2 / 4
王道系告白はもはや邪道
しおりを挟む
蝉が五月蠅く咽び鳴く今日この頃、俺の手元に一通の手紙があった。
「先輩に大事なお話があります、放課後先輩の教室でまってます。 ~葉月菜那~」
これは今日の朝、ロッカーに入っていた手紙だ。
葉月菜那、風紀委員の後輩にして俺が好意を寄せている相手。
初めて葉月とあったのは高校二年生の春、気まぐれで入った風紀委員そこで出会い意気投合したまに遊びに行くような仲になり段々意識しだし気づいたら好きになっていた。
つまりこの手紙がロッカーにあるということは、、、、、
両想いキタコレ!!!!!!
と、ガッツポーズをしたいところではあるが俺は一つ焦っていることがある。
いやまぁちょぉっとやらかしたけどどうせばれてないし関係ないかぁ
しかし、まぁなぜ放課後俺の教室に呼び出すのだろうか、確かに今日の5・6時間目は特別授業でマラソン大会を二時間することになっているが関係あるのだろうか。
まぁとにかく放課後が楽しみだぜ、あぁ今まで仲間だと思っていたクラスの冴えない男子どもが哀れに見える!あぁこれが人生勝ち確ってやつか!マラソンも独走してしまいそうだすまんな非リア充ども!
~放課後~
ぜぇはぁぜぇはぁ、、、、
マラソンきつすぎだろ、マラソンとかマジあほじゃねぇの。
結局順位もパットしないしよぉ
ま、まぁ愚かな非リア充どもに花を持たせてやったに過ぎない俺の今日のメインはこの後だ!走って終わりのマラソンなどではなく高校いやその先の人生すらも共に走る恋と言う名のランナウェイ(意味は知らんが)を走らせてもらうぜ!
おっといかんいかん教室で待っている未来の嫁の元へ今このナイト、山塚帝都向かわせていただきます。
つっても俺の教室4階何だよな~エレベーターも壊れてるし階段で行くか、待たせるのも悪いし走るかマラソン後も走って向かうこの有り余るパワー、、、これがリア充すまんな非リア充ども!
ぜぇはぁぜぇはぁ、、、、、
いやマジ4階とかなめてるだろ。
ていうかよく考えたらおれジャージのままだけど大丈夫か汗だくだし、、、
臭くないかな、まぁいいか。
この扉を開けたら中に葉月が、うぅなんか緊張してきた。
「あ~先輩~もしかして待たせちゃいました?すいません終礼長引いちゃって。」
「ふぎゃ!!!」
思わず叫び声をあげちまったじゃねえか驚かせやがって、あぁかわいいから許す!
「で、話って何?」
「あ、それはここでは話せないことなので中で話しましょう鍵借りてきたんで。」
中は誰も使っていなかったからか、夏の蒸し暑さだけが存在した。
「暑いしエアコンつけるか。」
「いや、先輩それは大丈夫です!つけないでくださいもったいない!」
確かに二人だけなのにこんなだだっ広い教室の中でエアコンをつけるのはもったいないな、マメだなぁ葉月も。
「そだな、で話って?」
「ちょっと心の準備してもいいですか?」
「いくらでも待つぜ☆」
葉月も緊張しているのか、かわいいやつめ☆
~20分後~
まだですかぁぁぁぁぁぁぁ葉月さぁん!!!
先輩脱水症状で死んじゃうよ!まじで!!!
ジャージの中の体操服汗でびちゃびちゃすぎて多分絞ったらすごい汗でるよ!
そろそろ言おうよ!オッケーするよ食い気味で!
「ま、まだかなぁ葉月さん?」
「も、もうできます!あとちょっとあとちょっとですから」
「い、言いますよひかないでくださいよ!」
「こ、こい!」
「先輩!私に今着てる体操服を私に下さい!!」
「よろこんで!!!っっってええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!????」
「やっっっっっっっっったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
はぁ?え、どゆこと?ワタシニホンゴワカラナイ。
つまり葉月が俺の体操服をえ?いや葉月が体操服で???え?
マジで意味が分からない、、、
困惑している俺をよそに満面の笑みを浮かべる葉月、俺にはもはやその笑顔が狂気にしか見えない。
「あ、先輩あとついでに付き合ってください。」
「あ、はいよろこんで、、っっっってええええええええええ!!!!!!!??????」
もうわけわかんないよ!先輩死んじゃうよ!いいの!?
俺の理想の告白図が音お立てて崩れ去るのがわかる。
ついでに付き合うって何??体操服メインなの???
「と、とりあえず俺の体操服を欲してる理由を教えてほしいな」
「わかりました、まず最初に驚かないで聞いてほしいんですけど私匂いフェチと汗フェチなんですよ」
「うんいや驚けないよ、、、さっきからそれ以上のことになってるからもうそっちで頭いっぱいだから体操服が欲しいのもなんとなく今ので察したから」
「じゃ、じゃ私がわざわざマラソンの日に呼び出したのもわざわざ2階の私の教室じゃなく先輩の教室に呼び出したのもエアコンのせいで汗がひいちゃうのが嫌でエアコンつけないでって言った事も心の準備って体で先輩から流れる宝石のような汗を鑑賞していたことも察してくれたんですね!」
え、いやそういうことだったのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!
誰がそこまで察せるんだよ!つか今思うと結構ハードな変態じゃねえかよ!!
「じゃ、じゃあ早速その汗のしみ込んだ体操服下さい!」
「いや無理だろぉぉぉぉ!!」
「さっきよろこんでって言ってましたよね!!」
「いや告白だと思うじゃんあんなん!」
「告白じゃないですか!私結構勇気出したんですよ!
「じゃあ先輩がそんなこと言うなら、、」
葉月がスマホの画面を俺をに見せつける、そこには俺が葉月の体操服を盗る姿が写っている。
「これ、、、ばらまきますよ」
「おまッッそれっっっ!?!?!?」
この写真は本物だ、確かに俺は葉月のタオルを盗った。
その日は体育で大量の汗をかきタオルで拭こうと思ったが持ってきていたタオルを教室にとりに帰った、タオルは俺の机の上になぜか投げ出されるような形でおいてありなぜか新品のようにきれいだなと思った。
そしてその場でタオルを使用していると名前を書く欄がおれの目に映し出されたそこには『はつき なな』ひらがなで枠いっぱいにでかでかと書いてあった。
焦った俺はそのまま勢いよくカバンの中に入れたそしてそれを返すのを忘れそのまま持ち帰ってしまった。
まさか、罠だったとは。
いやまぁよく考えればおかしいってことぐらいすぐわかるけどさぁ、好きな子のタオルってなるとちょっとさぁ。
「ちなみにあれは新品です」
「知らねえよ!つか俺はめられたのかよ!」
「ばらまかれたくなかったら、、わかりますよね先輩いや彼氏さん?」
「これは、、、これは俺の求めてたリア充じゃねえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
教室の中で響く俺の心の叫びもむなしく、俺と葉月の普通とはいいがたい交際がこうして幕をあけた。
~Fin~
「先輩に大事なお話があります、放課後先輩の教室でまってます。 ~葉月菜那~」
これは今日の朝、ロッカーに入っていた手紙だ。
葉月菜那、風紀委員の後輩にして俺が好意を寄せている相手。
初めて葉月とあったのは高校二年生の春、気まぐれで入った風紀委員そこで出会い意気投合したまに遊びに行くような仲になり段々意識しだし気づいたら好きになっていた。
つまりこの手紙がロッカーにあるということは、、、、、
両想いキタコレ!!!!!!
と、ガッツポーズをしたいところではあるが俺は一つ焦っていることがある。
いやまぁちょぉっとやらかしたけどどうせばれてないし関係ないかぁ
しかし、まぁなぜ放課後俺の教室に呼び出すのだろうか、確かに今日の5・6時間目は特別授業でマラソン大会を二時間することになっているが関係あるのだろうか。
まぁとにかく放課後が楽しみだぜ、あぁ今まで仲間だと思っていたクラスの冴えない男子どもが哀れに見える!あぁこれが人生勝ち確ってやつか!マラソンも独走してしまいそうだすまんな非リア充ども!
~放課後~
ぜぇはぁぜぇはぁ、、、、
マラソンきつすぎだろ、マラソンとかマジあほじゃねぇの。
結局順位もパットしないしよぉ
ま、まぁ愚かな非リア充どもに花を持たせてやったに過ぎない俺の今日のメインはこの後だ!走って終わりのマラソンなどではなく高校いやその先の人生すらも共に走る恋と言う名のランナウェイ(意味は知らんが)を走らせてもらうぜ!
おっといかんいかん教室で待っている未来の嫁の元へ今このナイト、山塚帝都向かわせていただきます。
つっても俺の教室4階何だよな~エレベーターも壊れてるし階段で行くか、待たせるのも悪いし走るかマラソン後も走って向かうこの有り余るパワー、、、これがリア充すまんな非リア充ども!
ぜぇはぁぜぇはぁ、、、、、
いやマジ4階とかなめてるだろ。
ていうかよく考えたらおれジャージのままだけど大丈夫か汗だくだし、、、
臭くないかな、まぁいいか。
この扉を開けたら中に葉月が、うぅなんか緊張してきた。
「あ~先輩~もしかして待たせちゃいました?すいません終礼長引いちゃって。」
「ふぎゃ!!!」
思わず叫び声をあげちまったじゃねえか驚かせやがって、あぁかわいいから許す!
「で、話って何?」
「あ、それはここでは話せないことなので中で話しましょう鍵借りてきたんで。」
中は誰も使っていなかったからか、夏の蒸し暑さだけが存在した。
「暑いしエアコンつけるか。」
「いや、先輩それは大丈夫です!つけないでくださいもったいない!」
確かに二人だけなのにこんなだだっ広い教室の中でエアコンをつけるのはもったいないな、マメだなぁ葉月も。
「そだな、で話って?」
「ちょっと心の準備してもいいですか?」
「いくらでも待つぜ☆」
葉月も緊張しているのか、かわいいやつめ☆
~20分後~
まだですかぁぁぁぁぁぁぁ葉月さぁん!!!
先輩脱水症状で死んじゃうよ!まじで!!!
ジャージの中の体操服汗でびちゃびちゃすぎて多分絞ったらすごい汗でるよ!
そろそろ言おうよ!オッケーするよ食い気味で!
「ま、まだかなぁ葉月さん?」
「も、もうできます!あとちょっとあとちょっとですから」
「い、言いますよひかないでくださいよ!」
「こ、こい!」
「先輩!私に今着てる体操服を私に下さい!!」
「よろこんで!!!っっってええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!????」
「やっっっっっっっっったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
はぁ?え、どゆこと?ワタシニホンゴワカラナイ。
つまり葉月が俺の体操服をえ?いや葉月が体操服で???え?
マジで意味が分からない、、、
困惑している俺をよそに満面の笑みを浮かべる葉月、俺にはもはやその笑顔が狂気にしか見えない。
「あ、先輩あとついでに付き合ってください。」
「あ、はいよろこんで、、っっっってええええええええええ!!!!!!!??????」
もうわけわかんないよ!先輩死んじゃうよ!いいの!?
俺の理想の告白図が音お立てて崩れ去るのがわかる。
ついでに付き合うって何??体操服メインなの???
「と、とりあえず俺の体操服を欲してる理由を教えてほしいな」
「わかりました、まず最初に驚かないで聞いてほしいんですけど私匂いフェチと汗フェチなんですよ」
「うんいや驚けないよ、、、さっきからそれ以上のことになってるからもうそっちで頭いっぱいだから体操服が欲しいのもなんとなく今ので察したから」
「じゃ、じゃ私がわざわざマラソンの日に呼び出したのもわざわざ2階の私の教室じゃなく先輩の教室に呼び出したのもエアコンのせいで汗がひいちゃうのが嫌でエアコンつけないでって言った事も心の準備って体で先輩から流れる宝石のような汗を鑑賞していたことも察してくれたんですね!」
え、いやそういうことだったのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!
誰がそこまで察せるんだよ!つか今思うと結構ハードな変態じゃねえかよ!!
「じゃ、じゃあ早速その汗のしみ込んだ体操服下さい!」
「いや無理だろぉぉぉぉ!!」
「さっきよろこんでって言ってましたよね!!」
「いや告白だと思うじゃんあんなん!」
「告白じゃないですか!私結構勇気出したんですよ!
「じゃあ先輩がそんなこと言うなら、、」
葉月がスマホの画面を俺をに見せつける、そこには俺が葉月の体操服を盗る姿が写っている。
「これ、、、ばらまきますよ」
「おまッッそれっっっ!?!?!?」
この写真は本物だ、確かに俺は葉月のタオルを盗った。
その日は体育で大量の汗をかきタオルで拭こうと思ったが持ってきていたタオルを教室にとりに帰った、タオルは俺の机の上になぜか投げ出されるような形でおいてありなぜか新品のようにきれいだなと思った。
そしてその場でタオルを使用していると名前を書く欄がおれの目に映し出されたそこには『はつき なな』ひらがなで枠いっぱいにでかでかと書いてあった。
焦った俺はそのまま勢いよくカバンの中に入れたそしてそれを返すのを忘れそのまま持ち帰ってしまった。
まさか、罠だったとは。
いやまぁよく考えればおかしいってことぐらいすぐわかるけどさぁ、好きな子のタオルってなるとちょっとさぁ。
「ちなみにあれは新品です」
「知らねえよ!つか俺はめられたのかよ!」
「ばらまかれたくなかったら、、わかりますよね先輩いや彼氏さん?」
「これは、、、これは俺の求めてたリア充じゃねえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
教室の中で響く俺の心の叫びもむなしく、俺と葉月の普通とはいいがたい交際がこうして幕をあけた。
~Fin~
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
完結【R―18】様々な情事 短編集
秋刀魚妹子
恋愛
本作品は、過度な性的描写が有ります。 というか、性的描写しか有りません。
タイトルのお品書きにて、シチュエーションとジャンルが分かります。
好みで無いシチュエーションやジャンルを踏まないようご注意下さい。
基本的に、短編集なので登場人物やストーリーは繋がっておりません。
同じ名前、同じ容姿でも関係無い場合があります。
※ このキャラの情事が読みたいと要望の感想を頂いた場合は、同じキャラが登場する可能性があります。
※ 更新は不定期です。
それでは、楽しんで頂けたら幸いです。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
【完結】【R18百合】会社のゆるふわ後輩女子に抱かれました
千鶴田ルト
恋愛
本編完結済み。細々と特別編を書いていくかもしれません。
レズビアンの月岡美波が起きると、会社の後輩女子の桜庭ハルナと共にベッドで寝ていた。
一体何があったのか? 桜庭ハルナはどういうつもりなのか? 月岡美波はどんな選択をするのか?
おすすめシチュエーション
・後輩に振り回される先輩
・先輩が大好きな後輩
続きは「会社のシゴデキ先輩女子と付き合っています」にて掲載しています。
だいぶ毛色が変わるのでシーズン2として別作品で登録することにしました。
読んでやってくれると幸いです。
「会社のシゴデキ先輩女子と付き合っています」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/759377035/615873195
※タイトル画像はAI生成です
「学校でトイレは1日2回まで」という校則がある女子校の話
赤髪命
大衆娯楽
とある地方の私立女子校、御清水学園には、ある変わった校則があった。
「校内のトイレを使うには、毎朝各個人に2枚ずつ配られるコインを使用しなければならない」
そんな校則の中で生活する少女たちの、おしがまと助け合いの物語
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる