元勇者はのんびりとしたもふもふライフを送りたい!〜魔王倒したら手の平返ししてきた方々?特に仕返しはしませんが助ける気もないですよ〜     

おいどんべい

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第1章

夜ご飯

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無事ドミテルとの戦いが終わった。
これは祝うべきだと思うんだよな。
だって新たな魔王がすぐ現れるのを防いだんだろ?
これを祝わず何を祝う。
という事で僕は今ご馳走を作りたい。
だけどそんな料理のうでまえは持っていない…。
夜ご飯に何を作るか悩んでいたらペンダントからクンタが出てきた。

「おぉ!タイミングがいいなクンタ!夜ご飯は何が食べたい?」
「わちは…ってそんなことはどうでもいいのだ!どうしていきなりあんな危なそうなやつと戦ったのだ!」
「いや~その…まぁ…何があろうと終わりよければ全てよしってね⭐︎」
「よくないのだ!もう次からは気をつけるのだ!」
「あぁ…分かったわかった。それで夜ご飯は何を食べたい?」
「ぜったいわかってないのだ!でも、別にいいのだ!ご飯は…わちはなんでもいいのだ!」
「なんでもいいが1番困るんだぜ?」

クンタはなんでもいいと言ってるし…。
焼肉はご馳走に入るよな?
うん、焼肉で良いよなぁ。

「じゃあ今日の夜ご飯は焼肉って事で!」
「了解なのだ!」
「それで良いメェ!」

よし!みんなの了承も得た事だし…。
ん?

「あれ?シープ、もしかして一緒にご飯食べる気でいる?」
「え?食べないのメェ?」
「いやぁ役には立ってくれたけど従魔でもないし…なぁ?」
「酷いのメェ!それはないのメェ!オレも食べたいのメェ!」
「あぁわかったよ!焼肉つったってパンとか米はないからな?」
「なんでメェ?」
「お前が食べたからだよ!」
「うぅん…知らないメェ」
「やっぱ一緒に食べるのはやめようか」
「ごめんなさいメェ!」
「とまぁ本音はこれくらいにして早速肉焼くか!」
「本音なのメェ⁈」

涙目になりながら訴えてくるシープの毛を少しもふもふした後、食堂に向かう。
食堂の食器や料理道具を見ていると焼肉プレートとかコンロまであるんだよなぁ。
この山小屋の設備良すぎでは?

とりあえず、コンロち焼肉プレートを取り出しコンロを机の上におき、その上に焼肉プレートをおく。
そのあとは、残っていた猪肉をいい感じにスライスして焼くだけだ。

そういい感じにスライスするだけ…それだけなんだけど…。

「なんでこんなにうまくきれないの!」

厚さはめちゃくちゃになってしまい均一に焼くのが大変そうなお肉が出来上がった。

「ありゃりゃ、やらかしちゃったメェね」
「くそ~!」
「まぁ食べてしまえばどんなものでも同じメェ!早速お肉を焼くメェ!」
「そうだな!どんどん焼けぇ!」

一気に沢山のお肉を食べた僕らはこのあと胸焼けを起こすのだった。



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