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第四章「消えていく戦友たち」

神族魔法

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「神族魔法??」
レイトは誰のことを言っているのかと思いながらガルドにそう返した。
「レイト。お前の事だよ。お前が今まで使ってた魔法は普通の魔法じゃなかったってことだ。」
「え?」
やっとレイトは自分のことを言われているのだと気づいた。
「ほんとか?」
「あぁ。ゴットマシンガンに使うにはある条件が必要だった。それが神族魔法だ。さっきの男がゴットマシンガンを使おうとしたが使えなかった。それは魔力不足でもなんでもない。神族魔法ではないからだ。それを証明するためにちょっと貸してみろ。」
「え?あ、あぁ。」
レイトはゴットマシンガンを取り出すと、それをガルドに渡した。
そしてガルドがゴットマシンガンに魔族魔法を込めた。しかしゴットマシンガンはビクともしない。
「次にフレデリカ。こいつに魔力を注いでみろ。」
「え?あぁ。うん。」
ガルドがフレデリカにゴットマシンガンを渡すと、フレデリカはゴットマシンガンに魔力を注いだが、そうしてもゴットマシンガンは動くことはなかった。
「ほらな。つまり、こいは選ばれし人。つまりは神族魔法が使える奴にしか使うことが出来ないんだよ。」
レイトはガルドに質問する。
「でも、なんで今まで俺がその、神族?神族魔法を使ってるってのがわからなかったんだ?」
「それはこれといった神族魔法の特徴が見られなかったからだ。けど、今のスクイーにやった技とか見たらなんとなく。な。」
「なるほどな。選ばれし人。か。なんかよくわかんないな。」
「今はそんなもんだよ。そのうち分かるさ。」
「そうかもな。」
するとアルカが入る。
「とりあえず。ギルドに帰りましょ。」
「そうだな。」
全員が合意すると、そのままギルドへと戻って行った。


「おめでとうございます。皆様のランクが一段階上がりましたので、ご確認をお願い致します。」
このことによって、レイトはA、ガルドはS、フレデリカはB、アルカはCになった。
「私がBか。今まで大した活躍してないのに、なんか字面だけって感じがするわ。」
フレデリカはカードを見ながらそうため息をした。
「いいんだよ。お前の技がそのランクに値するってのは俺が知ってるから。」
ガルドはフレデリカの肩を後ろからポンと乗せながらそう言った。
「もう。」
フレデリカはそのセリフに更に謎に落ち込んでいた。茶化されていると思っているらしい。
「バルさんはここでお別れですか?」
レイトはバルにそう聞くと、バルは答えた。
「えぇ。まぁそのうちまた会いますよ。」
「そうですね。ありがとうございます。」
「はい。では。」









レイト達は再び4人になり、会議が始まっていた。
「さぁ。これからどうするか。」
「んー。いいクエストは今のところはないな。」
するとある人物が声をかけてきた。
「あら、いい所にいるじゃない。」
「ケイナさん?」
彼女はケイナであった。
「どうしたんだ?」
「あるクエストに手伝って欲しいの。」
「いいですけど、どんなクエストなんですか?」
「魔王軍幹部との対決よ。」
「え!?」
その言葉を聞き、ガルド以外の3人は声を合わせてそう叫んだ。





次回第5章「上の上」

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