異世界で猫に拾われたので


四大精霊の加護を受けた者が生きる世界。
その世界で加護を受けずに生まれた赤子を『祝い子』と呼ぶ。

蔦のタマゴの中で十年。
十歳の誕生日に蔦で出来たタマゴが解けた祝い子は『祝福の子』と呼ばれ〝幸いを齎す者〟として人々から愛され、解けなかった祝い子は『呪い子』と呼ばれ〝災いを齎す者〟として人々から忌み嫌われる。

これは『呪い子』として捨てられた子供と、天虎と呼ばれる白猫(?)と、その一人と一匹(?)に関わる人々の物語。
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133
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