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第一章
第28話 初回攻略特典
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私たち三人とケニーたち五人が転移したのは、最初の迷宮の入口である祠の前だった。
私たちは、ケニーたちが回復するのを待ち、その後、歩いて最初の村へ向かった。
ケニーたちを宿で休ませなければならないし、行きたくはないけれども、ギルドに行って迷宮の最下層が崩落したのを報告しなければならない。
私はケニーと並んで歩いている。
「俺はお前に助けられたのか」
「まあ、そうね」
ケニーが正面を向いて歩いたまま尋ねてくる。
「俺は、お前のものになったのか」
「それは、気にしなくていいわ」
ケニーがこちらに顔を向ける。
「そういうわけにはいかない。いかないんだ!」
顔を正面に戻し、ケニーは続ける。
「強いやつが親分、弱いやつが子分。だから、お前が親分、俺が子分。今はそれでいい」
「まだそんなバカなこと言っているの」
「だが待っていろ、いつか絶対にお前より強くなって、お前を守る騎士になってみせる」
「はー。どうぞご勝手に」
ケニーは握りこぶしを振り上げ、空を見上げて大声を上げている。
「シリーさん聞きました。お前を守る騎士なる。ですって」
「聞きましたよ、リココさん。待っていてくれ。とも言ってました」
「プロポーズですかね」
「プロポーズですね」
後ろを歩いていた、メイド二人が聞こえよがしに内緒話をしている。
「二人とも変に煽らないの」
私は二人に釘をさしておく。
「シリーさん、怒られちゃいましたね」
「リココさん、あれは照れ隠しですね」
「シリー、いい加減にしなさい!」
「はーい」
そんなこんなで、最初の村へ到着。ケニーたちは宿に、私たちは冒険者ギルドに向かった。
「あら、あなたたち、久しぶり。迷宮に挑戦しに来たの。地図もガイドブックもあるわよ」
前回ギルドに来た時にもいた、受付のお姉さんが声をかけてきた。
「それなのですが、実は私たちもう迷宮にもぐっていて」
「そうなの、なら魔石の買取かしら」
「そのなんというか、最下層のラスボススライムを倒したら。天井や壁が崩れちゃって。すみませんでした」
私たちは頭を下げる。
「えっ、ラスボススライムを倒したの、あなたたちが。無理無理、今まで誰も倒したことなかったのよ。お姉さんがいくら暇そうにしているからって、そんなほら話で担ごうとしても駄目よ。どうせ嘘をつくなら、もっと信憑性のあるものにしなくちゃ、例えば、そうね、いい男が私を美人だと褒めていたとか、ああ、でもこれだと嘘にならないわね。実はこの前ね、君たちと同じ歳ぐらいの男の子が」
これは、長くなりそうだ、止めないと。
「あの、ラスボススライムが落としたドロップアイテムがあるのです。リココ、出して」
リココが女神の腕輪を出し、私はそれを受け取り、お姉さんに渡す。
「え、これラスボスドロップなの。本当なの?」
「はい、本当です」
「ちょ、ちょっと待っていてね。鑑定師を呼んでくるから」
「鑑定なら私ができますが」
「お嬢様、何をボケたことおっしゃっているのですか」
そうだよね。持ってきた本人が鑑定しても意味がない。
「え、冗談だったの?」
「いえ、ラスボスドロップなのは本当です」
「もー。紛らわしいこと言わないで!」
そう言って、お姉さんは鑑定師を呼びに奥に入って行きました。
しばらく待つと、お姉さんは、年配の男性を連れてきました。この人が鑑定師のようだ。
「この子たちが、ラスボスドロップだと言って持ってきたんですけど」
「どれどれ」
鑑定師のおじさんは、『鑑定』を掛ける。
「うむ。これは、女神の腕輪だ。ラスボスドロップで間違いない。だがこれは魔道具としての価値はないな、壊れている」
そう、女神の腕輪は壊れている。というか、私が壊してしまった。
女神の腕輪それ自体が、ラスボススライムの魔術回路だったのだ。
「えー、というと、この子たちがラスボススライムを倒したというのは本当なのですね」
「そうなるな」
「凄いです、皆さん。これは快挙ですよ」
お姉さんが飛び跳ねながら喜んでいる。
「それで、壁と天井の崩落については」
「ん、迷宮の天井が崩れたのか」
鑑定師のおじさんが聞いてくれるようだ。
「はい、ラスボスとの戦闘で無茶し過ぎまして」
「そうすると第八層だな。暫くは立ち入り禁止にしておくよ。時間が経てば自然と直るから気にしなくても大丈夫だ」
「自然に直るのですか。それを聞いて安心しました」
「それで皆さん迷宮の名前はどうしますか?」
お姉さんが仕事を思い出したかのように聞いてくる。
「迷宮の名前ですか?」
「そうです。初めて迷宮を完全攻略した者には、いくつかの特典があるのですが、その一つが、迷宮に自分の好きな名前が付けられる。というものなんです」
「どんな名前が多いのですか」
リココが尋ねる。
「そうですね。攻略者本人かパーティの名前なんかが多いですね。後は、奥さんや恋人の名前、子供の名前、ペットの名前なんてのもありました。もちろん、人の名前でなく、好きな物の名前や言葉、造語でも構いません」
「それでは、イライザ迷宮ですね。お嬢様」
「いや、それはちょっと遠慮したい」
「えー、イライザ迷宮、いい感じだと思いますが駄目なのですか」
二人がイライザ迷宮を薦めてくるが、そんなの恥ずかしくて、とても付けられるわけがない。
「すぐには決まらないと思いますので、後日で構わないのでゆっくり考えてください」
お姉さんが話を止め、次の説明に移る
「特典のもう一つが、ギルドランクのアップですが。皆さん今何ランクですか。ギルド登録は済ませてきたのですよね」
「三人ともSです」
私が代表して答えます。
冒険者ランクは下から順にS F C A G P M O。
「やはりそうですか。魔石を売りにきたことがないからそうだと思いました。今ここに魔石をお持ちですか」
「はいありますけど」
「でしたら今ここで魔石をお売りください。3個につき一名、11個あれば三人全員、Fランクになれます」
「今ここで、売らなければならない意味があるのですか」
シリーが尋ねる。
「迷宮攻略の特典は、初攻略なら二ランク特進なのですが、これは、どのランクからも可能なのです。しかし、魔石を売ってランクをあげられるのは、SからFに限られます。つまり、このまま二ランク特進すると、Cランクですが、Cランクになってからでは魔石を売ってもAランクになれません。先に魔石を売ってFランクになってからなら二ランク特進でAランクになれます」
「別に、ギルドランクに興味はないのだけれど」
私は、お姉さんの話をまるで興味なしと突き放します。
「そう言わずに、Aランクになってくださいよ。支部の実績にも関わってくるのですから。引いては私のボーナスにも。遠くに住む父と母は、私と姉たちの仕送りだけが頼りで」
お姉さんの泣きが入る。お姉さんのボーナスなんか知ったこっちゃないのだが。このお姉さんに喋らせると、いつまでたっても終わらない。
「わかったわ。魔石11個でいいのですね。リココ、渡して」
「魔石11個ですね。はい、こちらが魔石11個になります」
リココがカウンターに魔石を並べる。
「3、6、11と。はい、確かに11個ですね。鑑定お願いします」
お姉さんが魔石を受け取り、鑑定師に渡す。
「それではこれで、皆さんFランクになりました。続きまして、最初の迷宮、初攻略特典で二ランク特進となります。これで皆さんAランクです。おめでとうございます」
お姉さんから拍手を送られる。
「では、皆さんのギルド登録証を一旦お預かりして、ランク情報の更新をします」
お姉さんが私たちのギルド登録証を集める。
「あら、あなたたち、北の公爵領都で登録したのね。あそこのは姉のカンナがいるのよ。もし会うことがあったらよろしく言ってね、私はサリナよ」
お姉さんは喋りながらも作業を進める。
「はいできました。失くさないようにしてね。再発行には手数料がかかりますから。あ、魔石の買取査定も終わったようです。こちらになりますがよろしいですか」
金額を提示されたので了承すると、売上金を渡してくれた。
「それとこちらが、初攻略特典、その三の賞金になります」
私は賞金を受け取る。
「とりあえず以上ですが、迷宮の名前が決まりましたら、連絡してくださいね」
最後は、お姉さんが笑顔で送り出してくれた。
これでやっとギルドから解放された。報告だけのつもりが、とんでもなく時間を取られた。やはりギルドは来るものではない。
一度ケニーを見舞った後、私たちは屋敷に帰ったのであった。
冒険者ランク 下から順に S F C A G P M O
現在の冒険者ランク A
私たちは、ケニーたちが回復するのを待ち、その後、歩いて最初の村へ向かった。
ケニーたちを宿で休ませなければならないし、行きたくはないけれども、ギルドに行って迷宮の最下層が崩落したのを報告しなければならない。
私はケニーと並んで歩いている。
「俺はお前に助けられたのか」
「まあ、そうね」
ケニーが正面を向いて歩いたまま尋ねてくる。
「俺は、お前のものになったのか」
「それは、気にしなくていいわ」
ケニーがこちらに顔を向ける。
「そういうわけにはいかない。いかないんだ!」
顔を正面に戻し、ケニーは続ける。
「強いやつが親分、弱いやつが子分。だから、お前が親分、俺が子分。今はそれでいい」
「まだそんなバカなこと言っているの」
「だが待っていろ、いつか絶対にお前より強くなって、お前を守る騎士になってみせる」
「はー。どうぞご勝手に」
ケニーは握りこぶしを振り上げ、空を見上げて大声を上げている。
「シリーさん聞きました。お前を守る騎士なる。ですって」
「聞きましたよ、リココさん。待っていてくれ。とも言ってました」
「プロポーズですかね」
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「二人とも変に煽らないの」
私は二人に釘をさしておく。
「シリーさん、怒られちゃいましたね」
「リココさん、あれは照れ隠しですね」
「シリー、いい加減にしなさい!」
「はーい」
そんなこんなで、最初の村へ到着。ケニーたちは宿に、私たちは冒険者ギルドに向かった。
「あら、あなたたち、久しぶり。迷宮に挑戦しに来たの。地図もガイドブックもあるわよ」
前回ギルドに来た時にもいた、受付のお姉さんが声をかけてきた。
「それなのですが、実は私たちもう迷宮にもぐっていて」
「そうなの、なら魔石の買取かしら」
「そのなんというか、最下層のラスボススライムを倒したら。天井や壁が崩れちゃって。すみませんでした」
私たちは頭を下げる。
「えっ、ラスボススライムを倒したの、あなたたちが。無理無理、今まで誰も倒したことなかったのよ。お姉さんがいくら暇そうにしているからって、そんなほら話で担ごうとしても駄目よ。どうせ嘘をつくなら、もっと信憑性のあるものにしなくちゃ、例えば、そうね、いい男が私を美人だと褒めていたとか、ああ、でもこれだと嘘にならないわね。実はこの前ね、君たちと同じ歳ぐらいの男の子が」
これは、長くなりそうだ、止めないと。
「あの、ラスボススライムが落としたドロップアイテムがあるのです。リココ、出して」
リココが女神の腕輪を出し、私はそれを受け取り、お姉さんに渡す。
「え、これラスボスドロップなの。本当なの?」
「はい、本当です」
「ちょ、ちょっと待っていてね。鑑定師を呼んでくるから」
「鑑定なら私ができますが」
「お嬢様、何をボケたことおっしゃっているのですか」
そうだよね。持ってきた本人が鑑定しても意味がない。
「え、冗談だったの?」
「いえ、ラスボスドロップなのは本当です」
「もー。紛らわしいこと言わないで!」
そう言って、お姉さんは鑑定師を呼びに奥に入って行きました。
しばらく待つと、お姉さんは、年配の男性を連れてきました。この人が鑑定師のようだ。
「この子たちが、ラスボスドロップだと言って持ってきたんですけど」
「どれどれ」
鑑定師のおじさんは、『鑑定』を掛ける。
「うむ。これは、女神の腕輪だ。ラスボスドロップで間違いない。だがこれは魔道具としての価値はないな、壊れている」
そう、女神の腕輪は壊れている。というか、私が壊してしまった。
女神の腕輪それ自体が、ラスボススライムの魔術回路だったのだ。
「えー、というと、この子たちがラスボススライムを倒したというのは本当なのですね」
「そうなるな」
「凄いです、皆さん。これは快挙ですよ」
お姉さんが飛び跳ねながら喜んでいる。
「それで、壁と天井の崩落については」
「ん、迷宮の天井が崩れたのか」
鑑定師のおじさんが聞いてくれるようだ。
「はい、ラスボスとの戦闘で無茶し過ぎまして」
「そうすると第八層だな。暫くは立ち入り禁止にしておくよ。時間が経てば自然と直るから気にしなくても大丈夫だ」
「自然に直るのですか。それを聞いて安心しました」
「それで皆さん迷宮の名前はどうしますか?」
お姉さんが仕事を思い出したかのように聞いてくる。
「迷宮の名前ですか?」
「そうです。初めて迷宮を完全攻略した者には、いくつかの特典があるのですが、その一つが、迷宮に自分の好きな名前が付けられる。というものなんです」
「どんな名前が多いのですか」
リココが尋ねる。
「そうですね。攻略者本人かパーティの名前なんかが多いですね。後は、奥さんや恋人の名前、子供の名前、ペットの名前なんてのもありました。もちろん、人の名前でなく、好きな物の名前や言葉、造語でも構いません」
「それでは、イライザ迷宮ですね。お嬢様」
「いや、それはちょっと遠慮したい」
「えー、イライザ迷宮、いい感じだと思いますが駄目なのですか」
二人がイライザ迷宮を薦めてくるが、そんなの恥ずかしくて、とても付けられるわけがない。
「すぐには決まらないと思いますので、後日で構わないのでゆっくり考えてください」
お姉さんが話を止め、次の説明に移る
「特典のもう一つが、ギルドランクのアップですが。皆さん今何ランクですか。ギルド登録は済ませてきたのですよね」
「三人ともSです」
私が代表して答えます。
冒険者ランクは下から順にS F C A G P M O。
「やはりそうですか。魔石を売りにきたことがないからそうだと思いました。今ここに魔石をお持ちですか」
「はいありますけど」
「でしたら今ここで魔石をお売りください。3個につき一名、11個あれば三人全員、Fランクになれます」
「今ここで、売らなければならない意味があるのですか」
シリーが尋ねる。
「迷宮攻略の特典は、初攻略なら二ランク特進なのですが、これは、どのランクからも可能なのです。しかし、魔石を売ってランクをあげられるのは、SからFに限られます。つまり、このまま二ランク特進すると、Cランクですが、Cランクになってからでは魔石を売ってもAランクになれません。先に魔石を売ってFランクになってからなら二ランク特進でAランクになれます」
「別に、ギルドランクに興味はないのだけれど」
私は、お姉さんの話をまるで興味なしと突き放します。
「そう言わずに、Aランクになってくださいよ。支部の実績にも関わってくるのですから。引いては私のボーナスにも。遠くに住む父と母は、私と姉たちの仕送りだけが頼りで」
お姉さんの泣きが入る。お姉さんのボーナスなんか知ったこっちゃないのだが。このお姉さんに喋らせると、いつまでたっても終わらない。
「わかったわ。魔石11個でいいのですね。リココ、渡して」
「魔石11個ですね。はい、こちらが魔石11個になります」
リココがカウンターに魔石を並べる。
「3、6、11と。はい、確かに11個ですね。鑑定お願いします」
お姉さんが魔石を受け取り、鑑定師に渡す。
「それではこれで、皆さんFランクになりました。続きまして、最初の迷宮、初攻略特典で二ランク特進となります。これで皆さんAランクです。おめでとうございます」
お姉さんから拍手を送られる。
「では、皆さんのギルド登録証を一旦お預かりして、ランク情報の更新をします」
お姉さんが私たちのギルド登録証を集める。
「あら、あなたたち、北の公爵領都で登録したのね。あそこのは姉のカンナがいるのよ。もし会うことがあったらよろしく言ってね、私はサリナよ」
お姉さんは喋りながらも作業を進める。
「はいできました。失くさないようにしてね。再発行には手数料がかかりますから。あ、魔石の買取査定も終わったようです。こちらになりますがよろしいですか」
金額を提示されたので了承すると、売上金を渡してくれた。
「それとこちらが、初攻略特典、その三の賞金になります」
私は賞金を受け取る。
「とりあえず以上ですが、迷宮の名前が決まりましたら、連絡してくださいね」
最後は、お姉さんが笑顔で送り出してくれた。
これでやっとギルドから解放された。報告だけのつもりが、とんでもなく時間を取られた。やはりギルドは来るものではない。
一度ケニーを見舞った後、私たちは屋敷に帰ったのであった。
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