306 / 344
第四十二話「自衛官の反撃について」
機士らの底力
しおりを挟む
その命令を受けて、余所からは冷酷無慈悲だと謳われている機士たちは一瞬、戸惑ってしまった。
テロリストの要求に従わないのは国際常識だ。しかし、それは正規軍がテロリストを実力で排除できるのが当然だからだ。普通であれば、要求など蹴って制圧すれば済むのである。
故に、今の自分たちの装備では対処できないこの敵を相手に、人質をとられているこの状況下で「犠牲を出さずに殲滅しろ」というのは、かなり無理な命令だった。それに、ここで戦闘になったら、近隣住民を巻き込んで犠牲者を出すかもしれない。
こちらの主兵装で、どうやって倒せば良い。各機がその答えを導き出そうと、刹那の内に思考する。
頼りの綱である打開策が入った宅急便は、すでに到着しているだろう。だが、それの宛先はここから離れた廃墟群だ。取りに戻る間に、被害が拡大してしまう。
やはり無茶だ。どうシミュレートしても、被害は免れない。
「……くそっ」
だがそれでも、命令とあればやるしかない。自分たちに他の選択肢はないのだ。己の役目を思いだし、機士は葛藤を押さえ込んだ。隊長機が「了解」と命令を受諾する。
そして、Tk-7各機が覚悟を決めて短筒を構えようとした。その時、
『Rallidea4了解!』
通信機から聞こえたのは、撃破されたはずのTk-7のコールサイン。全員が一瞬、自分の耳を疑うが、それが幻聴でもなんでもないという証明を、一筋の火線が示した。
薄緑色の軌跡が、ホテルに銃剣を構えていたOFMの胴体を貫いたのだ。
『良い腕だ。流石は心視の指導役だな』
通信機から、こうなることをわかっていたかのような、部隊長の満足そうな声。
撃たれた側、油断なく障壁を張っていたはずの他二体は、背後で倒れた仲間を見て硬直する。何が起きたのか、理解が追いついていない様子だった。
それは機士たちも同じだった。撃破されたはずの狙撃手が、敵を難なく撃破してみせたのだ。
だが、それでもすぐに全員が理解する。Rallidea4が撃破された場所には、無傷の機体と、OFMを撃破できる装備、更に敵に気付かれない距離。つまり、最強の組み合わせで切り札が揃ったのだ。
「各機! 接近戦で押さえ込め!」
瞬時の判断で、隊長機のTk-7がハンドガンを武装ラックにマウントして、高振動ナイフを引き抜いた。その意図を理解した他の機体も、ナイフを構え、獲物に群がる肉食獣の如く飛びかかった。
OFM側も、なんとか体勢を整えて反撃しようと銃剣を構える。光線を発射。だがその煌めきは、身を低くして突進してくるTk-7の頭上を越えて闇夜へ消えた。
まず、片腕と武装を無くしている西洋鎧が、あっという間に鎮圧された。間接の出力、腕力は確かにAMWよりも上だが、それでも関節構造は人体を模している。それはつまり、体術が有効だということに他ならない。
一瞬で背後に回ってきたTk-7に残っている左腕を獲られる。上から背中にのしかかるようになったTk-7が足を払うと、西洋鎧は抵抗する暇もなくうつ伏せに地面に倒れた。
なんとか抜けだそうと脚をじたばたとさせていた。だが思考制御による操縦の機体同士で素人が軍人に敵うわけがなかった。押さえ込んでいるのとは別のTk-7が、暴れる膝に高振動ナイフを突き刺さすと、その抵抗も止まった。
残ったもう一機は、銃剣を出鱈目に振り回し、包囲されない内に上空へ逃げた。そのまま逃走を図ろうとしたが、
『悪いな、逃げる背中を撃つのに躊躇がない狙撃手で』
次の瞬間、また閃光が走った。西洋鎧は腰の接続部を貫かれ、上半身と下半身が泣き別れした状態で、地面に落下した。
轟音を立てて道路に落ちた上半身が、それでも逃げようともがくが、即座に自衛隊機に取り押さえられる。
「――敵機無力化完了!」
『状況終了。よくやった。完璧な手際だったな』
部隊長が、通信機の向こうで、にやりと笑みを浮かべた。
それから一時間後、近辺を捜索していた大関たちから、テロリストの残党も発見されなかったという報告を受け、部隊長は撤収を指示した。
遺体や血痕、銃痕などの処理をしていた後始末部隊が慌ただしく片付けを始める中、部隊長は古い友人と話に耽っていた。
「いやはや、どうなることかと思いましたが、お客様に被害が及ばなくて助かりました。感謝しますよ、日野部さん」
そう言うのは、痩せっぽい高身長にホテルマンの制服を纏っている、眼鏡をかけた男性だった。このホテルのオーナーで、部隊長が貸しを作っている人物の一人である。
「いや、ホテルの顔とも言えるフロントをボロボロにしちまった。謝らせてくれ」
そう言って頭を下げようとする友人を、オーナーは慌てて制止する。
「いえいえ! やめてくださいよそういうのは、そんなこと、テロリストから我々を救ってくれたことに比べれば些細なことですので」
「しかしだな……」
それでもなお謝ろうとする部隊長に、オーナーは「それでは、こういうのはどうでしょうか」と提案した。
「我がホテルでは、食堂や飲食スペースを、利用者以外の方にも解放しております。そこを、非番の部下の方に利用していただけるように、駐屯地で宣伝していただくというのは?」
「そんなことでいいのか? もっとこう、直接修繕費を出すとか、そういうのでもいいんだぞ」
部隊長の案に、オーナーはやんわりと頭を振って、
「いいのです。我々は新しいお客様を得られて、その上、自衛官がいるという抑止力を得られることで得をします。それに、今回の件で動いてくださった方々に、我々なりのお礼をしたいのです」
「そうか……そこまで言うなら、そうさせてもらおう。だがな」
部隊長は、にっと頬を吊り上げる。
「うちの隊員はグルメな上に大食いだ。後悔するなよ?」
「ええ、望むところです」
オーナーも柔らかい笑みを浮かべる。そして、二人は握手をして別れた。
この一連のやりとりをホテルの外。テロリストの遺体処理の手伝い終えて、ロータリーから二人を眺めていた安久と宇佐美は、それぞれ、
「うむ、やはり人脈というのは重要だな。特に地元住民から理解を得るというのは、大切なことだ。改めてそれを実感させられる」
「そうねぇ、私たちが好き勝手暴れられるのも、部隊長が民間人の好感度を稼いでくれてるおかげだものね」
「いや、そこは部隊長に頼らず自重するべきだと思うが……」
「自重して平和が守れたら苦労しないわよ」
「だがな……」
「おーい、何やってるんだそんなところで、俺たちも帰るぞー」
気付けば、部隊長はすでに車の前にいた。口論を中断して、こちらに手を振っている上官の方へ、二人は小走りで向かう。
こうして、比乃を狙った一連のテロ事件は、幕を閉じたのであった。
テロリストの要求に従わないのは国際常識だ。しかし、それは正規軍がテロリストを実力で排除できるのが当然だからだ。普通であれば、要求など蹴って制圧すれば済むのである。
故に、今の自分たちの装備では対処できないこの敵を相手に、人質をとられているこの状況下で「犠牲を出さずに殲滅しろ」というのは、かなり無理な命令だった。それに、ここで戦闘になったら、近隣住民を巻き込んで犠牲者を出すかもしれない。
こちらの主兵装で、どうやって倒せば良い。各機がその答えを導き出そうと、刹那の内に思考する。
頼りの綱である打開策が入った宅急便は、すでに到着しているだろう。だが、それの宛先はここから離れた廃墟群だ。取りに戻る間に、被害が拡大してしまう。
やはり無茶だ。どうシミュレートしても、被害は免れない。
「……くそっ」
だがそれでも、命令とあればやるしかない。自分たちに他の選択肢はないのだ。己の役目を思いだし、機士は葛藤を押さえ込んだ。隊長機が「了解」と命令を受諾する。
そして、Tk-7各機が覚悟を決めて短筒を構えようとした。その時、
『Rallidea4了解!』
通信機から聞こえたのは、撃破されたはずのTk-7のコールサイン。全員が一瞬、自分の耳を疑うが、それが幻聴でもなんでもないという証明を、一筋の火線が示した。
薄緑色の軌跡が、ホテルに銃剣を構えていたOFMの胴体を貫いたのだ。
『良い腕だ。流石は心視の指導役だな』
通信機から、こうなることをわかっていたかのような、部隊長の満足そうな声。
撃たれた側、油断なく障壁を張っていたはずの他二体は、背後で倒れた仲間を見て硬直する。何が起きたのか、理解が追いついていない様子だった。
それは機士たちも同じだった。撃破されたはずの狙撃手が、敵を難なく撃破してみせたのだ。
だが、それでもすぐに全員が理解する。Rallidea4が撃破された場所には、無傷の機体と、OFMを撃破できる装備、更に敵に気付かれない距離。つまり、最強の組み合わせで切り札が揃ったのだ。
「各機! 接近戦で押さえ込め!」
瞬時の判断で、隊長機のTk-7がハンドガンを武装ラックにマウントして、高振動ナイフを引き抜いた。その意図を理解した他の機体も、ナイフを構え、獲物に群がる肉食獣の如く飛びかかった。
OFM側も、なんとか体勢を整えて反撃しようと銃剣を構える。光線を発射。だがその煌めきは、身を低くして突進してくるTk-7の頭上を越えて闇夜へ消えた。
まず、片腕と武装を無くしている西洋鎧が、あっという間に鎮圧された。間接の出力、腕力は確かにAMWよりも上だが、それでも関節構造は人体を模している。それはつまり、体術が有効だということに他ならない。
一瞬で背後に回ってきたTk-7に残っている左腕を獲られる。上から背中にのしかかるようになったTk-7が足を払うと、西洋鎧は抵抗する暇もなくうつ伏せに地面に倒れた。
なんとか抜けだそうと脚をじたばたとさせていた。だが思考制御による操縦の機体同士で素人が軍人に敵うわけがなかった。押さえ込んでいるのとは別のTk-7が、暴れる膝に高振動ナイフを突き刺さすと、その抵抗も止まった。
残ったもう一機は、銃剣を出鱈目に振り回し、包囲されない内に上空へ逃げた。そのまま逃走を図ろうとしたが、
『悪いな、逃げる背中を撃つのに躊躇がない狙撃手で』
次の瞬間、また閃光が走った。西洋鎧は腰の接続部を貫かれ、上半身と下半身が泣き別れした状態で、地面に落下した。
轟音を立てて道路に落ちた上半身が、それでも逃げようともがくが、即座に自衛隊機に取り押さえられる。
「――敵機無力化完了!」
『状況終了。よくやった。完璧な手際だったな』
部隊長が、通信機の向こうで、にやりと笑みを浮かべた。
それから一時間後、近辺を捜索していた大関たちから、テロリストの残党も発見されなかったという報告を受け、部隊長は撤収を指示した。
遺体や血痕、銃痕などの処理をしていた後始末部隊が慌ただしく片付けを始める中、部隊長は古い友人と話に耽っていた。
「いやはや、どうなることかと思いましたが、お客様に被害が及ばなくて助かりました。感謝しますよ、日野部さん」
そう言うのは、痩せっぽい高身長にホテルマンの制服を纏っている、眼鏡をかけた男性だった。このホテルのオーナーで、部隊長が貸しを作っている人物の一人である。
「いや、ホテルの顔とも言えるフロントをボロボロにしちまった。謝らせてくれ」
そう言って頭を下げようとする友人を、オーナーは慌てて制止する。
「いえいえ! やめてくださいよそういうのは、そんなこと、テロリストから我々を救ってくれたことに比べれば些細なことですので」
「しかしだな……」
それでもなお謝ろうとする部隊長に、オーナーは「それでは、こういうのはどうでしょうか」と提案した。
「我がホテルでは、食堂や飲食スペースを、利用者以外の方にも解放しております。そこを、非番の部下の方に利用していただけるように、駐屯地で宣伝していただくというのは?」
「そんなことでいいのか? もっとこう、直接修繕費を出すとか、そういうのでもいいんだぞ」
部隊長の案に、オーナーはやんわりと頭を振って、
「いいのです。我々は新しいお客様を得られて、その上、自衛官がいるという抑止力を得られることで得をします。それに、今回の件で動いてくださった方々に、我々なりのお礼をしたいのです」
「そうか……そこまで言うなら、そうさせてもらおう。だがな」
部隊長は、にっと頬を吊り上げる。
「うちの隊員はグルメな上に大食いだ。後悔するなよ?」
「ええ、望むところです」
オーナーも柔らかい笑みを浮かべる。そして、二人は握手をして別れた。
この一連のやりとりをホテルの外。テロリストの遺体処理の手伝い終えて、ロータリーから二人を眺めていた安久と宇佐美は、それぞれ、
「うむ、やはり人脈というのは重要だな。特に地元住民から理解を得るというのは、大切なことだ。改めてそれを実感させられる」
「そうねぇ、私たちが好き勝手暴れられるのも、部隊長が民間人の好感度を稼いでくれてるおかげだものね」
「いや、そこは部隊長に頼らず自重するべきだと思うが……」
「自重して平和が守れたら苦労しないわよ」
「だがな……」
「おーい、何やってるんだそんなところで、俺たちも帰るぞー」
気付けば、部隊長はすでに車の前にいた。口論を中断して、こちらに手を振っている上官の方へ、二人は小走りで向かう。
こうして、比乃を狙った一連のテロ事件は、幕を閉じたのであった。
0
お気に入りに追加
76
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
【完結】バグった俺と、依存的な引きこもり少女。 ~幼馴染は俺以外のセカイを知りたがらない~
山須ぶじん
SF
異性に関心はありながらも初恋がまだという高校二年生の少年、赤土正人(あかつちまさと)。
彼は毎日放課後に、一つ年下の引きこもりな幼馴染、伊武翠華(いぶすいか)という名の少女の家に通っていた。毎日訪れた正人のニオイを、密着し顔を埋めてくんくん嗅ぐという変わったクセのある女の子である。
そんな彼女は中学時代イジメを受けて引きこもりになり、さらには両親にも見捨てられて、今や正人だけが世界のすべて。彼に見捨てられないためなら、「なんでもする」と言ってしまうほどだった。
ある日、正人は来栖(くるす)という名のクラスメイトの女子に、愛の告白をされる。しかし告白するだけして彼女は逃げるように去ってしまい、正人は仕方なく返事を明日にしようと思うのだった。
だが翌日――。来栖は姿を消してしまう。しかも誰も彼女のことを覚えていないのだ。
それはまるで、最初から存在しなかったかのように――。
※第18回講談社ラノベ文庫新人賞の第2次選考通過、最終選考落選作品。
※『小説家になろう』『カクヨム』でも掲載しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

日本が危機に?第二次日露戦争
杏
歴史・時代
2023年2月24日ロシアのウクライナ侵攻の開始から一年たった。その日ロシアの極東地域で大きな動きがあった。それはロシア海軍太平洋艦隊が黒海艦隊の援助のために主力を引き連れてウラジオストクを離れた。それと同時に日本とアメリカを牽制する為にロシアは3つの種類の新しい極超音速ミサイルの発射実験を行った。そこで事故が起きた。それはこの事故によって発生した戦争の物語である。ただし3発も間違えた方向に飛ぶのは故意だと思われた。実際には事故だったがそもそも飛ばす場所をセッティングした将校は日本に向けて飛ばすようにセッティングをわざとしていた。これは太平洋艦隊の司令官の命令だ。司令官は黒海艦隊を支援するのが不服でこれを企んだのだ。ただ実際に戦争をするとは考えていなかったし過激な思想を持っていた為普通に海の上を進んでいた。
なろう、カクヨムでも連載しています。
【おんJ】 彡(゚)(゚)ファッ!?ワイが天下分け目の関ヶ原の戦いに!?
俊也
SF
これまた、かつて私がおーぷん2ちゃんねるに載せ、ご好評頂きました戦国架空戦記SSです。
この他、
「新訳 零戦戦記」
「総統戦記」もよろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる