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chapter.1
16
しおりを挟む「ふぅ……」
天虎が去ったあと屋敷に帰った一族はそのまま談話室に集まり立派なソファに座る。
「様々なことがあり過ぎて思考が追いつかん」
ソファに深く座って大きな大きな溜息をついた初老の男性。
みんなも無言でただ頷く。
一族の頭の中は情報が渋滞中。
前回天虎の湖まで捧げ物に行った青年と少年が天虎と出会い会話を交わして薬になる花を賜ったというだけでも有り得ないことだったのに、今回に至っては次から次へと自分たちの常識の範囲を超えた有り得ないことが起き続けた。
「天虎さまと居られる女児がまさか祝い子さまだったとは。しかも十歳で蔦が解けなかった呪い子と呼ばれる子供」
呪い子と呼ばれる祝い子が誕生したのは数百年前。
それこそ語り継がれているだけの存在で、一族からすれば自分たちよりその存在こそが物語の中の登場人物のようなもの。
実在していたことに改めて初老の男性は溜息をつく。
「蔦が解けないからと捨てて火をつけるなど酷すぎます」
「本当に。天虎さまが気付いて消さなければ今頃」
今になって、いや、家に着いて落ち着いたからこそ少女は再び怒りが再熱してきて、少年もこめかみを押さえる。
「もし我が子が祝い子として生まれたら。もし十歳で蔦が解けなかったら。呪い子は人々に災いを齎す存在だと信じていた私ならどうしていたのだろうかと考えてしまう」
青年の言ったそれは守るべきものが多い大人なら考える事。
人々の平和のために始末をするのか、例え他の者が不幸になろうとも我が子を優先するのか。
「それは自分が同じ立場になってみなければ分からない。経緯を知った私たちがいま腹立っているのは、当事者ではないからこそ言える綺麗事なのかも知れない。我が子が人々に災いを齎して憎まれるならばいっそ……そう考えるかも知れない」
我が子を捨て火を放つなど酷いことを。
そう思うのは自分たちが第三者だから。
実際に当事者になればどう判断したかは分からない。
「だが一つだけ言えるのは、私が当事者になり決断したのならば自らの手で葬る。自分の手では可哀想で殺せないなど都合のいい言い訳だ。子は理不尽に命を奪われるというのに自分の手は汚さず他人に任せる親になど同情の余地は無い」
可哀想で殺せないならそれが答え。
例え我が子が人々に災いを齎す存在になろうと、例え自分に災いが降りかかろうと生かして育てる。
多くの者が命を落とす結末になろうとも、災いの子を生かすことにした自分も同じ罪人として最期まで子と共に居る。
「ディア、今日は疲れただろう?もう休みなさい」
「……はい」
父である青年から言われて少女は立ち上がる。
それは『大人だけで話があるから席を外せ』と言うこと。
青年の妻も立って娘の背に手を添え談話室を出て行った。
「改めて考えてみても不可解なことが余りに多すぎます。初代が皇帝だったことが事実ならば、なぜ王権を剥奪されて今の王家となったのか。祝い子を正義の祝福の子と災いの呪い子に分けたのは誰なのか。祝福の子の功績と呪い子の災いを遺すことで史実を歪めたのは誰なのか。本来ならば鑑定で刻まれるはずの聖印が刻まれないようになったのはなぜなのか」
分からないことだらけ。
天虎や祝い子が語ったことが事実ならば、人々は長いあいだ何者かによって騙され続けていたと言うこと。
「初代の妻にあたる方も今で言う呪い子だったそうです」
「……なに?」
「名はクリステル。星神の加護を持つ大聖女だったと」
考えこむ青年の話を聞いて少年が口を開く。
魔杖を見て思い出した祝い子が話したそれを。
自分たち一族の始まりの二人はどちらも祝い子で呪い子。
「大聖女という言葉から予想できるように守護や回復も優れていたそうですが、ステラという星神の神杖を手に精霊魔法で戦う強い大聖女でもあったようです。初代とは恋仲にあり建国と同時にお二人も成婚して多くの人々から祝福されていたと、祝い子さまが嬉しそうにお聞かせくださいました」
その話をした際には天虎と祝い子と少年しか居なかった。
自分たちが近寄っては祝い子が怖がるだろうと一族は遠巻きに見てただけで、近寄ってきたのは少年の魔杖が折れてから。
だから少年しかこの話を聞かされていない。
「祝い子さま曰く私は初代に似ているそうです。ヒトには珍しい金の虹彩も、目元にあるホクロも、背中に聖印が刻まれたのも同じだと。これについては実際に初代を知る天虎さまも同じだと認めておりました。つまり祝い子さまは本当に今時代に失われている過去のことを知っておられるのだと思います」
一族しか知らない初代の真名を、親族でもなければ数ヶ月前に蔦が解けたばかりでヒトとの交流もない子供が知っていた。
それだけでも話の信憑性は高かったけれど、肖像画も掠れてしまった今となってはもう天虎にしか分からない初代の姿まで言い当てたのだから、さすがに疑う要素が見つからない。
「私たちは一族の始まりであるお二人が今でいう呪い子だったことを知らず何者かが歪めた史実を真実と信じ、結果として祖先さまを侮辱していた。その過ちはもう消せません」
始まりの二人がそうだった私たち一族だけは、なんとしてでも祝い子の真実を語り継がなければならなかった。
それが出来ず歪められた史実を受け入れていた自分たちの過ちはもう取り返しがつかない。
「消せないのならばせめて、歪められた史実が原因で呪い子として捨てられてしまった祝い子さまは守らなければ。私たち一族の始まりのお二人を知る祝い子さまだけは何としても」
それが過ちを犯した自分に出来る償い。
過ちを犯した自分の罪を軽くしたいだけの身勝手な懺悔にしかならないとしても。
「私は天虎さまや大精霊さまから正常にしていただいたこの身体で祝い子さまを守れるだけの力を手に入れます。この闇の精霊と共に。幸いにも初代の血を色濃く継いだようですから」
少年は父である青年と祖父である初老の男性に決意を伝えると談話室を出て行った。
「私たちにしてやれることは、ヴァルやディアが間違った方へ進みそうになった時に正してやることだけか」
「はい。祖父として父として」
少年と少女は呪い子に疑問を持ち始めていた世代。
大人の自分たちは呪い子だと知って捨てた親の気持ちも理解できない訳ではなかったけれど、真実を知る前から呪い子の扱いに疑問を抱いていた二人は迷わず育てると答えただろう。
「子供たちが現実と向き合い自分たちに出来ることをしようとしているのに、大人の私たちが寛いでいる場合ではないな」
「そうですね。私たちは私たちに出来る手段を使って祝い子さまをお守りしなければ。天虎さまと祝い子さまには生涯かけてもお返しできない恩ができたのですから」
大怪我で尽きかけていた初老の男性の命。
多すぎる魔力量を抑えられずにいた少年の命と少女の命。
その場に居た者たちみんなが天虎の聖寵で封印が解かれ聖印が刻まれたことで正しい力も得られた。
その始まりは祝い子。
祝い子に衣装を用意してあげたくて天虎は姿を現した。
それがなければ天虎は今でも変わらず自分たちの前に姿を現すことはなかっただろう。
家族の命を救ってくれた天虎に、そして天虎が姿を現すきっかけとなってくれた祝い子に恩を返さなければ。
初老の男性と青年も固く心に誓って談話室を後にした。
「お母さま」
入浴を済ませたあと乾かした髪を梳いてくれる母に少女は声をかける。
「痛かったかしら」
「いいえ。そうではなくて」
痛くて声をかけたのではない。
「妖精さまの名前を決めました」
「あら。もう?」
「はい」
入浴中も今もずっと傍に居る光の妖精。
光の妖精が自分の傍に居てくれるようになった時から、少女は世界が変わったかのような感動を覚えた。
そのお礼に早く名前を付けてあげたくて考えていた。
「ボヌールにしますわ」
「幸福?」
「はい。妖精さまのお蔭で今まで辛かった身体が楽になりましたし、一日中動いたのに胸が苦しくなりませんの。私に幸福を運んできてくれた妖精さまの名前にピッタリだと思って」
鏡越しに笑顔を浮かべる娘を青年の妻はそっと抱きしめる。
余り外に出ることも出来ず青白い顔色をした娘が今は健康的な肌色に変わって、笑顔も声も溌剌としていることの奇跡に。
「そうですね。妖精さまにピッタリの素敵な名前ですわ」
「決まりですわ!」
少女が両手を差し出すと光の妖精は少女の手に乗る。
「今日から妖精さまのお名前はボヌールですわ。私と末永くお友達で居てくださいませ」
ちゅっと少女が口付けると光の妖精が眩く発光する。
「お友達ね!任せて!」
「え!?」
「まあ」
光が消えて姿を現したのは小さな羽根の生えた小さなヒト。
少女は驚き青年の妻は手で口元を隠す。
「……ボヌールですの?」
「そうよ!素敵な名前をありがとう!」
小さな羽根を羽ばたかせて飛ぶ愛らしい光の妖精。
「名付けることで姿が変化することは聞いておりましたが、まさかヒトの姿になってお話しもできるなんて」
「だってお友達になるんでしょ?ご主人がそう言ったもの」
「ディアの願いを聞き入れてそのお姿に?」
「そうよ!それに私もヒトの子とお話ししたかったの!」
驚く青年の妻に答える妖精。
「ボヌールはお喋りするのが好きなのですか?」
「好き!ご主人これからたくさんお話しようね!」
「ええ。私の名前はディアと呼んでくださいませ」
「ディア!よろしくね!」
「よろしくお願いしますね」
お喋りが好きな愛らしい妖精に少女と青年の妻は笑った。
自室に戻った少年は上着を脱ぎソファに座って息をつく。
その少年の頭上をくるりと飛ぶ黒い鳥。
自由を求めて大空を羽ばたける鳥になった精霊。
「闇の精霊。名前を決めたよ」
そう声をかけると黒鳥は少年の前のテーブルに降りる。
「君の名前はデスティネだ。私の命が終わるその時までパートナーとして運命を共にしてほしい」
それがどのような運命かは分からない。
でも最期まで共に。
眩く発光した黒い鳥。
その眩さに少年は目を閉じる。
「承知した」
そんな声が聞こえてきて少年がパッと目を開けると、黒い鳥の居たテーブルの上には大きな黒虎の姿が。
「……デスティネなのか?」
「そうだ」
「その姿、まるで……」
天虎。
虎のようなしなやかな体躯に、虎にはない立派な鬣に金眼。
体の色や体高は違うけれど、その姿はまるで天虎。
「これがお前の願った姿だ」
「私の?」
「望んだだろう?力が欲しいと。祝い子を守れる力を」
ああ、そうか。
だから天虎さまの姿に。
祝い子さまを守れる強い力を持つ神の姿に。
私の願いが闇の精霊の姿を変えた。
「すまない。私が願った所為で空を飛べなくなって」
「飛べるが?私は精霊だぞ」
ふわりと空中に浮かんだ闇の精霊。
自分が願った所為で翼が失くなり申し訳ないことをしたと謝る少年にあっさり答えると、ふわりと空中に浮かぶ。
精霊からすれば翼などなくても問題ないと言うことか。
「そう言えば光の玉の時の妖精も飛んでいるね」
「あれは自然の力を借りて風に乗っている」
「今のデスティネは?」
「魔法で空気を操っている」
「さすが精霊」
簡単に言ったけれど、容易く出来ることではない。
とんでもない精霊がパートナーになったものだ。
「私がデスティネの足を引っ張らないよう鍛えないと」
「謂れなき咎は破壊と再生の神により外された。本来の力を取り戻したお前が強くなるのはこれからだ。強くなり得た力で祝い子を守れ。それがお前の宿命だ。太陽神と光の大精霊の寵愛を受けた光の一族、ヴァルフレード・フォン・ソレイユ」
光る金眼。
全てを知っているかのような言葉と全てを見通しているような眼に惹き込まれる感覚になった少年は自分の頬を叩く。
「誓うよ。私は祝い子さまに近付く全ての悪を排除できるようあらゆる力を手に入れると。祝い子さまをお守りする」
僅か十四歳の少年が闇の精霊に交わした誓い。
その心からの強い願いと決意に闇の精霊の金眼の奥深くが光ったことを少年は知らない。
湖に戻った天虎と子供は。
【名か……名……】
天虎は洞穴に入ると綿花の上に布を敷いたふかふかのベッドにぐっすり眠っている子供を寝かせて元の姿に戻り悩む。
その周りでは妖精たちがふわふわ。
【……ヒトの子の名前など詳しくもないのにどうしろと。知るわけがないだろう。私は神だぞ】
天虎が名前を知っているヒトの子など極わずか。
神はヒトの子のように一つ一つの物にわざわざ名前をつけたりしないし、当然ヒトの子の名前など考えたこともない。
悩む天虎と一緒に妖精たちもふよふよ。
大切な祝い子の名前。
天虎にとってはもちろん、妖精や精霊や大精霊にとっても大切な祝い子に付ける名前をおかしな名前には出来ない。
【全ての大精霊たちよ。我が声に応えここに姿を現せ】
そっと洞穴から出た天虎は湖の前で声をかける。
火の大精霊イグニス。
水の大精霊アクア。
風の大精霊ウェントス。
土の大精霊テッラ。
光の大精霊リュミエール。
闇の大精霊テネブル。
湖の上には天虎の声に応えた全ての大精霊が姿を現した。
【私たちの大切な祝い子に名を与えたい。だが私はヒトの子との関わりが薄いためにどのような名があるのか詳しくもなければ、どのような名を付けるのがいいのかも分からない。祝い子に相応しい名前をお前たちにも一緒に考えて欲しい】
それは一大事。
大精霊たちは大きく頷く。
こうして天虎と大精霊たちの『名付け会議』が始まった。
・
・
・
ん。
陽の光で目覚めた子供。
寝ぼけ眼を擦りながら身体を起こす。
『天虎さん?』
いつもは居る天虎の姿が見えずに立ち上がる。
昨日お肉をたくさん使ったから狩りに行ったのかな?
そう思いながら。
『天虎さん』
【目覚めたか】
洞穴から出ると天虎が居た。
居たけれど……
『大精霊さん。みんなでどうしたの?』
天虎と居たのは昨日会ったばかりの大精霊たち。
そして地面に咲いている花々と木のテーブルに並ぶ料理。
【話の前に顔を洗え】
『う、うん』
何事かと驚く子供を尻目に天虎はインベントリに上半身を入れると中からタオルを出して渡す。
『ありがとう、光さんたち』
天虎が魔法で出してくれたお湯で顔を洗う子供の後ろで長い髪を梳かす妖精たち。
今日も姉や兄が妹を世話するかのように世話をやく。
【さあ、座れ】
『うん』
いつも食事の時に座っている椅子にちょこんと座る子供。
大精霊たちは愛らしい子供を興味津々に見ている。
『このお料理は天虎さんたちが作ったの?』
【ああ】
『いっぱいだね。豪華』
丸焼きのお肉と丸焼きの魚と山のような野菜。
木の実や果物やミルクも揃っていてテーブルは満載。
料理などしたこともない天虎や大精霊が作ったもの。
【これは祝いだ。ヒトの子はするらしい】
『お祝い?何かおめでたいことがあったの?』
話を聞いてきょとんとする子供。
大精霊たちはどこかソワソワしている。
【お前に名を与えようと思う】
『え?……名前?』
【今日からお前の名前はブランシュだ】
ヒトの子の名前など付けたことのない天虎や大精霊たちの名付け会議は夜明けまで続いて、漸く一つの名前に纏まった。
『ブランシュ』
【白という意味だ】
白く長い髪に白い肌。
白く輝く美しい魂。
真っ白の美しい子供を表した『ブランシュ』が子供の名前。
【どうした!どこか痛いのか!?】
ぽろりと涙を零した子供に慌てる天虎と大精霊たち。
妖精や精霊も心配して子供の周りを飛び回る。
『違うの。嬉しくて』
家族も付けてくれなかった名前。
私の名前。
みんなが付けてくれた私だけの名前。
『素敵な名前をありがとう!』
泣きながら満面の笑みを浮かべる子供。
いや、今日からはブランシュ。
真っ白の美しい少女ブランシュ。
【食事をしよう。名前が決まった祝いだ】
『うん!』
ただ焼いただけ、ただ切っただけの料理。
天虎や大精霊が切り分けてくれた素材の味のそれをブランシュは嬉しそうに美味しそうに食べる。
【……やはり料理はブランシュにしか無理なようだ】
ブランシュの料理で舌の肥えている天虎は自分たちが作った素材の味の料理を食べてガックリと項垂れ、大精霊たちも少し食べて残念な表情をしているのを見たブランシュは笑う。
色とりどりの花畑で過ごす幸せな時間。
空は青々と澄み渡り爽やかな風が吹いている。
鳥たちは祝いの歌を歌い、大自然は美しい花々を咲かせる。
全てから愛される祝い子。
神も、大自然も、大精霊も、精霊も、妖精も、白く美しいブランシュを祝福していた。
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