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第三十四話「それぞれの思惑と動向について」
不機嫌な師団長
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その日、部隊長は不機嫌さを隠そうともしない顔で、執務室で書類整理をしていた。判子を持つ手にも、いつもより力が篭っていた。それが紙に押し付けられる際に出る音から、その作業を見守っている、副官の美谷本にも、部隊長の機嫌の悪さが容易くわかった。
明らかに「話しかけるな」というオーラを全身から放っているが、それでも話しかけなければならないのが、副官の辛い所である。
美谷本は胃がきりきりと痛むのを自覚した。新しい胃薬に替えてから、最近は痛みも減ったと思っていたが、この調子では、また薬の量が増えてしまう。
「あの、日野部一佐。先日の戦闘に関する報告書が上がったのですが……」
「……ああ、そこに置いておけ、後はやっておく」
こちらを見向きもせずに、素っ気ない口調で言いながら、またダンっと音を立てて判を押す。出来れば、これ以上話しかけずにこのまま執務室から退室したかったが、それでも何故こんなに不機嫌なのか聞かなければならない。
自分は彼の副官なのだから。もし出来るならば、この上官が抱えている問題を解決する補佐をしなければいけないのだ。でないと、この後の任務に差し障りがあるかもしれない。
「日野部一左、不躾な質問なのですが……何をそんなに怒っているんですか?」
それを聞かれた部隊長はぴくりと反応し、判を押す手を止めた。暫しの無言。美谷本はこの時点で、質問したことを少し後悔し始めた。また胃が痛み始めたくらいになって、部隊長は口を開いた。
「怒ってる……そう見えるか? 土渕海峡と同じくらい広い心を持っているこの俺がか?」
「あの……それ世界で一番狭い海では……」
「面積自体はそこそこ大きいだろう、人間スケールなら」
「はぁ……では、一佐は特に何かに怒っていたり、不機嫌であるわけではないのですね?」
「いいや、怒ってるし、不機嫌でもあるぞ」
面倒臭い上官だなこの人は、と彼女は思ったが、それを表情に出すような真似はしない、表面上はいつも通り、クールな自分だ。何年も部隊長の副官を務めていると、自然と身に着く技だった。
こめかみの辺りがひくひくしている自覚はない美谷本は、それでも精一杯涼しげな顔をしてみせる。
「それは何に対してですか? 私で良ければその解決に微力ながら力添えしますが」
「それは本当か? じゃあ……」
「じゃあ……?」
そこで少し溜めた部隊長は、早口で言った。
「今からロシアに行って、ちょっと軍部の上層部の人間ぶん殴って来てくれ、そしたら俺の溜飲も少しは下がる」
「実行したら事実上の死じゃないですかそれ?! というか色んな意味で無理ですよ!」
思わず大声を上げて突っ込んだ彼女に、部隊長は「冗談だ、冗談」と判子を持った手を再び動かし始めた。先程までに比べると、その動作は落ち着いている。副官を弄ったことで少し気が晴れたらしい。
「いやな、ロシア軍の割と上の方に古い友人がいるんだが、そいつからちょっと無茶なお願いをされてな。最初は断ってたんだが、そしたら更に上の方が別方向に圧力をかけてきやがって、うちの政府からも割と強めにお願いされてな。結局、断れなくなっちまったわけだ」
つまりは、ロシアからの“お願い”とやらを無理矢理押し付けられてご立腹だったらしい。美谷本は、内容のスケールが思っていたよりも大きかったことに驚き半分、呆れ半分の表情を浮かべた。
「それはまた……というか貴方の人間関係ってどうなってるんですか」
心底不思議というか、奇々怪界というのか。宇宙人とも交流があると言われても驚かないという謎の自信が、彼女の中で芽生えつつあった。
「友達百人いると何かと便利だぞ? にしたってやり方が陰湿だ。流石は脳味噌までウォッカと陰謀が回ってる奴らだ」
「機嫌が悪かったのはそれが原因なんですね……それで、お願いとはなんだったんですか?」
「ふむ……」
副官が興味本位でした質問に、部隊長は周囲、自分の執務室を見渡すようにしてから、
「ここなら話しても問題ないか、他言無用だぞ? うっかりでも他人に漏らしたら刺客が来ると思え、これは冗談じゃないからな」
「そ、そんなに重大な話なのですか……」
慄いて、聞かなければ良かったと内心後悔で一杯になっている彼女を尻目に、部隊長は話し始める。
「と言っても、どこぞの大統領を暗殺してほしいとか、どこかの小国を滅ぼしてほしいとか、そういう後ろ暗い話じゃない。ただ、小規模ながらも日露合同軍事演習を行って欲しいってだけだ。こっそり、他国にバレないように」
「日本とロシアで……ですか? 確かにそれは……」
表沙汰になると色々と不味い話であった。日本とロシアは、この時代になっても、未だに平和条約が締結できていない。交易も交流も行なっている仲だが、世界情勢的にはかなり微妙な関係なのだ。
「言わんでも想像できると思うが、マスコミにでも嗅ぎつけられて大事になったら、まずアメリカがキレる。今代の大統領は、普段は冷静に見えて、先代並みに短気だからな。他の国だって黙っちゃいないだろう。色んな所から抗議が来る、しかもその殆どは日本に向かってくるだろうな。ロシアに面と向かって文句を言える国なんぞ、それこそアメリカくらいしかいない。立場が弱い方が責められるのは必然だ」
「いくら一佐でも、それは断るのが当たり前ですね……」
納得した様子で頷いた美谷本だったが、部隊長は「だがな」と付け加えた。
「俺が向っ腹に来てるのはそこじゃない。向こうが指定してきた、自衛隊側の人員に問題がある」
「……それって、もしかして」
部隊長が言う”人員“とは、美谷本が予想した通りだったらしく、部隊長は口をへの字に曲げて、恨めしそうに呟いた。
「あいつらの出席日数が足りなくなったら、直接嫌がらせしてやるぞ……全力でな……」
出席日数はともかく、テロリストに狙われているあいつ──比乃を、友好国であり貸しもあった米国や英国ならいざ知らず、距離的にも政治的にも遠方、それも半分は国外に近い場所に送るなど、普段の部隊長の判断なら有り得ない事であった。
しかし、ロシア政府はどこから情報を得たのか、比乃の戦績、これまでの戦闘経験を承知の上で、名指しで比乃、志度、心視の三人を指定してきたのだ。
むしろ、他の人員は邪魔だからいらないとまで言って来た。全くもって腹の立つことこの上ない。部隊長の内心で、自分の国の政府から間接的に告げられた内容を思い出して、少し治まっていた怒りが再燃してきていた。それが表情に現れていたのか、美谷本が少し怯えながら、それでも諭すように言葉を選んで言う。
「あの、日野部一佐……国際問題になるので、それは辞めてくださいね? いや、本当に」
副官の懇願に近い言葉に、部隊長は無言で、先程より大きな音を立てて判を書類に叩きつけた。
明らかに「話しかけるな」というオーラを全身から放っているが、それでも話しかけなければならないのが、副官の辛い所である。
美谷本は胃がきりきりと痛むのを自覚した。新しい胃薬に替えてから、最近は痛みも減ったと思っていたが、この調子では、また薬の量が増えてしまう。
「あの、日野部一佐。先日の戦闘に関する報告書が上がったのですが……」
「……ああ、そこに置いておけ、後はやっておく」
こちらを見向きもせずに、素っ気ない口調で言いながら、またダンっと音を立てて判を押す。出来れば、これ以上話しかけずにこのまま執務室から退室したかったが、それでも何故こんなに不機嫌なのか聞かなければならない。
自分は彼の副官なのだから。もし出来るならば、この上官が抱えている問題を解決する補佐をしなければいけないのだ。でないと、この後の任務に差し障りがあるかもしれない。
「日野部一左、不躾な質問なのですが……何をそんなに怒っているんですか?」
それを聞かれた部隊長はぴくりと反応し、判を押す手を止めた。暫しの無言。美谷本はこの時点で、質問したことを少し後悔し始めた。また胃が痛み始めたくらいになって、部隊長は口を開いた。
「怒ってる……そう見えるか? 土渕海峡と同じくらい広い心を持っているこの俺がか?」
「あの……それ世界で一番狭い海では……」
「面積自体はそこそこ大きいだろう、人間スケールなら」
「はぁ……では、一佐は特に何かに怒っていたり、不機嫌であるわけではないのですね?」
「いいや、怒ってるし、不機嫌でもあるぞ」
面倒臭い上官だなこの人は、と彼女は思ったが、それを表情に出すような真似はしない、表面上はいつも通り、クールな自分だ。何年も部隊長の副官を務めていると、自然と身に着く技だった。
こめかみの辺りがひくひくしている自覚はない美谷本は、それでも精一杯涼しげな顔をしてみせる。
「それは何に対してですか? 私で良ければその解決に微力ながら力添えしますが」
「それは本当か? じゃあ……」
「じゃあ……?」
そこで少し溜めた部隊長は、早口で言った。
「今からロシアに行って、ちょっと軍部の上層部の人間ぶん殴って来てくれ、そしたら俺の溜飲も少しは下がる」
「実行したら事実上の死じゃないですかそれ?! というか色んな意味で無理ですよ!」
思わず大声を上げて突っ込んだ彼女に、部隊長は「冗談だ、冗談」と判子を持った手を再び動かし始めた。先程までに比べると、その動作は落ち着いている。副官を弄ったことで少し気が晴れたらしい。
「いやな、ロシア軍の割と上の方に古い友人がいるんだが、そいつからちょっと無茶なお願いをされてな。最初は断ってたんだが、そしたら更に上の方が別方向に圧力をかけてきやがって、うちの政府からも割と強めにお願いされてな。結局、断れなくなっちまったわけだ」
つまりは、ロシアからの“お願い”とやらを無理矢理押し付けられてご立腹だったらしい。美谷本は、内容のスケールが思っていたよりも大きかったことに驚き半分、呆れ半分の表情を浮かべた。
「それはまた……というか貴方の人間関係ってどうなってるんですか」
心底不思議というか、奇々怪界というのか。宇宙人とも交流があると言われても驚かないという謎の自信が、彼女の中で芽生えつつあった。
「友達百人いると何かと便利だぞ? にしたってやり方が陰湿だ。流石は脳味噌までウォッカと陰謀が回ってる奴らだ」
「機嫌が悪かったのはそれが原因なんですね……それで、お願いとはなんだったんですか?」
「ふむ……」
副官が興味本位でした質問に、部隊長は周囲、自分の執務室を見渡すようにしてから、
「ここなら話しても問題ないか、他言無用だぞ? うっかりでも他人に漏らしたら刺客が来ると思え、これは冗談じゃないからな」
「そ、そんなに重大な話なのですか……」
慄いて、聞かなければ良かったと内心後悔で一杯になっている彼女を尻目に、部隊長は話し始める。
「と言っても、どこぞの大統領を暗殺してほしいとか、どこかの小国を滅ぼしてほしいとか、そういう後ろ暗い話じゃない。ただ、小規模ながらも日露合同軍事演習を行って欲しいってだけだ。こっそり、他国にバレないように」
「日本とロシアで……ですか? 確かにそれは……」
表沙汰になると色々と不味い話であった。日本とロシアは、この時代になっても、未だに平和条約が締結できていない。交易も交流も行なっている仲だが、世界情勢的にはかなり微妙な関係なのだ。
「言わんでも想像できると思うが、マスコミにでも嗅ぎつけられて大事になったら、まずアメリカがキレる。今代の大統領は、普段は冷静に見えて、先代並みに短気だからな。他の国だって黙っちゃいないだろう。色んな所から抗議が来る、しかもその殆どは日本に向かってくるだろうな。ロシアに面と向かって文句を言える国なんぞ、それこそアメリカくらいしかいない。立場が弱い方が責められるのは必然だ」
「いくら一佐でも、それは断るのが当たり前ですね……」
納得した様子で頷いた美谷本だったが、部隊長は「だがな」と付け加えた。
「俺が向っ腹に来てるのはそこじゃない。向こうが指定してきた、自衛隊側の人員に問題がある」
「……それって、もしかして」
部隊長が言う”人員“とは、美谷本が予想した通りだったらしく、部隊長は口をへの字に曲げて、恨めしそうに呟いた。
「あいつらの出席日数が足りなくなったら、直接嫌がらせしてやるぞ……全力でな……」
出席日数はともかく、テロリストに狙われているあいつ──比乃を、友好国であり貸しもあった米国や英国ならいざ知らず、距離的にも政治的にも遠方、それも半分は国外に近い場所に送るなど、普段の部隊長の判断なら有り得ない事であった。
しかし、ロシア政府はどこから情報を得たのか、比乃の戦績、これまでの戦闘経験を承知の上で、名指しで比乃、志度、心視の三人を指定してきたのだ。
むしろ、他の人員は邪魔だからいらないとまで言って来た。全くもって腹の立つことこの上ない。部隊長の内心で、自分の国の政府から間接的に告げられた内容を思い出して、少し治まっていた怒りが再燃してきていた。それが表情に現れていたのか、美谷本が少し怯えながら、それでも諭すように言葉を選んで言う。
「あの、日野部一佐……国際問題になるので、それは辞めてくださいね? いや、本当に」
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