青春覚書

20代のつぶやき

友情残酷物語

夢にまで見ていた週末のランデブー
今朝までガンガン騒いだのがきいたようで
蒼白い顔で待ち合わせの喫茶店
カウベルの音が頭をグルグルまわる

ワンレンにきめた君のやさしい瞳が
みるみるうちに嵐に変わってゆくよ

こんなはずじゃなかった
今日　君を射止めるはずだったのに
君はみんなのＭＡＤＯＮＮＡ
ぬけがけを気付かれた大誤算
今頃部屋で酔っぱらって笑ってるあいつらの顔が見える


やっとの思いで取り付けたランデブー
君はもうプンプン足早に歩いてく
声にならない声で叫ぶ「ちょっと待ってくれよ！」
伸ばした手が君のお尻を撫でた

振り向いた君のやわらかな手が
稲妻のように僕の心を引き裂いた

こんなはずじゃなかった
今夜　君を抱きしめて・・・
恋の前では友情なんて
カケラもなくなっちまうものなのか
今頃部屋で酔っぱらって笑ってるあいつらの顔が見える

【A】