の天職だった。サムライの居合とニンジャの忍法を合わせた究極の居合忍法でかつて自分を追放し殺した勇者や賢者の剣術や魔法を上回る刀業と忍法を手にすることとなり、これまでの不遇な人生を一変させ最強への道を突き進む。だが彼は知らなかった。かつてサムライやニンジャであった自分を殺した賢者や勇者がその後どんどんと落ちぶれていったことを。そしてその子孫が逆恨みで彼にちょっかいをかけ返り討ちにあってしまう未来が待っていることを――
【完結】4人の令嬢とその婚約者達
cc.
恋愛
仲の良い4人の令嬢には、それぞれ幼い頃から決められた婚約者がいた。
優れた才能を持つ婚約者達は、騎士団に入り活躍をみせると、その評判は瞬く間に広まっていく。
年に、数回だけ行われる婚約者との交流も活躍すればする程、回数は減り気がつけばもう数年以上もお互い顔を合わせていなかった。
そんな中、4人の令嬢が街にお忍びで遊びに来たある日…
有名な娼館の前で話している男女数組を見かける。
真昼間から、騎士団の制服で娼館に来ているなんて…
呆れていると、そのうちの1人…
いや、もう1人…
あれ、あと2人も…
まさかの、自分たちの婚約者であった。
貴方達が、好き勝手するならば、私達も自由に生きたい!
そう決意した4人の令嬢の、我慢をやめたお話である。
*20話完結予定です。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる