44 / 56
第五章「上の上」
垣間見てる余裕
しおりを挟む
「恐ろしい成長だな。レイト。」
ガルドがレイトにそう言うと、レイトは言葉を返した。
「成長したのか、それに気づけてなかったのか、どっちなんだろうな。わからないけどさ、なんかこう、今までやってきたことがちゃんと合ってたのかなって思えるって言うか。」
「まぁまぁ。その後の言葉はフレアナと戦った後に残しとくんだな。」
シドが間に入ると、再び六人は前へと進み始めた。
その後も何体かの魔物と遭遇したが、レイト、アルカ、フレデリカを中心にあっさりと討伐していく。
「あの子たちは自分の長所を上手く伸ばせてるんじゃない?どう思うの?あなたは。」
ケイナはガルドにそう聞くと、ガルドは、
「そう思うね。俺が言えるのかはわからんが、あいつらはやるべきことがわかったんじゃないか?」
「じゃぁ。あなたもそのやるべきことは見つかってるのかしら?」
「俺は最初から決まってるさ。魔王軍の壊滅だよ。でも復讐なのかはどうなんだろうな。」
「どっちでもいいさ。俺らの味方になってくれればな。」
ガルド、ケイナ、シドの三人はそんな会話を続けている中。だんだんと空気は重くなっている。
すると、ある人物が現れた。
「お前は。」
「おぉ。これはこれは。シドじゃないか。ケイナもいるな。」
「誰?」
レイトは二人に聞くと、シドが答えた。
「さっき言ってた。虜にされたやつの一人さ。どうやらもう救いようはねぇようだな。まぁあれだけイキって突っ込んだ挙句の果てだ。自業自得だな。」
「ふんっ。あの時の俺は正しかったさ。今こうやってフレアナ様の元に居させて頂いているんだからな。」
「下僕ってところね。哀れだわ。」
「哀れなのはお前らだろ。いいさ。そのうちわかる。」
そう言うと一瞬にしてケイナとシドの元へと高速移動をして行った。
そうして二人に攻撃を仕掛けている中、シドが動き出す。
「電撃。」
シドの指からとてつもない雷のような光が飛び出した。
「ぐぉぉ!?」
その攻撃を喰らってた最中、ケイナも攻撃をし出す。
「ホーリーソード。」
ケイナは光の剣で手下を追い詰め、倒れた手下の顔の真横に剣を刺した。
「ちぃ!!」
「一度は共に戦った借りよ。早くその女の元へ戻るのね。」
「トドメをさせ!俺はフレアナ様に命を、、、。」
ボカッとその頭をシドが蹴飛ばした。
「大丈夫。気絶させただけだからよ。ほら、行くぞ。」
「すげぇ早かったな。相手も。」
レイトはアルカにそう言うと。
「あんな強い戦士をも手下にするフレアナ。これは一筋縄では行かなそうね。」
「そうだな。でも、やるしかないからな。」
「そんなのわかってるわ。」
二人はそう会話をしつつ、全員の所へと合流した。
「ここら辺か。」
シドがそう言うと、辺りを見渡す。しかし、そこに現れたのは多くの手下達であった。
「お前らをフレアナ様に会わせることは出来ない。なぜなら、ここで俺らに消されるからだ!」
「手駒大量消費するのか。」
「いいじゃない。すぐ終わるわ。」
ケイナは光の剣を取り出した。
ガルドがレイトにそう言うと、レイトは言葉を返した。
「成長したのか、それに気づけてなかったのか、どっちなんだろうな。わからないけどさ、なんかこう、今までやってきたことがちゃんと合ってたのかなって思えるって言うか。」
「まぁまぁ。その後の言葉はフレアナと戦った後に残しとくんだな。」
シドが間に入ると、再び六人は前へと進み始めた。
その後も何体かの魔物と遭遇したが、レイト、アルカ、フレデリカを中心にあっさりと討伐していく。
「あの子たちは自分の長所を上手く伸ばせてるんじゃない?どう思うの?あなたは。」
ケイナはガルドにそう聞くと、ガルドは、
「そう思うね。俺が言えるのかはわからんが、あいつらはやるべきことがわかったんじゃないか?」
「じゃぁ。あなたもそのやるべきことは見つかってるのかしら?」
「俺は最初から決まってるさ。魔王軍の壊滅だよ。でも復讐なのかはどうなんだろうな。」
「どっちでもいいさ。俺らの味方になってくれればな。」
ガルド、ケイナ、シドの三人はそんな会話を続けている中。だんだんと空気は重くなっている。
すると、ある人物が現れた。
「お前は。」
「おぉ。これはこれは。シドじゃないか。ケイナもいるな。」
「誰?」
レイトは二人に聞くと、シドが答えた。
「さっき言ってた。虜にされたやつの一人さ。どうやらもう救いようはねぇようだな。まぁあれだけイキって突っ込んだ挙句の果てだ。自業自得だな。」
「ふんっ。あの時の俺は正しかったさ。今こうやってフレアナ様の元に居させて頂いているんだからな。」
「下僕ってところね。哀れだわ。」
「哀れなのはお前らだろ。いいさ。そのうちわかる。」
そう言うと一瞬にしてケイナとシドの元へと高速移動をして行った。
そうして二人に攻撃を仕掛けている中、シドが動き出す。
「電撃。」
シドの指からとてつもない雷のような光が飛び出した。
「ぐぉぉ!?」
その攻撃を喰らってた最中、ケイナも攻撃をし出す。
「ホーリーソード。」
ケイナは光の剣で手下を追い詰め、倒れた手下の顔の真横に剣を刺した。
「ちぃ!!」
「一度は共に戦った借りよ。早くその女の元へ戻るのね。」
「トドメをさせ!俺はフレアナ様に命を、、、。」
ボカッとその頭をシドが蹴飛ばした。
「大丈夫。気絶させただけだからよ。ほら、行くぞ。」
「すげぇ早かったな。相手も。」
レイトはアルカにそう言うと。
「あんな強い戦士をも手下にするフレアナ。これは一筋縄では行かなそうね。」
「そうだな。でも、やるしかないからな。」
「そんなのわかってるわ。」
二人はそう会話をしつつ、全員の所へと合流した。
「ここら辺か。」
シドがそう言うと、辺りを見渡す。しかし、そこに現れたのは多くの手下達であった。
「お前らをフレアナ様に会わせることは出来ない。なぜなら、ここで俺らに消されるからだ!」
「手駒大量消費するのか。」
「いいじゃない。すぐ終わるわ。」
ケイナは光の剣を取り出した。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
元34才独身営業マンの転生日記 〜もらい物のチートスキルと鍛え抜いた処世術が大いに役立ちそうです〜
ちゃぶ台
ファンタジー
彼女いない歴=年齢=34年の近藤涼介は、プライベートでは超奥手だが、ビジネスの世界では無類の強さを発揮するスーパーセールスマンだった。
社内の人間からも取引先の人間からも一目置かれる彼だったが、不運な事故に巻き込まれあっけなく死亡してしまう。
せめて「男」になって死にたかった……
そんなあまりに不憫な近藤に神様らしき男が手を差し伸べ、近藤は異世界にて人生をやり直すことになった!
もらい物のチートスキルと持ち前のビジネスセンスで仲間を増やし、今度こそ彼女を作って幸せな人生を送ることを目指した一人の男の挑戦の日々を綴ったお話です!
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
護国の鳥
凪子
ファンタジー
異世界×士官学校×サスペンス!!
サイクロイド士官学校はエスペラント帝国北西にある、国内最高峰の名門校である。
周囲を海に囲われた孤島を学び舎とするのは、十五歳の選りすぐりの少年達だった。
首席の問題児と呼ばれる美貌の少年ルート、天真爛漫で無邪気な子供フィン、軽薄で余裕綽々のレッド、大貴族の令息ユリシス。
同じ班に編成された彼らは、教官のルベリエや医務官のラグランジュ達と共に、士官候補生としての苛酷な訓練生活を送っていた。
外の世界から厳重に隔離され、治外法権下に置かれているサイクロイドでは、生徒の死すら明るみに出ることはない。
ある日同級生の突然死を目の当たりにし、ユリシスは不審を抱く。
校内に潜む闇と秘められた事実に近づいた四人は、否応なしに事件に巻き込まれていく……!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる