透明になるまで、文体は躍る。

ネコが世界一カワイイ理由

イスラム教の開祖であるムハンマドは大の猫好きであったとされ、自分の服の上で猫が寝ていた際、起こすのは可哀想だと思い、猫が寝ていた服の腕の部分を切り落とし、袖無しの服で出掛けたという逸話が残っている。

 それだけ昔から、猫は可愛いというDNAが私達人間の体にはガッチリと刻み込まれているのである。ここでは、猫のカワカワポイントをまとめて、犬派の人もスッポン派の人もみんな猫派にしていきたいと思う。

 まず、もう名前からカワイイ。『ネコ』なのである。これが『ネケ』でも、『ノコ』でもダメだのだ。『ネコ』だからカワイイのである。

 そして、そのルックス。気だるそうな目に時折ヒクヒクとなる鼻。触ると少し嫌そうな顔をするヒゲ。よく見ると綺麗な曲線が交わる口元。カワイイ。

 そして、である。『ニャア』と鳴くのだ！『ニャア』である！ニャアて、世界で一番カワイイ三文字の響きやん。

 さらにさらに、もう大盤振る舞いである。モフモフ！もう、モッフモフなのだ！特に首元あたりの、特上モフモフポインツは顔を埋めると、晴れた空の下、昼下がりまでじっくりと干された羽毛布団のような、天国のような香りが立ち込める。もう嫌な奴の事なんて存在すら忘れる程！

 いやぁ～、やっぱりネコは世界一カワイイニャア。