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第五章「上の上」
魔王軍幹部第二位フレアナ
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「フレアナ?」
レイトはケイナとガルドにそうリアクションした。
「えぇ。魔王軍幹部屈指の魔法の使い手で、その魔法と美貌に圧倒されるとか。なんかどっかのやつが言ってたわね。」
「前いたSクラスのパーティじゃなかったっけ?男のやつらはフレアナに堕とされたとか。」
シドがそう言うと、フレデリカとアルカは謎の不快感を覚えた。
「え、今の俺のせい?」
シドは2人の表情を見て察したが、何がお気に召さなかったのかは理解出来なかった。
するとシドがアルカにあるものを渡した。
「そういやアルカさん?にちょっとしたプレゼントがあるんだ。気に入ってくれるといいんだが、まぁ。たまには使ってやってくれ。」
そう言いながらシドはアルカに1本の剣を渡した。
「これは?」
「さっき言ってた元メンバーの剣だよ。引退したけど、ランクは相当高かったから、結構なお品だとは思うぜ。」
たしかにとても綺麗で壮大な可能性に秘めたような輝きをしていた。
「いいの?」
「いいんだよ。そいつがさ、お前が見込んだ剣士に渡してやれって。で、それが君なわけ。」
「でも私。実はまだ幹部とか魔王軍の主要人物は誰も倒したことなくて。」
「そのうちわかるよ。君には可能性がある。」
さっきのチャラっとした感じではなく。どうやら真面目にそう言っていたシド。その言葉を信じたアルカはありがとうと言うと、自分の剣の隣にしまった。
「これであなたも二本の剣の使い手ね。」
ケイナは少しだけ嬉しそうにそう言った。
一方魔王城では彼らを返り討ちにする気満々のフレアナが話をしていた。
「フレアナ様。お気をつけて。」
フレアなの部下のような人物がそう言うと、フレアナは応えた。
「当たり前じゃないの。相手はよりによって私にとって弟のような存在だったガルド。あと私のかわいい下僕を散々にしてくれたケイナ。あの小娘だけは許さないわ。」
レイト達は出かける準備をしていた。
「いいか。フレアナはとにかくウザイ。魅了されないようになレイト。」
ガルドがふざけてそう言うと、レイトがそんなことはないと真面目に返していた。そんなことをしているうちに、冒険の始まりは皮肉にもやってくる。
「行くわよ。」
今回はフレアナの討伐。もしくは幹部拠点の始末をすればいい。つまり、フレアナが逃げてもその場所さえ取り返せばいいというとこである。
「ちなみになんて言う町なんだ?」
レイトがケイナにそう聞くと、ケイナは言った。
「メーイ村周辺。魔王軍が今侵略を進める地方のひとつよ。」
「そうなんですか。」
「ほら、早速あそこに雑魚がいるわよ。」
ケイナが指さす方にたしかに魔王軍のモンスターがいた。
「あぁ。あれか。はい。」
そうすると、今までになく早いゴットマシンガンを取り出し、一瞬でチャージをし、赤い弾丸はそのモンスターに命中した。
「これくらいなら。こんなもんすよ。」
「やっぱあなた。面白いわね。」
ケイナは不意にもにやけてしまった。
レイトはケイナとガルドにそうリアクションした。
「えぇ。魔王軍幹部屈指の魔法の使い手で、その魔法と美貌に圧倒されるとか。なんかどっかのやつが言ってたわね。」
「前いたSクラスのパーティじゃなかったっけ?男のやつらはフレアナに堕とされたとか。」
シドがそう言うと、フレデリカとアルカは謎の不快感を覚えた。
「え、今の俺のせい?」
シドは2人の表情を見て察したが、何がお気に召さなかったのかは理解出来なかった。
するとシドがアルカにあるものを渡した。
「そういやアルカさん?にちょっとしたプレゼントがあるんだ。気に入ってくれるといいんだが、まぁ。たまには使ってやってくれ。」
そう言いながらシドはアルカに1本の剣を渡した。
「これは?」
「さっき言ってた元メンバーの剣だよ。引退したけど、ランクは相当高かったから、結構なお品だとは思うぜ。」
たしかにとても綺麗で壮大な可能性に秘めたような輝きをしていた。
「いいの?」
「いいんだよ。そいつがさ、お前が見込んだ剣士に渡してやれって。で、それが君なわけ。」
「でも私。実はまだ幹部とか魔王軍の主要人物は誰も倒したことなくて。」
「そのうちわかるよ。君には可能性がある。」
さっきのチャラっとした感じではなく。どうやら真面目にそう言っていたシド。その言葉を信じたアルカはありがとうと言うと、自分の剣の隣にしまった。
「これであなたも二本の剣の使い手ね。」
ケイナは少しだけ嬉しそうにそう言った。
一方魔王城では彼らを返り討ちにする気満々のフレアナが話をしていた。
「フレアナ様。お気をつけて。」
フレアなの部下のような人物がそう言うと、フレアナは応えた。
「当たり前じゃないの。相手はよりによって私にとって弟のような存在だったガルド。あと私のかわいい下僕を散々にしてくれたケイナ。あの小娘だけは許さないわ。」
レイト達は出かける準備をしていた。
「いいか。フレアナはとにかくウザイ。魅了されないようになレイト。」
ガルドがふざけてそう言うと、レイトがそんなことはないと真面目に返していた。そんなことをしているうちに、冒険の始まりは皮肉にもやってくる。
「行くわよ。」
今回はフレアナの討伐。もしくは幹部拠点の始末をすればいい。つまり、フレアナが逃げてもその場所さえ取り返せばいいというとこである。
「ちなみになんて言う町なんだ?」
レイトがケイナにそう聞くと、ケイナは言った。
「メーイ村周辺。魔王軍が今侵略を進める地方のひとつよ。」
「そうなんですか。」
「ほら、早速あそこに雑魚がいるわよ。」
ケイナが指さす方にたしかに魔王軍のモンスターがいた。
「あぁ。あれか。はい。」
そうすると、今までになく早いゴットマシンガンを取り出し、一瞬でチャージをし、赤い弾丸はそのモンスターに命中した。
「これくらいなら。こんなもんすよ。」
「やっぱあなた。面白いわね。」
ケイナは不意にもにやけてしまった。
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