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第一章
第38話 創世の迷宮
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エルファンド神聖王国第二王子の13歳の祝賀会に出席した6日後、私たち5人は創世の迷宮の最深部、24階層にあるレンガ造りの部屋で、扉の前に立っていた。
そう、私たちは5人、私、シリー、リココ、ここまではいい。後の二人は、元家庭教師と第一王子だった。
何であんた達ついてきているのよ!
「殿下、この先何があるかわかりません。危険ですから戻られた方がよろしいかと」
「何を言っている。エリー。折角ここまで来たのだ、最後まで見届けるぞ。なあ、ニコラス」
「そうですよ。イライザお嬢様。ここから先は未踏の地、どんな冒険が待っているのか、男心をくすぐられます。それにアインツのことは私が守ります」
祝賀会で出会った二人は、男同士で完全に意気投合している。第一王子は年下だけでなく、年上の男性もいけるらしい。
「どうなっても知りませんからね」
創世の迷宮はクイズを解いて扉を開け、先へ進んでいくタイプの迷宮である。今まで23の問題を解き、ここまで進んできてた。そしてここが最深部、数多の挑戦者を退けてきた最後の難問が私たちを待っている。
私たちを阻む扉には問題が書かれている。その手前には、ゼロから九までの数字が一列に並ぶパネルが置かれていた。
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
「うむ。1から8までの数字が並んでいるな。これは単純に扉に書かれた計算を解いて、この数字を順番に押していけばいいのではないのか。計算は厄介だが解けないことはないだろう」
第一王子が扉に書かれた計算式を見ながら悩んでいる。
問題は次のように書かれていた。
4867632 + 5827743
「それがそうではないんですよ。私も何度も挑戦してますが、正しい計算結果を押しても間違いにされて、入り口まで戻されてしまうんです」
「そうか、計算結果を押すだけなら、誰かがとっくに扉を開けているだろうからな」
「私が思うに、この左右にある記号が鍵なんじゃないかと思うのです」
「左右の記号、0 と 9 か。これはただの模様ではないのか。何を意味しているのだ」
「それがわかれば問題が解けるかと」
男二人が仲良くあれやこれやと議論している。
私はパネルの前に立ち数字を押し始める。
10695375
「エリー、何をしている。間違えたら入り口まで戻されてしまうのだぞ」
「殿下、こんなものは勢いでいけばどうにでもなりますわ」
「勢いだけでどうにかなるわけ……。なったな」
ゴゴゴゴゴ。
大きな音をたてて扉が開いていく。
「おー。今まで誰も開けることができなかった扉が開いていく。エリーザお嬢様、いったいどうやったのですか」
「別に適当に押しただけですわ。オホホホ」
殿下が疑いの眼差しでこちらを見ているが気にしない。
本当は、普通に計算して答えを押しただけだ。十進法で。
そう、この世界は八進法、しかもゼロの概念がない。だから殿下たちには0と9が数字でなく模様や記号とだと勘違いしているのだ。
そんなわけで、前世の日本人なら小学生でも解ける問題でも。この世界の住人には難しいだろう。
「それでいくつを押したんです。エリーザお嬢様」
「そんなの覚えてないわ。適当に押したのだもの」
「えー。それじゃあ、次に来た時、開かないじゃないですか」
そう、そのとおり。私以外の者が勝手に入られては困るのです。なぜなら今回このメンバーでは創世の書を手にできない可能性があるから。
「また適当に押せば開くわよ。それより、先ずは扉の向こう側を調べましょう」
「そうですね」
私たちは、扉を潜り抜け隣の部屋に入った。そう、扉の向こう側も部屋だった。
その部屋には祭壇があり、その前には魔法陣が描かれた台が置かれていた。
「何だろうねこの台は」
「殿下、迂闊に触らないでください。今鑑定しますね」
『鑑定』
「これは、一定の資格者が触れることにより、何かが出現するようです」
出現するのは当然創世の書ですけど。
「本当、君は便利だね。でもそうすると、この中に資格者がいないと、宝は手に入らないことになるね」
「そうなりますね」
そうなのだ、だから今回のメンバーでは創世の書は手に入らない可能性が高い。
「そうか、とりあえず順番に触ってみるか」
私たちは順番に魔法陣が描かれた台に触った。
「誰にも反応しなかったな」
「そうですね」
ゲームでの創世の書を手に入れる条件が、隣国の王子と創世の迷宮クリアだ。そうなると隣国王子が資格者だろう。この王子でもワンチャン行けるかと思ったが駄目だった。使えないやつだ。
しかしこれは厄介なことになった。創世の書を手に入れるには、隣国の王子をここに連れてくるしかない。
詰んだ。迷宮に王子を連れてくることなどほぼ不可能だ。……あれ? 王子がここにいるな。隣国の王子ではないけど。案外隣国の王子を連れてくるのは不可能ではないのか? 難しいかもしれないが何か方策を考えよう。
まあ、魔王エンドに必要なのは創世の書かエルフの宝玉のどちらかだ。創世の書が手に入らないならエルフの宝玉を手に入れればいい。
ゲームでのエルフの宝玉の入手条件は、新任講師と夏休み旅行で入手だ。新任講師とは元家庭教師のニコラスのことだ。ニコラスが何か知っているかもしれない。少し探りを入れておこう。
「エルフの宝玉」
私はニコラスに聞こえるようにボソリと呟いた。
「イライザお嬢様、今エルフの宝玉と仰いませんでしたか?!」
ビンゴ! この反応は、やはり何か知っているわね。
「あら、私そんなこと言ったかしら?」
「言いましたよ」
「そうかしら。無意識だったみたいで言った自覚がないわ」
「お嬢様、それはもしかして神のお告げかもしれませんよ」
リココが嬉しそうに話しに加わってきたが、女神がいる前で神のお告げなんて、とんでもないことを言い出すわね。
「そんなのではないと思うわ。ねえ、シリー」
「そうですね。神のお告げではありません」
シリーに否定されてリココは、嬉しそうな表情から一転残念そうな顔になった。
「ところでニコラス先生、エルフの宝玉ってなんですか」
「え。あー。幻の宝玉だよ。実は昔から探している物の一つなんだ」
なるほど。それでヒロインと夏休み旅行にいって探し当てるのか。
「どこにあるか当てはないのですか?」
「それが全く。いろいろ調べてはいるのだけどね」
もしかすると手掛かりがあるかと思ったが期待外れだ。これ以上聞いても有用な情報は得られそうにない。
「そうですか。頑張ってください。見つかるといいですね」
まあ、何にせよ今回創世の書を手に入れることはできそうにない。空手で国に帰ることになるが仕方がないだろう。創世の書の入手条件が絞れただけでも良しとしよう。
と、思っていたのだが、偶然とはいえ最下層の扉を開けた。という功績で、ギルドランクが一つ上がってGになった。別にギルドランクに興味はないのだけど。
冒険者ランク 下から順に S F C A G P M O
現在の冒険者ランク G
そう、私たちは5人、私、シリー、リココ、ここまではいい。後の二人は、元家庭教師と第一王子だった。
何であんた達ついてきているのよ!
「殿下、この先何があるかわかりません。危険ですから戻られた方がよろしいかと」
「何を言っている。エリー。折角ここまで来たのだ、最後まで見届けるぞ。なあ、ニコラス」
「そうですよ。イライザお嬢様。ここから先は未踏の地、どんな冒険が待っているのか、男心をくすぐられます。それにアインツのことは私が守ります」
祝賀会で出会った二人は、男同士で完全に意気投合している。第一王子は年下だけでなく、年上の男性もいけるらしい。
「どうなっても知りませんからね」
創世の迷宮はクイズを解いて扉を開け、先へ進んでいくタイプの迷宮である。今まで23の問題を解き、ここまで進んできてた。そしてここが最深部、数多の挑戦者を退けてきた最後の難問が私たちを待っている。
私たちを阻む扉には問題が書かれている。その手前には、ゼロから九までの数字が一列に並ぶパネルが置かれていた。
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
「うむ。1から8までの数字が並んでいるな。これは単純に扉に書かれた計算を解いて、この数字を順番に押していけばいいのではないのか。計算は厄介だが解けないことはないだろう」
第一王子が扉に書かれた計算式を見ながら悩んでいる。
問題は次のように書かれていた。
4867632 + 5827743
「それがそうではないんですよ。私も何度も挑戦してますが、正しい計算結果を押しても間違いにされて、入り口まで戻されてしまうんです」
「そうか、計算結果を押すだけなら、誰かがとっくに扉を開けているだろうからな」
「私が思うに、この左右にある記号が鍵なんじゃないかと思うのです」
「左右の記号、0 と 9 か。これはただの模様ではないのか。何を意味しているのだ」
「それがわかれば問題が解けるかと」
男二人が仲良くあれやこれやと議論している。
私はパネルの前に立ち数字を押し始める。
10695375
「エリー、何をしている。間違えたら入り口まで戻されてしまうのだぞ」
「殿下、こんなものは勢いでいけばどうにでもなりますわ」
「勢いだけでどうにかなるわけ……。なったな」
ゴゴゴゴゴ。
大きな音をたてて扉が開いていく。
「おー。今まで誰も開けることができなかった扉が開いていく。エリーザお嬢様、いったいどうやったのですか」
「別に適当に押しただけですわ。オホホホ」
殿下が疑いの眼差しでこちらを見ているが気にしない。
本当は、普通に計算して答えを押しただけだ。十進法で。
そう、この世界は八進法、しかもゼロの概念がない。だから殿下たちには0と9が数字でなく模様や記号とだと勘違いしているのだ。
そんなわけで、前世の日本人なら小学生でも解ける問題でも。この世界の住人には難しいだろう。
「それでいくつを押したんです。エリーザお嬢様」
「そんなの覚えてないわ。適当に押したのだもの」
「えー。それじゃあ、次に来た時、開かないじゃないですか」
そう、そのとおり。私以外の者が勝手に入られては困るのです。なぜなら今回このメンバーでは創世の書を手にできない可能性があるから。
「また適当に押せば開くわよ。それより、先ずは扉の向こう側を調べましょう」
「そうですね」
私たちは、扉を潜り抜け隣の部屋に入った。そう、扉の向こう側も部屋だった。
その部屋には祭壇があり、その前には魔法陣が描かれた台が置かれていた。
「何だろうねこの台は」
「殿下、迂闊に触らないでください。今鑑定しますね」
『鑑定』
「これは、一定の資格者が触れることにより、何かが出現するようです」
出現するのは当然創世の書ですけど。
「本当、君は便利だね。でもそうすると、この中に資格者がいないと、宝は手に入らないことになるね」
「そうなりますね」
そうなのだ、だから今回のメンバーでは創世の書は手に入らない可能性が高い。
「そうか、とりあえず順番に触ってみるか」
私たちは順番に魔法陣が描かれた台に触った。
「誰にも反応しなかったな」
「そうですね」
ゲームでの創世の書を手に入れる条件が、隣国の王子と創世の迷宮クリアだ。そうなると隣国王子が資格者だろう。この王子でもワンチャン行けるかと思ったが駄目だった。使えないやつだ。
しかしこれは厄介なことになった。創世の書を手に入れるには、隣国の王子をここに連れてくるしかない。
詰んだ。迷宮に王子を連れてくることなどほぼ不可能だ。……あれ? 王子がここにいるな。隣国の王子ではないけど。案外隣国の王子を連れてくるのは不可能ではないのか? 難しいかもしれないが何か方策を考えよう。
まあ、魔王エンドに必要なのは創世の書かエルフの宝玉のどちらかだ。創世の書が手に入らないならエルフの宝玉を手に入れればいい。
ゲームでのエルフの宝玉の入手条件は、新任講師と夏休み旅行で入手だ。新任講師とは元家庭教師のニコラスのことだ。ニコラスが何か知っているかもしれない。少し探りを入れておこう。
「エルフの宝玉」
私はニコラスに聞こえるようにボソリと呟いた。
「イライザお嬢様、今エルフの宝玉と仰いませんでしたか?!」
ビンゴ! この反応は、やはり何か知っているわね。
「あら、私そんなこと言ったかしら?」
「言いましたよ」
「そうかしら。無意識だったみたいで言った自覚がないわ」
「お嬢様、それはもしかして神のお告げかもしれませんよ」
リココが嬉しそうに話しに加わってきたが、女神がいる前で神のお告げなんて、とんでもないことを言い出すわね。
「そんなのではないと思うわ。ねえ、シリー」
「そうですね。神のお告げではありません」
シリーに否定されてリココは、嬉しそうな表情から一転残念そうな顔になった。
「ところでニコラス先生、エルフの宝玉ってなんですか」
「え。あー。幻の宝玉だよ。実は昔から探している物の一つなんだ」
なるほど。それでヒロインと夏休み旅行にいって探し当てるのか。
「どこにあるか当てはないのですか?」
「それが全く。いろいろ調べてはいるのだけどね」
もしかすると手掛かりがあるかと思ったが期待外れだ。これ以上聞いても有用な情報は得られそうにない。
「そうですか。頑張ってください。見つかるといいですね」
まあ、何にせよ今回創世の書を手に入れることはできそうにない。空手で国に帰ることになるが仕方がないだろう。創世の書の入手条件が絞れただけでも良しとしよう。
と、思っていたのだが、偶然とはいえ最下層の扉を開けた。という功績で、ギルドランクが一つ上がってGになった。別にギルドランクに興味はないのだけど。
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