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待ってたよ?
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意識が戻ってきて目がさめると私の体はベッドに固定されていた。
「へ?なんれ・・・」
口に出した言葉は呂律がまわっていないものだった。・・・なんでだっけ?あぁ、家に帰ってきて螭と両思いになれてそれで
・・・気絶したんだ。何か嗅がされた記憶はないからきっと空気に何かあったんだろう。でも、なんで螭はそんなことしたの?
考えていたら螭が部屋に入ってきた。
「目、覚めた?よかった。結構長い時間寝てたから薬の量間違えたのかと思ったよ」
無事に目覚めてよかったと言葉をつなげる螭に今さら恐怖は感じない。
意識を失っている間に見た過去のことで螭のことを一番わかってるつもりで何もわかってないって知ってしまったから。
どんな裏の顔だとしても私に向けていた表情が偽物だとしても好きなのは螭だから。
「ちょっとね、呂律まわらなくて体に力が入らないかもしれないけど薬の影響だから時間が経ったら抜けるから安心してね」
その言葉に私は黙ったまま頷いて返す。でも、ひとつだけ聞きたいことがあって私は口を開いた。
「どぉして、わらし、しわられてるの?」
「縛られてる理由?簡単だよ。これから緋色のこと調教するんだ」
調教?なんで?
私の疑問が顔に出ていたのか螭がそのまま答えてくれる。
「緋色が俺から離れられないようにするためだよ」
逃げるつもり、ないのになぁと思いながら初めての私は何をするんだろうと呑気に考えていた。
あんなに激しくしかも何回も、初めての子にするとは思わなかったから。
「へ?なんれ・・・」
口に出した言葉は呂律がまわっていないものだった。・・・なんでだっけ?あぁ、家に帰ってきて螭と両思いになれてそれで
・・・気絶したんだ。何か嗅がされた記憶はないからきっと空気に何かあったんだろう。でも、なんで螭はそんなことしたの?
考えていたら螭が部屋に入ってきた。
「目、覚めた?よかった。結構長い時間寝てたから薬の量間違えたのかと思ったよ」
無事に目覚めてよかったと言葉をつなげる螭に今さら恐怖は感じない。
意識を失っている間に見た過去のことで螭のことを一番わかってるつもりで何もわかってないって知ってしまったから。
どんな裏の顔だとしても私に向けていた表情が偽物だとしても好きなのは螭だから。
「ちょっとね、呂律まわらなくて体に力が入らないかもしれないけど薬の影響だから時間が経ったら抜けるから安心してね」
その言葉に私は黙ったまま頷いて返す。でも、ひとつだけ聞きたいことがあって私は口を開いた。
「どぉして、わらし、しわられてるの?」
「縛られてる理由?簡単だよ。これから緋色のこと調教するんだ」
調教?なんで?
私の疑問が顔に出ていたのか螭がそのまま答えてくれる。
「緋色が俺から離れられないようにするためだよ」
逃げるつもり、ないのになぁと思いながら初めての私は何をするんだろうと呑気に考えていた。
あんなに激しくしかも何回も、初めての子にするとは思わなかったから。
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