89 / 344
第十二話「自衛官毎の日常について」
テロリストの日常
しおりを挟む
赤々と燃え上がるパトカーの残骸が、夕暮れの埠頭を照らす。
穴だらけになった鉄屑と化した人型……Tkー7が、倉庫にもたれかかる様に力尽きていた。
その近くには、大型の高振動ナイフで胴体を一突きにされた二十三式が力無く横たわっている。更に周囲には、数分前まで人間、もっと具体的に言えば、警察の特殊部隊の隊員だったものが散らばっている。
それらは、緊急出動した陸上自衛隊のAMW一個小隊と、通報を受けて駆けつけた新設の機動隊の成れの果てであった。
先ほどまで聞こえていたパトカーのサイレンとモータの駆動音、そして機関砲と高振動ナイフの機動音は、もう聞こえない。
不気味なほどの静寂の中、傷一つ付いていない三機のAMWがあった。丸っこい胴体に円形の頭部、太い四肢。露製AMW、ペーチルSだ。しかし、それらの機体は、通常型とは違う装備をしていた。
自分達が先ほどまで潜んでいたタンカーの上で、退屈そうな仕草で、大型の滑腔砲を担いでいる機体。大型の高振動ナイフを手の中で弄んでいる機体。そして、西側製のアサルトライフルを装備し、辺りを油断なく見渡している機体と、三者三様の様子で、通信で今し方終えた殺戮の感想を述べていた。
『つまんないよ先生、こんなチンケな仕事のために東の果てに来たの?』
通信機越しにそんなことを言って、滑腔砲の砲身をくるくる回しているのは、二十代前半か、十代後半に見える少女だった。
小さな顔に寒色系の白いセミロング。可憐な容姿でありながら、その眼には確かな冷酷さと残酷さを宿らせている。
『俺も同意見だぞオーケアノス、こちとら暴れ足りない欲求不満でどうにかなっちまいそうだぜ』
そう言って『あと一ダースは欲しかったな』と付け足すもう一機、ナイフを器用にジャグリングしていたペーチルを操縦していた男が言う。癖毛が目立つが、端正な顔立ちと、逞しい体つきをした男だ。
そしてオーケアノス、そう呼ばれた四十代ほどの強仕の男は「お喋りも大概にしておけ、ステュクス、アレース」と、同僚と、部下であり生徒でもある少女を諌めた。
本名ではないそれらの渾名は、それぞれの特技や経歴、性格などから付けられた、ギリシャ神話をモチーフとしたコードネームだった。
オーケアノスは、その性格から正々堂々とした、正面切っての実力勝負の作戦を好む。そして、教官、指揮官としての高い素質とカリスマから、多くの部下にして「生徒」を持つことから、この名前が付けられた。
数週間前まで、アメリカ西海岸において、生徒達と共に、米軍に苦汁を舐めさせ、国際指名手配されている程の人物である。それが今回、上層部からの意向を受けて、ある任務のために日本へ出向いて来たのだ。
そして、この男は日本に到着して早々、堂々とタンカーから、乗機のペーチルで姿を現した。AMWの密輸を事前に察知していた……否、故意的に情報を摑まされていた自衛隊と機動隊を、真正面から蹂躙し尽くし、生身の人間も含めて皆殺しにしたのだ。
「技量は悪くなかった。ただし、悪くなかっただけで良くもなかった。それだけの話だ」
乗機のコクピットの中で、無残な死骸となった自衛隊のAMWを眺めながら、彼は面白くなさそうに、自衛隊の戦力をそう評した。
練度不足では決してなかった。ただ、相手が悪かった。それだけだ。戦場では常にあること……もっとも、常に格下の相手をしているだけの、未だに平和ボケから抜け出せていない国の兵士には、本物の戦場など解らないだろう。それに、死んだ者には永遠に理解する機会などない。
「さて……」
彼は自分の操るペーチルを、適当な倉庫の中に移動させると、そこで降車姿勢を取らせ、コクピットから降りる。他の二人もそれに倣い、他の倉庫に機体を駐機させて、機体から降りてくる。
「先生、準備終わりました!」
自身が今しがた乗っていたペーチルを眺めていると、機体の中で作業をしていたステュクスが笑顔で駆け寄って来た。そのまま抱き着こうとしてくるのをさっと避けて、オーケアノスは少女の頭に手をやって一撫でする。嬉しそうに目を細める様子を見て微かに微笑む。その後ろから歩いて来た男、アレースに「首尾は?」とだけ短く聞いた。
聞かれたアレースは「仕掛けは問題ねぇ、あいつら、顔色変えて殺到してくるだろうぜ」と、警察官が所持しているのと同型の通信機を、ストラップに指をかけてぷらぷら揺らしながら笑う。通信機からは、無線担当らしい警察官の声が漏れているが、そんなこと構わずに通信機を放り投げる。
「よし、では行くとするか」
アレースの答えに満足したように頷くと、オーケアノスは二の腕に手を回してくっ付くステュクスをそっと身体から離して歩き始め、後ろから二人が続き、三人は埠頭から姿を消した。
それから数十分後、全滅の連絡を受けて駆け付けた警察と自衛隊が、倉庫内に放置されたテロリストの物と思われるペーチルを発見し、その検分を始めた直後。
コクピットの奥、歩兵用の携行火器が収まっている部分から『ピピピッ』と小さい電子音が鳴り、捜査員が不審そうな顔をした次の瞬間。
三機のペーチルは大爆発を起こした。
後々の調査によると、各機体に仕掛けられた爆薬は二百キロ。それが三つ。
埠頭の一角は紅蓮の炎に包まれ、倉庫はあっと言う間に吹き飛び、爆炎が吹き上がった。すぐ傍の海に、大小様々の破片を撒き散らされた。
付近に展開していた警官隊と自衛官、そして増援のTk-7四機がどうなったかは、言うまでもない。
AMW八機、パトカー十数台、人員の死傷者八十五名――自衛隊と警察は、東京事変以来最悪の損害を被った。
穴だらけになった鉄屑と化した人型……Tkー7が、倉庫にもたれかかる様に力尽きていた。
その近くには、大型の高振動ナイフで胴体を一突きにされた二十三式が力無く横たわっている。更に周囲には、数分前まで人間、もっと具体的に言えば、警察の特殊部隊の隊員だったものが散らばっている。
それらは、緊急出動した陸上自衛隊のAMW一個小隊と、通報を受けて駆けつけた新設の機動隊の成れの果てであった。
先ほどまで聞こえていたパトカーのサイレンとモータの駆動音、そして機関砲と高振動ナイフの機動音は、もう聞こえない。
不気味なほどの静寂の中、傷一つ付いていない三機のAMWがあった。丸っこい胴体に円形の頭部、太い四肢。露製AMW、ペーチルSだ。しかし、それらの機体は、通常型とは違う装備をしていた。
自分達が先ほどまで潜んでいたタンカーの上で、退屈そうな仕草で、大型の滑腔砲を担いでいる機体。大型の高振動ナイフを手の中で弄んでいる機体。そして、西側製のアサルトライフルを装備し、辺りを油断なく見渡している機体と、三者三様の様子で、通信で今し方終えた殺戮の感想を述べていた。
『つまんないよ先生、こんなチンケな仕事のために東の果てに来たの?』
通信機越しにそんなことを言って、滑腔砲の砲身をくるくる回しているのは、二十代前半か、十代後半に見える少女だった。
小さな顔に寒色系の白いセミロング。可憐な容姿でありながら、その眼には確かな冷酷さと残酷さを宿らせている。
『俺も同意見だぞオーケアノス、こちとら暴れ足りない欲求不満でどうにかなっちまいそうだぜ』
そう言って『あと一ダースは欲しかったな』と付け足すもう一機、ナイフを器用にジャグリングしていたペーチルを操縦していた男が言う。癖毛が目立つが、端正な顔立ちと、逞しい体つきをした男だ。
そしてオーケアノス、そう呼ばれた四十代ほどの強仕の男は「お喋りも大概にしておけ、ステュクス、アレース」と、同僚と、部下であり生徒でもある少女を諌めた。
本名ではないそれらの渾名は、それぞれの特技や経歴、性格などから付けられた、ギリシャ神話をモチーフとしたコードネームだった。
オーケアノスは、その性格から正々堂々とした、正面切っての実力勝負の作戦を好む。そして、教官、指揮官としての高い素質とカリスマから、多くの部下にして「生徒」を持つことから、この名前が付けられた。
数週間前まで、アメリカ西海岸において、生徒達と共に、米軍に苦汁を舐めさせ、国際指名手配されている程の人物である。それが今回、上層部からの意向を受けて、ある任務のために日本へ出向いて来たのだ。
そして、この男は日本に到着して早々、堂々とタンカーから、乗機のペーチルで姿を現した。AMWの密輸を事前に察知していた……否、故意的に情報を摑まされていた自衛隊と機動隊を、真正面から蹂躙し尽くし、生身の人間も含めて皆殺しにしたのだ。
「技量は悪くなかった。ただし、悪くなかっただけで良くもなかった。それだけの話だ」
乗機のコクピットの中で、無残な死骸となった自衛隊のAMWを眺めながら、彼は面白くなさそうに、自衛隊の戦力をそう評した。
練度不足では決してなかった。ただ、相手が悪かった。それだけだ。戦場では常にあること……もっとも、常に格下の相手をしているだけの、未だに平和ボケから抜け出せていない国の兵士には、本物の戦場など解らないだろう。それに、死んだ者には永遠に理解する機会などない。
「さて……」
彼は自分の操るペーチルを、適当な倉庫の中に移動させると、そこで降車姿勢を取らせ、コクピットから降りる。他の二人もそれに倣い、他の倉庫に機体を駐機させて、機体から降りてくる。
「先生、準備終わりました!」
自身が今しがた乗っていたペーチルを眺めていると、機体の中で作業をしていたステュクスが笑顔で駆け寄って来た。そのまま抱き着こうとしてくるのをさっと避けて、オーケアノスは少女の頭に手をやって一撫でする。嬉しそうに目を細める様子を見て微かに微笑む。その後ろから歩いて来た男、アレースに「首尾は?」とだけ短く聞いた。
聞かれたアレースは「仕掛けは問題ねぇ、あいつら、顔色変えて殺到してくるだろうぜ」と、警察官が所持しているのと同型の通信機を、ストラップに指をかけてぷらぷら揺らしながら笑う。通信機からは、無線担当らしい警察官の声が漏れているが、そんなこと構わずに通信機を放り投げる。
「よし、では行くとするか」
アレースの答えに満足したように頷くと、オーケアノスは二の腕に手を回してくっ付くステュクスをそっと身体から離して歩き始め、後ろから二人が続き、三人は埠頭から姿を消した。
それから数十分後、全滅の連絡を受けて駆け付けた警察と自衛隊が、倉庫内に放置されたテロリストの物と思われるペーチルを発見し、その検分を始めた直後。
コクピットの奥、歩兵用の携行火器が収まっている部分から『ピピピッ』と小さい電子音が鳴り、捜査員が不審そうな顔をした次の瞬間。
三機のペーチルは大爆発を起こした。
後々の調査によると、各機体に仕掛けられた爆薬は二百キロ。それが三つ。
埠頭の一角は紅蓮の炎に包まれ、倉庫はあっと言う間に吹き飛び、爆炎が吹き上がった。すぐ傍の海に、大小様々の破片を撒き散らされた。
付近に展開していた警官隊と自衛官、そして増援のTk-7四機がどうなったかは、言うまでもない。
AMW八機、パトカー十数台、人員の死傷者八十五名――自衛隊と警察は、東京事変以来最悪の損害を被った。
0
お気に入りに追加
76
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ゲート0 -zero- 自衛隊 銀座にて、斯く戦えり
柳内たくみ
ファンタジー
20XX年、うだるような暑さの8月某日――
東京・銀座四丁目交差点中央に、突如巨大な『門(ゲート)』が現れた。
中からなだれ込んできたのは、見目醜悪な怪異の群れ、そして剣や弓を携えた謎の軍勢。
彼らは何の躊躇いもなく、奇声と雄叫びを上げながら、そこで戸惑う人々を殺戮しはじめる。
無慈悲で凄惨な殺戮劇によって、瞬く間に血の海と化した銀座。
政府も警察もマスコミも、誰もがこの状況になすすべもなく混乱するばかりだった。
「皇居だ! 皇居に逃げるんだ!」
ただ、一人を除いて――
これは、たまたま現場に居合わせたオタク自衛官が、
たまたま人々を救い出し、たまたま英雄になっちゃうまでを描いた、7日間の壮絶な物語。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる