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chapter.1
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しおりを挟む「ディア」
「お母さま?」
数分ほどで目を覚ました少女は、自分が寝かされていて家族が心配そうな表情で顔を覗きこんでいることに首を傾げる。
「お話の刺激が強かったようで気を失っていました」
「も、申し訳ありません!」
「まだ起き上がってはなりません」
思い出して飛び起きようとした少女を青年の妻が止める。
大丈夫かと声をかける家族にありがたいような申し訳ないような気分で少女はふと視線を動かすと、大樹の裏でサラサラと揺れている白い何かと影に気付く。
「髪の毛?……あっ!」
天虎の湖に居る人。
もしやと思った少女が今度こそ飛び起きると人影はサッと隠れてしまう。
「ディア?」
「大樹の裏に人が。祝い子さまでは」
少女が指さした先に一族も顔を向けると天虎が起き上がって人影が見えた大樹の裏に行く。
少しすると魔法で木製のカップを運んできた天虎は少女の前でそれを止めた。
【これを飲むといい】
「……飲み物ですか?」
【心を落ち着かせる花を煎じたものだ】
それを聞いて少女はカップを両手で受け取る。
「わあ……とてもいい香り」
ふわりと漂う爽やかな花の香り。
ただ香りを嗅ぐだけでも穏やかな気持ちになる。
【アクア山にある湖にのみ咲く水花を使っている。私が祝い子のために採取してきて飲ませているものだ】
四大精霊の水を司るアクア。
前回天虎が渡した草花があるウェントス山と同じく、四大精霊の名が付く山は全てが死山と呼ばれていてヒトは入れない。
つまりこのお茶もどれほど大金を積もうと手に入らない物。
「私がそのような貴重なお茶をいただく訳には」
【飲ませるよう言ったのは祝い子だ。お前が気を失ったのを見て住処へ戻ったと思えば、それを取りに行ったようだ】
天虎は途中から子供が大樹の裏まで来た事に気付いていた。
ヒトに怯える子供が勇気を振り絞って見にきたのはいいことだと思って気付いていないフリをしていたけれど。
「祝い子さまが私のために」
【毎日祝い子に飲ませているものだからヒトの子の体に害になるようなものは入っていない。安心しろ】
「ありがたくちょうだいします」
天虎から話を聞いた少女はカップをそっと口に運ぶ。
「……甘くて美味しい」
少女が驚いた表情で口元を押さえ感想を口にすると一族は「ほう」と声を洩らす。
良薬口に苦しという言葉があるように、薬草系の草花を煎じたものは苦いことが殆ど。
【それにはアベイユから貰った蜜を使っている】
「アベイユの蜜!?」
驚いたのは青年の妻。
母が大きな声を出すのは珍しく、少女と少年は声に驚く。
「母上?」
「あ、あら。驚かせてごめんなさい」
「蜜がどうかなさいましたか?」
少年が声をかけると青年の妻は我に返り頬を赤らめる。
「アベイユはこの森に生息する巨大蜂で、巣からは体によい蜜が採れる。ただ、警戒心の強いアベイユの巣は滅多に見つからず稀に王家へ献上される以外は殆ど出回っていない。市場に出れば小瓶一つで屋敷が建つ値段になるだろう」
初老の男性から話を聞いた少女と少年は木製のカップに注がれているお茶を凝視する。
四大精霊のアクア山の花と貴重なアベイユの蜜を使った茶。
全財産を投げうっても手に入らないもの。
「て、天虎さま。このお茶を家族に飲ませてよいですか?」
【好きな味ではなかったのか?】
「いえ、とても美味しいです。だからこそ家族にも飲んでほしいと思いまして」
貴重なお茶だから家族みんなで分けたい。
家族想いの少女らしい願い。
【少し待っていろ】
それだけ言うと天虎は再び大樹の裏に行く。
お茶を煎れてくれた祝い子と話しているのだろう。
【みなの分を用意するそうだ】
大樹の裏から姿を見せた天虎はそう伝える。
「貴重なものを私共までちょうだいする訳には参りません」
「ディアにいただいた分で充分にございます」
慌てて辞退する初老の男性と青年。
祝い子はその価値を分からず言っているのだろうが、おいそれと人に飲ませていい代物ではない。
【衣装の礼だそうだ】
「……衣装の?」
【ヒトの子は怖くとも礼はしておきたいのだろう】
ヒトに会うのは怖いけれどお礼はしたい。
少女が家族にも飲んでほしいと言うならそれをお礼としてふるまいたいというのが子供の願いだった。
【ヒトの子にとっては手に入らない貴重なものなのかも知れないが、天虎の私にはいつでも貰いに行けるものなのだから気にすることはない。それに初めてあの娘が私以外の者のために行動しようとしている。よければ飲んでやってくれ】
話を聞いて初老の男性と青年は顔を見合わせて頷く。
「ではありがたくちょうだいします」
【ああ。すぐに戻る。ここでしばし待て】
そう話すと天虎はスッと消えた。
天虎が消えたあと一族は誰ともなく長い呼吸をつく。
「ディアが倒れて慌てて住処に戻ったということは、祝い子さまご本人も真実を知ってしまったということだな」
「たしかにそういうことになりますね」
本当は呪い子など居ないことを。
何者かが歪めた真実のせいで自分が捨てられたことを。
「過去の何者かがしたこととはいえ、今を生きる私たちのことは許せとは言えない。単に自分たちの傍に居なかったから何もしていないというだけで、仮に自分たちの傍に呪い子が誕生したと聞けば疑いもせず歴史を信じて遠ざけたかもしれない」
祝い子自体が早々生まれないが、祝福の子は何名か居る。
ただ、呪い子は数百年前に居たことを歴史で学んだだけ。
神と大精霊に愛されず誕生した呪い子はみな醜く恐ろしい容姿をしていて、ヒトや国に災いを齎す呪われた存在だと。
傍に居なかったから何もしたことがなかっただけで、もし傍に居たら自分たちも家族から遠ざけようとしたかもしれない。
いや、かもではなくそうしていただろう。
家族を守るために。
「真実を歪めたのは誰なのでしょうか」
そう呟いたのは少年。
「祝福の子の悪事を抹消することのできる者となると」
それ以上は口にせず少年は口を結ぶ。
小さな悪事であればまだしも、祝い子同士が戦ったという大きな歴史をなかったことにできる者など一人だけ。
誰もが思った人物は同じだろう。
「冷めてしまう前に飲んだ方がいいですよ」
話題を変えたのは青年の妻。
娘が暗い表情で木製のカップを見ていることに気付いて声をかける。
「母上の仰る通り。このお茶は祝い子さまがディアを心配して煎れてくださったのだから」
「お兄さま」
ショックを受けて気を失った少女が落ち着くように。
見ず知らずの自分のことを気遣って煎れてくれたのだから、美味しいままいただかなくては失礼になる。
「祝い子さまはお優しい方ですね」
「そうだね。私たちが怖いはずなのにこうして心配してお茶を煎れてくださったのだから感謝しなくては」
「はい」
そう話して兄妹は笑みを浮かべる。
「天虎さまが祝い子さまの行動をお喜びのようだったからご厚意に甘えたが、とてもでは無いが衣装では釣り合わないな」
「ええ。何百枚のドレスを贈ってもまだ足りませんわ」
宝石を散りばめた豪華なドレスを贈っても釣り合わない。
小瓶一つで屋敷が建つアベイユの蜜はもちろん、全大陸の王族が欲しようとも手に入らない四大精霊の山に咲く水花を使ったお茶など、この先二度と飲むことはできないだろう。
「衣装の礼と申されたが、あれも先に賜った花の価値には釣り合わない数であったのに。もしあの花を賜っていなければ私はそう遠くない未来に命尽きていただろう」
それほどの大怪我を負っていた。
毒を塗ったナイフで刺された傷は膿んで腐り高熱も出ていて、動くどころかベッドから起き上がることすらできなかった。
どんなに優秀な医師すらも匙を投げた初老の男性が今こうして以前と変わらず生きていられるのはあの花のお蔭。
「祝い子さまは何か欲しいものはないのでしょうか」
「ご本人が欲しいものということか」
「はい。ご衣装は天虎さまが祝い子さまのお体を心配してのものですから、祝い子さまご本人が欲しいものはないのかと」
少年が言うと青年は「なるほど」と頷く。
なにをお返ししても四大精霊の山に咲く花の価値には到底届きようがないが、欲しいものであれば多少の恩返しにはなるかも知れない。
「後ほど天虎さまを通して祝い子さまに伺ってみよう」
「それがいい。例え龍の鱗と言われても私が捕りに行こう」
「父上。体はよくなりましたが年齢はそのままなのですよ」
「まだ年寄り扱いされては困る。あと数十年は生きるぞ」
力こぶを見せる初老の男性と呆れる青年の会話に家族だけでなく侍女たちや騎士たちもくすくすと笑う。
天気がよく風も心地よい美しい湖でピクニックをしているかのようにみんなが和やかな雰囲気になっていた。
それから数分ほどで戻ってきた天虎は魔法で運んできたお茶のセットを家族の居るシートの上におろす。
「……なんて美しいのかしら」
「このポットはガラスで出来ているのか」
「このように美しい色のお茶だったのですね」
透明ガラスのティーポットとティーカップ。
少女が貰った分は木製のカップに注がれていたから気付かなかったけれど、水花の茶の色はルビーのように美しい赤。
「天虎さま、こちらは?」
【精霊樹の実を粉にして作った菓子だ】
「……精霊樹の。それはまた」
木製の大皿に可愛らしく並べられたクッキー。
精霊樹というのは正しく目の前にある大樹のことで、天虎はサラリと言ったけれどヒトが手に入れられるものではない。
もしこの湖のものに手を出そうものなら天虎の怒りに触れて生きて帰れないのだから。
【あの娘は小麦の代わりに実を粉にして料理に使っている】
「お待ちを。十歳の子供がお料理をするのですか?」
【ああ。この菓子や茶もあの娘が作ったものだ。私は食事をせずとも生きられるだけに料理は詳しくない。私が出来ることは材料を集めてやることだけで、後は娘が考え作っている】
驚いたのは青年の妻。
使用人を雇えない平民は子供でも料理をする子が居るものの、まだ蔦が解けたばかりの祝い子がなぜ料理が出来るのか。
しかも自分で考え材料を駆使して料理人顔負けなお菓子を。
【湖まで長い距離を歩いて来て疲れただろうと祝い子が用意したものだ。焼いてすぐ私のインベントリにしまっておいた菓子だからまだ温かい。話の続きはこれで寛ぎながらにしよう】
「勿体ないお言葉を。お心遣い感謝申し上げます」
畏れ敬う存在の天虎が魔法を使って注いだお茶。
執事や侍女や侍従や騎士にまでも。
一族に語り継がれてきた恐ろしい神のはずの天虎がこうして自分たちに茶を注ぎ話をしてくれるなど、ご先祖さまたちはさぞかし驚かれることだろう。
【アベイユの蜜だ。好きなだけ使うといい。疲れがとれる】
「あ、ありがとうございます」
密封できるガラス瓶に入っているアベイユの蜜。
それで屋敷が幾つ建つのだろうかという量。
しかもその貴重な蜜を好きなだけ使うよう言うのだから、さすが天虎というほかない。
【その茶に檸檬を入れると面白いことになるらしい】
「面白いこととは?」
【私は先に聞いたが実際にやってみて確認するといい。爆発したり毒になることはないから安心しろ】
瓶に入っている輪切りの檸檬。
何かの液体に漬けてあるようだ。
「では私がいただきましょう」
檸檬だとは分かっても液体は謎のもの。
貴族家の一族に謎のものを口にさせる訳には行かず、執事が代表して瓶に添えてあるシュガートングで檸檬を一切れとってガラス製のカップに浮かべる。
「わあ!凄い!」
「色が変わるのか」
「美しいブルーですわ」
「不思議なこともあるものだ」
ルビーのような赤いお茶が澄んだ海のようなブルーに。
少女は初めて見るそれに大喜びで拍手をする。
「む。まだ蜜を入れていないのに甘さが」
【甘いものは苦手か?】
「いえ。大変美味にございます」
【ならば良かった。この檸檬もアベイユの蜜に漬けてある】
「なんと。寝ぼすけも一秒で起きるという檸檬をこのような美味に変えるとは、祝い子さまはお料理の天才なのでは」
瓶の中身はいわゆるハチミツ檸檬。
酸味の強い檸檬に濃厚な蜜がしっかり絡んで上品な味に。
全てにおいてまず素材がいいということは置いても、どんなに寝汚い者でも一滴口に垂らせば飛び起きると言われている酸味の強すぎる檸檬が丁度いい塩梅になっていることに驚かされた執事は唸る。
「わ、私もいただいても?」
【ここに用意した物は好きに食べていい】
「ありがとうございます。では私も」
さっきのとは別に注いでくれたお茶に少女も檸檬を一切れ。
色が変わるところを興味津々に眺めてから蜜も足して飲む。
「美味しすぎます」
口元を手で押さえて緩む口角を隠す少女。
蜜だけでも美味しかったのに檸檬が入ることでまた味が変わって楽しい。
【アベイユの蜜の方は体の細さを気にかける者には気になるだろうが、アクア山の水花には痩身の効果もある】
「痩身……ちょうだいしますわ」
痩身と聞き上品な仕草ながらお茶をグイっと飲む青年の妻。
そんな妻の様子を見て青年はくすくす笑う。
ドレスを着る貴族家の夫人として普段は肥えないよう食べ物や飲み物に気を付けているけれど、痩身効果があると聞けば目の色も変わるというもの。
「私共には少々危険なお茶ですね。落ち着いてしまいます」
【この湖に魔物は近寄らない。居るものといえば湖の中の魚か害のない小動物くらいのものだ。私がいるのに危険はない】
「この上ないほど心強いお言葉で」
「祝い子さまのご厚意だ。お前たちもいただきなさい」
「ではありがたく。私共にもお心遣い感謝申し上げます」
騎士たちもお茶を貰ったものの護衛役だけに飲むのを躊躇していたけれど、初老の男性から許可を貰って口に運ぶ。
「爽やかな香りと味だ」
「初めて飲む味だが美味しい」
騎士たちにも好評。
蜜を入れずに飲んでも苦味はなく充分に美味しい。
「クッキーも驚かされる。精霊樹の実がこんなに美味とは」
「小麦粉を使うよりも香ばしくて、私はこの方が好きだ」
「はい。お茶を飲みながらだとついつい手が伸びますね」
男性陣にはプレーンクッキーが好評。
女性陣には果物のジャムを使ったクッキーが好評。
天虎は一族のそんな様子を眺めて満足げ。
子供が作ったものをヒトの子が口にして美味しいと褒めていることに大満足だった。
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