96 / 344
第十三話「訓練と教官役の苦労について」
教育 志度の場合
しおりを挟む
体育館に連れてこられた訓練生たちは、そこで道着とグローブ、ヘッドギアなどの防具を装着するように言われて着替える。そして、怪我防止のための畳の上で並ばされた。並んでいる彼女たちの前で、グローブの具合を確かめながら、志度が言った。
「今から十五分の間に、俺に一発でも有効打を取れたら合格。こっちからは手を出さないから安心して掛かってくるように」
その言葉に、彼女らは戸惑ってお互いに目配せする。目の前にいるのは、身長百五十センチほどの小柄で細身な少年だ。「本当にやっちゃっていいの?」とその顔が語っている。
AMWの操縦では体格差が考慮されないが、生身の格闘戦となると話が違う。訓練生とは言えど、近接格闘には自信有りとして集まっただけあって、全員身長が高く、しっかりと筋肉もついている。そんな自分たちが、華奢な少年を相手に手をあげるとなると、躊躇いも出る。
中々手を出してこない訓練生に、志度は怪訝そうな顔をする。こちらはまったくわかっていない。なので、何のためらいもなく、こうなった場合に言うようにと比乃に教えられた台詞を、一言一句違わず口に出した。
「ボディービルダー気取りで無駄な筋肉つけまくった肉達磨じゃ、年下の男の子も殴れないかなぁ」
「は?」
「だってそうだろ、違うならかかってこいよ。ビビってんのか?」
その言葉に反応して最初に飛びかかったのは、訓練生の中でも喧嘩っ早いことで知られている訓練生だった。肌の焼けた体格の良いアマゾネスのような、格闘技経験者だ。恐ろしく短気な彼女と、志度の身長差は、実に二十センチはある。
そんな彼女が放った、相手の顎を狙った遠慮無しの右ストレートは、素人なら一発で昏倒させられる威力を誇っていた。しかし、
「お、中々早いじゃん」
と少し驚いた風の志度は、それをひょいと避けて見せた。彼女がパンチを避けられたと認識するのとほぼ同時に、その伸びきった腕を掴むと、強引に放り投げた。
技術もへったくれもない、反射神経と腕力に任せた投げ技だったが、された方はたまったものではない。
「へっ?!」
これまで経験したことがない程の、圧倒的な腕力に驚きの声をあげた彼女は、数メートル先まで投げ飛ばされて、背中から畳に落ちて転がった。まだ状況を認識できていないのか、ぽかんとした顔のまま横たわっている。
志度の方は、しまったという顔をしていた。今ので脳振動でも起こさせたかと心配したのである。
「やりすぎちゃったか?」
思わず呟いてからなお「やっべー比乃に怒られる」と独り言を言ってる志度の背後から忍び寄った一人が「隙あり!」と蹴りを見舞う。蹴りを放った方は完全に決まったと思ったが、これも、
「口に出したら奇襲になんないって」
そちらを見もしない志度の手が伸びると、その足を掴んで、また力任せにぽーんと投げた。悲鳴を上げて畳に転がる訓練生。
最後に、投げた姿勢で隙だらけに見える志度に今度は二人同時に飛び掛かるが、結果は同じだった。
左右から同時に飛んできた拳を一歩だけ動いて避けると、その手を掴んで、まるで木の棒でも振り回すようにスイングして投げた。二人揃って床に叩き付けられ、痛みと衝撃からか、すぐに起き上がることができない。
相手を投げ飛ばし両手を広げ、あえて隙だらけの姿勢で止まり、次の攻撃を待っていた志度は、その次が来ないことに気付いて「あれ?」と周囲を見渡す。始数分で、志度以外の全員が地面に横たわっている状況になっていた。
「えー……」
その状況に、不満そうに呟いて、退屈そうに肩を鳴らした。訓練生とは言えども格闘自慢が、それもこの人数であれば、安久や宇佐美と組手をするくらいには楽しめると思っていたのだが、てんで期待外れであった。
志度は殴る蹴るといった直接的攻撃は、ほとんどしていない。使っているのは投げ技、とも呼べないものだけだ。それらを行使しなかったのは、もし万が一、志度の腕力脚力で、真面目に打撃など放とう物なら、相手に全治何ヶ月の怪我をさせてしまうからと、比乃が念入りに釘を刺したからなのだが。
「なんだよなんだよー、こんなんじゃ機士になるなんて夢のまた夢だぞー」
白髪を掻きながら「もう少し根性見せてみろよー」と言っている背後に「うわああ!」と勢い任せに殴りかかった訓練生がまた一人、宙を舞った。そのまま背中から畳に叩き付けられる。
思わず咳き込んで悶える彼女に一瞥もくれずに、志度は左右のグローブをパァン! と鳴らして吠える。
「さぁ、次来い次ぃ! まだ十分もあるんだから!」
その場でシャドーボクシングのような動きをして攻撃を誘う志度に、ようやく立ち上がった他の訓練生達は、思わず後ずさった。
結局、取っ組み合いの強さが自慢であったはずの彼女達は、志度に技らしい技一つ使わせることも出来ず、全員が畳に転がる結果となった。
***
訓練用を示す橙色に塗られたTkー7が並ぶ格納庫。その機体の足元に並んだ一団の前で、比乃はクリップボードに挟んだ紙を改めて読んでいた。
(受信値は中々なんだけどなぁ……)
そこに記されていたのは、この教育隊に所属する訓練生達の受信値の一覧表だった。一番高いのが、菊池二士の七十。続いて斎藤、鈴木と並んで、そこから少し下がって六十代が殆どであった。
なるほど確かに、これほどの適性を持った人員は中々手放せないだろう……素行が論外レベルで悪くてもだ。
ほんの少し、少しだけ彼女らを見る目を変えた比乃は、口調も変えることにした。やりにくいのである。
「えー、あー、教官っぽい口調は慣れていないので、ここからは素の口調で話します。ご了承ください……今から皆さんの操縦技術をするために三人一組になって模擬戦をしてもらいます」
比乃の言った「三人一組」という言葉に、並んでいる六人は怪訝そうな顔を浮かべる。普通なら、二人一組で組んで、その組内で一対一の模擬戦を行うはずだ。ただ一人、その真意に気付いた斎藤が「まさか」と声を漏らす。
「はい、そのまさかです。皆さんには三対一で僕と戦って頂きます。使用兵装は模擬戦用ナイフのみで時間は五分。備考として、皆さんの機体のダメコンは切って置きますので、何度撃破判定を貰っても続行して構いません、ゾンビアタックをしても良いですよ」
比乃の説明を聞いている間に、集まった六人の顔色が変わった。
自分達は、目の前の少年に思い切り舐められている。そのことに鈴木は気に入らなそうに目を伏せ、斎藤は悔しげに唇を噛み、菊池は「三曹殿ー、それで本当に訓練になるんですかー?」と能天気に手を挙げて質問した。
質問された比乃は、先程と違いにこりと爽やかに笑って言った。
「勿論です。皆さんに正規の機士との格の違いを見せてあげることが、今日の目的ですから」
「今から十五分の間に、俺に一発でも有効打を取れたら合格。こっちからは手を出さないから安心して掛かってくるように」
その言葉に、彼女らは戸惑ってお互いに目配せする。目の前にいるのは、身長百五十センチほどの小柄で細身な少年だ。「本当にやっちゃっていいの?」とその顔が語っている。
AMWの操縦では体格差が考慮されないが、生身の格闘戦となると話が違う。訓練生とは言えど、近接格闘には自信有りとして集まっただけあって、全員身長が高く、しっかりと筋肉もついている。そんな自分たちが、華奢な少年を相手に手をあげるとなると、躊躇いも出る。
中々手を出してこない訓練生に、志度は怪訝そうな顔をする。こちらはまったくわかっていない。なので、何のためらいもなく、こうなった場合に言うようにと比乃に教えられた台詞を、一言一句違わず口に出した。
「ボディービルダー気取りで無駄な筋肉つけまくった肉達磨じゃ、年下の男の子も殴れないかなぁ」
「は?」
「だってそうだろ、違うならかかってこいよ。ビビってんのか?」
その言葉に反応して最初に飛びかかったのは、訓練生の中でも喧嘩っ早いことで知られている訓練生だった。肌の焼けた体格の良いアマゾネスのような、格闘技経験者だ。恐ろしく短気な彼女と、志度の身長差は、実に二十センチはある。
そんな彼女が放った、相手の顎を狙った遠慮無しの右ストレートは、素人なら一発で昏倒させられる威力を誇っていた。しかし、
「お、中々早いじゃん」
と少し驚いた風の志度は、それをひょいと避けて見せた。彼女がパンチを避けられたと認識するのとほぼ同時に、その伸びきった腕を掴むと、強引に放り投げた。
技術もへったくれもない、反射神経と腕力に任せた投げ技だったが、された方はたまったものではない。
「へっ?!」
これまで経験したことがない程の、圧倒的な腕力に驚きの声をあげた彼女は、数メートル先まで投げ飛ばされて、背中から畳に落ちて転がった。まだ状況を認識できていないのか、ぽかんとした顔のまま横たわっている。
志度の方は、しまったという顔をしていた。今ので脳振動でも起こさせたかと心配したのである。
「やりすぎちゃったか?」
思わず呟いてからなお「やっべー比乃に怒られる」と独り言を言ってる志度の背後から忍び寄った一人が「隙あり!」と蹴りを見舞う。蹴りを放った方は完全に決まったと思ったが、これも、
「口に出したら奇襲になんないって」
そちらを見もしない志度の手が伸びると、その足を掴んで、また力任せにぽーんと投げた。悲鳴を上げて畳に転がる訓練生。
最後に、投げた姿勢で隙だらけに見える志度に今度は二人同時に飛び掛かるが、結果は同じだった。
左右から同時に飛んできた拳を一歩だけ動いて避けると、その手を掴んで、まるで木の棒でも振り回すようにスイングして投げた。二人揃って床に叩き付けられ、痛みと衝撃からか、すぐに起き上がることができない。
相手を投げ飛ばし両手を広げ、あえて隙だらけの姿勢で止まり、次の攻撃を待っていた志度は、その次が来ないことに気付いて「あれ?」と周囲を見渡す。始数分で、志度以外の全員が地面に横たわっている状況になっていた。
「えー……」
その状況に、不満そうに呟いて、退屈そうに肩を鳴らした。訓練生とは言えども格闘自慢が、それもこの人数であれば、安久や宇佐美と組手をするくらいには楽しめると思っていたのだが、てんで期待外れであった。
志度は殴る蹴るといった直接的攻撃は、ほとんどしていない。使っているのは投げ技、とも呼べないものだけだ。それらを行使しなかったのは、もし万が一、志度の腕力脚力で、真面目に打撃など放とう物なら、相手に全治何ヶ月の怪我をさせてしまうからと、比乃が念入りに釘を刺したからなのだが。
「なんだよなんだよー、こんなんじゃ機士になるなんて夢のまた夢だぞー」
白髪を掻きながら「もう少し根性見せてみろよー」と言っている背後に「うわああ!」と勢い任せに殴りかかった訓練生がまた一人、宙を舞った。そのまま背中から畳に叩き付けられる。
思わず咳き込んで悶える彼女に一瞥もくれずに、志度は左右のグローブをパァン! と鳴らして吠える。
「さぁ、次来い次ぃ! まだ十分もあるんだから!」
その場でシャドーボクシングのような動きをして攻撃を誘う志度に、ようやく立ち上がった他の訓練生達は、思わず後ずさった。
結局、取っ組み合いの強さが自慢であったはずの彼女達は、志度に技らしい技一つ使わせることも出来ず、全員が畳に転がる結果となった。
***
訓練用を示す橙色に塗られたTkー7が並ぶ格納庫。その機体の足元に並んだ一団の前で、比乃はクリップボードに挟んだ紙を改めて読んでいた。
(受信値は中々なんだけどなぁ……)
そこに記されていたのは、この教育隊に所属する訓練生達の受信値の一覧表だった。一番高いのが、菊池二士の七十。続いて斎藤、鈴木と並んで、そこから少し下がって六十代が殆どであった。
なるほど確かに、これほどの適性を持った人員は中々手放せないだろう……素行が論外レベルで悪くてもだ。
ほんの少し、少しだけ彼女らを見る目を変えた比乃は、口調も変えることにした。やりにくいのである。
「えー、あー、教官っぽい口調は慣れていないので、ここからは素の口調で話します。ご了承ください……今から皆さんの操縦技術をするために三人一組になって模擬戦をしてもらいます」
比乃の言った「三人一組」という言葉に、並んでいる六人は怪訝そうな顔を浮かべる。普通なら、二人一組で組んで、その組内で一対一の模擬戦を行うはずだ。ただ一人、その真意に気付いた斎藤が「まさか」と声を漏らす。
「はい、そのまさかです。皆さんには三対一で僕と戦って頂きます。使用兵装は模擬戦用ナイフのみで時間は五分。備考として、皆さんの機体のダメコンは切って置きますので、何度撃破判定を貰っても続行して構いません、ゾンビアタックをしても良いですよ」
比乃の説明を聞いている間に、集まった六人の顔色が変わった。
自分達は、目の前の少年に思い切り舐められている。そのことに鈴木は気に入らなそうに目を伏せ、斎藤は悔しげに唇を噛み、菊池は「三曹殿ー、それで本当に訓練になるんですかー?」と能天気に手を挙げて質問した。
質問された比乃は、先程と違いにこりと爽やかに笑って言った。
「勿論です。皆さんに正規の機士との格の違いを見せてあげることが、今日の目的ですから」
0
お気に入りに追加
76
あなたにおすすめの小説
英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜
駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。
しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった───
そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。
前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける!
完結まで毎日投稿!
【完結】勇者学園の異端児は強者ムーブをかましたい
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、pixivにも投稿中。
※小説家になろうでは最新『勇者祭編』の中盤まで連載中。
※アルファポリスでは『オスカーの帰郷編』まで公開し、完結表記にしています。
❤️レムールアーナ人の遺産❤️
apusuking
SF
アランは、神代記の伝説〈宇宙が誕生してから40億年後に始めての知性体が誕生し、更に20億年の時を経てから知性体は宇宙に進出を始める。
神々の申し子で有るレムルアーナ人は、数億年を掛けて宇宙の至る所にレムルアーナ人の文明を築き上げて宇宙は人々で溢れ平和で共存共栄で発展を続ける。
時を経てレムルアーナ文明は予知せぬ謎の種族の襲来を受け、宇宙を二分する戦いとなる。戦争終焉頃にはレムルアーナ人は誕生星系を除いて衰退し滅亡するが、レムルアーナ人は後世の為に科学的資産と数々の奇跡的な遺産を残した。
レムールアーナ人に代わり3大種族が台頭して、やがてレムルアーナ人は伝説となり宇宙に蔓延する。
宇宙の彼方の隠蔽された星系に、レムルアーナ文明の輝かしい遺産が眠る。其の遺産を手にした者は宇宙を征するで有ろ。但し、辿り付くには3つの鍵と7つの試練を乗り越えねばならない。
3つの鍵は心の中に眠り、開けるには心の目を開いて真実を見よ。心の鍵は3つ有り、3つの鍵を開けて真実の鍵が開く〉を知り、其の神代記時代のレムールアーナ人が残した遺産を残した場所が暗示されていると悟るが、闇の勢力の陰謀に巻き込まれゴーストリアンが破壊さ
魔術師のロボット~最凶と呼ばれたパイロットによる世界変革記~
MS
SF
これは戦争に巻き込まれた少年が世界を変えるために戦う物語。
戦歴2234年、人型ロボット兵器キャスター、それは魔術師と呼ばれる一部の人しか扱えない兵器であった。
そのパイロットになるためアルバート・デグレアは軍の幼年学校に通っていて卒業まであと少しの時だった。
親友が起こしたキャスター強奪事件。
そして大きく変化する時代に巻き込まれていく。
それぞれの正義がぶつかり合うなかで徐々にその才能を開花させていき次々と大きな戦果を挙げていくが……。
新たな歴史が始まる。
************************************************
小説家になろう様、カクヨム様でも連載しております。
投降は当分の間毎日22時ごろを予定しています。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
美少女アンドロイドが空から落ちてきたので家族になりました。
きのせ
SF
通学の途中で、空から落ちて来た美少女。彼女は、宇宙人に作られたアンドロイドだった。そんな彼女と一つ屋根の下で暮らすことになったから、さあ大変。様々な事件に巻き込まれていく事に。最悪のアンドロイド・バトルが開幕する
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる