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第一部 帰還編
第36話 新しい船内
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宇宙船ハルク1000Dは順調にワープ4でセレストを目指して航行している。
昨夜は買っておいた焼肉弁当を食べて船長室のベッドで寝た。
チハルには同じ層の高級船員室を利用させている。
「キャプテン、朝、目覚めの時間」
チハルが起こしに来たようだ。
行きには寂しく一人で寝起きしていたのに、帰りは美少女に起こしてもらえるとは、行きと帰りでは大違いである。
つくづくチハルを買って良かったと思う。
「既に起きてた?」
「ああ、今起きたところだ」
「朝食を用意した。ここで食べる?」
「そうだな。朝食はここでいいか」
どうせシェイクだからな。寝ながらでも構わない。
「このテーブルに用意する」
チハルが二人分の、パンケーキとスクランブルエッグ、サラダとスープを用意する。
えっ? シェイクじゃない!
「おい、これはどうしたんだ?」
「パンケーキは嫌い?」
「いや、嫌いじゃないが、それより、これはどこからでてきたんだ。まさか、チハルが作ったのか?」
「私の手作りではない。フードディスペンサーから出した」
「フードディスペンサーから出てくるのは、シェイク状の物ばかりではないのか?」
「何年前の話? 今は普通に出てくる」
「そうだったのか……」
そうか、フードディスペンサーもバージョンアップしたのか。これで十日間シェイク漬けにならないで済む。
技術の進歩に万歳である。
朝食を美味しくいただいた後、今日は何をしようか考える。
船内のシステムが新しくなったと言われて、デルタのことだと思っていたが、フードディスペンサーもバージョンアップしていた。
他にも何か新しくなっているだろうか?
「デルタ、船内で新しくなったところを案内してくれ」
『了解しました。チハルに案内をさせます』
「じゃあ、チハル、よろしく頼むわ」
「任せて」
メンテナンス前はマーカーで案内されていたが、チハルと連携が取れるため、チハルが案内してくれるようだ。
「ここから一番近いのは医務室」
「では行ってみるか」
船長室から、ブリッジを挟んだ反対側に医務室はある。
前には場所を確認しただけで、中まではよく見ていなかった。
見たところは、学校の保健室といった感じだが、見慣れない機械もいくつかあった。
「これは何だい?」
昔の、最初期の携帯電話のような機械があったのでチハルに聞いてみた。
「診断機。これを当てると病気や怪我の具合がわかる」
チハルは、携帯電話のような診断機の受話器に似た部分を本体から切り離して俺に見せた。
「へー。当てるだけでわかるんだ」
「試してみる」
チハルが俺に受話器を押し当てた。
「中性脂肪と尿酸値が高い。運動不足。トレーニングをお勧めする」
長いこと引き篭りだったからな。
そういえばトレーニング室もあったな。少しは体を鍛えるか。
「トレーニング室にも新しい装置が入った」
「そうなんだ、後で行ってみよう」
前はただにエアロビクスをやるようなフロアーだったが、エクササイズマシンでも入ったか。
「ところで、この自動販売機みたいなのは何だ?」
一見、フードディスペンサーと同じ感じだが、微妙に違う。
「薬の調合機。魔力で薬を合成できる」
「ポーションができたりするのか?」
「できる。魔力を大量に使うが、エリクサーも合成可能」
「エリクサーも作れるのか! それは凄いな」
魔力は俺が充填すればただだからな。これだけでも、ぼろ儲けができるじゃないか?
「次はトレーニング室に行く」
一つ層を上がり、トレーニング室に入ると、そこは前と同じようなフロアーだった。エクササイズマシンなどは見当たらない。
「どこが新しくなったんだ? 新しい装置が入ったと言ってなかったか?」
「言った。試してみる」
「試すって。ウォ。急に体が重くなったぞ」
「重力を二倍にした」
「二倍って、こんなにきついのか」
「最大十倍まで設定可能」
「十倍なんて、死ぬから。やめて」
人工重力の発生装置が新たに設置されたのか。
あれ、でも船全体に重力が発生してるよな。違う物なのか?
「船全体の重力を発生させている物とは違うのか」
「原理は同じ、最大出力が違う。普通、二倍も出せない」
「なるほど、この部屋だけ特別製なんだ」
しかしエクササイズマシンも欲しいところだったな。
セレストにはなかったが、宇宙にもないのか?
「エクササイズマシンはないのか?」
「現在、積んではいない」
物自体はあるんだな。
「必要なら作ればいい」
「簡単には作れないだろ」
「工作室がある」
「そういえば、そんな所もあったな」
「次に工作室に行ってみる」
工作室は第二層にある。
ここには弾薬庫などもあり、物騒なのであまり来たくなかった。
「ここが工作室。作りたい物のデータを入れると物ができる」
何だろうこれ。どこかで見たことがあるような。
「試しに何か作ってみる」
「じゃあ、エクササイズマシンを」
「このパネルからデータ入れる。既にデータがある物は、一覧から選ぶことも可能」
「えーと、これでいいかな」
俺は、簡単そうな腹筋台を選んでみた。
何やら、機械が前後左右に動きながら形を作っていく。
そうか、これは、巨大な3Dプリンターだな。
五分もすると腹筋台が完成した。
「魚雷もこれで作成する」
弾薬庫にあった魚雷はこれで作成したものか。
「作成時間は、一発二時間。当然魔力を消費する」
まあ、魚雷はできれば使いたくないが、知っておくのは大事だよな。
「そうすると、これで剣なんかもできるんだ」
「できる。ただ性能は落ちる」
「そうか。そうだよな。そうでないと、武器屋が潰れるもんな」
「それに、普通に作った方がコストが安い」
この魔導3Dプリンターで作るには魔力が必要で、普通は魔力はただではないから、その方が高くつくのか。
魔力が使い放題の俺って、金のなる木だな。
これは、他の人に知られないように注意しないと。
知られないようにで、思い出した。
「そういえば、ブラックボックスがあるって話だけど、詳しいことはわかるか?」
「その情報には、船長権限ではアクセスできない」
「やっぱりそうなのか……」
気になるが仕方がない。
こんな調子で、二日目はチハルと船内を見て回って過ごした。一人で見て回るのと違って楽しかった。
いや、一人で回った時も初めてで、ドキドキして、楽しかったけれど。
昨夜は買っておいた焼肉弁当を食べて船長室のベッドで寝た。
チハルには同じ層の高級船員室を利用させている。
「キャプテン、朝、目覚めの時間」
チハルが起こしに来たようだ。
行きには寂しく一人で寝起きしていたのに、帰りは美少女に起こしてもらえるとは、行きと帰りでは大違いである。
つくづくチハルを買って良かったと思う。
「既に起きてた?」
「ああ、今起きたところだ」
「朝食を用意した。ここで食べる?」
「そうだな。朝食はここでいいか」
どうせシェイクだからな。寝ながらでも構わない。
「このテーブルに用意する」
チハルが二人分の、パンケーキとスクランブルエッグ、サラダとスープを用意する。
えっ? シェイクじゃない!
「おい、これはどうしたんだ?」
「パンケーキは嫌い?」
「いや、嫌いじゃないが、それより、これはどこからでてきたんだ。まさか、チハルが作ったのか?」
「私の手作りではない。フードディスペンサーから出した」
「フードディスペンサーから出てくるのは、シェイク状の物ばかりではないのか?」
「何年前の話? 今は普通に出てくる」
「そうだったのか……」
そうか、フードディスペンサーもバージョンアップしたのか。これで十日間シェイク漬けにならないで済む。
技術の進歩に万歳である。
朝食を美味しくいただいた後、今日は何をしようか考える。
船内のシステムが新しくなったと言われて、デルタのことだと思っていたが、フードディスペンサーもバージョンアップしていた。
他にも何か新しくなっているだろうか?
「デルタ、船内で新しくなったところを案内してくれ」
『了解しました。チハルに案内をさせます』
「じゃあ、チハル、よろしく頼むわ」
「任せて」
メンテナンス前はマーカーで案内されていたが、チハルと連携が取れるため、チハルが案内してくれるようだ。
「ここから一番近いのは医務室」
「では行ってみるか」
船長室から、ブリッジを挟んだ反対側に医務室はある。
前には場所を確認しただけで、中まではよく見ていなかった。
見たところは、学校の保健室といった感じだが、見慣れない機械もいくつかあった。
「これは何だい?」
昔の、最初期の携帯電話のような機械があったのでチハルに聞いてみた。
「診断機。これを当てると病気や怪我の具合がわかる」
チハルは、携帯電話のような診断機の受話器に似た部分を本体から切り離して俺に見せた。
「へー。当てるだけでわかるんだ」
「試してみる」
チハルが俺に受話器を押し当てた。
「中性脂肪と尿酸値が高い。運動不足。トレーニングをお勧めする」
長いこと引き篭りだったからな。
そういえばトレーニング室もあったな。少しは体を鍛えるか。
「トレーニング室にも新しい装置が入った」
「そうなんだ、後で行ってみよう」
前はただにエアロビクスをやるようなフロアーだったが、エクササイズマシンでも入ったか。
「ところで、この自動販売機みたいなのは何だ?」
一見、フードディスペンサーと同じ感じだが、微妙に違う。
「薬の調合機。魔力で薬を合成できる」
「ポーションができたりするのか?」
「できる。魔力を大量に使うが、エリクサーも合成可能」
「エリクサーも作れるのか! それは凄いな」
魔力は俺が充填すればただだからな。これだけでも、ぼろ儲けができるじゃないか?
「次はトレーニング室に行く」
一つ層を上がり、トレーニング室に入ると、そこは前と同じようなフロアーだった。エクササイズマシンなどは見当たらない。
「どこが新しくなったんだ? 新しい装置が入ったと言ってなかったか?」
「言った。試してみる」
「試すって。ウォ。急に体が重くなったぞ」
「重力を二倍にした」
「二倍って、こんなにきついのか」
「最大十倍まで設定可能」
「十倍なんて、死ぬから。やめて」
人工重力の発生装置が新たに設置されたのか。
あれ、でも船全体に重力が発生してるよな。違う物なのか?
「船全体の重力を発生させている物とは違うのか」
「原理は同じ、最大出力が違う。普通、二倍も出せない」
「なるほど、この部屋だけ特別製なんだ」
しかしエクササイズマシンも欲しいところだったな。
セレストにはなかったが、宇宙にもないのか?
「エクササイズマシンはないのか?」
「現在、積んではいない」
物自体はあるんだな。
「必要なら作ればいい」
「簡単には作れないだろ」
「工作室がある」
「そういえば、そんな所もあったな」
「次に工作室に行ってみる」
工作室は第二層にある。
ここには弾薬庫などもあり、物騒なのであまり来たくなかった。
「ここが工作室。作りたい物のデータを入れると物ができる」
何だろうこれ。どこかで見たことがあるような。
「試しに何か作ってみる」
「じゃあ、エクササイズマシンを」
「このパネルからデータ入れる。既にデータがある物は、一覧から選ぶことも可能」
「えーと、これでいいかな」
俺は、簡単そうな腹筋台を選んでみた。
何やら、機械が前後左右に動きながら形を作っていく。
そうか、これは、巨大な3Dプリンターだな。
五分もすると腹筋台が完成した。
「魚雷もこれで作成する」
弾薬庫にあった魚雷はこれで作成したものか。
「作成時間は、一発二時間。当然魔力を消費する」
まあ、魚雷はできれば使いたくないが、知っておくのは大事だよな。
「そうすると、これで剣なんかもできるんだ」
「できる。ただ性能は落ちる」
「そうか。そうだよな。そうでないと、武器屋が潰れるもんな」
「それに、普通に作った方がコストが安い」
この魔導3Dプリンターで作るには魔力が必要で、普通は魔力はただではないから、その方が高くつくのか。
魔力が使い放題の俺って、金のなる木だな。
これは、他の人に知られないように注意しないと。
知られないようにで、思い出した。
「そういえば、ブラックボックスがあるって話だけど、詳しいことはわかるか?」
「その情報には、船長権限ではアクセスできない」
「やっぱりそうなのか……」
気になるが仕方がない。
こんな調子で、二日目はチハルと船内を見て回って過ごした。一人で見て回るのと違って楽しかった。
いや、一人で回った時も初めてで、ドキドキして、楽しかったけれど。
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