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第十話「米国の未成年軍人と日本の未成年自衛官について」
米国の少女
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隣に座ったリアを気にせず、比乃は考察を続けることにした。その様子をリアはじっと見ている。
彼女が日本語を読めるかはわからなかったが、別に見られたところで困ることでもなかった。どうせ、対策手段など限られているし、彼女もこちらが何らかの対策を練ってくることは承知の上だろうと思ったからだ。
しかし、そんな比乃の予想に反して、メモ帳を覗き込んだリアは、書いてある日本語はよくわからなかったが、その中に「XM8」という文字や矢印を見つけると、驚いたような顔をして、
「えーっ、もしかして先輩ってば予習とかしてるの?!」
素っ頓狂な声をあげたので、比乃は思わずずっこけた。どうやら、模擬戦の相手がこのように準備をしているとは思ってもみなかったようである。
「ほ、本人を前に言うのもなんだけど、こっちは格下の機体だからね。ステルス対策とかしないといけないし……学校のテストの前に勉強とかしない?」
「私はしないかな……ふーん、先輩って努力の人ってやつなんだ。才能がないと大変ね」
それに引き換え、私ってば天才だから努力の要らず! と邪気もなく笑う少女に、比乃は少し困り顔になった。その絶対の自信はどこから現れるのだろうかと考える。それはきっと、若さ故の勢いと、経験不足による視野狭窄によるものだろう。彼女の経歴まで部隊長から聞き出した比乃は、そう判断した。
比乃の判断は的を得ている。彼女は未だに実戦経験が無く、任務経歴もほとんどが模擬戦や機体のテスト任務ばかりだった。本当の戦闘という物を未だに知らない。それどころか、自分が所属する基地の外でAMWを運用するのも、今回が始めてなのである。
それでもここまで自信があるのは、試作機を任せられた自負と、模擬戦やシミュレータではかなりの好成績を誇っているからである。そこまで知っている比乃は、それが実戦において、大して役に立たないことを知っている。
(青いってこういうのを言うんだろうなぁ……僕も人のこと、言えないんだろうけど)
なるほど、確かに実戦経験が無いにも関わらず、XM8のテストパイロットを務めるというのは相当な技量だろう。しかし、昼間の模擬戦や、この態度を見る限り、パイロットとしては一流でも、軍人としては三流である。それでは一端の兵士は務まらない。
「でも、努力を怠ると実戦ではとんでもないポカを冒す事になりかねないよ。未だ模擬戦しかやったことがないブラッドバーン伍長には、実感湧かないかもしれないけど」
比乃は、少し意地悪をしてやろうというくらいの気でそう言うと、リアはむっと頰を膨らませた。怒らせたかな、とフォローの言葉を口にしようとしたが、
「だから、階級つけて呼ばなくていいって言ったでしょ!」
彼女は自分の呼び方について怒っていたようだった。予想が外れた比乃は苦笑いする。
「あ、そっちね……ごめんよブラッドバーンさん」
「だからリアだってば! もう、先輩わざとやってるでしょ! 」
普段は弄られてばかりで、他人を弄る機会が皆無である比乃は、楽しそうに「くくくっ」と笑う。リアは「もう!」と拗ねてそっぽを向いた。
「先輩、あんまり女の子を虐めるとモテなくなるよ、いい歳だし好きな娘とかいないの? ライクじゃなくてラブよラブ」
「いい歳って……そういう人は今の所いないかなぁ、恋をしたこともないかも」
心視が聞いたら卒倒しそうな返答をした比乃に、リアはまた信じられないという顔をして驚いた。
「先輩、私と一つ違いってことは十八歳でしょ? というかハイスクールに入る前からそんな灰色の青春を送ってたってわけ?」
「うーん、学校にまともに通ったのがつい最近からだからね……そういう青春とかはよくわからないや、それも含めて社会勉強中って感じかな」
それから、比乃は簡単に自分が自衛官になった経緯や、これまで自分がどのように過ごして来たか、そして自分がどんな思いで軍隊に身を置いているかを、ショッキングなところは曖昧に誤魔化しながら、思い出話をするように語った。
(こ、この人って……)
話を聞いたらリアは、自分と、目の前にいる一つ年上の先輩パイロットが置かれた環境を比べて、愕然とした。ハイスクール、学校に通いながらパイロットをしているという点は同じだが、それに対する姿勢、真剣さの違いと、努力を怠れない理由が、流石に解ったのだ。
同時に、昼間の演習時に部隊長があれだけ激怒していたのも、自衛官達が文句ひとつなくペナルティをこなしていたのも、先ほど比乃に言われた皮肉めいた言葉の意味も、ここに来て始めて理解した。
「つまらない話しちゃったかな」
比乃が申し訳なさそうに言うと、リアははっとして首をぶんぶん振ってそれを否定した。
「ううん、私、知らない話を聞くのは好きだから、勉強は嫌いだけど……それにしても先輩って、苦労人だね、そこら辺の凡人だったらもうとっくに軍から逃げ出してるよ」
「あれ、僕は凡人だったんじゃないの?」
「それは撤回、先輩はあれよ、努力の天才!」
ベンチから立ち上がって比乃の正面からに立つと、比乃の顔にびしっと指を突き付けて、だめ押しに「もしくは頑張りの天才ね! 私が認めてあげる!」と満面の笑みで告げた。比乃は「はぁ、どうもありがとう?」と生返事で返して、十七歳の少女認定の称号を得た。
その姿勢のまま、リアは遊びを楽しむ子供のような口調で、驚くようなことを言った。
「同じ天才だから、明日の勝負、正面から正々堂々と戦ってあげる」
「え、でもそれは流石に」
駄目じゃないか、と続けようとした比乃の口を、リアは突き付けた指で押さえて二の句を塞いだ。今度は保護者(メイヴィス)に似た悪戯っ子のような、頰を釣り上げた笑みを浮かべる。
「ほんとは私、XM8のステルスで、先輩を一方的にボコボコにしてやろうって思ってたんだけど、気が変わったの。演習場の中央で、先輩の全力をちゃんと受け止めて、その上で勝つわ! だってそっちの方が楽しそうだもの!」
「僕も負けたくはないからそれでもいいけど、ステルス性のテストとかそういうのは……」
「そんなのどうでもいいよ! 同じ天才同士、間違いなく楽しい戦いになるはず! だから半端な小細工なんて考えてないで、明日に備えて早く寝てね、先輩!」
リアは捲し立てると、上がったテンションを示すようにその場でくるりと回って、先ほどまでの疲れはどこに言ったのやら、小躍りしながら娯楽室を出て行ってしまった。
取り残された比乃は、メモ帳を閉じると「……最近の女子高生って凄いなぁ」と、独り言ちた。
彼女が日本語を読めるかはわからなかったが、別に見られたところで困ることでもなかった。どうせ、対策手段など限られているし、彼女もこちらが何らかの対策を練ってくることは承知の上だろうと思ったからだ。
しかし、そんな比乃の予想に反して、メモ帳を覗き込んだリアは、書いてある日本語はよくわからなかったが、その中に「XM8」という文字や矢印を見つけると、驚いたような顔をして、
「えーっ、もしかして先輩ってば予習とかしてるの?!」
素っ頓狂な声をあげたので、比乃は思わずずっこけた。どうやら、模擬戦の相手がこのように準備をしているとは思ってもみなかったようである。
「ほ、本人を前に言うのもなんだけど、こっちは格下の機体だからね。ステルス対策とかしないといけないし……学校のテストの前に勉強とかしない?」
「私はしないかな……ふーん、先輩って努力の人ってやつなんだ。才能がないと大変ね」
それに引き換え、私ってば天才だから努力の要らず! と邪気もなく笑う少女に、比乃は少し困り顔になった。その絶対の自信はどこから現れるのだろうかと考える。それはきっと、若さ故の勢いと、経験不足による視野狭窄によるものだろう。彼女の経歴まで部隊長から聞き出した比乃は、そう判断した。
比乃の判断は的を得ている。彼女は未だに実戦経験が無く、任務経歴もほとんどが模擬戦や機体のテスト任務ばかりだった。本当の戦闘という物を未だに知らない。それどころか、自分が所属する基地の外でAMWを運用するのも、今回が始めてなのである。
それでもここまで自信があるのは、試作機を任せられた自負と、模擬戦やシミュレータではかなりの好成績を誇っているからである。そこまで知っている比乃は、それが実戦において、大して役に立たないことを知っている。
(青いってこういうのを言うんだろうなぁ……僕も人のこと、言えないんだろうけど)
なるほど、確かに実戦経験が無いにも関わらず、XM8のテストパイロットを務めるというのは相当な技量だろう。しかし、昼間の模擬戦や、この態度を見る限り、パイロットとしては一流でも、軍人としては三流である。それでは一端の兵士は務まらない。
「でも、努力を怠ると実戦ではとんでもないポカを冒す事になりかねないよ。未だ模擬戦しかやったことがないブラッドバーン伍長には、実感湧かないかもしれないけど」
比乃は、少し意地悪をしてやろうというくらいの気でそう言うと、リアはむっと頰を膨らませた。怒らせたかな、とフォローの言葉を口にしようとしたが、
「だから、階級つけて呼ばなくていいって言ったでしょ!」
彼女は自分の呼び方について怒っていたようだった。予想が外れた比乃は苦笑いする。
「あ、そっちね……ごめんよブラッドバーンさん」
「だからリアだってば! もう、先輩わざとやってるでしょ! 」
普段は弄られてばかりで、他人を弄る機会が皆無である比乃は、楽しそうに「くくくっ」と笑う。リアは「もう!」と拗ねてそっぽを向いた。
「先輩、あんまり女の子を虐めるとモテなくなるよ、いい歳だし好きな娘とかいないの? ライクじゃなくてラブよラブ」
「いい歳って……そういう人は今の所いないかなぁ、恋をしたこともないかも」
心視が聞いたら卒倒しそうな返答をした比乃に、リアはまた信じられないという顔をして驚いた。
「先輩、私と一つ違いってことは十八歳でしょ? というかハイスクールに入る前からそんな灰色の青春を送ってたってわけ?」
「うーん、学校にまともに通ったのがつい最近からだからね……そういう青春とかはよくわからないや、それも含めて社会勉強中って感じかな」
それから、比乃は簡単に自分が自衛官になった経緯や、これまで自分がどのように過ごして来たか、そして自分がどんな思いで軍隊に身を置いているかを、ショッキングなところは曖昧に誤魔化しながら、思い出話をするように語った。
(こ、この人って……)
話を聞いたらリアは、自分と、目の前にいる一つ年上の先輩パイロットが置かれた環境を比べて、愕然とした。ハイスクール、学校に通いながらパイロットをしているという点は同じだが、それに対する姿勢、真剣さの違いと、努力を怠れない理由が、流石に解ったのだ。
同時に、昼間の演習時に部隊長があれだけ激怒していたのも、自衛官達が文句ひとつなくペナルティをこなしていたのも、先ほど比乃に言われた皮肉めいた言葉の意味も、ここに来て始めて理解した。
「つまらない話しちゃったかな」
比乃が申し訳なさそうに言うと、リアははっとして首をぶんぶん振ってそれを否定した。
「ううん、私、知らない話を聞くのは好きだから、勉強は嫌いだけど……それにしても先輩って、苦労人だね、そこら辺の凡人だったらもうとっくに軍から逃げ出してるよ」
「あれ、僕は凡人だったんじゃないの?」
「それは撤回、先輩はあれよ、努力の天才!」
ベンチから立ち上がって比乃の正面からに立つと、比乃の顔にびしっと指を突き付けて、だめ押しに「もしくは頑張りの天才ね! 私が認めてあげる!」と満面の笑みで告げた。比乃は「はぁ、どうもありがとう?」と生返事で返して、十七歳の少女認定の称号を得た。
その姿勢のまま、リアは遊びを楽しむ子供のような口調で、驚くようなことを言った。
「同じ天才だから、明日の勝負、正面から正々堂々と戦ってあげる」
「え、でもそれは流石に」
駄目じゃないか、と続けようとした比乃の口を、リアは突き付けた指で押さえて二の句を塞いだ。今度は保護者(メイヴィス)に似た悪戯っ子のような、頰を釣り上げた笑みを浮かべる。
「ほんとは私、XM8のステルスで、先輩を一方的にボコボコにしてやろうって思ってたんだけど、気が変わったの。演習場の中央で、先輩の全力をちゃんと受け止めて、その上で勝つわ! だってそっちの方が楽しそうだもの!」
「僕も負けたくはないからそれでもいいけど、ステルス性のテストとかそういうのは……」
「そんなのどうでもいいよ! 同じ天才同士、間違いなく楽しい戦いになるはず! だから半端な小細工なんて考えてないで、明日に備えて早く寝てね、先輩!」
リアは捲し立てると、上がったテンションを示すようにその場でくるりと回って、先ほどまでの疲れはどこに言ったのやら、小躍りしながら娯楽室を出て行ってしまった。
取り残された比乃は、メモ帳を閉じると「……最近の女子高生って凄いなぁ」と、独り言ちた。
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