32 / 167
第一部 ライセンス取得編
第32話 追試
しおりを挟む
救助されて、ドックに戻った俺は、航宙管理局に連行され事情聴取をされることになった。
俺は、嘘偽りなく、ありのままを客観的に全て話した。
船の記録とも照合され、齟齬がないことが確認されると、無罪放免となった。
ライセンスのほうは、明日、筆記試験の追試に合格すればもらえるとのことである。
航宙管理局から出ると、チハルが待っていた。
「心配した」
「すまなかった」
「怪我はない?」
「大丈夫だ、怪我はしていない」
「見せて」
チハルは俺の手を取ると、腕輪を確認している。
「魔力が切れてる」
「え? 別に襲われてないけど」
「でも、防御シールドが使われた」
「ああ、衝撃波で船が破損した時か……」
あの時、これが守ってくれていたのか。
それで、男爵令嬢は死にかけていたのに、俺は無事だったのか。
「キャプテンが心配、これからは、片時も離れない」
「片時もって、それはちょっと」
「離れない!」
チハルが俺の腕にしがみ付く。
「はいはい。わかりました」
「わかればいい」
「それじゃあホテルに行くか」
ホテルに着くと、チハルがホテルのコンセントから、俺の腕輪に魔力の充填を始めた。
そっちはチハルに任せて、俺は一日ぶりにホテルでゆっくりと寝た。
昨日の晩は、チハルは一人で心細かっただろうと、申し訳ない気持ちが湧いてくる。
チハルが、片時も離れないと言った言葉に胸を打たれた。
これからは一人ぼっちにさせてはいけないな。極力一緒にいよう。
ふと、過去にもこんな誓いをしなかっただろうかと思い起こす。
そうだ、前はリリスとしたんだ。
誓いを守れてないな……。
リリスはきっと心配しているだろう。戻ったら、誓いを果たそう。
翌日、俺は筆記試験の追試を受け、無事合格、宇宙船のライセンスを取得した。
追試には男爵令嬢の姿は見られなかった。
まだ、事情聴取をされているのか? それとも、ライセンス取得を諦めたか?
まあ、俺が心配することではない。
「キャプテン、ライセンス取得、おめでとうございます」
試験会場の入り口にチハルが待っていて、早速、お祝いされた。
「ありがとう。これで堂々とキャプテンと名乗れるよ」
俺はキャプテンセイヤ。おお、なんか、いいね。
「キャプテン?」
「いや、なんでもない」
一瞬トリップしていたようだ。
「それじゃあ、お昼を食べたらギルドに登録に行く」
「了解」
食事に行こうとしたら見知った顔の二人がやって来た。
「セイヤ、無事だったか」
「聞いたわよ。大変だったわね」
カイトとステファである。
「わざわざ心配して来てくれたのか。わるいな」
「当然だろ。一週間とはいえ、一緒にやってきた仲じゃないか」
「それで、試験はどうだったの?」
「合格して、ちゃんとライセンスも手に入れたよ」
「そう。よかったわね」
「そういえば、男爵令嬢は?」
「来てなかったな」
「そうか。やっぱり帝国に送り返されたのかな」
「そうなのか?」
「そんな噂があるだけよ」
まあ、二度と会いたくないのでどうでもいい。
「これからお昼に行くところなんだが、二人も一緒にどうだ」
「お、いいね。お前の奢りか?」
「そこは、生還を祝ってそっちが奢るべきだろう」
「チハルちゃんは、一緒でも構わない」
「ステファなら構わない」
「そう。じゃあよろしくね」
「え、俺は。俺も一緒でいいよね」
「キャプテンが許可したなら我慢する」
「えー。ステファと随分対応が違うじゃないか」
あ、最初にチハルと相談すべきだったか。次からは気をつけよう。
「チハル、二人が一緒でもいいだろ」
「構わない」
「ということで、カイトも一緒で大丈夫だぞ」
「へいへい。それで、どこに行く」
「ファミレスでいいんじゃないか」
「私はいいわよ」
「構わない」
「それじゃあ、ファミレスということで」
ファミレスに着いた俺たちは、それぞれ好きなものを注文する。
「俺はハンバーグの目玉焼き乗せでいいか。チハルはどうする?」
「お子様ランチ」
「チハルちゃん、お子様ランチは子供しか頼めないのよ」
「年齢制限七歳と書いてあるな」
チハルは幼く見えるが流石に七歳には見えない。十四歳前後といったところだ。
「問題ない。ゼロ歳」
「そういえば、培養槽から出て数ヶ月と言っていたな……」
「アンドロイドって、そこから年齢を数えるのか?」
「いや、俺は知らんが」
「チハルちゃんがそう言ってるならそうなんじゃない」
結局、注文の時、年齢について聞かれることはなく、チハルはお子様ランチを頼むことができた。
嬉しそうにチキンライスをスプーンで掬って食べている。
気のせいか、ステファのお子様ランチを見る目が羨ましそうだ。
そんなステファは、サンドウィッチだ。
あれで、足りるのだろうか。
リリスの食べっぷりを思い出すと、とても足りるとは思えない。
「セイヤ、何見てるのよ」
「いや、それで足りるのかなっと」
「女の子は皆んなこんなもんよ」
「そうなのか?」
リリスが標準的でない可能性は十分にあり得る。
「そうよ。ところで、セイヤはこれからどうするの?」
「これから? ギルドに行って加入申請だな」
「てことは、宇宙船を使った個人事業主?」
「セイヤは既に宇宙船持ちだもんな。羨ましいよ」
「借金があるから、それを返さないといけないからな」
「そうなのか。それは大変だな」
「じゃあ、直ぐに仕事を始めるの?」
「いや、明日宇宙船のメンテナンスが終わったら、一度田舎に帰るよ。家族が心配してると思うし」
「そうなんだ。私も行ってみたいな」
「何もない田舎だから、行っても面白くないよ」
「そうなの。残念」
「大体、ステファはそんなことしててもいいのか?」
「私は、一人旅で、あちこち転々としている身だから」
「そうだったのか」
「それは羨ましい気もするけど、俺は堅実に働いて、新しい宇宙船を買うんだ」
「仕事は決まってるのか?」
「いや、これから」
「まあ、頑張れ」
俺はカイトの肩を叩く。
「大丈夫さ。そのために宇宙船のライセンスもとったんだしな」
「そうね。いいところに就職できるといいわね」
「就職できたら連絡くれよ」
「そうだな。そうするよ」
宇宙船で仕事をすることになれば、また会う機会もあるだろう。
名残惜しいが、レストランで二人と別れ、俺はチハルとギルドに向かうことにした。
俺は、嘘偽りなく、ありのままを客観的に全て話した。
船の記録とも照合され、齟齬がないことが確認されると、無罪放免となった。
ライセンスのほうは、明日、筆記試験の追試に合格すればもらえるとのことである。
航宙管理局から出ると、チハルが待っていた。
「心配した」
「すまなかった」
「怪我はない?」
「大丈夫だ、怪我はしていない」
「見せて」
チハルは俺の手を取ると、腕輪を確認している。
「魔力が切れてる」
「え? 別に襲われてないけど」
「でも、防御シールドが使われた」
「ああ、衝撃波で船が破損した時か……」
あの時、これが守ってくれていたのか。
それで、男爵令嬢は死にかけていたのに、俺は無事だったのか。
「キャプテンが心配、これからは、片時も離れない」
「片時もって、それはちょっと」
「離れない!」
チハルが俺の腕にしがみ付く。
「はいはい。わかりました」
「わかればいい」
「それじゃあホテルに行くか」
ホテルに着くと、チハルがホテルのコンセントから、俺の腕輪に魔力の充填を始めた。
そっちはチハルに任せて、俺は一日ぶりにホテルでゆっくりと寝た。
昨日の晩は、チハルは一人で心細かっただろうと、申し訳ない気持ちが湧いてくる。
チハルが、片時も離れないと言った言葉に胸を打たれた。
これからは一人ぼっちにさせてはいけないな。極力一緒にいよう。
ふと、過去にもこんな誓いをしなかっただろうかと思い起こす。
そうだ、前はリリスとしたんだ。
誓いを守れてないな……。
リリスはきっと心配しているだろう。戻ったら、誓いを果たそう。
翌日、俺は筆記試験の追試を受け、無事合格、宇宙船のライセンスを取得した。
追試には男爵令嬢の姿は見られなかった。
まだ、事情聴取をされているのか? それとも、ライセンス取得を諦めたか?
まあ、俺が心配することではない。
「キャプテン、ライセンス取得、おめでとうございます」
試験会場の入り口にチハルが待っていて、早速、お祝いされた。
「ありがとう。これで堂々とキャプテンと名乗れるよ」
俺はキャプテンセイヤ。おお、なんか、いいね。
「キャプテン?」
「いや、なんでもない」
一瞬トリップしていたようだ。
「それじゃあ、お昼を食べたらギルドに登録に行く」
「了解」
食事に行こうとしたら見知った顔の二人がやって来た。
「セイヤ、無事だったか」
「聞いたわよ。大変だったわね」
カイトとステファである。
「わざわざ心配して来てくれたのか。わるいな」
「当然だろ。一週間とはいえ、一緒にやってきた仲じゃないか」
「それで、試験はどうだったの?」
「合格して、ちゃんとライセンスも手に入れたよ」
「そう。よかったわね」
「そういえば、男爵令嬢は?」
「来てなかったな」
「そうか。やっぱり帝国に送り返されたのかな」
「そうなのか?」
「そんな噂があるだけよ」
まあ、二度と会いたくないのでどうでもいい。
「これからお昼に行くところなんだが、二人も一緒にどうだ」
「お、いいね。お前の奢りか?」
「そこは、生還を祝ってそっちが奢るべきだろう」
「チハルちゃんは、一緒でも構わない」
「ステファなら構わない」
「そう。じゃあよろしくね」
「え、俺は。俺も一緒でいいよね」
「キャプテンが許可したなら我慢する」
「えー。ステファと随分対応が違うじゃないか」
あ、最初にチハルと相談すべきだったか。次からは気をつけよう。
「チハル、二人が一緒でもいいだろ」
「構わない」
「ということで、カイトも一緒で大丈夫だぞ」
「へいへい。それで、どこに行く」
「ファミレスでいいんじゃないか」
「私はいいわよ」
「構わない」
「それじゃあ、ファミレスということで」
ファミレスに着いた俺たちは、それぞれ好きなものを注文する。
「俺はハンバーグの目玉焼き乗せでいいか。チハルはどうする?」
「お子様ランチ」
「チハルちゃん、お子様ランチは子供しか頼めないのよ」
「年齢制限七歳と書いてあるな」
チハルは幼く見えるが流石に七歳には見えない。十四歳前後といったところだ。
「問題ない。ゼロ歳」
「そういえば、培養槽から出て数ヶ月と言っていたな……」
「アンドロイドって、そこから年齢を数えるのか?」
「いや、俺は知らんが」
「チハルちゃんがそう言ってるならそうなんじゃない」
結局、注文の時、年齢について聞かれることはなく、チハルはお子様ランチを頼むことができた。
嬉しそうにチキンライスをスプーンで掬って食べている。
気のせいか、ステファのお子様ランチを見る目が羨ましそうだ。
そんなステファは、サンドウィッチだ。
あれで、足りるのだろうか。
リリスの食べっぷりを思い出すと、とても足りるとは思えない。
「セイヤ、何見てるのよ」
「いや、それで足りるのかなっと」
「女の子は皆んなこんなもんよ」
「そうなのか?」
リリスが標準的でない可能性は十分にあり得る。
「そうよ。ところで、セイヤはこれからどうするの?」
「これから? ギルドに行って加入申請だな」
「てことは、宇宙船を使った個人事業主?」
「セイヤは既に宇宙船持ちだもんな。羨ましいよ」
「借金があるから、それを返さないといけないからな」
「そうなのか。それは大変だな」
「じゃあ、直ぐに仕事を始めるの?」
「いや、明日宇宙船のメンテナンスが終わったら、一度田舎に帰るよ。家族が心配してると思うし」
「そうなんだ。私も行ってみたいな」
「何もない田舎だから、行っても面白くないよ」
「そうなの。残念」
「大体、ステファはそんなことしててもいいのか?」
「私は、一人旅で、あちこち転々としている身だから」
「そうだったのか」
「それは羨ましい気もするけど、俺は堅実に働いて、新しい宇宙船を買うんだ」
「仕事は決まってるのか?」
「いや、これから」
「まあ、頑張れ」
俺はカイトの肩を叩く。
「大丈夫さ。そのために宇宙船のライセンスもとったんだしな」
「そうね。いいところに就職できるといいわね」
「就職できたら連絡くれよ」
「そうだな。そうするよ」
宇宙船で仕事をすることになれば、また会う機会もあるだろう。
名残惜しいが、レストランで二人と別れ、俺はチハルとギルドに向かうことにした。
0
お気に入りに追加
37
あなたにおすすめの小説
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
転生してテイマーになった僕の異世界冒険譚
ノデミチ
ファンタジー
田中六朗、18歳。
原因不明の発熱が続き、ほぼ寝たきりの生活。結果死亡。
気が付けば異世界。10歳の少年に!
女神が現れ話を聞くと、六朗は本来、この異世界ルーセリアに生まれるはずが、間違えて地球に生まれてしまったとの事。莫大な魔力を持ったが為に、地球では使う事が出来ず魔力過多で燃え尽きてしまったらしい。
お詫びの転生ということで、病気にならないチートな身体と莫大な魔力を授かり、「この世界では思う存分人生を楽しんでください」と。
寝たきりだった六朗は、ライトノベルやゲームが大好き。今、自分がその世界にいる!
勇者? 王様? 何になる? ライトノベルで好きだった「魔物使い=モンスターテイマー」をやってみよう!
六朗=ロックと名乗り、チートな身体と莫大な魔力で異世界を自由に生きる!
カクヨムでも公開しました。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
元公務員が異世界転生して辺境の勇者になったけど魔獣が13倍出現するブラック地区だから共生を目指すことにした
まどぎわ
ファンタジー
激務で倒れ、そのまま死んだ役所職員。
生まれ変わった世界は、魔獣に怯える国民を守るために勇者が活躍するファンタジーの世界だった。
前世の記憶を有したままチート状態で勇者になったが、担当する街は魔獣の出現が他よりも遥かに多いブラック地区。これは出現する魔獣が悪いのか、通報してくる街の住人が悪いのか……穏やかに寿命を真っ当するため、仕事はそんなに頑張らない。勇者は今日も、魔獣と、市民と、共生を目指す。
3点スキルと食事転生。食いしん坊の幸福無双。〜メシ作るために、貰ったスキル、完全に戦闘狂向き〜
西園寺わかば🌱
ファンタジー
伯爵家の当主と側室の子であるリアムは転生者である。
転生した時に、目立たないから大丈夫と貰ったスキルが、転生して直後、ひょんなことから1番知られてはいけない人にバレてしまう。
- 週間最高ランキング:総合297位
- ゲス要素があります。
- この話はフィクションです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
二つの異世界物語 ~時空の迷子とアルタミルの娘
サクラ近衛将監
ファンタジー
一つは幼い子供が時空の迷子になって数奇な運命に導かれながら育む恋と冒険の異世界での物語、今一つは宇宙船で出会った男女の異世界での物語。
地球では無いそれぞれ異なる二つの世界での物語の主人公たちがいずれ出あうことになる。
チートはあるけれど神様から与えられたものではありません。
*月曜日と木曜日の0時に投稿したいと考えています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる