2 / 20
2.平民としての生活に向けて
しおりを挟む
婚約は破棄され、家からは追放。
そして、貴族としての立場もシュールト公爵家の方々に剥奪された今!
私はもう平民であり、自由の身。
しかも貴族時代、学弁などの努力を欠かさなかったおかげで魔法学院でこれから習う内容は全て終わらせていたため、退学させられても全く困ることは無いのです。
つまり、好きなようにこれから過ごしていけるのです。
そう、これこそ自由!貴族時代にどれだけ夢見た事か。
しかし、いざ自由の身になってみたら…
「何をすれば良いのか全く分からない…」
生まれてこのかた15年、物心ついた頃には勉強ばかりしていた私は何をすれば良いのか全く分かりません。
一応、社交会のためのドレスを収納魔法で持ってきているのでお金に変えてもらいましょうか。
換金屋さんはどこでしょう?
「さっぱり分からない…」
第一王子の婚約者という事で軟禁状態だったので、王都については王宮以外全く分からないのです。
「まずは、王都について知らないと」
どこか、広場のような場所はないかしら。
そうだ、こんな時こそスキルを使わなければ!
確かこのように言えば良かったんですよね。
「スキル発動、マップ展開」
目の前に王都についての地図が浮き出てきました。
獲得したのは良いけど使う機会がなくてずっと放置していましたがこんな感じなのですね。
しかもこのスキル、ありがたいことに現在地まで教えてくれるのです。
結果、私は無事に広場まで来ることが出来ました。
「スキル…なかなか侮れないですね」
スキルの凄さを改めて実感しつつ、広場付近を散歩していると、人が沢山集まっている場所がありました。
気になったので覗いてみると、どうやら掲示板に集まっているようです。
内容を確認してみると、
第一王子!聖女の娘との婚約破棄⁈
理由は第一王子の浮気?
という見出しがありました。
一体どこから聞いたのやら、もうこの事が王都に知れ渡ってしまうらしいです。
まぁ、私は平民なので関係ないですが。
ですが、ここまで広がっていると困りましたね。
気づかれないようにしなければ、もう軟禁生活なんてしたくないので。
とりあえず、服装を変えた方が良いかもしれませんね。
ドレスで王都を動き回るのは目立ちすぎてしまいますし。
それじゃあ、
「スキル発動、マップ展開」
目の前に王都の地図が現れます。
やっぱりスキル、凄いですわね。
お目当ての換金屋さんは、どうやらすぐそこにあるようです。
早速行ってみましょうか!
そして、貴族としての立場もシュールト公爵家の方々に剥奪された今!
私はもう平民であり、自由の身。
しかも貴族時代、学弁などの努力を欠かさなかったおかげで魔法学院でこれから習う内容は全て終わらせていたため、退学させられても全く困ることは無いのです。
つまり、好きなようにこれから過ごしていけるのです。
そう、これこそ自由!貴族時代にどれだけ夢見た事か。
しかし、いざ自由の身になってみたら…
「何をすれば良いのか全く分からない…」
生まれてこのかた15年、物心ついた頃には勉強ばかりしていた私は何をすれば良いのか全く分かりません。
一応、社交会のためのドレスを収納魔法で持ってきているのでお金に変えてもらいましょうか。
換金屋さんはどこでしょう?
「さっぱり分からない…」
第一王子の婚約者という事で軟禁状態だったので、王都については王宮以外全く分からないのです。
「まずは、王都について知らないと」
どこか、広場のような場所はないかしら。
そうだ、こんな時こそスキルを使わなければ!
確かこのように言えば良かったんですよね。
「スキル発動、マップ展開」
目の前に王都についての地図が浮き出てきました。
獲得したのは良いけど使う機会がなくてずっと放置していましたがこんな感じなのですね。
しかもこのスキル、ありがたいことに現在地まで教えてくれるのです。
結果、私は無事に広場まで来ることが出来ました。
「スキル…なかなか侮れないですね」
スキルの凄さを改めて実感しつつ、広場付近を散歩していると、人が沢山集まっている場所がありました。
気になったので覗いてみると、どうやら掲示板に集まっているようです。
内容を確認してみると、
第一王子!聖女の娘との婚約破棄⁈
理由は第一王子の浮気?
という見出しがありました。
一体どこから聞いたのやら、もうこの事が王都に知れ渡ってしまうらしいです。
まぁ、私は平民なので関係ないですが。
ですが、ここまで広がっていると困りましたね。
気づかれないようにしなければ、もう軟禁生活なんてしたくないので。
とりあえず、服装を変えた方が良いかもしれませんね。
ドレスで王都を動き回るのは目立ちすぎてしまいますし。
それじゃあ、
「スキル発動、マップ展開」
目の前に王都の地図が現れます。
やっぱりスキル、凄いですわね。
お目当ての換金屋さんは、どうやらすぐそこにあるようです。
早速行ってみましょうか!
0
お気に入りに追加
60
あなたにおすすめの小説
公爵令嬢アナスタシアの華麗なる鉄槌
招杜羅147
ファンタジー
「婚約は破棄だ!」
毒殺容疑の冤罪で、婚約者の手によって投獄された公爵令嬢・アナスタシア。
彼女は獄中死し、それによって3年前に巻き戻る。
そして…。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
【完結】無能に何か用ですか?
凛 伊緒
恋愛
「お前との婚約を破棄するッ!我が国の未来に、無能な王妃は不要だ!」
とある日のパーティーにて……
セイラン王国王太子ヴィアルス・ディア・セイランは、婚約者のレイシア・ユシェナート侯爵令嬢に向かってそう言い放った。
隣にはレイシアの妹ミフェラが、哀れみの目を向けている。
だがレイシアはヴィアルスには見えない角度にて笑みを浮かべていた。
ヴィアルスとミフェラの行動は、全てレイシアの思惑通りの行動に過ぎなかったのだ……
主人公レイシアが、自身を貶めてきた人々にざまぁする物語──
婚約破棄を目撃したら国家運営が破綻しました
ダイスケ
ファンタジー
「もう遅い」テンプレが流行っているので書いてみました。
王子の婚約破棄と醜聞を目撃した魔術師ビギナは王国から追放されてしまいます。
しかし王国首脳陣も本人も自覚はなかったのですが、彼女は王国の国家運営を左右する存在であったのです。
【完結】選ばれなかった王女は、手紙を残して消えることにした。
曽根原ツタ
恋愛
「お姉様、私はヴィンス様と愛し合っているの。だから邪魔者は――消えてくれない?」
「分かったわ」
「えっ……」
男が生まれない王家の第一王女ノルティマは、次の女王になるべく全てを犠牲にして教育を受けていた。
毎日奴隷のように働かされた挙句、将来王配として彼女を支えるはずだった婚約者ヴィンスは──妹と想いあっていた。
裏切りを知ったノルティマは、手紙を残して王宮を去ることに。
何もかも諦めて、崖から湖に飛び降りたとき──救いの手を差し伸べる男が現れて……?
★小説家になろう様で先行更新中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる