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第三十五話「極寒の地での任務について」
模擬戦の決着
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グレコフ機が撃破判定を受けたことをAIに知らされ、エリツィナは攻撃の手を緩めずに舌打ちした。
(少尉め、侮ったか?)
相手を侮るというのは、平等も卑怯も何もない戦場において、最も愚かしい行為の一つだ。自分も先程、その愚行が為に危うい状況に持ち込まれる所だった。少尉には後ほど何故相手を侮ったのか詰問せねばなるまい。
自分はもう相手を子供だと侮らない。油断もしない。徹底的に叩き潰す。完膚なきまでに。大人気ないと言われても構わない。戦場に置いて年齢差など何の意味も成さないのだから。
それこそが、眼前の相手……数ヶ月前にあの埠頭で自分の命を救った、日比野軍曹に対する借りを返済する方法だ。その思いから、エリツィナの攻撃は更に熾烈となって行き、遂には比乃のTkー7を追い詰め始めた。
防御に回した左腕のナイフが弾き飛ばされ、下がろうとすると、その分だけ踏み込んで追撃を仕掛けて来る。
なんとも攻撃的な相手だ――比乃は額に浮いた汗が首筋に滴れるのも気にせず、相手、エリツィナ中尉の斬撃を受けきっていた。
「ごめん森さん、スラッシャー使う余裕ないかも……!」
独り言で森や技研のスタッフに謝罪をしながら、必死にTkー7の腕を操作し、相手の攻撃を弾く。
ハワイで戦ったテロリストのドーリスも、ナイフを扱う技量は相当のものだった。それに比べても、今、凄まじい速度で、急所目掛けて突きを放って来たエリツィナ中尉も、それに勝るとも劣らないナイフの技術を持っている。
(模擬戦が終わったら是非、生身でのナイフ捌きも見せて貰いたい物だね……!)
比乃もナイフによる近接戦は得意だと自負していたが、それでも相手の技術は頭一つ抜けている。飛び込んで来た突きを右のナイフで横に逸らしていなし、その間に左腕に新しいナイフを引き抜く。横に突きを逸らされたペーチルの手首がそこで反転し、逸らした方向から再度襲い掛かって来た。
ドーリスが変幻自在な蛇のような動きだとするならば、エリツィナの攻撃は猟犬のようだ。一度噛み付いたら、相手が生き絶えるまで離さない。そんな執念すらも感じる。そんな追撃を上半身を後ろに思い切り仰け反らせることで避ける、そのままハイキックの要領で足を蹴り上げた。
ペーチルの近接装備は大型ナイフ一本、それさえ失わせてしまえばこちらの勝ち、そう狙った蹴りであったが、相手はその蹴りなんと強引に空いた腕で受け止めて見せた。
「なんとっ?!」
思わず比乃が声を上げる。ペーチルのフレーム強度と馬力を完全に理解していなければやろうとも思わない芸当だ。相手、エリツィナ中尉は自分の機体の事を知り尽くしている。自分がTkー7を知り尽くしているのと同じくらいに。
蹴り上がる直前の所で止められた脚部に、ペーチルがナイフを突き立てようと振り上げたのを確認した直後、比乃は拘束から逃れる為に、スラスターを瞬時に稼働、即座に噴射させて機体全体を回転させた。
相手の手から足が離れ、回転したままのTkー7が水平に機体を持っていくと、両足を揃えて変則的なドロップキックを放った。流石にこれは掴めないと見たペーチルが両腕でガードし、蹴りを受け止めた。Tkー7はその反動を利用して距離を離す。
しかし、相手もただでは食い付いた獲物を離してはくれない。両腕をガードの姿勢のまま、真っ直ぐ此方へと突進してきたのだ。
細くなったとは言えどペーチルはペーチルである。あの質量に体当たりされては多少なりとも被害が出る。だが、着地したばかりの姿勢では回避もできない。
(やられた――)
せめてもの抗いとして、こちらも上半身を防御するとうに身を固めた。直後、衝撃と鉄と鉄がぶつかり合う轟音が来た。振動がコクピットを揺らす。
「ぐっ!」
弾かれるように後方に吹っ飛んで尻から着地したTkー7に、覆い被さるようにペーチルが迫る。それから逃れようと、比乃がスラスターを瞬かせるよりも早く、相手の脚部がこちらの脚部を踏みつけた。そして素早い動きでもう片方の足でナイフを握るTkー7の腕を抑え付ける。
マウントポジション――生身の戦いであればもう詰みに近い状態に持ってこられた。その事に焦りを覚えながらも、目の前、両手で構えた大振りのナイフを振り上げたペーチルを見上げて、絶望的な状況でもなお、比乃は吼えた。
「なんのぉ!」
これしきぃ――後半を声に出すよりも早く、両腰のスラスターがTkー7の上に跨るペーチルに砲口を向け、次の瞬間、スラスターが全力でフォトン粒子をぶちかました。
両手を振り上げた姿勢で、数トンあるAMWを飛行させるほどの推力を発揮する光の奔流を、もろに受けたペーチルは、噴射の勢いに耐え切れずにその大重量を浮かせた。その隙に、拘束からTkー7が抜け出し、素早く身を起こして逆襲する。
カメラを焼き潰されたのか、相手は片手で頭部を抑え、たたらを踏んでいる。絶好のチャンスに、比乃は迷わなかった。
(もらった!)
内心でそう叫んだその時、視界を潰されたはずのペーチルが、まるで見えているかのような正確さで、大型ナイフを投擲した。
「はぁ?!」
思わず声に出た。一瞬戸惑ったTkー7の頭部にナイフが直撃し、システムが瞬時に判定を下す。頭部及びメインカメラ大破――視界が一気に暗転する。サブカメラの補正も間に合わない。
流石にこの状態で、咄嗟に突撃中の機体を制御出来るほど、比乃は人間離れしていなかった。
コンマ数秒後、再度、金属と金属がぶつかり合う音が周囲に響き渡り、Tkー7と黒いペーチルが揉みくちゃになって地面に転がった。
数秒、その状態で転がっていた両者だったが、どちらともなく起き上がった。
サブカメラによる不明瞭な視界の中、衝撃でくらくらする頭を振って、ナイフを構え直した。相手は徒手空拳ながらも、柔術のように構えを取る。そしてお互いが一歩前に踏み出した、その時。
比乃のTkー7の白い胴体と、エリツィナのペーチルの黒い正面装甲が、ほぼ同時に被弾判定を受け、機能を停止した。
白い装甲はペイント弾が、黒い装甲には飛んで来た二本の演習用ナイフが、それぞれピンク色に機体を染めていた。
「……え?」
お互いが放心しつつ、それぞれが攻撃を加えられた方を見る。比乃の後方にはナイフを投擲した構えのまま、心視のTkー7が着地して、エリツィナの方には、片腕が真っピンクになってライフルを片手で構えた黒いペーチルが立っていた。
状況が硬直する中、ペーチルに内蔵された拡声器からカラシンの声が響いた。
『実を言うと、俺の方はこれで弾切れ、ナイフもない』
そう言ってライフルをぽいと放り捨てたカラシン機に答えるように、心視も外部出力で、正直に自機の状態を告げる。
『……私も、ナイフ、今投げたので最後。スラッシャーはあるけど』
そこでお互いが無言になる。片や武装無し、片や予備の内蔵兵装のみ。さて、それでも続けるか――となった所で、全員の通信回線からアバルキンの制止の声が入った。
『両者そこまで! お互いの技量はもう十分に解っただろう。これ以上は時間の無駄だ』
彼の鶴の一声で、日露対抗の模擬戦は引き分けという形で幕を閉じた。互いに、全力を出し切った、良い試合だったと言えるだろう。
しかし、駐機場に戻った比乃を待っていたのは、欲しかったデータが殆ど取れなかった為に不機嫌そうな森と「なんだあの不甲斐ない終わりはぁ!」「鍛え直しだな比乃ぉ!」という筋肉コンビのむさ苦しい叱責であった。
(少尉め、侮ったか?)
相手を侮るというのは、平等も卑怯も何もない戦場において、最も愚かしい行為の一つだ。自分も先程、その愚行が為に危うい状況に持ち込まれる所だった。少尉には後ほど何故相手を侮ったのか詰問せねばなるまい。
自分はもう相手を子供だと侮らない。油断もしない。徹底的に叩き潰す。完膚なきまでに。大人気ないと言われても構わない。戦場に置いて年齢差など何の意味も成さないのだから。
それこそが、眼前の相手……数ヶ月前にあの埠頭で自分の命を救った、日比野軍曹に対する借りを返済する方法だ。その思いから、エリツィナの攻撃は更に熾烈となって行き、遂には比乃のTkー7を追い詰め始めた。
防御に回した左腕のナイフが弾き飛ばされ、下がろうとすると、その分だけ踏み込んで追撃を仕掛けて来る。
なんとも攻撃的な相手だ――比乃は額に浮いた汗が首筋に滴れるのも気にせず、相手、エリツィナ中尉の斬撃を受けきっていた。
「ごめん森さん、スラッシャー使う余裕ないかも……!」
独り言で森や技研のスタッフに謝罪をしながら、必死にTkー7の腕を操作し、相手の攻撃を弾く。
ハワイで戦ったテロリストのドーリスも、ナイフを扱う技量は相当のものだった。それに比べても、今、凄まじい速度で、急所目掛けて突きを放って来たエリツィナ中尉も、それに勝るとも劣らないナイフの技術を持っている。
(模擬戦が終わったら是非、生身でのナイフ捌きも見せて貰いたい物だね……!)
比乃もナイフによる近接戦は得意だと自負していたが、それでも相手の技術は頭一つ抜けている。飛び込んで来た突きを右のナイフで横に逸らしていなし、その間に左腕に新しいナイフを引き抜く。横に突きを逸らされたペーチルの手首がそこで反転し、逸らした方向から再度襲い掛かって来た。
ドーリスが変幻自在な蛇のような動きだとするならば、エリツィナの攻撃は猟犬のようだ。一度噛み付いたら、相手が生き絶えるまで離さない。そんな執念すらも感じる。そんな追撃を上半身を後ろに思い切り仰け反らせることで避ける、そのままハイキックの要領で足を蹴り上げた。
ペーチルの近接装備は大型ナイフ一本、それさえ失わせてしまえばこちらの勝ち、そう狙った蹴りであったが、相手はその蹴りなんと強引に空いた腕で受け止めて見せた。
「なんとっ?!」
思わず比乃が声を上げる。ペーチルのフレーム強度と馬力を完全に理解していなければやろうとも思わない芸当だ。相手、エリツィナ中尉は自分の機体の事を知り尽くしている。自分がTkー7を知り尽くしているのと同じくらいに。
蹴り上がる直前の所で止められた脚部に、ペーチルがナイフを突き立てようと振り上げたのを確認した直後、比乃は拘束から逃れる為に、スラスターを瞬時に稼働、即座に噴射させて機体全体を回転させた。
相手の手から足が離れ、回転したままのTkー7が水平に機体を持っていくと、両足を揃えて変則的なドロップキックを放った。流石にこれは掴めないと見たペーチルが両腕でガードし、蹴りを受け止めた。Tkー7はその反動を利用して距離を離す。
しかし、相手もただでは食い付いた獲物を離してはくれない。両腕をガードの姿勢のまま、真っ直ぐ此方へと突進してきたのだ。
細くなったとは言えどペーチルはペーチルである。あの質量に体当たりされては多少なりとも被害が出る。だが、着地したばかりの姿勢では回避もできない。
(やられた――)
せめてもの抗いとして、こちらも上半身を防御するとうに身を固めた。直後、衝撃と鉄と鉄がぶつかり合う轟音が来た。振動がコクピットを揺らす。
「ぐっ!」
弾かれるように後方に吹っ飛んで尻から着地したTkー7に、覆い被さるようにペーチルが迫る。それから逃れようと、比乃がスラスターを瞬かせるよりも早く、相手の脚部がこちらの脚部を踏みつけた。そして素早い動きでもう片方の足でナイフを握るTkー7の腕を抑え付ける。
マウントポジション――生身の戦いであればもう詰みに近い状態に持ってこられた。その事に焦りを覚えながらも、目の前、両手で構えた大振りのナイフを振り上げたペーチルを見上げて、絶望的な状況でもなお、比乃は吼えた。
「なんのぉ!」
これしきぃ――後半を声に出すよりも早く、両腰のスラスターがTkー7の上に跨るペーチルに砲口を向け、次の瞬間、スラスターが全力でフォトン粒子をぶちかました。
両手を振り上げた姿勢で、数トンあるAMWを飛行させるほどの推力を発揮する光の奔流を、もろに受けたペーチルは、噴射の勢いに耐え切れずにその大重量を浮かせた。その隙に、拘束からTkー7が抜け出し、素早く身を起こして逆襲する。
カメラを焼き潰されたのか、相手は片手で頭部を抑え、たたらを踏んでいる。絶好のチャンスに、比乃は迷わなかった。
(もらった!)
内心でそう叫んだその時、視界を潰されたはずのペーチルが、まるで見えているかのような正確さで、大型ナイフを投擲した。
「はぁ?!」
思わず声に出た。一瞬戸惑ったTkー7の頭部にナイフが直撃し、システムが瞬時に判定を下す。頭部及びメインカメラ大破――視界が一気に暗転する。サブカメラの補正も間に合わない。
流石にこの状態で、咄嗟に突撃中の機体を制御出来るほど、比乃は人間離れしていなかった。
コンマ数秒後、再度、金属と金属がぶつかり合う音が周囲に響き渡り、Tkー7と黒いペーチルが揉みくちゃになって地面に転がった。
数秒、その状態で転がっていた両者だったが、どちらともなく起き上がった。
サブカメラによる不明瞭な視界の中、衝撃でくらくらする頭を振って、ナイフを構え直した。相手は徒手空拳ながらも、柔術のように構えを取る。そしてお互いが一歩前に踏み出した、その時。
比乃のTkー7の白い胴体と、エリツィナのペーチルの黒い正面装甲が、ほぼ同時に被弾判定を受け、機能を停止した。
白い装甲はペイント弾が、黒い装甲には飛んで来た二本の演習用ナイフが、それぞれピンク色に機体を染めていた。
「……え?」
お互いが放心しつつ、それぞれが攻撃を加えられた方を見る。比乃の後方にはナイフを投擲した構えのまま、心視のTkー7が着地して、エリツィナの方には、片腕が真っピンクになってライフルを片手で構えた黒いペーチルが立っていた。
状況が硬直する中、ペーチルに内蔵された拡声器からカラシンの声が響いた。
『実を言うと、俺の方はこれで弾切れ、ナイフもない』
そう言ってライフルをぽいと放り捨てたカラシン機に答えるように、心視も外部出力で、正直に自機の状態を告げる。
『……私も、ナイフ、今投げたので最後。スラッシャーはあるけど』
そこでお互いが無言になる。片や武装無し、片や予備の内蔵兵装のみ。さて、それでも続けるか――となった所で、全員の通信回線からアバルキンの制止の声が入った。
『両者そこまで! お互いの技量はもう十分に解っただろう。これ以上は時間の無駄だ』
彼の鶴の一声で、日露対抗の模擬戦は引き分けという形で幕を閉じた。互いに、全力を出し切った、良い試合だったと言えるだろう。
しかし、駐機場に戻った比乃を待っていたのは、欲しかったデータが殆ど取れなかった為に不機嫌そうな森と「なんだあの不甲斐ない終わりはぁ!」「鍛え直しだな比乃ぉ!」という筋肉コンビのむさ苦しい叱責であった。
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