ホスト異世界へ行く

REON

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第二章 異世界生活

エドとベル

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今日は召喚祭。
国をあげての大行事で丸一日続く……らしい。
国民へのお披露目が目的だからアイツらは王都の中をパレードで回ると言っていた。

(……それにしてもデカい)

異世界に来て三日目。
今更ながら俺のパラメータについての疑問が生まれた。

俺のパラメータはオールセブン。
この異世界での俺はぷよんぷよんのアヤツの攻撃を4回受ければ死ぬ生まれたての赤ちゃん以下の体力しかない貧弱者。

それなのに、だ。
昨日アイツらと王都を回った時に気付いたんだけど、生まれたての赤ちゃん以下の体力の割に歩き回っても疲れないと。

(……いや、本当にデカい)

俺の認識だと赤ちゃんは泣いて飲んで排泄することが仕事の生き物で、体力が少ないからその仕事を全力で行うだけで疲れてしょっちゅう寝てるイメージ。
でも赤ちゃん以下のはずの俺は日本で生活してた時と変わらず動けている。

他のパラメータに関しては今のところ分からないけど、少なくとも体力に関しては明らかにおかしい。
赤ちゃん以下の奴が普通に生活していても体力が尽きないのはどういうことなのか。

(……凄いデカい。このデカさなら1・2回攻撃を喰らうだけで死にそう)

「終わりました」
「ありがとう、ベル」

胸にスライムを飼ってる(比喩)メイドちゃん。
この前リサが風呂について色々と言ってたけど、俺の世話をしてくれる使用人もありとあらゆることをしてくれる。

俺はただ座っているかバスタブに浸かるだけ。
髪を洗うのも身体を洗うのもメイドちゃんがやってくれる。
残念ながらメイド服は着たままだけど。

「シンさまこちらへ。お拭きいたします」
「ありがとう」

身体を拭くのはもう一人の男性使用人の役目。
バスルームの中が担当のメイドちゃんは、俺が男性使用人から身体を拭いて貰ったり着替えをしてる間にシャワーを浴びて身支度を整えてから出てくる。
今日もそうするらしく俺は先にバスルームから出された。

昨日の早朝に現れたエドワードとベルティーユの二人。
目が覚めた時には既に部屋に居て掃除や朝食の支度などを済ませてくれていて、今日から俺の専属執事バトラー女給メイドとして身の回りの世話をすることになったと挨拶をされた。

「エド。これ毎日続くのか?」
「やはり私では力不足でしょうか」
「そうじゃなくて風呂くらい一人で」
「力不足であればすぐに代わりの者を」
「だから違うって」

昨日の朝も同じやり取りをしたけど今日もまた。
リサたち勇者には初日から使用人がついてたらしいけど、よく『自分でやる』を通して貰えたものだ。

「……わかった。もう言わない」

そんなシュンとした姿を見せられたら言えない。
この異世界では入浴の手伝いも使用人の仕事の一つらしく、断ると『力不足だからさせて貰えない』って思うらしい。

唯一の救いは二人とも執事系の漫画に出てきそうな言葉遣いは辞めてくれたこと。
やんごとなきお家出身でも何でもない俺にとっては常にあんな堅苦しい言葉遣いで話されたら息が詰まるから。

「おかけください。髪を乾かしますので」
「うん」

日本でいうバスローブを着て部屋のソファに座る。

「失礼します」

これこれ。
異世界に来て初めて見た魔法。
ドライヤーではなく風魔法と火魔法を合わせた温風で乾かす。

「熱くありませんか?」
「大丈夫。気持ちいい」
「そう言っていただけると」

昨日の朝もエドがこうして乾かしてくれたけど、この温風がまた暑過ぎず冷た過ぎずで気持ち良いんだ。

「異世界の人ってみんなこうやって乾かすのか?」
「いえ。使用人スキルを持つ者が使える魔法です」
「へー。じゃあエドはそのスキル持ちってことか」
「専属の使用人はスキル保持者しかなれませんので」
「誰でもなれるんじゃないなら凄いな……って熱!」
「し、失礼しました!」

心地良かった温風が突如熱風に変わって慌てて身体を屈めて避け背後のエドを見る。

「ど、どうした?」
「も、申し訳ございません。そのようなことを言っていただいたのが初めてで」

褒められ慣れてないってことなのか赤い顔をしている。
今度からは髪を乾かして貰ってる時に褒めるような言葉を言うのはやめよう……アフロヘアにされそうだ。
その後は余計なことは言わず髪を乾かして貰って、召喚された時に着ていたスーツに着替えた。

「はぁ。やっぱスーツが落ち着く」
「シンさまによくお似合いだと思います」
「ありがとう。俺にとってはスーツが戦闘服みたいなものだからこの方が安心する」

異世界にはそもそもスーツがないらしいけど、俺は日本で仕事に行く時は必ずスーツを着てたからこの方が気楽。

「オーダーもこのスーツというご衣装に?」
「とりあえずはお試しで一着だけ頼んできた。もし作れるようなら今後も作って貰うつもり」

昨日王都で召喚祭の準備をする騎士に頼んで衣装屋へスーツを届けて貰い、みんなで採寸に行った時に先に預けておいた以外の型のスーツについても話してきた。

「……ではシンさまの洗濯は……お役に立てないことに」
「ならないから!何枚作って貰っても毎日洗濯は頼む!」
「左様でございますか。安心しました」

今なんか変な病みオーラみたいなの感じた。
この使用人……情緒不安定っぽくて危ない。

「毎日リフレッシュはかけて貰うし世話もして貰う。服は俺の拘りで多めに作って貰うってだけだからエドの仕事がなくなったりはしない」

この異世界にはという便利な魔法があるから一着しかなくても毎日綺麗なスーツを着れるんだけど(今着てるスーツはエドが魔法をかけてくれた)、俺は日本で一週間の内に同じスーツを着ない主義だったからお手あてでスーツを作る事にしたってだけで、エドの仕事を奪うつもりは無い。

「シンさまのお役に立てるよう誠心誠意尽力いたします」
「よ、よろしく」

普通で良いんだけど。
そんな嬉しそうな顔で言われたら何も言えない。

「それではシンさま。本日のご予定を」
「切り替え早いな!」

今までオドオドしてたのに手帳を取り出し眼鏡をかけたエドはキリっとして見せた。

「9時より行う開会の儀にご参加いただきます」
「開会の儀って召喚祭の?」
「はい。その際に第一王子のルイスさまと第二王女のミリーさまとのお目通りとなります」

勇者じゃなかった俺が召喚祭に呼ばれたことも意外だけど、淡いピンクドレスの娘っ子以外にも子供が居たことが驚き。
やるな、あのおっさん。

「ん?第一王子ってことは将来の国王?」
「ゆくゆくは。次期国王は王太女であるルナさまですが」
「それって召喚の儀に居た子?」
「はい」

おっさんの隣に居た美人マダムが王妃だろうからその隣に居たあの子は王女だろうとは思ってたけど、まさか次期国王とは。

「ルナさまにご興味が?」
「え?」
「ルナさまのような女性がお好きですか?」

なんか表情と口調が変わった。
……なんで急に?

「エド。無礼ですよ。口を慎みなさい」

身支度を終えて出てきたメイドちゃん。
話が聞こえてたのかエドに強い口調で言う。

「申し訳ございません。いかなる処罰もお受けします」
「処罰なんてするつもりないけど急にどうした?」
「いえ。申し訳ございません」

理由を話すつもりはないらしい。
あの子が女帝になるのかって感心してただけなんだけど、エドには気に入らなかったようだ。

「まあ良いや。言いたくないなら聞かないでおく」
「ありがとうございます」

もしかしたらエドはあの娘っ子が好きなのかとも思ったけど、使用人が次期国王に恋してることを知られたら何かしらの罪になってしまいそうだから聞かずにいよう。

「開会の儀ってヤツはどこに行けば良いんだ?」
「噴水広場に。エドとワタクシが同行いたします」
「わかった。よろしく」

王宮内のことも分からないのに外部の王都のことなんて分かるはずもなく、早目に出て場所を聞きながら行かないと駄目かと思ってたけど、エドとベルが案内してくれるようで安心した。

「朝食の準備をいたします」
「ありがとう」

今日は王宮料理人が作った食事。
そんな訳でまだ朝だというのに肉々しい食事がエドとベルの手でテーブルに並べられる。

「ただいま温めますので」
「え?ここで?」
「はい」

時間が経ってるから冷めてそうと思えばベルとエドがスっと皿に手をかざす。

「……え、これも魔法?湯気が出てるけど」
「はい。熱い内にお召し上がりください」
「エドもベルもほんと万能だな。尊敬する」
「恐悦至極にございます」
「身に余る光栄にございます」

恐悦し?……うん、馬鹿がバレるから黙っておこう。

日本でいうゴブレットグラスに水を注いだあと二人はスっと壁際に下がる。
視界に入らない位置に移動してくれたことはわかるけど、見られながら食事をするのは慣れてない俺にはシンドい。

ベルが温めてくれたのはスープ。
日本のじゃが芋に似たリモって芋のスープらしい。
他には日本の葱に似たネル、ソルトとハーブ。
うん、たしかにじゃが芋のポタージュっぽいけど……濃い。

濃厚な味わいとかいう話じゃなくて塩が強い。
異世界の人はこれを飲んでて身体を壊さないのか?
高血圧とか動脈硬化でぽっくり逝きそうだけど。

「なあ。エドとベルって毎日これを喰ってんの?」
「スープですか?」
「いや、このスープじゃなくて王宮料理人が作った料理」
「私どもは王宮の料理をいただける立場にありませんので」
「じゃあハッキリ言わせて貰うけどクソマズい」
「「はい?」」

二人も普段から喰ってるなら申し訳ないから黙ってようと思ったけど、食べてないなら本音で言わせて貰う。
俺にはちょっと口に合わなくて……なんて可愛い話じゃなくて全力でクソマズい。

「すぐに作り直しを」
「いい。それ言うと問題になりそうだから。自分で作り直す」

俺の所為で料理人が罰せられることになったら困る。
勇者の四人が言った訳じゃないから大丈夫な気もするけど、王宮に仕える料理人が作った物を用意してくれるくらいには優遇して貰ってるから。

「ですがシンさま」
「昨日も料理をしたことは知ってるだろ?ただ、作り直したことを黙っててくれってこと。作ってくれた人に悪いからさ」

見られてるのにこっそり作り直しは出来ない。
だから作り直すことを二人には黙ってて欲しいだけ。

「リフレッシュって匂いも消せるか?」
「は、はい」
「宿舎を出る前に頼む。着替えて作ってたら間に合わない」
「承知しました」

エドとベルにも手伝って貰って一階のキッチンに料理を運ぶ。

「肉もぶった切ってクリームパスタにするか」
「クリームパスタ?……ですか」
「俺の故郷の日本料理って引き算なんだ。だからこれだけ味を濃くしてあるものを今さら日本料理に作り直すのは難しい。時間も限られてることだし簡単に出来るパスタにする」

昨日の内に団長が買ってくれたソムリエエプロン(日本でいうところの)をして、塩胡椒でコーティングしてあるステーキをミルクに浸す。

「これは一体なにを?」
「肉をミルクにつけて臭み抜きとかしないか?」
「初めて見ました。ベルは知ってる?」
「ううん。私も初めて見た」
「そっか。ミルクやヨーグルトを使うと肉の臭みが取れるし柔らかくなるんだ。これは濃い味を薄めたくてやってるけど」

俺が突拍子もないことを始めたからか二人が素になってて少し笑える。
王宮の人の前では礼儀や言葉遣いも大切だろうけど、俺の前では今くらい素で居てくれた方が楽なんだけど。

「二人とも朝飯は食べたのか?」
「私どもの食事は夜だけですから」
「は?一食だけ?そんな決まりがあんの?」
「いえ。使用人の食事は各自用意するので」
「ふーん。じゃあ三人前作るから一緒に食べよう」
「そのような畏れ多いことは」
「一人で食べると味気ないんだ。腹いっぱいで食べられないんじゃないなら付き合ってくれよ」

この異世界のは知らないけど、昨日騎士団の人たちは喜んでくれたから最低限食べられる味の物は作れると思うから。

「では……お言葉に甘えて」
「うん。ありがとう」

顔を見合わせたエドとベルは納得してくれて、昨日騎士団の人たちが買って来てくれた材料も合わせてクリームパスタとスープを作った。

「騎士団にある皿だから色気もなんもなくてごめんな」

二人は目の前に置いた料理を見て唖然。
もしかして異世界にクリームパスタはないのか?
パスタ(フェットチーネ的な麺)は売ってたみたいだけど。

「時間がないから食べよう」
「は、はい」
「ご馳走になります」
「どうぞ。いただきます」

手を合わせてスプーンとフォークを手に持つと二人は俺を見てまたポカンとする。

「どうした?」
「お祈りはしないのですか?」
「したぞ?いただきますって」
「あの、神にお祈りは」
「しない。ただ食材にはお祈りした」
「食材に?」

なにが言いたいのかと考えて気づく。
この二人は俺の世界でいうキリスト教徒のようなもので、食べる前に神へ祈るのが当たり前なんだろう。

「えーっと……俺の国では食事の前に手を合わせてって言うんだ。俺が生きるために命をくれた野菜や生き物に対しての感謝の言葉がいただきます。祈りよりもただ言葉が短いってだけで命をくれる食材には感謝してる」

もっと上手く説明できれば良かったけど、賢くない俺には自分が生きるために命を貰うことになる食材への感謝が『いただきます』って言葉だとしか説明できなかった。

「命をいただきます……たしかにその通りですね」
「俺は子供の頃にそう教わった。伝え方が違うってだけでエドもベルも俺も感謝してから食べ始めることには変わりない。その違いにどっちが正しいも間違いもない」

それで納得してくれたらしくエドとベルの祈りが終わるのを待って食事を始める。

「「…………」」
「口に合わなかったか?」

一口食べた二人のフォークが止まったのを見て聞くと大きく首を横に振られる。

「こんなに美味しい物を食べたのは初めてです」
「大袈裟だな」
「いえ。本当に」
「え?な、なんで泣く?」

エドとベルが泣きだして慌てる。
突然なにごとだ。

「シンさまに感謝いたします」
「シンさま。ありがとうございます」

ど、どういうことなのか。
泣いたと思ったら今度は両手を組んで祈り始めた。
まさかパスタ一つで祈られることになるとは。

ワタクシとエドはある御方のご好意で使用人としてシンさまにお仕えすることになりました。ですが本当はワタクシたちはシンさまのお傍に置いていただける立場にないのです」

ある御方って団長?
いや、そんなことよりもとは。

「立場にないってどういうことだ?」
「私とエドは……獣人です」
「獣人!?」

異世界系の王道キャラ来たぁぁ!
ケモ耳ケモ尻尾とかテンション上がる!

「耳や尻尾は?」
「あ、あの、普段は隠しております」
「隠してるってことは出し入れ自由ってこと?」
「は、はい。一応」
「見せて欲しいんだけど」
「「え?」」

異世界系といえばケモ耳。
むしろなんでそんな美味しいものを隠してるのか。

「あの、そのようなものが見たいのですか?」
「全力で見たい。あ、もし出し入れに時間かかるって言うなら時間がある時でも良いけど見たい」

今は飯よりケモ耳。
真剣な顔で強く訴えると二人は顔を見合わせた。

「……では」

スっと立ち上がった二人。
一瞬にして耳と尻尾が生える。
ふああああ!もふもふ!MOFUMOFU!

「さすが異世界!触ってもいいか!?」
「は、はい。シンさまでしたら」
「どうぞ」
「やった!」

エドは黒い耳に黒い尻尾。
耳も尻尾も先の方は白い。
ベルは黄色の耳に黄色の尻尾。
エドと同じく先の方は白。

「もふもふ気持ちいい」

もふもふ尻尾とか最高か。天国か。
昔から俺はもふもふに弱い。
同僚の家の犬にもふもふして噛まれたこともある。

「ああ……ずっともふもふしてたいけど食べて行かないと」

召喚祭に参加しなくて良いのならずっとモフっていたかったけど俺が行かなかったら案内役のエドとベルが怒られそうだ。

「え?なんで二人とも顔が赤いんだ?」

名残惜しく手を離して立ち上がると二人の顔が赤い。

「は、初めて撫でていただいたので」
「獣人は自分の認めた主にしか撫でさせません」
「さ、触っちゃったんだけど」
「「光栄に存じます」」

思わぬところで二人に初体験をさせてしまったようだけど、二人とも聞いたら触っていいって言ってたから……大丈夫か?

「シンさまは獣人も分け隔てなく扱ってくださるのですね」
「それって他の人は違うってこと?」
「全ての方がそうとは申しません。ですが獣人を嫌う方はやはり多いです。獣人は他種族にとって奴隷ですので」

ああ……そっちのパターンか。
同じ異世界系でもケモ耳が普通に暮らしてるパターンもあれば迫害されてるパターンもある。

「少なくとも俺は好き。せっかく異世界に来たんだから会いたいと思ってたし。こんなに早く会えて良かったと思ってる」

ケモ耳やエルフや妖精。
この異世界にも居るのか分からないけど王道の種族には会ってみたいと思ってた。

「シンさま。身命をかけてお仕えいたします」
「私の全てはシンさまの為に」

身命とか全てとか物騒!
……でも跪く二人になにも言えない。

「とりあえず食べよう。冷める前に」
「「はい」」

あの御方がどの御方か知らないけど凄い二人を使用人に寄越してくれたものだ。
俺が世話を断るだけで役に立たなくなったと落ち込んでしまう二人にこの先下手なことは言えそうもない。

「一つ約束しよう」
「はい」
「なんなりと」
「俺と居る時は一緒に食事を摂ること。俺が生まれ育った日本には同じ釜の飯を食うって言葉があって、苦楽を分かち合った親しい間柄の例えで使う。まずはそれから始めよう」

命をかけてなんて急に言われてもピンと来ない。
だから親しい間柄になれるようにそこから始めようと思った。

「「承知しました」」
「よし、今度こそ食べよう」

少し冷めてしまったのをベルが温め直してくれて三人で朝食を済ませた。
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