僕の義姉妹の本性日記

桜田紅葉

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第3章「仕掛けないと速攻負けちゃう」

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それからも時也と秋は買取を続けた。
「そう言えば、なんで今回誘ったんだ?」
「えーとねぇ。まぁ久しぶりにはいいかなーって。」
「なるほどね。まぁしばらくこうしてやってられなかったもんね。高校入るまでは。」
「時は部活大変だったしね。」
「まぁ、今は暇と同然だけどな。」
そう時也は笑いながら言った。
「お互い忙しい部活には入らなかったね。勝はどうなのかな?」
アーチェリー部所属の勝は忙しいのか、昔は3人で遊んだこともあったので聞くと、
「週に3回ぐらいじゃない?土日はどっちかって言ってたよ。」
「へぇー。そうなんだ。」




























~勝~
勝は夏奈弥と別れた後、他のゲームセンターへと移動した。そこはゲーム専用店で、ショッピングモールの1部のようなものではなかった。
ゲームセンターだけで統一されているところで、ショッピングモールなどと比べでメダル購入額は辛口なようだ。
勝はメダルバンクからメダルを出すと、先程と少ししたようなプレッシャーゲームを始めた。
「今日はどうかな。」
そう一人言を言いながらメダルを入れ続ける。






























メダルゲーム。上手い人は僅かなメダルでも増やすことができるし、下手な人だといくらあったって足りない。バンクにメダルが貯まるのはそこの差なのかもしれない。ゲームセンターでメダルゲームをしているのは大人のギャンブルの伏線と思っている人もいるだろう。しかし、そんなことは無い。友達とやれば、ワクワクするのもである。ショッピングモールなどのゲームセンターによくあるメダル1枚から遊べるものは、あまりメダルを買えない小学生などに当日人気であった。今では小学生でも、寿司のやつやダービーなどで一攫千金しているだろう。
そんなことを思いながらメダルを入れていた。そうすると、画面はジャックポットチャンスに入っていた。
そしてルーレットになると、ジャックポットには当たらなかったが500WINとあった。
「まぁまぁかな。」
勝は首を傾げながら払い出しされているメダルを眺めていた。





















~睦月~
睦月はスーパーの買い出しをしていた。可憐に頼まれていたものをかいだしていた。
「なんかお嫁さんみたいだなぁ。」
そうくすくすやらいながら野菜を手に取り、カゴに入れた。
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