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第一話「我が国のテロ事情とその対策について」
自衛隊の巨人
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・AMW
《略》Armor.Movement.Weapon.system から
[軍事用語]
1.人体を模した陸戦機動兵器の総称。全高八メートル前後の物が主流で、その対応能力、優れた三次元機動力から、市街地や山岳部の戦闘において、最上位の優位性を持つとされている。
『八乃字出版国語辞典より』
***
東京。中央の都心部から離れた場所にある、それなりの規模に発展している市街地。賑わうショッピングモール、サラリーマンが出入りする飲食店、子供連れがいる児童公園。そこでは、人々が日常を謳歌していた。
そんな平和な風景に、非日常の象徴が、大型トラックの荷台から起き上がった。
***
昼頃に発生した、学生が集まっている文化会館を重武装テロリストに占拠されるという大事件に、警察幹部が「またか」と頭を抱えるまで、事の発生から十分とかからなかった。
これが数年前の日本であれば、危機感の足りない警察や政治家が、何も決まらない会議を始めて時間を無駄にし、そしてやっと重い腰を上げた頃には、もう手遅れになっている。という、最悪の悪循環に陥っていたことだろう。
もう一つのパターンとして、無策な上層部が、テロリストの保有する凶悪な軍事兵器に対して、無策な突入を指示し、多大な損害を出すというのもあり得ただろうか。
しかし、それは過去の話である。
まず、事の次第は総理大臣ではなく防衛大臣の元に行った。連絡を受けた大臣は、特に慌てた様子もなく、落ち着いた態度で秘書から受け取った書類に目を通す。そして、日常的な業務を行うような気軽さで、自衛隊出動に関するそれに判を押した。
こうして、速やかに重武装テロ対策の本職へ事件解決の役割が回ったのである。
***
一機目の敵機を片付けた自衛隊のAMWが、崩れた文化会館から道路に飛び出した。
太陽光を反射して白い装甲を輝かせる、細見のシルエットに頭頂部の角が特徴的な機体は「Tk-7」と呼ばれる陸上自衛隊の主力機であった。
そして、その搭乗者、通称“機士”と呼ばれる自衛官、日比野 比乃三等陸曹は、モニター越しに残るもう一機の敵を、敵愾心を露わにして睨みつけた。
《敵対AMW 機種 露製 第三世代 ペーチルと断定》
「見ればわかるよ、新しくて硬いやつだ」
敵機を分析した、機体に搭載されているAIの合成音声に返事をする。
その視線の先には、今さっき撃破した機体よりも大柄で、分厚く丸っこい傾斜装甲を持った、ずんぐりむっくりとした図体の機体が、呆然としたように棒立ちしていた。
ロシア製の輸出品にして最新鋭の重量級ベストセラー機。日本語で『土釜』を意味する機体、『ペーチル』である。
機体は真新しくても乗っているのは素人だ。比乃は相手の反応からそう判断した。
「まったく、どこから盗み出したのか、横流しされたのか……」
比乃がぼやく。その日本の市街地にいるにはあまりにも場違いな最新鋭機を、Tkー7が角、ブレードアンテナをガシャリと鳴らして威嚇する。
(一先ず、公共施設を壊した始末書とかのことは後回しだ)
相手は重装甲に飛び道具持ちという厄介者だ。市民の安全のためにも、このテロリストを早急に始末しなければならない。それが自衛官の使命であり、比乃の考える自身の存在意義でもある。
Tkー7が徒手空拳のまま構えを取り、攻撃の意思を見せた。するとようやく反応した敵機は、腕のAMW用自動小銃を、目の前の相手にではなく、周囲に展開している警察隊に向けようとする。人質に取るつもりだ。
「させないっ」
相手が銃を向けきるよりも早く、Tkー7が構えた腕部から、高速で鏃――否、ワイヤーアンカー『スラッシャー』が射出され、空気を切り裂く音を立てて飛んだ。
名前の如く、攻撃用途にも使える程の鋭さと勢いを持つ伸びる槍が、敵機の手から衝撃音と共に銃を弾き飛ばす。半ばでへし折れたそれがコンクリートの上を滑っていく。
ワイヤーの甲高い巻き戻し音を鳴らしながら、比乃は腰のウェポンラックから携行火器であるハンドガンを取り出そうとして、やめた。
このハンドガン『短筒』は、生身の人間や公共施設がある街中で迂闊に発砲出来るものではないのだ。
命中させたとしても“重装甲のペーチルを貫通してしまう”可能性がある。二次被害を出してしまう危険があった。
強力すぎる主兵装に比乃は舌打ちし、アンカーを巻き戻し終えると同時に、両腕に備えられた穂先を竜手のように展開させ、ペーチル目掛けて突撃した。
地面を舐めるような低姿勢で、猛禽類のような獰猛さを持ってアスファルトの上を駆け抜ける。
その勢いとは裏腹に、軽量化が過ぎる機体はアスファルトに足跡すら残さない。
対し、火器を失い狼狽えた敵機は、それでも腰から高振動ナイフを振り抜き、腰だめに構えて前進する。だが、その動きはTkー7に比べると余りにも重鈍だ。
「その意義やよし、けど!」
その潔さが命取りだ! 叫び、比乃が機体の動きを文字通り“念じた”。
すると、比乃の脳内に『ガリガリガリ』とハードディスクの読み取り音が鳴る感覚が走る。
そして、比乃が思い浮かべた通りに、望んだ通りに、Tkー7の四肢が人間のように動作する。
これがAMW最大の特徴であるDLS(Direct Link System)の真骨頂である。操縦者の思考を読み取り、機体制御に反映させるのだ。
巨大な武器を振るう為の腕が、強大な運動性能を発揮させる足が、目の前の敵を駆逐するために駆動する。
「いちっ!」
二機の巨人が交差する――相手が放った突きを、転ぶように懐に飛び込んで避けたTkー7が、相手の分厚い装甲表面に右の穂先を叩き付け、横薙ぎに切り裂く。だがまだ致命傷には浅い。
「にのっ!」
敵機が姿勢を戻す前に、そのまま斬り抜いて機体を独楽のように回転させ、逆の手でもう一度斬り込む。
外面装甲が完全に切り裂かれるが、ペーチルはまだ動きを止めず、目の前の敵目掛けてナイフを突き立てようと振り上げる。
「さぁん!」
素人操縦によるその一連の動作よりも、Tkー7の方が速い。
凶器が振り下ろされる前に、Tkー7の足裏から飛び出した鉄杭が、回転の勢いが乗った旋風のような後ろ回し蹴りで装甲の抉れた亀裂に叩き込まれ、無慈悲に中身を押し潰した。
「終わり!」
《敵AMWの活動停止を確認》
最後の一撃で操縦者を文字通り挽肉にされたAMWが、ナイフを振り上げた姿勢のまま、轟音を立てて倒れる。制御系を失った機体は、そのまま動かなくなった。
ペーチルに銃を向けられた辺りで、慌てて建物やパトカーの裏に隠れていた警官達が、自衛官の鮮やかな手際に拍手と歓声をあげた。
それを受けたTkー7は搭乗者の照れ隠しを表すように、後頭部を掻くような動きをした。
こうして、重武装テロは一人の自衛官によって、無事スピード解決したのである。
《略》Armor.Movement.Weapon.system から
[軍事用語]
1.人体を模した陸戦機動兵器の総称。全高八メートル前後の物が主流で、その対応能力、優れた三次元機動力から、市街地や山岳部の戦闘において、最上位の優位性を持つとされている。
『八乃字出版国語辞典より』
***
東京。中央の都心部から離れた場所にある、それなりの規模に発展している市街地。賑わうショッピングモール、サラリーマンが出入りする飲食店、子供連れがいる児童公園。そこでは、人々が日常を謳歌していた。
そんな平和な風景に、非日常の象徴が、大型トラックの荷台から起き上がった。
***
昼頃に発生した、学生が集まっている文化会館を重武装テロリストに占拠されるという大事件に、警察幹部が「またか」と頭を抱えるまで、事の発生から十分とかからなかった。
これが数年前の日本であれば、危機感の足りない警察や政治家が、何も決まらない会議を始めて時間を無駄にし、そしてやっと重い腰を上げた頃には、もう手遅れになっている。という、最悪の悪循環に陥っていたことだろう。
もう一つのパターンとして、無策な上層部が、テロリストの保有する凶悪な軍事兵器に対して、無策な突入を指示し、多大な損害を出すというのもあり得ただろうか。
しかし、それは過去の話である。
まず、事の次第は総理大臣ではなく防衛大臣の元に行った。連絡を受けた大臣は、特に慌てた様子もなく、落ち着いた態度で秘書から受け取った書類に目を通す。そして、日常的な業務を行うような気軽さで、自衛隊出動に関するそれに判を押した。
こうして、速やかに重武装テロ対策の本職へ事件解決の役割が回ったのである。
***
一機目の敵機を片付けた自衛隊のAMWが、崩れた文化会館から道路に飛び出した。
太陽光を反射して白い装甲を輝かせる、細見のシルエットに頭頂部の角が特徴的な機体は「Tk-7」と呼ばれる陸上自衛隊の主力機であった。
そして、その搭乗者、通称“機士”と呼ばれる自衛官、日比野 比乃三等陸曹は、モニター越しに残るもう一機の敵を、敵愾心を露わにして睨みつけた。
《敵対AMW 機種 露製 第三世代 ペーチルと断定》
「見ればわかるよ、新しくて硬いやつだ」
敵機を分析した、機体に搭載されているAIの合成音声に返事をする。
その視線の先には、今さっき撃破した機体よりも大柄で、分厚く丸っこい傾斜装甲を持った、ずんぐりむっくりとした図体の機体が、呆然としたように棒立ちしていた。
ロシア製の輸出品にして最新鋭の重量級ベストセラー機。日本語で『土釜』を意味する機体、『ペーチル』である。
機体は真新しくても乗っているのは素人だ。比乃は相手の反応からそう判断した。
「まったく、どこから盗み出したのか、横流しされたのか……」
比乃がぼやく。その日本の市街地にいるにはあまりにも場違いな最新鋭機を、Tkー7が角、ブレードアンテナをガシャリと鳴らして威嚇する。
(一先ず、公共施設を壊した始末書とかのことは後回しだ)
相手は重装甲に飛び道具持ちという厄介者だ。市民の安全のためにも、このテロリストを早急に始末しなければならない。それが自衛官の使命であり、比乃の考える自身の存在意義でもある。
Tkー7が徒手空拳のまま構えを取り、攻撃の意思を見せた。するとようやく反応した敵機は、腕のAMW用自動小銃を、目の前の相手にではなく、周囲に展開している警察隊に向けようとする。人質に取るつもりだ。
「させないっ」
相手が銃を向けきるよりも早く、Tkー7が構えた腕部から、高速で鏃――否、ワイヤーアンカー『スラッシャー』が射出され、空気を切り裂く音を立てて飛んだ。
名前の如く、攻撃用途にも使える程の鋭さと勢いを持つ伸びる槍が、敵機の手から衝撃音と共に銃を弾き飛ばす。半ばでへし折れたそれがコンクリートの上を滑っていく。
ワイヤーの甲高い巻き戻し音を鳴らしながら、比乃は腰のウェポンラックから携行火器であるハンドガンを取り出そうとして、やめた。
このハンドガン『短筒』は、生身の人間や公共施設がある街中で迂闊に発砲出来るものではないのだ。
命中させたとしても“重装甲のペーチルを貫通してしまう”可能性がある。二次被害を出してしまう危険があった。
強力すぎる主兵装に比乃は舌打ちし、アンカーを巻き戻し終えると同時に、両腕に備えられた穂先を竜手のように展開させ、ペーチル目掛けて突撃した。
地面を舐めるような低姿勢で、猛禽類のような獰猛さを持ってアスファルトの上を駆け抜ける。
その勢いとは裏腹に、軽量化が過ぎる機体はアスファルトに足跡すら残さない。
対し、火器を失い狼狽えた敵機は、それでも腰から高振動ナイフを振り抜き、腰だめに構えて前進する。だが、その動きはTkー7に比べると余りにも重鈍だ。
「その意義やよし、けど!」
その潔さが命取りだ! 叫び、比乃が機体の動きを文字通り“念じた”。
すると、比乃の脳内に『ガリガリガリ』とハードディスクの読み取り音が鳴る感覚が走る。
そして、比乃が思い浮かべた通りに、望んだ通りに、Tkー7の四肢が人間のように動作する。
これがAMW最大の特徴であるDLS(Direct Link System)の真骨頂である。操縦者の思考を読み取り、機体制御に反映させるのだ。
巨大な武器を振るう為の腕が、強大な運動性能を発揮させる足が、目の前の敵を駆逐するために駆動する。
「いちっ!」
二機の巨人が交差する――相手が放った突きを、転ぶように懐に飛び込んで避けたTkー7が、相手の分厚い装甲表面に右の穂先を叩き付け、横薙ぎに切り裂く。だがまだ致命傷には浅い。
「にのっ!」
敵機が姿勢を戻す前に、そのまま斬り抜いて機体を独楽のように回転させ、逆の手でもう一度斬り込む。
外面装甲が完全に切り裂かれるが、ペーチルはまだ動きを止めず、目の前の敵目掛けてナイフを突き立てようと振り上げる。
「さぁん!」
素人操縦によるその一連の動作よりも、Tkー7の方が速い。
凶器が振り下ろされる前に、Tkー7の足裏から飛び出した鉄杭が、回転の勢いが乗った旋風のような後ろ回し蹴りで装甲の抉れた亀裂に叩き込まれ、無慈悲に中身を押し潰した。
「終わり!」
《敵AMWの活動停止を確認》
最後の一撃で操縦者を文字通り挽肉にされたAMWが、ナイフを振り上げた姿勢のまま、轟音を立てて倒れる。制御系を失った機体は、そのまま動かなくなった。
ペーチルに銃を向けられた辺りで、慌てて建物やパトカーの裏に隠れていた警官達が、自衛官の鮮やかな手際に拍手と歓声をあげた。
それを受けたTkー7は搭乗者の照れ隠しを表すように、後頭部を掻くような動きをした。
こうして、重武装テロは一人の自衛官によって、無事スピード解決したのである。
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