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第2章
クルト特製手作り夜ご飯
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許可を出すとクルトはややスキップで食堂へ向かった。
その光景を僕はソファに腰を下ろした状態で眺めている。
いやぁ~スローライフってこういうもんだよなぁ。
まったりゆったりとした時間をのんびりと過ごす。
少しだけ食堂の方を覗くと、クルトが何かを一生懸命頑張っている。
その姿には、もふもふ好きの僕もニッコリ。
いや、普通に子どもが好きなだけだから⁈
でも、子どもが自分たちのために一生懸命料理を作ってくれてると考えると…いやぁ嬉しいな。
こんな良い子がいるなんて、両親はきっと誇りに思ってるんだろうなぁ~。
両親…そういやぁクルトたちはどうしようか。
ずっとクルトたちを預かる訳にもいかないし…。
クルトのご飯を食べた後に決めれば良いか!
自問自答を終えた僕はとなりにいるシープの毛皮に顔を埋めたまま昼寝をした。
「ロンさん———」
うぅんあと5分…。
「ロンさん!ご飯———」
ご飯…?
「ロンさん!ご飯が出来上がりましたよ」
「あっ…あぁ。わざわざ起こしてくれてありがとな」
「どういたしまして!さっ!食堂に来てください」
寝起きの目を擦りながらクルトに手を引かれて食堂へ向かう。
あくびをして身体をぐぅっと伸ばし食堂へ入った。
「ん?おぉぉ!」
「今日の夜ご飯はクルト特製手作り夜ご飯ですよ!」
「すっげぇ!」
食堂の机には、ビーフシチューやステーキ、サラダなどさまざまなものが乗っている。
僕が作っているものとは全くレベルが違うものだ。
「「「いただきます!」」」
早速、ビーフシチューを食べてみる。
あ…やばい…おいしい…!
肉は口に入れた瞬間程よい感じにとけていく。
調味料も僕みたいに塩オンリーではなく他の調味料も使われていて味にコクがある。
いやぁ家に1人はクルトがいてほしいなぁ。
「あの…どうですか?」
「最高だよ!すごくおいしい!」
「本当ですか…!ありがとうございます!」
「いやぁこれからも料理作って貰いたいぐらいだよ!」
そういうと、クルトは今までにないほどの笑顔をしていた。
その笑顔には喜びが溢れていて、どこか儚いものだった。
となりではリリィが口まわりにビーフシチューを沢山つけながらもおいしそうに食べている。
それに気づいたクルトはリリィの口まわりをティッシュで拭いてあげている。
触れ合ってみればこんなに優しさで溢れているクルトとリリィを見てみると、全ての貴族が悪い人間ではないのかもと思えた。
そのあと、とっても美味しくクルトの料理を食べた僕はクルトとリリィにこれからについての話をすることにした。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
どうも作者です!
いやぁ次からま~た面倒な事になっていきます。
でも、流血表現はないのでご安心ください!多分…
また投稿時間が遅くなってしまって申し訳ございません。
お気に入り登録も30人になりました!うれしいを超えてうれスィです!
それじゃあメェ~!
その光景を僕はソファに腰を下ろした状態で眺めている。
いやぁ~スローライフってこういうもんだよなぁ。
まったりゆったりとした時間をのんびりと過ごす。
少しだけ食堂の方を覗くと、クルトが何かを一生懸命頑張っている。
その姿には、もふもふ好きの僕もニッコリ。
いや、普通に子どもが好きなだけだから⁈
でも、子どもが自分たちのために一生懸命料理を作ってくれてると考えると…いやぁ嬉しいな。
こんな良い子がいるなんて、両親はきっと誇りに思ってるんだろうなぁ~。
両親…そういやぁクルトたちはどうしようか。
ずっとクルトたちを預かる訳にもいかないし…。
クルトのご飯を食べた後に決めれば良いか!
自問自答を終えた僕はとなりにいるシープの毛皮に顔を埋めたまま昼寝をした。
「ロンさん———」
うぅんあと5分…。
「ロンさん!ご飯———」
ご飯…?
「ロンさん!ご飯が出来上がりましたよ」
「あっ…あぁ。わざわざ起こしてくれてありがとな」
「どういたしまして!さっ!食堂に来てください」
寝起きの目を擦りながらクルトに手を引かれて食堂へ向かう。
あくびをして身体をぐぅっと伸ばし食堂へ入った。
「ん?おぉぉ!」
「今日の夜ご飯はクルト特製手作り夜ご飯ですよ!」
「すっげぇ!」
食堂の机には、ビーフシチューやステーキ、サラダなどさまざまなものが乗っている。
僕が作っているものとは全くレベルが違うものだ。
「「「いただきます!」」」
早速、ビーフシチューを食べてみる。
あ…やばい…おいしい…!
肉は口に入れた瞬間程よい感じにとけていく。
調味料も僕みたいに塩オンリーではなく他の調味料も使われていて味にコクがある。
いやぁ家に1人はクルトがいてほしいなぁ。
「あの…どうですか?」
「最高だよ!すごくおいしい!」
「本当ですか…!ありがとうございます!」
「いやぁこれからも料理作って貰いたいぐらいだよ!」
そういうと、クルトは今までにないほどの笑顔をしていた。
その笑顔には喜びが溢れていて、どこか儚いものだった。
となりではリリィが口まわりにビーフシチューを沢山つけながらもおいしそうに食べている。
それに気づいたクルトはリリィの口まわりをティッシュで拭いてあげている。
触れ合ってみればこんなに優しさで溢れているクルトとリリィを見てみると、全ての貴族が悪い人間ではないのかもと思えた。
そのあと、とっても美味しくクルトの料理を食べた僕はクルトとリリィにこれからについての話をすることにした。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
どうも作者です!
いやぁ次からま~た面倒な事になっていきます。
でも、流血表現はないのでご安心ください!多分…
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それじゃあメェ~!
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