18 / 56
第二章「待ち構える悲劇」
レイトの魔力
しおりを挟む
そこにはこう書いてあった。
「緊急。ダスポの討伐もしくは戦闘不能。依頼者ギルド協会」
「遂に来ちまったか。魔王軍へ侵略ってか。」
「やつは自由な性格故に恐ろしいほどの短気だ。きっと魔王の指示を無視してこっちにやってきたんだろう。こうなるのもおかしくない。」
ガルドはレイトにそう言った。
「にしても早いわね。ギルド協会も短気なのかしら。」
アルカはそう言うと、ギルドのお姉さんが言った。
「いえ、もともとダスポに関しては我々はマークしていた存在なんです。公の場に公表されてはいませんが、隠れて数々の恐ろしい行為をしています。何度か他の方に依頼はしていたのですが、拒否されてしまいまして、レイトさんパーティへと渡ったんです。」
「まぁ、あんな衝突の仕方すればお互いの因縁はできたよな。」
レイトはそう言うと、フレデリカがレイトに向かって聞いた。
「それって私たちの単独クエストなの?それともアルバトロスの時みたいに何パーティか承諾してるの?」
レイトは答える。
「紙には何も書いてないけどな。そこはどうなんですか?」
「はい。レイトさん達の単独クエストになっております。何にせよ。誰も承諾してくれませんでしたので。」
「そういえばそうでしたね。」
「では明日お願いします。」
「わかりました。」
そしてその日の夜、レイトはパーティメンバーと話していた。
「もう少し魔力量を増やせればもっと弾丸が強くなると思うんだよね。」
「なるほど。その相談が。」
「うん。」
ガルドのは鋭い。
「まぁ、BになったとはいえまだBだ。もっと量を増やさないとただ1発だけになる。」
「完全にやりきる魔力か。」
「あぁ。」
その日ガルドはレイトにあるものを見せた。
「というかレイト。もしかしてポイントをふってないな?」
「は?ん?」
「やっぱりか。ランクがあがったりなんやかんやするとポイントが貰えるんだよ。それをふってないな。冒険者カード見せてみろ。」
「あ、あぁ。」
レイトはガルドの言われるがまま冒険者カードを出しガルドに見せた。
「あぁぁ。ランク2つ分。経験値も結構あるのに何も割り振ってないな。でも逆に言えばよくゼロ振りであそこまで成長してたな。」
「まぁ、結構な苦労したからな。」
そしてその夜はレイトの魔力やその他を割り振る会議が行われていた。
翌日。ダスポ討伐のためよ出発がまもなくというところであった。
「レイト。」
「お、エデル。」
エデルがレイトの元へとやってきた。
「気をつけろよ。」
「あぁ。」
レイト達の背中を見て、エデルは腕を組むことしか出来なかった。
「緊急。ダスポの討伐もしくは戦闘不能。依頼者ギルド協会」
「遂に来ちまったか。魔王軍へ侵略ってか。」
「やつは自由な性格故に恐ろしいほどの短気だ。きっと魔王の指示を無視してこっちにやってきたんだろう。こうなるのもおかしくない。」
ガルドはレイトにそう言った。
「にしても早いわね。ギルド協会も短気なのかしら。」
アルカはそう言うと、ギルドのお姉さんが言った。
「いえ、もともとダスポに関しては我々はマークしていた存在なんです。公の場に公表されてはいませんが、隠れて数々の恐ろしい行為をしています。何度か他の方に依頼はしていたのですが、拒否されてしまいまして、レイトさんパーティへと渡ったんです。」
「まぁ、あんな衝突の仕方すればお互いの因縁はできたよな。」
レイトはそう言うと、フレデリカがレイトに向かって聞いた。
「それって私たちの単独クエストなの?それともアルバトロスの時みたいに何パーティか承諾してるの?」
レイトは答える。
「紙には何も書いてないけどな。そこはどうなんですか?」
「はい。レイトさん達の単独クエストになっております。何にせよ。誰も承諾してくれませんでしたので。」
「そういえばそうでしたね。」
「では明日お願いします。」
「わかりました。」
そしてその日の夜、レイトはパーティメンバーと話していた。
「もう少し魔力量を増やせればもっと弾丸が強くなると思うんだよね。」
「なるほど。その相談が。」
「うん。」
ガルドのは鋭い。
「まぁ、BになったとはいえまだBだ。もっと量を増やさないとただ1発だけになる。」
「完全にやりきる魔力か。」
「あぁ。」
その日ガルドはレイトにあるものを見せた。
「というかレイト。もしかしてポイントをふってないな?」
「は?ん?」
「やっぱりか。ランクがあがったりなんやかんやするとポイントが貰えるんだよ。それをふってないな。冒険者カード見せてみろ。」
「あ、あぁ。」
レイトはガルドの言われるがまま冒険者カードを出しガルドに見せた。
「あぁぁ。ランク2つ分。経験値も結構あるのに何も割り振ってないな。でも逆に言えばよくゼロ振りであそこまで成長してたな。」
「まぁ、結構な苦労したからな。」
そしてその夜はレイトの魔力やその他を割り振る会議が行われていた。
翌日。ダスポ討伐のためよ出発がまもなくというところであった。
「レイト。」
「お、エデル。」
エデルがレイトの元へとやってきた。
「気をつけろよ。」
「あぁ。」
レイト達の背中を見て、エデルは腕を組むことしか出来なかった。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

現代ダンジョンで成り上がり!
カメ
ファンタジー
現代ダンジョンで成り上がる!
現代の世界に大きな地震が全世界同時に起こると共に、全世界にダンジョンが現れた。
舞台はその後の世界。ダンジョンの出現とともに、ステータスが見れる様になり、多くの能力、スキルを持つ人たちが現れる。その人達は冒険者と呼ばれる様になり、ダンジョンから得られる貴重な資源のおかげで稼ぎが多い冒険者は、多くの人から憧れる職業となった。
四ノ宮翔には、いいスキルもステータスもない。ましてや呪いをその身に受ける、呪われた子の称号を持つ存在だ。そんな彼がこの世界でどう生き、成り上がるのか、その冒険が今始まる。


これダメなクラス召喚だわ!物を掌握するチートスキルで自由気ままな異世界旅
聖斗煉
ファンタジー
クラス全体で異世界に呼び出された高校生の主人公が魔王軍と戦うように懇願される。しかし、主人公にはしょっぱい能力しか与えられなかった。ところがである。実は能力は騙されて弱いものと思い込まされていた。ダンジョンに閉じ込められて死にかけたときに、本当は物を掌握するスキルだったことを知るーー。
Re:Monster(リモンスター)――怪物転生鬼――
金斬 児狐
ファンタジー
ある日、優秀だけど肝心な所が抜けている主人公は同僚と飲みに行った。酔っぱらった同僚を仕方無く家に運び、自分は飲みたらない酒を買い求めに行ったその帰り道、街灯の下に静かに佇む妹的存在兼ストーカーな少女と出逢い、そして、満月の夜に主人公は殺される事となった。どうしようもないバッド・エンドだ。
しかしこの話はそこから始まりを告げる。殺された主人公がなんと、ゴブリンに転生してしまったのだ。普通ならパニックになる所だろうがしかし切り替えが非常に早い主人公はそれでも生きていく事を決意。そして何故か持ち越してしまった能力と知識を駆使し、弱肉強食な世界で力強く生きていくのであった。
しかし彼はまだ知らない。全てはとある存在によって監視されているという事を……。
◆ ◆ ◆
今回は召喚から転生モノに挑戦。普通とはちょっと違った物語を目指します。主人公の能力は基本チート性能ですが、前作程では無いと思われます。
あと日記帳風? で気楽に書かせてもらうので、説明不足な所も多々あるでしょうが納得して下さい。
不定期更新、更新遅進です。
話数は少ないですが、その割には文量が多いので暇なら読んでやって下さい。
※ダイジェ禁止に伴いなろうでは本編を削除し、外伝を掲載しています。

異世界転生漫遊記
しょう
ファンタジー
ブラック企業で働いていた主人公は
体を壊し亡くなってしまった。
それを哀れんだ神の手によって
主人公は異世界に転生することに
前世の失敗を繰り返さないように
今度は自由に楽しく生きていこうと
決める
主人公が転生した世界は
魔物が闊歩する世界!
それを知った主人公は幼い頃から
努力し続け、剣と魔法を習得する!
初めての作品です!
よろしくお願いします!
感想よろしくお願いします!

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる