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第三十一話「英国の決戦について」
怪物のお披露目
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それから更に十分後。戦闘を終えた各機からも報告が、比乃のTk-7にも次々に入って来ていた。
『child2、見つけた敵は全部片付けたぜ、もっと獲物を寄越せ!』
『child3、guest1と共に北上中……次の狙撃ポイントへ向かう』
『こちらteacher2、AMWは確認されてた十機しか見つからなかったわね、残りはどこへ消えたのやら……』
今のところは、問題なく作戦は進行していた。敵AMWも確認されている最低限の数、コンカラーⅡ十機は撃破され、敵の出してきた主力戦車も動いている物は残らず撃破した。ただ、一つ問題があるとすれば――
『teacher1より各機へ、見つかった敵戦力が想定以上に少ない。まだかなりの数が潜伏していると思われる』
そう、テロリストが持ち込んだと思われるペーチルSなどの機体、対空車両などが、姿を現さなかったのだ。更に言えば、例の化け物、黄色いAMWも見つかっていない。
『その為、味方の空挺部隊がくる前に炙り出す必要がある……潜伏地点は恐らくここだ』
安久機から転送されてきた地図を確認する。現在地を中心として、その北東部分にポインターがつけられていた。そこには、小規模な市街地があった。
その市街地は、クーデターが起きた時点で、すでに住民の避難は完了していた。今は、住民どころか人っ子一人いないはずである。森林と違い背が高い建物も多い、絶好の隠れ場所だと言えよう。そこに残存兵力が潜んでいると、安久は踏んだのだ。
『未だに例の化け物とも遭遇していないが、各機、誰も見てないな?』
安久の呼びかけに、全員が『見てない』『痕跡もなかった』と答えた。戦場に出てきていない敵の、恐らくは指揮官機が姿を見せていない。そうなると、本格的に罠の可能性が高まってきた。だが、ここで引き返すわけにもいかない。
『そいつも市街地に隠れている可能性が高いな。ともかく、これより我々は市街地に入り潜伏しているであろう敵機を捜索、撃破する。child3とguest1は市街地の外から、狙撃可能なポジションで待機……行くぞ』
安久機を先頭に、一団は街灯も灯っていない、真っ暗な市街地へと足を踏み入れた。市街地は無人のまま放棄されていたからか、どこか寂れ、建物も草臥れているように感じられた。光源が何もない中を、機体に備わった暗視センサーを頼りに、索敵しながら進んで行く。
しかし、市街地の中心部に到たちしても、敵機の面影一つも見当たらなかった。安久の予想が外れたのだろうか、それとも敵はもっと奥にいるか――否、大きな交差点に差し掛かったところで、安久が異変に気付いた。
『teacher1より各機へ、敵機補足……だが』
『あらら、いったい何の真似かしらね』
『なっ……!』
『これは……!』
まず最初に安久と宇佐美が気付き、志度とジャックが当惑の声をあげる。その理由は、比乃にもすぐ解った。
『ハロー、近衛兵と自衛隊の諸君、こんな夜更けにピクニックかな?』
外部スピーカー越しに男の愉快そうな声。例の写真にあった黄色いAMW、化け物が、交差点に面した一番高いビルの上に、堂々と立っていたのだ。何ら隠蔽工作もせずに、まるで、最初からそこで、比乃たちに見つかるまで待っていたかのように。
写真で見るのと違い、少し大型に見える機体。全体的に尖った刺々しいシルエット。そして一対のツインアイが、暗闇の中で禍々しく光っている。その手には、一般的なAMWが予備として装備する小型拳銃と、一振りの高振動ナイフのみ。
その黄色いAMWはぐるりと、比乃たちを見渡すように頭部を巡らせて、一団を睥睨する。まるで品定めしているかのように、余裕を感じさせる態度だった。
『さて、早速歓迎パーティと行きたい所なんですけどね。そこのえー、Tkー7の変り者に乗ってるの、そう、君です』
外部スピーカー越しに告げて、比乃のTkー7改ニを指差した。
『君だけはちょっと用事があるから、今の内に投降してくれませんかね。そうしたら、命だけは助けてあげますよ』
それに対する返事は一発の弾丸だった。山岳地帯からの狙撃、ビルの屋上に敵機を確認したのとほぼ同時に、心視が発砲したのだ。長距離狙撃用に製造された、AMW用の長砲身滑腔砲“大筒”。その射撃精度と有効射程は、短筒の比ではない。
その弾丸が、黄色い機体の土手っ腹に着弾、引き裂くかに思えた。いや、着弾したように見えただけだった。弾丸は機体の手前で火花をあげて弾け散る。それをスコープ越しに見ていた心視と、ビルの真下で見ていた比乃たちは、一瞬、光の膜が生じたのを確認した。
間違いない。奴はOFMと同じ防御手段を持っている――
『無粋ですねぇ。まぁ、狙撃手がいるのは解っていました。それに、そちらがその気でも、私としては別に構いません』
肩を竦めながらそう言って、黄色いAMWが、両の掌を合わせて打ち鳴らした。すると突然、センサーに敵機の反応が現れた。それも、この市街地ではなく、遥か後方の山岳地帯から、つまりは、後衛の二人がいる方向。
『こちらchild3、大量の敵機が出現……応戦を開始』
『guest1同じく! でもこれは、ちょっと洒落になってない!』
淡々とした報告と悲鳴混じりの報告がして、思わずそちらを見る比乃と志度。二人を助けに行くか否かを判断する間も無く。
『おっと、皆さんの相手はこの私と雑兵、それとスペシャルゲストでさせていただきますよ』
ビルの屋上からふわりと、重さを感じさせない動きで比乃たちの頭上を飛び越え、今やってきた方向に降り立った黄色い機体が、自然体で構える。それと同時に、ビルの間や建物の窓に小さい影、次の瞬間、全員の機体に照準警報が鳴り響いた。
『! 各機、散開!』
安久の声に反応するか否かの速度で、全員がその場から跳躍したその後を、歩兵が携行する対戦車ミサイルが乱舞した。回避されたミサイル群がビルに当たり、破片と爆炎を撒き散らす。
「伏兵……?! けどっ」
まさか歩兵が潜んでいるとは、歩兵による奇襲は、市街地での戦闘における常套手段だと言うのに頭から完全に抜けていた。しかし、一度種が割れてしまえば問題はない。
比乃は機体のセンサーを操作し、熱源探知を加える。これで歩兵が隠れていてもある程度はわかる。
けれど、奴が言っていたスペシャルゲストとはいったい何のことだろうか。比乃は相手の戯言に気を取られていた。機体が着地した瞬間、そこに榴弾が飛んできた。
「ッ!」
僅かに反応が遅れたが、すかさず後ろに飛び、ビルを盾にする。飛んできた榴弾は、アスファルトに着弾、破砕音を立てて爆発した。だが、AMWに使う榴弾の大きさにしては、爆発の規模が小さい。それに違和感を感じて、ビルから頭部だけを出して様子を窺う。
「なんだ……?」
その爆発地点に、一機のAMWが跳躍してきた。全体的に細くしなやかな機体。それは、アメリカのハワイで見たことのある機種だった。
その機体が、比乃が隠れているビルに頭部を向けて、グレネードランチャーを持っている手を振って見せた。まるで軽く挨拶でもするかのような、
『やっほー、元気してた? 日比野軍曹』
外部スピーカー越しの、今度は少女の声。それを聞いて、比乃ははっとした。あの黄色い機体が言っていたスペシャルゲストとは、自分の知っている人物、ステュクスだったのだ。こんなところでまで、遭遇するとは。
『久しぶりの再会だね、今回は邪魔も入らないよ。さぁ、楽しもうよ!』
そう言って、彼女はもう片方の腕に保持していたライフルを、比乃が隠れているビルに向けた。そして、無造作に発砲する。
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今のところは、問題なく作戦は進行していた。敵AMWも確認されている最低限の数、コンカラーⅡ十機は撃破され、敵の出してきた主力戦車も動いている物は残らず撃破した。ただ、一つ問題があるとすれば――
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そう、テロリストが持ち込んだと思われるペーチルSなどの機体、対空車両などが、姿を現さなかったのだ。更に言えば、例の化け物、黄色いAMWも見つかっていない。
『その為、味方の空挺部隊がくる前に炙り出す必要がある……潜伏地点は恐らくここだ』
安久機から転送されてきた地図を確認する。現在地を中心として、その北東部分にポインターがつけられていた。そこには、小規模な市街地があった。
その市街地は、クーデターが起きた時点で、すでに住民の避難は完了していた。今は、住民どころか人っ子一人いないはずである。森林と違い背が高い建物も多い、絶好の隠れ場所だと言えよう。そこに残存兵力が潜んでいると、安久は踏んだのだ。
『未だに例の化け物とも遭遇していないが、各機、誰も見てないな?』
安久の呼びかけに、全員が『見てない』『痕跡もなかった』と答えた。戦場に出てきていない敵の、恐らくは指揮官機が姿を見せていない。そうなると、本格的に罠の可能性が高まってきた。だが、ここで引き返すわけにもいかない。
『そいつも市街地に隠れている可能性が高いな。ともかく、これより我々は市街地に入り潜伏しているであろう敵機を捜索、撃破する。child3とguest1は市街地の外から、狙撃可能なポジションで待機……行くぞ』
安久機を先頭に、一団は街灯も灯っていない、真っ暗な市街地へと足を踏み入れた。市街地は無人のまま放棄されていたからか、どこか寂れ、建物も草臥れているように感じられた。光源が何もない中を、機体に備わった暗視センサーを頼りに、索敵しながら進んで行く。
しかし、市街地の中心部に到たちしても、敵機の面影一つも見当たらなかった。安久の予想が外れたのだろうか、それとも敵はもっと奥にいるか――否、大きな交差点に差し掛かったところで、安久が異変に気付いた。
『teacher1より各機へ、敵機補足……だが』
『あらら、いったい何の真似かしらね』
『なっ……!』
『これは……!』
まず最初に安久と宇佐美が気付き、志度とジャックが当惑の声をあげる。その理由は、比乃にもすぐ解った。
『ハロー、近衛兵と自衛隊の諸君、こんな夜更けにピクニックかな?』
外部スピーカー越しに男の愉快そうな声。例の写真にあった黄色いAMW、化け物が、交差点に面した一番高いビルの上に、堂々と立っていたのだ。何ら隠蔽工作もせずに、まるで、最初からそこで、比乃たちに見つかるまで待っていたかのように。
写真で見るのと違い、少し大型に見える機体。全体的に尖った刺々しいシルエット。そして一対のツインアイが、暗闇の中で禍々しく光っている。その手には、一般的なAMWが予備として装備する小型拳銃と、一振りの高振動ナイフのみ。
その黄色いAMWはぐるりと、比乃たちを見渡すように頭部を巡らせて、一団を睥睨する。まるで品定めしているかのように、余裕を感じさせる態度だった。
『さて、早速歓迎パーティと行きたい所なんですけどね。そこのえー、Tkー7の変り者に乗ってるの、そう、君です』
外部スピーカー越しに告げて、比乃のTkー7改ニを指差した。
『君だけはちょっと用事があるから、今の内に投降してくれませんかね。そうしたら、命だけは助けてあげますよ』
それに対する返事は一発の弾丸だった。山岳地帯からの狙撃、ビルの屋上に敵機を確認したのとほぼ同時に、心視が発砲したのだ。長距離狙撃用に製造された、AMW用の長砲身滑腔砲“大筒”。その射撃精度と有効射程は、短筒の比ではない。
その弾丸が、黄色い機体の土手っ腹に着弾、引き裂くかに思えた。いや、着弾したように見えただけだった。弾丸は機体の手前で火花をあげて弾け散る。それをスコープ越しに見ていた心視と、ビルの真下で見ていた比乃たちは、一瞬、光の膜が生じたのを確認した。
間違いない。奴はOFMと同じ防御手段を持っている――
『無粋ですねぇ。まぁ、狙撃手がいるのは解っていました。それに、そちらがその気でも、私としては別に構いません』
肩を竦めながらそう言って、黄色いAMWが、両の掌を合わせて打ち鳴らした。すると突然、センサーに敵機の反応が現れた。それも、この市街地ではなく、遥か後方の山岳地帯から、つまりは、後衛の二人がいる方向。
『こちらchild3、大量の敵機が出現……応戦を開始』
『guest1同じく! でもこれは、ちょっと洒落になってない!』
淡々とした報告と悲鳴混じりの報告がして、思わずそちらを見る比乃と志度。二人を助けに行くか否かを判断する間も無く。
『おっと、皆さんの相手はこの私と雑兵、それとスペシャルゲストでさせていただきますよ』
ビルの屋上からふわりと、重さを感じさせない動きで比乃たちの頭上を飛び越え、今やってきた方向に降り立った黄色い機体が、自然体で構える。それと同時に、ビルの間や建物の窓に小さい影、次の瞬間、全員の機体に照準警報が鳴り響いた。
『! 各機、散開!』
安久の声に反応するか否かの速度で、全員がその場から跳躍したその後を、歩兵が携行する対戦車ミサイルが乱舞した。回避されたミサイル群がビルに当たり、破片と爆炎を撒き散らす。
「伏兵……?! けどっ」
まさか歩兵が潜んでいるとは、歩兵による奇襲は、市街地での戦闘における常套手段だと言うのに頭から完全に抜けていた。しかし、一度種が割れてしまえば問題はない。
比乃は機体のセンサーを操作し、熱源探知を加える。これで歩兵が隠れていてもある程度はわかる。
けれど、奴が言っていたスペシャルゲストとはいったい何のことだろうか。比乃は相手の戯言に気を取られていた。機体が着地した瞬間、そこに榴弾が飛んできた。
「ッ!」
僅かに反応が遅れたが、すかさず後ろに飛び、ビルを盾にする。飛んできた榴弾は、アスファルトに着弾、破砕音を立てて爆発した。だが、AMWに使う榴弾の大きさにしては、爆発の規模が小さい。それに違和感を感じて、ビルから頭部だけを出して様子を窺う。
「なんだ……?」
その爆発地点に、一機のAMWが跳躍してきた。全体的に細くしなやかな機体。それは、アメリカのハワイで見たことのある機種だった。
その機体が、比乃が隠れているビルに頭部を向けて、グレネードランチャーを持っている手を振って見せた。まるで軽く挨拶でもするかのような、
『やっほー、元気してた? 日比野軍曹』
外部スピーカー越しの、今度は少女の声。それを聞いて、比乃ははっとした。あの黄色い機体が言っていたスペシャルゲストとは、自分の知っている人物、ステュクスだったのだ。こんなところでまで、遭遇するとは。
『久しぶりの再会だね、今回は邪魔も入らないよ。さぁ、楽しもうよ!』
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