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第二十九話「乱入者の迎撃と作戦の成否について」
乱入者の思惑
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Tkー11からの攻撃を受けたOFMの一団は、仲間が撃墜されたことで騒然とした。まさか、通常兵器であるAMWにやられるとは思ってもみなかったのである。
『拓哉がやられた! なんなんだあいつは?!』
『くそっ、すばしっこい、攻撃が当たらねぇぞ!』
それでも、なんとか反撃に出ている者もいた。そんな前衛とは裏腹に、後方にいる集団は自衛隊の機体に攻撃を仕掛けるよりも先に、勝手な憶測と議論を飛ばし合っていた。
『それよりなんで米軍に自衛隊が混ざってるんだよ、ここアメリカだろ? それになんだあの機体、米軍か自衛隊の新型か? OFMを一瞬で落としやがった』
『この前ニュースでやってた自衛隊派遣ってここのことだったのかよ! そんなん聞いてねぇぞおい!』
『俺たち誘い出されたんじゃねーのか? お前なんか知ってるか』
『知らねーよ、どういうことだよ隊長』
まさか、自分たちの出身国の軍隊がいて、しかも敵対しているとは知らなかった彼らの目が、赤い豪奢な西洋鎧の方へ向いた。詰問するように向けられた視線を受け止めた、隊長格のパイロットは、少し戸惑いながらも答える。
『……我にだって、把握し切れないことはある……だが、日本の軍隊とは言えど、あれは明確な我々の敵だ。無駄に血を流し、平和を脅かす敵だ。それだけで我々が戦う理由は十分だろう。同士、拓哉の仇を取れ!』
隊長のその一言で、大なり小なり現状に納得した彼らは、確かな攻撃性を持って、一斉に銃剣をTkー11に向けた。武器が向けられた白い機体は、即座に回避行動に移る。砲身代わりの刀身から、次々と光線が発せられるが、いずれも白い装甲を掠めるにも至らない。
更に、自衛隊のTkー7が、こちらに接近を試みていた。それに気付いた何人かが、当てるつもりで光線を放つが、これもひらりと避けられてしまう。接近こそされなかったが、完全に足止めされる状態になった。
そこへ、米軍のAMWが、チャージを終えたレールガンを撃ち放って来た。轟音が鳴り響き、超加速した弾丸がOMF目掛けて飛来する。それに直前で気付くことが出来た何機かは、防御障壁に全力を回すことで、砲弾を受け止めるか弾くことに成功した。だが、三分の一程は、反応出来ずに胴体部分から真二つになるか、防御が間に合わず手足を消し飛ばされた。
米軍と自衛隊の連携を前に、ジュエリーボックスの部隊は完全に浮き足立っていた。
『くっ、各機、これ以上あれを撃たせるな! 突撃!』
号令を受けて、OFMが米軍と自衛隊目掛けて突撃して行く。その最中、白い西洋鎧、ターコイズに乗った白鴎は白いAMW、Tkー11の動きを冷静に観察していた。ちょうど、一機のOFMがそれに飛び掛り、白い機体が回避する。その時に見せた一挙動が、一年前、自分が大怪我を負った戦いで相対した、自衛隊の新型とだぶって見えたのだ。機体はまるで違うのに、見覚えのある動き、そして特徴的な、フォトンの光を纏う武器。
「なぁ、あの白い奴の動きと使った武器。一年前のあれと同じだったよな」
白鴎の問いに、自身も乱戦に突入しようとしていた緑川が、空中で足を止めて「ああ?」と、まどろっこしそうに返事をした。
『自衛隊の新兵器かもしれないってか? それより、あそこにいる自衛隊の木偶人形、右腕に見覚えがある武器付けてる奴がいるんだけどよ』
『もしかしなくても、あの時に戦った部隊……でしょうか』
「っぽいよな、機体こそ違うけど。精鋭部隊が米軍の増援として送られて来てたって考えれば、辻褄も合うだろ」
『はっ、だったらちょうどいい、あの時のリベンジだ』
『そうですね、あの狙撃手がいないのが気になりますが、あの時の借りを返すチャンスです』
「だな。ジェローム隊長! あの白いのと自衛隊はこっちで引き受けます!」
名前を呼ばれた赤い西洋鎧のパイロット、ジェローム・メラーズが『任せたぞ、同士白鴎!』と、レールガンを構えている米軍のM6に向かって突撃する。それを守るように待ち構えている、拳銃と薄緑の日本刀を持った機体が、赤い派手な西洋鎧の前に立ちはだかった。
それによって護衛役が離れたからか、米軍機は二射目を諦め、接近してくるOFMに対処し始めた。あの強力な兵器さえ無ければ、自分たちが押し負ける可能性はかなり低くなる。このまま押し切る他ない。
『俺はあのパイルバンカー持ちをやるぜ、横槍入れんなよ!』
そう言って、止める間もなく緑の西洋鎧、ジェードが低空飛行で前進。腕に鉄杭と射出装置を構えた自衛隊の機体に向かって突っ込んで行く。あの緑川に連携を求める方が無茶だということは、この一年以上の付き合いからわかっていた。なので、白鴎はそれに関しては何も言わずに、自分の敵を正面に捉える。
「こっちもやるぞ、紫野、援護頼む!」
『了解しました。相手は新型、油断しないように』
「わかってるって!」
紫色の西洋鎧、タンザナイトとターコイズも突進する。その間にもまた一機、白いAMWに挑んだ味方が斬り伏せられた。これ以上、あの白い機体による被害を出すわけにはいかない。自身が収まっている球体を叩いて鼓舞した。
「やるぞ、ターコイズ!」
白い西洋鎧が、それに答えるように低く唸り声をあげた。
比乃は敵の数に辟易していた。一機だけでは流石に限界がある。
《接近警報》
そのおり、Tk-11のAIが、新手の接近に警告音を発した。
「来たか、白奴!」
「紫の……奴もいる」
玉虫色の西洋鎧を一薙で斬って捨てた比乃が、突撃してくる二体のOFMの方へと向き直る。白色と紫色だ。紫色が背中から弓を取り出して、こちらから距離を取って、矢を向けてきている。比乃はそちらに構わず、銃剣を構えている方を一際に強く睨みつける。
「どうやって生き延びたかは知らないけど……」
この足の借り、ここで返してやる――どんどん距離を詰める相手が、銃剣を振りかぶるよりも早く、Tkー11を前進させて、急接近する。こいつに徹甲弾が効かないということは、当に承知している。ならば、接近戦しか選択肢はない。
攻撃のテンポを崩された相手が一瞬、狼狽えた。その隙に、光分子カッターが弧を描いて斬り掛かる。が、それより先にAIが《熱源反応》と警告を発した。
「ッ!」
それに反応した身体が、反射的に機体を横っ飛びさせる。そこを、光の矢が飛び過ぎて行った。
「流石に完全に無視とはいかないか、心視!」
「了解」
背中の羽根が持ち上がり、大型の稼働砲台となる。それを展開したまま、Tkー11は白い西洋鎧目掛けて、再度切り掛かった。
(こいつで有効打が与えられるか、正直わからないけど)
牽制程度にはなるはず、そう願ってる間に、心視が引き金を引いた。正確無慈悲に飛んだ二発の徹甲弾が、紫の西洋鎧を直撃したように見えた。
しかし、砲弾は鎧の表面で止まり、弾けた。先程、レールガンを弾いた防御障壁と同じもので、その身を守っているようだった。
(これは、少し苦戦しそうだ)
(これは、ちょっと、苦戦しそう)
二人が同じことを思っている所に、二の矢が飛んでくる。それに合わせて、白い西洋鎧も斬りかかってきた。連携の精度も、去年と同じと思っていたら、痛い目をみそうだ。比乃は気を引き締め直した。
『拓哉がやられた! なんなんだあいつは?!』
『くそっ、すばしっこい、攻撃が当たらねぇぞ!』
それでも、なんとか反撃に出ている者もいた。そんな前衛とは裏腹に、後方にいる集団は自衛隊の機体に攻撃を仕掛けるよりも先に、勝手な憶測と議論を飛ばし合っていた。
『それよりなんで米軍に自衛隊が混ざってるんだよ、ここアメリカだろ? それになんだあの機体、米軍か自衛隊の新型か? OFMを一瞬で落としやがった』
『この前ニュースでやってた自衛隊派遣ってここのことだったのかよ! そんなん聞いてねぇぞおい!』
『俺たち誘い出されたんじゃねーのか? お前なんか知ってるか』
『知らねーよ、どういうことだよ隊長』
まさか、自分たちの出身国の軍隊がいて、しかも敵対しているとは知らなかった彼らの目が、赤い豪奢な西洋鎧の方へ向いた。詰問するように向けられた視線を受け止めた、隊長格のパイロットは、少し戸惑いながらも答える。
『……我にだって、把握し切れないことはある……だが、日本の軍隊とは言えど、あれは明確な我々の敵だ。無駄に血を流し、平和を脅かす敵だ。それだけで我々が戦う理由は十分だろう。同士、拓哉の仇を取れ!』
隊長のその一言で、大なり小なり現状に納得した彼らは、確かな攻撃性を持って、一斉に銃剣をTkー11に向けた。武器が向けられた白い機体は、即座に回避行動に移る。砲身代わりの刀身から、次々と光線が発せられるが、いずれも白い装甲を掠めるにも至らない。
更に、自衛隊のTkー7が、こちらに接近を試みていた。それに気付いた何人かが、当てるつもりで光線を放つが、これもひらりと避けられてしまう。接近こそされなかったが、完全に足止めされる状態になった。
そこへ、米軍のAMWが、チャージを終えたレールガンを撃ち放って来た。轟音が鳴り響き、超加速した弾丸がOMF目掛けて飛来する。それに直前で気付くことが出来た何機かは、防御障壁に全力を回すことで、砲弾を受け止めるか弾くことに成功した。だが、三分の一程は、反応出来ずに胴体部分から真二つになるか、防御が間に合わず手足を消し飛ばされた。
米軍と自衛隊の連携を前に、ジュエリーボックスの部隊は完全に浮き足立っていた。
『くっ、各機、これ以上あれを撃たせるな! 突撃!』
号令を受けて、OFMが米軍と自衛隊目掛けて突撃して行く。その最中、白い西洋鎧、ターコイズに乗った白鴎は白いAMW、Tkー11の動きを冷静に観察していた。ちょうど、一機のOFMがそれに飛び掛り、白い機体が回避する。その時に見せた一挙動が、一年前、自分が大怪我を負った戦いで相対した、自衛隊の新型とだぶって見えたのだ。機体はまるで違うのに、見覚えのある動き、そして特徴的な、フォトンの光を纏う武器。
「なぁ、あの白い奴の動きと使った武器。一年前のあれと同じだったよな」
白鴎の問いに、自身も乱戦に突入しようとしていた緑川が、空中で足を止めて「ああ?」と、まどろっこしそうに返事をした。
『自衛隊の新兵器かもしれないってか? それより、あそこにいる自衛隊の木偶人形、右腕に見覚えがある武器付けてる奴がいるんだけどよ』
『もしかしなくても、あの時に戦った部隊……でしょうか』
「っぽいよな、機体こそ違うけど。精鋭部隊が米軍の増援として送られて来てたって考えれば、辻褄も合うだろ」
『はっ、だったらちょうどいい、あの時のリベンジだ』
『そうですね、あの狙撃手がいないのが気になりますが、あの時の借りを返すチャンスです』
「だな。ジェローム隊長! あの白いのと自衛隊はこっちで引き受けます!」
名前を呼ばれた赤い西洋鎧のパイロット、ジェローム・メラーズが『任せたぞ、同士白鴎!』と、レールガンを構えている米軍のM6に向かって突撃する。それを守るように待ち構えている、拳銃と薄緑の日本刀を持った機体が、赤い派手な西洋鎧の前に立ちはだかった。
それによって護衛役が離れたからか、米軍機は二射目を諦め、接近してくるOFMに対処し始めた。あの強力な兵器さえ無ければ、自分たちが押し負ける可能性はかなり低くなる。このまま押し切る他ない。
『俺はあのパイルバンカー持ちをやるぜ、横槍入れんなよ!』
そう言って、止める間もなく緑の西洋鎧、ジェードが低空飛行で前進。腕に鉄杭と射出装置を構えた自衛隊の機体に向かって突っ込んで行く。あの緑川に連携を求める方が無茶だということは、この一年以上の付き合いからわかっていた。なので、白鴎はそれに関しては何も言わずに、自分の敵を正面に捉える。
「こっちもやるぞ、紫野、援護頼む!」
『了解しました。相手は新型、油断しないように』
「わかってるって!」
紫色の西洋鎧、タンザナイトとターコイズも突進する。その間にもまた一機、白いAMWに挑んだ味方が斬り伏せられた。これ以上、あの白い機体による被害を出すわけにはいかない。自身が収まっている球体を叩いて鼓舞した。
「やるぞ、ターコイズ!」
白い西洋鎧が、それに答えるように低く唸り声をあげた。
比乃は敵の数に辟易していた。一機だけでは流石に限界がある。
《接近警報》
そのおり、Tk-11のAIが、新手の接近に警告音を発した。
「来たか、白奴!」
「紫の……奴もいる」
玉虫色の西洋鎧を一薙で斬って捨てた比乃が、突撃してくる二体のOFMの方へと向き直る。白色と紫色だ。紫色が背中から弓を取り出して、こちらから距離を取って、矢を向けてきている。比乃はそちらに構わず、銃剣を構えている方を一際に強く睨みつける。
「どうやって生き延びたかは知らないけど……」
この足の借り、ここで返してやる――どんどん距離を詰める相手が、銃剣を振りかぶるよりも早く、Tkー11を前進させて、急接近する。こいつに徹甲弾が効かないということは、当に承知している。ならば、接近戦しか選択肢はない。
攻撃のテンポを崩された相手が一瞬、狼狽えた。その隙に、光分子カッターが弧を描いて斬り掛かる。が、それより先にAIが《熱源反応》と警告を発した。
「ッ!」
それに反応した身体が、反射的に機体を横っ飛びさせる。そこを、光の矢が飛び過ぎて行った。
「流石に完全に無視とはいかないか、心視!」
「了解」
背中の羽根が持ち上がり、大型の稼働砲台となる。それを展開したまま、Tkー11は白い西洋鎧目掛けて、再度切り掛かった。
(こいつで有効打が与えられるか、正直わからないけど)
牽制程度にはなるはず、そう願ってる間に、心視が引き金を引いた。正確無慈悲に飛んだ二発の徹甲弾が、紫の西洋鎧を直撃したように見えた。
しかし、砲弾は鎧の表面で止まり、弾けた。先程、レールガンを弾いた防御障壁と同じもので、その身を守っているようだった。
(これは、少し苦戦しそうだ)
(これは、ちょっと、苦戦しそう)
二人が同じことを思っている所に、二の矢が飛んでくる。それに合わせて、白い西洋鎧も斬りかかってきた。連携の精度も、去年と同じと思っていたら、痛い目をみそうだ。比乃は気を引き締め直した。
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