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第4章「寒くなると温もりが欲しい」
行先の決断
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そして父が司会のようなものとなりそれぞれにふった。
「で、睦月はどこがいいの?」
「それはやっぱり定番のディスティニーランドでしょ。」
「日帰りなの?」
時也はそう聞くと。
「そこは任せるよ。」
と睦月は返した。
そう、睦月にとっては日帰りか宿泊かなんては関係ない。行ければそれでオールオッケーなのである。言ってしまえばそこはもうどうでもいいのである。
睦月の脳内ではまるでワールドカップに優勝したかのような歓喜に湧いていた。
可憐の脳内には行先の検討がしっかりと開かれていた。そこら辺は可憐のほうが控えめなのかクールなのか。
「初めて行くところってなるとどこになるんだろう?」
たしかにディスティニーランドは何度かいったからな。
大阪のU.Z.Aなんてどう?
「たしかにそこならいいかもしれないね。行ったことないし。なんか楽しそうだし。」
「じゃぁ今のところディスティニーランドかU.Z.Aってことでいいのか?」
「うん。それでいいよ。」
睦月が速攻そういった。
横の時也が彼女を見てみると、何だかいつもより目をキラキラとさせていたようなきがした。
その日の夜。睦月は1人反省会をしていた。最近では強引な手段を少し控えているつもりだった。まぁその通り今回の案に関してはテンション的にはいつもより落ち着いていたような気がした。
~時也~
時也は何故睦月がいきなり旅行なんて言い出したのかを探り始めた。受験終わった記念は想定内として、他にも何か理由があるに違いないと思っていた。そこで時也は色々とココ最近のことを思い出して振り返ってみた。
「う~ん.......」
特に思い当たらない。
「ん~..............」
まだ出ない。
「あ。」
そう言えばここ最近を振り返ると。
今日は夏奈弥と勉強。昨日帰りは夏奈弥と帰った。
以下略!!!!!!
そう言えばここ一週間ぐらい。夏奈弥とずっと居るような思い当たりを見つけた。気が付かないうちに自分が夏奈弥に惹かれてったのか。お互いがちゃんと好きと思っていたのか。
そう考えると時也はえぇ。と連呼した。まさかあの夏奈弥を好きと思っているのか。その時、時也の中の悪魔が案を出した。
「1回好きって言ってみれば面白いかも?」
それを思いついた時也はニヤニヤとしながらいつかやろうと思った。
話を戻して時也は睦月が何故か今時期あの話をしたのかは分かった。
~可憐~
可憐にとっても睦月があんなことを言ってくれたのは便乗するしかないと思っていた。
「ついにチャンスが来たのかな?」
可憐は不思議に思いながらも何かを試みた。
「で、睦月はどこがいいの?」
「それはやっぱり定番のディスティニーランドでしょ。」
「日帰りなの?」
時也はそう聞くと。
「そこは任せるよ。」
と睦月は返した。
そう、睦月にとっては日帰りか宿泊かなんては関係ない。行ければそれでオールオッケーなのである。言ってしまえばそこはもうどうでもいいのである。
睦月の脳内ではまるでワールドカップに優勝したかのような歓喜に湧いていた。
可憐の脳内には行先の検討がしっかりと開かれていた。そこら辺は可憐のほうが控えめなのかクールなのか。
「初めて行くところってなるとどこになるんだろう?」
たしかにディスティニーランドは何度かいったからな。
大阪のU.Z.Aなんてどう?
「たしかにそこならいいかもしれないね。行ったことないし。なんか楽しそうだし。」
「じゃぁ今のところディスティニーランドかU.Z.Aってことでいいのか?」
「うん。それでいいよ。」
睦月が速攻そういった。
横の時也が彼女を見てみると、何だかいつもより目をキラキラとさせていたようなきがした。
その日の夜。睦月は1人反省会をしていた。最近では強引な手段を少し控えているつもりだった。まぁその通り今回の案に関してはテンション的にはいつもより落ち着いていたような気がした。
~時也~
時也は何故睦月がいきなり旅行なんて言い出したのかを探り始めた。受験終わった記念は想定内として、他にも何か理由があるに違いないと思っていた。そこで時也は色々とココ最近のことを思い出して振り返ってみた。
「う~ん.......」
特に思い当たらない。
「ん~..............」
まだ出ない。
「あ。」
そう言えばここ最近を振り返ると。
今日は夏奈弥と勉強。昨日帰りは夏奈弥と帰った。
以下略!!!!!!
そう言えばここ一週間ぐらい。夏奈弥とずっと居るような思い当たりを見つけた。気が付かないうちに自分が夏奈弥に惹かれてったのか。お互いがちゃんと好きと思っていたのか。
そう考えると時也はえぇ。と連呼した。まさかあの夏奈弥を好きと思っているのか。その時、時也の中の悪魔が案を出した。
「1回好きって言ってみれば面白いかも?」
それを思いついた時也はニヤニヤとしながらいつかやろうと思った。
話を戻して時也は睦月が何故か今時期あの話をしたのかは分かった。
~可憐~
可憐にとっても睦月があんなことを言ってくれたのは便乗するしかないと思っていた。
「ついにチャンスが来たのかな?」
可憐は不思議に思いながらも何かを試みた。
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