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第三十七話「策謀と共闘について」
謝罪と懸念
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時刻は昼過ぎ。午後の訓練開始までホテルからの移動時間を含めるとかなりぎりぎりのところで、六人が乗った車はホテル前のロータリーへと到着した。
「いやー、久々に法定速度ぶっちぎったぜ。対向車はいなかったけど中々スリル満点だったな」
「嘘を言うな、貴様の運転はいつも荒いだろうが」
「そうですよ、この前だってちょっと基地外に出るってだけなのに、何度か警察に目を付けられてたじゃないですか」
「捕まらずに巻いたんだからいいだろ、その話は」
そんな三人の会話を尻目に、比乃たちが車から降りた。するとそこには、保護者二人、腕を組んでむっすりと口をへの字に曲げた、明らかに怒っていますという空気を醸し出している大関と大貫の姿があった。
「あの、どうしたんですかお二人とも」
これから怒られることを察知したが、その理由に見当がつかない比乃が聞くと、二人はむすっとした顔のまま理由を話した。
「どうしたもこうしたもあるか、無断で、しかも携帯端末も持たずに外出しよって」
「誘拐でもされたのではないかと冷や冷やしたんだぞ俺達は」
「えっ、でもお二人に許可は取ったってカラシン中尉が……」
まさかと車の方を振り返ると、運転席から降りたカラシンが「それじゃあ俺達は着替えてくるから、軍曹達も早く準備しろよー」とか言って、駆け足でホテルの中へと駆け込んで行った所だった。
それで全てを察した比乃は、真っ青な顔になった。再び筋肉コンビの方を向いて「すいませんでした!」と、いまいち事情を理解できていない志度と心視の後頭部を掴んで、同時に頭を下げる。
頭を下げたままの比乃たちに、大関は態とらしく大きい溜息を吐いた。長い説教の代わりに、三人の頭に拳骨を一発ずつ落とす。
「お前も一杯食わされたみたいだから、今回はこれで済ませておいてやる。無断外出も不問にしてやろう。けどな……あまり保護者役を心配させるんじゃない、いいな」
顔を上げた比乃の眼前に指を突き付けて、念を押すようにそう言って、大関はさっさと移動用の車に乗り込んでしまう。気まずそうに顔を見合わせる三人に、今度は大貫がその服装を指差す。
「お前ら私服で合同演習に行く気か、さっさと制服と、中に搭乗服着込んで来い。五分でな」
「は、はい。すぐに着替えてきます」
大急ぎでホテルの中へと走って行く三人を見送り、さて自分も車に乗り込むかと歩き始めようとした所で、スペツナズの一人、エリツィナ中尉が近付いてきた。そして大貫にだけ聞こえるように小声で、
「……市街地で三人が我が軍の者と思われる連中に襲われた。用心しろ」
そう忠告した。大貫は片眉を上げて、意外そうな表情を作る。この雪女のような印象を受ける女軍人が、態々それを知らせてくれるとは思ってもいなかった。
「これはどうも。そんなこと教えて、あんたは大丈夫なのか?」
「我々とは別管轄の部隊が行ったことだ。私の知ったことではない」
そう言い切ると、大貫がそれ以上何か言う前に、彼女はさっさとホテルの方へと歩いて行ってしまった。意外な人物からの忠告を受け、大貫は「うーむ」と顎に手をやって思案する。
「とりあえず、整備班にも知らせておくかな」
日本語で呟いて、懐から携帯端末を取り出すと、目的の番号を入力し、耳元にやった。
「あ、もしもし森? 俺だよ俺俺、いや詐欺じゃなくて――」
***
一向が再び演習場に集まり、各々の装備や機体がある方へ向かう。まず整備班の元に出向いた比乃、志度、心視の三人は、Tkー7の前で整列して待っていた整備班に頭を下げた。
「すいませんでした!」
その列の前に立っていた整備班代表の森は、体格の良い身体を揺らしながら、不機嫌そうな顔でつらつらと話し始める。
「あのねぇ、僕らは別に整備の手伝いに来なかったことについては、そこまで怒ってないよ? どうせ来てもらってもやらせることなかったし。僕らが怒ってるのは、自分達にとってアウェーな土地で無警戒で無防備な態度を取っていたってこと。聞けば志度と心視なんてあわや拉致される寸前だったって言うじゃないの、ここはそういう油断も隙もない危ない所だって自覚が全く足りてない。猛省して、頭を下げるんだ三人とも」
「とってもごめんなさいでした……」
「とっても、ごめんなさい、でした……」
「とってもごめんなさいでしたぁ!」
三者三様の謝罪を聞き、整備班一同は「うむ、許す」と頷いて、それぞれの担当箇所まで戻って行った。その中、整備班の中で一人その場に残った森が、ちょいちょいと三人に手招きする。
「よし、自分個人として言いたいことは以上。続いて整備班としての連絡事項。ちょっと耳貸して」
比乃たちは駆け寄って耳を傾けると、森は小声の日本語で話し始めた。
「いいかい、これはもしもの話だけど、お相手のスペツナズの皆さんが敵に回る可能性が出てきたわけなんだ。理由はわかるね?」
「……市街地で僕らの拉致が失敗したから、ですか?」
「そう、生身で確保できないとしたら、今度はAMWを使ってくる可能性がある。その時の為の装備が、三番コンテナに入ってるから、危なくなったら取り出して使うんだよ」
言われ、三人は三番コンテナ――広場の端に設置されている大型のコンテナを見やる。予備の武装類を持ってくるにしても一つ余計に多いと思っていたが、そんな物が入っていたとは、思ってもみなかった比乃の表情を見て、森は苦笑しながらも話を続ける。
「政府にバレないようにこっそりと持ってきた物だけど、いざって時は思い切り使っちゃって良いから。いいね?」
「……ちなみに、中身はなんなんです?」
聞かれた森は周囲を窺ってから、腰のバックルから大型端末を取り出し、操作してある画面を表示すると、三人に見せた。その内容を確認した三人は、揃って驚きの表情を浮かべて、森の顔をまじまじと見た。
それこそ「冗談でしょう?」とでも言いたげな三人に、しかし森は対照的に真剣な表情で述べる。
「今回、君らに自衛させるのにそれくらい本気だってこと。うちの部隊長がそんくらい警戒してるってことなんだから、もっと自分たちの立場ってのを自覚してよね」
言われ、志度と心視は生唾を飲み込んだ。自分たちの周囲がここまで備えていることを知って、今更、自分達が明確に狙われているということを理解したのだ。比乃は数十メートル向こう、ペーチル三機が立ち並ぶその足元で、アバルキン少佐と何事かやり取りしている三人を見て、午前中の交流を思い出す。
「……でも、本当にあの人達が敵に回るんでしょうか」
とても、そんなことをするような人達とは思えない、比乃の戸惑い混じりの言葉に、森ははぁっと溜息を吐いた。どうにも、まだ認識が甘いようなので、そこを指摘しないわけにはいかない。
「そう思わせるための午前中の観光だったのかもしれないでしょ? いいから、警戒だけは怠らないように、事が起こったら躊躇わないこと、いいね?」
「……了解しました」
「ところでよ森さん。話は変わるんだけど、いざって時整備班はどうするんだよ。あんたらが人質になったら元も子もないじゃんか」
志度が思い付いたかのようにそう言うと、森は「問題ないね」と言い切ってみせた。
「そんときは筋肉コンビの二人に護衛してもらいながら、トレーラーで悠々と逃げさせてもらうさ」
「……鍵、持ってるの?」
心視のもっともな質問に、彼は「ちっちっちっ」と人差し指を左右に振った。
「知らないのかい心視。最近の車ってね、鍵がなくてもエンジンが掛けられるんだよ。やり方は内緒だけどね」
「森さん、手癖悪いんですね」
堂々と犯罪行為ができることを自白された比乃が、呆れた口調でそう言うと、森は鳩胸を張って「第三師団の整備班は、そのくらいできなきゃ務まらないからね!」と言ってのけて、三人を苦笑させた。
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「捕まらずに巻いたんだからいいだろ、その話は」
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「あの、どうしたんですかお二人とも」
これから怒られることを察知したが、その理由に見当がつかない比乃が聞くと、二人はむすっとした顔のまま理由を話した。
「どうしたもこうしたもあるか、無断で、しかも携帯端末も持たずに外出しよって」
「誘拐でもされたのではないかと冷や冷やしたんだぞ俺達は」
「えっ、でもお二人に許可は取ったってカラシン中尉が……」
まさかと車の方を振り返ると、運転席から降りたカラシンが「それじゃあ俺達は着替えてくるから、軍曹達も早く準備しろよー」とか言って、駆け足でホテルの中へと駆け込んで行った所だった。
それで全てを察した比乃は、真っ青な顔になった。再び筋肉コンビの方を向いて「すいませんでした!」と、いまいち事情を理解できていない志度と心視の後頭部を掴んで、同時に頭を下げる。
頭を下げたままの比乃たちに、大関は態とらしく大きい溜息を吐いた。長い説教の代わりに、三人の頭に拳骨を一発ずつ落とす。
「お前も一杯食わされたみたいだから、今回はこれで済ませておいてやる。無断外出も不問にしてやろう。けどな……あまり保護者役を心配させるんじゃない、いいな」
顔を上げた比乃の眼前に指を突き付けて、念を押すようにそう言って、大関はさっさと移動用の車に乗り込んでしまう。気まずそうに顔を見合わせる三人に、今度は大貫がその服装を指差す。
「お前ら私服で合同演習に行く気か、さっさと制服と、中に搭乗服着込んで来い。五分でな」
「は、はい。すぐに着替えてきます」
大急ぎでホテルの中へと走って行く三人を見送り、さて自分も車に乗り込むかと歩き始めようとした所で、スペツナズの一人、エリツィナ中尉が近付いてきた。そして大貫にだけ聞こえるように小声で、
「……市街地で三人が我が軍の者と思われる連中に襲われた。用心しろ」
そう忠告した。大貫は片眉を上げて、意外そうな表情を作る。この雪女のような印象を受ける女軍人が、態々それを知らせてくれるとは思ってもいなかった。
「これはどうも。そんなこと教えて、あんたは大丈夫なのか?」
「我々とは別管轄の部隊が行ったことだ。私の知ったことではない」
そう言い切ると、大貫がそれ以上何か言う前に、彼女はさっさとホテルの方へと歩いて行ってしまった。意外な人物からの忠告を受け、大貫は「うーむ」と顎に手をやって思案する。
「とりあえず、整備班にも知らせておくかな」
日本語で呟いて、懐から携帯端末を取り出すと、目的の番号を入力し、耳元にやった。
「あ、もしもし森? 俺だよ俺俺、いや詐欺じゃなくて――」
***
一向が再び演習場に集まり、各々の装備や機体がある方へ向かう。まず整備班の元に出向いた比乃、志度、心視の三人は、Tkー7の前で整列して待っていた整備班に頭を下げた。
「すいませんでした!」
その列の前に立っていた整備班代表の森は、体格の良い身体を揺らしながら、不機嫌そうな顔でつらつらと話し始める。
「あのねぇ、僕らは別に整備の手伝いに来なかったことについては、そこまで怒ってないよ? どうせ来てもらってもやらせることなかったし。僕らが怒ってるのは、自分達にとってアウェーな土地で無警戒で無防備な態度を取っていたってこと。聞けば志度と心視なんてあわや拉致される寸前だったって言うじゃないの、ここはそういう油断も隙もない危ない所だって自覚が全く足りてない。猛省して、頭を下げるんだ三人とも」
「とってもごめんなさいでした……」
「とっても、ごめんなさい、でした……」
「とってもごめんなさいでしたぁ!」
三者三様の謝罪を聞き、整備班一同は「うむ、許す」と頷いて、それぞれの担当箇所まで戻って行った。その中、整備班の中で一人その場に残った森が、ちょいちょいと三人に手招きする。
「よし、自分個人として言いたいことは以上。続いて整備班としての連絡事項。ちょっと耳貸して」
比乃たちは駆け寄って耳を傾けると、森は小声の日本語で話し始めた。
「いいかい、これはもしもの話だけど、お相手のスペツナズの皆さんが敵に回る可能性が出てきたわけなんだ。理由はわかるね?」
「……市街地で僕らの拉致が失敗したから、ですか?」
「そう、生身で確保できないとしたら、今度はAMWを使ってくる可能性がある。その時の為の装備が、三番コンテナに入ってるから、危なくなったら取り出して使うんだよ」
言われ、三人は三番コンテナ――広場の端に設置されている大型のコンテナを見やる。予備の武装類を持ってくるにしても一つ余計に多いと思っていたが、そんな物が入っていたとは、思ってもみなかった比乃の表情を見て、森は苦笑しながらも話を続ける。
「政府にバレないようにこっそりと持ってきた物だけど、いざって時は思い切り使っちゃって良いから。いいね?」
「……ちなみに、中身はなんなんです?」
聞かれた森は周囲を窺ってから、腰のバックルから大型端末を取り出し、操作してある画面を表示すると、三人に見せた。その内容を確認した三人は、揃って驚きの表情を浮かべて、森の顔をまじまじと見た。
それこそ「冗談でしょう?」とでも言いたげな三人に、しかし森は対照的に真剣な表情で述べる。
「今回、君らに自衛させるのにそれくらい本気だってこと。うちの部隊長がそんくらい警戒してるってことなんだから、もっと自分たちの立場ってのを自覚してよね」
言われ、志度と心視は生唾を飲み込んだ。自分たちの周囲がここまで備えていることを知って、今更、自分達が明確に狙われているということを理解したのだ。比乃は数十メートル向こう、ペーチル三機が立ち並ぶその足元で、アバルキン少佐と何事かやり取りしている三人を見て、午前中の交流を思い出す。
「……でも、本当にあの人達が敵に回るんでしょうか」
とても、そんなことをするような人達とは思えない、比乃の戸惑い混じりの言葉に、森ははぁっと溜息を吐いた。どうにも、まだ認識が甘いようなので、そこを指摘しないわけにはいかない。
「そう思わせるための午前中の観光だったのかもしれないでしょ? いいから、警戒だけは怠らないように、事が起こったら躊躇わないこと、いいね?」
「……了解しました」
「ところでよ森さん。話は変わるんだけど、いざって時整備班はどうするんだよ。あんたらが人質になったら元も子もないじゃんか」
志度が思い付いたかのようにそう言うと、森は「問題ないね」と言い切ってみせた。
「そんときは筋肉コンビの二人に護衛してもらいながら、トレーラーで悠々と逃げさせてもらうさ」
「……鍵、持ってるの?」
心視のもっともな質問に、彼は「ちっちっちっ」と人差し指を左右に振った。
「知らないのかい心視。最近の車ってね、鍵がなくてもエンジンが掛けられるんだよ。やり方は内緒だけどね」
「森さん、手癖悪いんですね」
堂々と犯罪行為ができることを自白された比乃が、呆れた口調でそう言うと、森は鳩胸を張って「第三師団の整備班は、そのくらいできなきゃ務まらないからね!」と言ってのけて、三人を苦笑させた。
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