74 / 344
第十話「米国の未成年軍人と日本の未成年自衛官について」
ファーストコンタクト
しおりを挟む
思わぬ言葉に「えっ」と固まった比乃と、唖然とする周囲を無視して、リアは人差し指を立てて一方的に捲し立てる。
「先輩の戦い方を見てましたけど、すっごい力任せーって感じ! センスがないっていうのかなぁ、綺麗じゃないよ。とにかく腕を振り回してるだけでリズムが取れてない。戦いはもっとテンポよくやらなきゃ駄目だってメイ少佐も言ってた! それに最後の攻撃だって私なら防御できへぶっ!?」
と、そこまで言った辺りで、メイヴィスの拳骨がリアの言葉を遮った。
「いったーい! 何するのよメイ少佐!」
「それはこっちの台詞よ! あーもう!」
依然としてぽかんとしている比乃に、自分の子供が悪さをしてしまった親のように、メイヴィスは申し訳なさそうに頭を下げた。頭をさすって痛そうにしているリアの髪を、むんずと掴んで下げさせる。
「ごめんなさい日比野軍曹。この子ったら操縦の腕は確かなんだけど、素行が悪いというかマナーがなってなくて……ほら、リアもごめんなさいしなさい!」
「申し訳ありませんでしたメイ少佐!」
「私じゃなくて日比野軍曹に!」
「イエッサぁぁぁ痛い痛いメイ少佐ごめんなさい離してぇ!」
メイヴィスに髪を鷲掴みにされ、強制的に頭を下げさせらた結果、彼女の頭頂部から「ぶちぶちっ」という音が聞こえたのは、彼女の尊厳とかのために黙っておこうと、比乃は思った。
そんなことよりも、大物に頭を下げられて、気まずそうに頬を掻く。比乃からしてみれば、先ほどの模擬戦はお世辞にも、善戦したとは言い難い物だと自覚している。なので、一つ年下の少女にダメ出しされても、それで気分を害したりはしない。
なお、比乃の代わりに、後ろで志度と心視が殺気立っていた。それを部隊長が「どうどう」と宥めているのは、背中に目がついていない比乃は知らない。
「いえ、実際さっきの模擬戦は僕の惨敗でしたし、僕もまだまだ未熟でした。伍長の言う通りですから、離してあげてください」
そう言って逆に頭を下げた比乃に、メイヴィスは「まぁ!」と空いている手で口元を抑え、部隊長の方に向き直る、掴んだリアの髪を引っ張りながら。
「痛い痛い痛い!」
「この子ったらとっても紳士じゃない! 日野部さん、あなたいい息子さんを持ったわね~、それに比べてうちのリアは全くもう!」
「あー、うん」
髪を引っ張られて悲鳴をあげると少女と、それを全く気にしていない旧友を目の前に、部隊長は、いい加減髪を離してやれと言ってやるべきか、比乃が褒められたことにリアクションを取るかを一瞬迷った。
「自慢の息子だ」
とりあえず、後者を取ってドヤることにした。自慢げに髭を撫でて悦に浸る。
代わりに比乃が「スミス少佐、その……見ていて居た堪れないので」と率直な心情を伝えると、メイヴィスは「あら」と思い出したようにリアを解放した。
「うぅ……何よ、本当のこと言っただけじゃない……」
「リア! この子はほんとに……貴方よりも日比野軍曹の方が」
「あの、僕は気にしてませんので、力不足は事実ですし」
それでもなお、そういって自分を卑下する比乃に、メイヴィスは少し困ったように目尻を下げた。そして、優しく諭すように比乃の肩に手を置いた。
「軍曹、あんまり謙遜が過ぎると嫌味になるわよ? もっと胸を張りなさいな……格上の相手にも引かずに果敢に攻める勇気。勝ちを諦めない姿勢。どちらも戦士としてとても大切な物よ。けれど、貴方にちょっぴりの臆病さもあったら、さっきの模擬戦は百点満点だったんだけどね」
「そこが、僕の足りないところです」
「もう、頑固ねぇ……そう言うところは親に似なくていいのに」
にこりと、柔らかく微笑むメイヴィスを前に、比乃はなんだかむず痒くなってまた頬を掻いた。年の差だけみればギリギリ親と子か、年の離れた姉弟にも見えるその状況に、志度と心視はひそひそと、
「なんかアメリカの女軍人っていうから、ムキムキマッチョの女ゴリラかと思ったのにけど」
「……お母さんみたい……私、お母さんいないけど」
「俺も俺も、なんかこう、柔らかいよな」
「比乃が子供で……部隊長がお父さんで……スミス少佐がお母さん?」
「それだ」
そんな二人の会話が聞こえたのか、メイヴィスは顔を赤らめる。部隊長の方をチラチラ見ながら、
「あ、あら、私がお母さんだなんて……これでもまだ未婚なのよ?」
「それにしては包容力があるよなぁお前、あだ名グランマだし、ぴったりすぎて笑えてくるぜ」
彼女の心がわかっていないのか「はっはっはっ」と笑う部隊長を、比乃は冷ややかな目で見て「鈍感……」と呟く。そんな比乃を志度と心視が全く同じ目で見ているのには気づいていない。
「ああそうそう、紹介が遅れたがこの二人は白間 志度三等陸曹と浅野 心視三等陸曹、比乃の同期にして、肉弾戦と狙撃のスペシャリストだ」
「あらあら、こんなに小さいのにスペシャリスト? 日野部さん、あなた超人の子供をコレクションしてるの?」
「……それも面白そうだ、いっそ養子百人でも目指してみるかな?」
「あらやだ、日野部さんったら」
どこか微笑ましげにやり取りしている五人を、リアはまだ痛む頭を撫りながら見やる。
「……むむむ」
この状況でただ一人、つまらなそうに頬を膨らませているのはリアだ。彼女からしてみれば今の状況は、明らかに自分よりも劣る男子に、自分の上官にして、幼い頃に母を失った自分にとって母親代わりとも言えるメイヴィスを取られているようなものだ。つまらないし、不愉快だった。
「ちょっと少佐! 提案があるんだけど!」
「なにかしらリア、くだらないことだったらちょっとお仕置きするわよ?」
こちらも少し怒っているらしい声音だったが、それでも不機嫌具合で勝るリアは止まらない。比乃をびしっと指差して、提案した。
「私が乗ってきたXM6のテスト、ここでやるんでしょ? それなら、お相手をそこの大佐殿ご自慢のパイロットさんにお願いするってどう? 一対一で」
その提案に真っ先に反応したのは、部隊長だった。面白そうにだと不敵に笑い「よかろう」とそれを快諾する。
「ちょうど、そっちがデータ欲しがってるフォトンスラスター搭載機は比乃の乗機だ。ここは、お互いに欲しがってる技術が確かかどうか確認してみようじゃないか」
「そうね……それに、リアも自分が足りない物に気づく良い機会になりそうだし、やりましょうか」
メイヴィスも同意し、リアは高校生とは思えない被虐的な笑みを浮かべて、比乃を睨みつけた。
「楽しみね、日本のパイロットがどの程度なのか、見せて貰うんだから……!」
「先輩の戦い方を見てましたけど、すっごい力任せーって感じ! センスがないっていうのかなぁ、綺麗じゃないよ。とにかく腕を振り回してるだけでリズムが取れてない。戦いはもっとテンポよくやらなきゃ駄目だってメイ少佐も言ってた! それに最後の攻撃だって私なら防御できへぶっ!?」
と、そこまで言った辺りで、メイヴィスの拳骨がリアの言葉を遮った。
「いったーい! 何するのよメイ少佐!」
「それはこっちの台詞よ! あーもう!」
依然としてぽかんとしている比乃に、自分の子供が悪さをしてしまった親のように、メイヴィスは申し訳なさそうに頭を下げた。頭をさすって痛そうにしているリアの髪を、むんずと掴んで下げさせる。
「ごめんなさい日比野軍曹。この子ったら操縦の腕は確かなんだけど、素行が悪いというかマナーがなってなくて……ほら、リアもごめんなさいしなさい!」
「申し訳ありませんでしたメイ少佐!」
「私じゃなくて日比野軍曹に!」
「イエッサぁぁぁ痛い痛いメイ少佐ごめんなさい離してぇ!」
メイヴィスに髪を鷲掴みにされ、強制的に頭を下げさせらた結果、彼女の頭頂部から「ぶちぶちっ」という音が聞こえたのは、彼女の尊厳とかのために黙っておこうと、比乃は思った。
そんなことよりも、大物に頭を下げられて、気まずそうに頬を掻く。比乃からしてみれば、先ほどの模擬戦はお世辞にも、善戦したとは言い難い物だと自覚している。なので、一つ年下の少女にダメ出しされても、それで気分を害したりはしない。
なお、比乃の代わりに、後ろで志度と心視が殺気立っていた。それを部隊長が「どうどう」と宥めているのは、背中に目がついていない比乃は知らない。
「いえ、実際さっきの模擬戦は僕の惨敗でしたし、僕もまだまだ未熟でした。伍長の言う通りですから、離してあげてください」
そう言って逆に頭を下げた比乃に、メイヴィスは「まぁ!」と空いている手で口元を抑え、部隊長の方に向き直る、掴んだリアの髪を引っ張りながら。
「痛い痛い痛い!」
「この子ったらとっても紳士じゃない! 日野部さん、あなたいい息子さんを持ったわね~、それに比べてうちのリアは全くもう!」
「あー、うん」
髪を引っ張られて悲鳴をあげると少女と、それを全く気にしていない旧友を目の前に、部隊長は、いい加減髪を離してやれと言ってやるべきか、比乃が褒められたことにリアクションを取るかを一瞬迷った。
「自慢の息子だ」
とりあえず、後者を取ってドヤることにした。自慢げに髭を撫でて悦に浸る。
代わりに比乃が「スミス少佐、その……見ていて居た堪れないので」と率直な心情を伝えると、メイヴィスは「あら」と思い出したようにリアを解放した。
「うぅ……何よ、本当のこと言っただけじゃない……」
「リア! この子はほんとに……貴方よりも日比野軍曹の方が」
「あの、僕は気にしてませんので、力不足は事実ですし」
それでもなお、そういって自分を卑下する比乃に、メイヴィスは少し困ったように目尻を下げた。そして、優しく諭すように比乃の肩に手を置いた。
「軍曹、あんまり謙遜が過ぎると嫌味になるわよ? もっと胸を張りなさいな……格上の相手にも引かずに果敢に攻める勇気。勝ちを諦めない姿勢。どちらも戦士としてとても大切な物よ。けれど、貴方にちょっぴりの臆病さもあったら、さっきの模擬戦は百点満点だったんだけどね」
「そこが、僕の足りないところです」
「もう、頑固ねぇ……そう言うところは親に似なくていいのに」
にこりと、柔らかく微笑むメイヴィスを前に、比乃はなんだかむず痒くなってまた頬を掻いた。年の差だけみればギリギリ親と子か、年の離れた姉弟にも見えるその状況に、志度と心視はひそひそと、
「なんかアメリカの女軍人っていうから、ムキムキマッチョの女ゴリラかと思ったのにけど」
「……お母さんみたい……私、お母さんいないけど」
「俺も俺も、なんかこう、柔らかいよな」
「比乃が子供で……部隊長がお父さんで……スミス少佐がお母さん?」
「それだ」
そんな二人の会話が聞こえたのか、メイヴィスは顔を赤らめる。部隊長の方をチラチラ見ながら、
「あ、あら、私がお母さんだなんて……これでもまだ未婚なのよ?」
「それにしては包容力があるよなぁお前、あだ名グランマだし、ぴったりすぎて笑えてくるぜ」
彼女の心がわかっていないのか「はっはっはっ」と笑う部隊長を、比乃は冷ややかな目で見て「鈍感……」と呟く。そんな比乃を志度と心視が全く同じ目で見ているのには気づいていない。
「ああそうそう、紹介が遅れたがこの二人は白間 志度三等陸曹と浅野 心視三等陸曹、比乃の同期にして、肉弾戦と狙撃のスペシャリストだ」
「あらあら、こんなに小さいのにスペシャリスト? 日野部さん、あなた超人の子供をコレクションしてるの?」
「……それも面白そうだ、いっそ養子百人でも目指してみるかな?」
「あらやだ、日野部さんったら」
どこか微笑ましげにやり取りしている五人を、リアはまだ痛む頭を撫りながら見やる。
「……むむむ」
この状況でただ一人、つまらなそうに頬を膨らませているのはリアだ。彼女からしてみれば今の状況は、明らかに自分よりも劣る男子に、自分の上官にして、幼い頃に母を失った自分にとって母親代わりとも言えるメイヴィスを取られているようなものだ。つまらないし、不愉快だった。
「ちょっと少佐! 提案があるんだけど!」
「なにかしらリア、くだらないことだったらちょっとお仕置きするわよ?」
こちらも少し怒っているらしい声音だったが、それでも不機嫌具合で勝るリアは止まらない。比乃をびしっと指差して、提案した。
「私が乗ってきたXM6のテスト、ここでやるんでしょ? それなら、お相手をそこの大佐殿ご自慢のパイロットさんにお願いするってどう? 一対一で」
その提案に真っ先に反応したのは、部隊長だった。面白そうにだと不敵に笑い「よかろう」とそれを快諾する。
「ちょうど、そっちがデータ欲しがってるフォトンスラスター搭載機は比乃の乗機だ。ここは、お互いに欲しがってる技術が確かかどうか確認してみようじゃないか」
「そうね……それに、リアも自分が足りない物に気づく良い機会になりそうだし、やりましょうか」
メイヴィスも同意し、リアは高校生とは思えない被虐的な笑みを浮かべて、比乃を睨みつけた。
「楽しみね、日本のパイロットがどの程度なのか、見せて貰うんだから……!」
0
お気に入りに追加
76
あなたにおすすめの小説
令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました
フルーツパフェ
大衆娯楽
とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。
曰く、全校生徒はパンツを履くこと。
生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?
史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。
スケートリンクでバイトしてたら大惨事を目撃した件
フルーツパフェ
大衆娯楽
比較的気温の高い今年もようやく冬らしい気候になりました。
寒くなって本格的になるのがスケートリンク場。
プロもアマチュアも関係なしに氷上を滑る女の子達ですが、なぜかスカートを履いた女の子が多い?
そんな格好していたら転んだ時に大変・・・・・・ほら、言わんこっちゃない!
スケートリンクでアルバイトをする男性の些細な日常コメディです。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
異世界災派 ~1514億4000万円を失った自衛隊、海外に災害派遣す~
ス々月帶爲
ファンタジー
元号が令和となり一年。自衛隊に数々の災難が、襲い掛かっていた。
対戦闘機訓練の為、東北沖を飛行していた航空自衛隊のF-35A戦闘機が何の前触れもなく消失。そのF-35Aを捜索していた海上自衛隊護衛艦のありあけも、同じく捜索活動を行っていた、いずも型護衛艦2番艦かがの目の前で消えた。約一週間後、厄災は東北沖だけにとどまらなかった事を知らされた。陸上自衛隊の車両を積載しアメリカ合衆国に向かっていたC-2が津軽海峡上空で消失したのだ。
これまでの損失を計ると、1514億4000万円。過去に類をみない、恐ろしい損害を負った防衛省・自衛隊。
防衛省は、対策本部を設置し陸上自衛隊の東部方面隊、陸上総隊より選抜された部隊で混成団を編成。
損失を取り返すため、何より一緒に消えてしまった自衛官を見つけ出す為、混成団を災害派遣する決定を下したのだった。
派遣を任されたのは、陸上自衛隊のプロフェッショナル集団、陸上総隊の隷下に入る中央即応連隊。彼等は、国際平和協力活動等に尽力する為、先遣部隊等として主力部隊到着迄活動基盤を準備する事等を主任務とし、日々訓練に励んでいる。
其の第一中隊長を任されているのは、暗い過去を持つ新渡戸愛桜。彼女は、この派遣に於て、指揮官としての特殊な苦悩を味い、高みを目指す。
海上自衛隊版、出しました
→https://ncode.syosetu.com/n3744fn/
※作中で、F-35A ライトニングⅡが墜落したことを示唆する表現がございます。ですが、実際に墜落した時より前に書かれた表現ということをご理解いただければ幸いです。捜索が打ち切りとなったことにつきまして、本心から残念に思います。搭乗員の方、戦闘機にご冥福をお祈り申し上げます。
「小説家になろう」に於ても投稿させて頂いております。
→https://ncode.syosetu.com/n3570fj/
「カクヨム」に於ても投稿させて頂いております。
→https://kakuyomu.jp/works/1177354054889229369
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
[完結済み]男女比1対99の貞操観念が逆転した世界での日常が狂いまくっている件
森 拓也
キャラ文芸
俺、緒方 悟(おがた さとる)は意識を取り戻したら男女比1対99の貞操観念が逆転した世界にいた。そこでは男が稀少であり、何よりも尊重されていて、俺も例外ではなかった。
学校の中も、男子生徒が数人しかいないからまるで雰囲気が違う。廊下を歩いてても、女子たちの声だけが聞こえてくる。まるで別の世界みたいに。
そんな中でも俺の周りには優しいな女子たちがたくさんいる。特に、幼馴染の美羽はずっと俺のことを気にかけてくれているみたいで……
もうダメだ。俺の人生詰んでいる。
静馬⭐︎GTR
SF
『私小説』と、『機動兵士』的小説がゴッチャになっている小説です。百話完結だけは、約束できます。
(アメブロ「なつかしゲームブック館」にて投稿されております)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる