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得難いモノ
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「そこまでだ」
「!?」
突如、フリージアに迫る灰塵の積層の前に土壁がせりあがり、その力の本流を受け止めた。
しかし、土壁にはリースペトラの魔法を受け止め切るほどの力がなく、すぐに亀裂が走る。すべてを焼き払い止まることを知らない炎はその腕を確実にフリージアへと伸ばしたのだ。
そしてゴォッと空気を喰らうような炎の音が土壁の破砕音にかき消され、フリージアを守る薄氷の如き壁が消える。
その瞬間、リースペトラは炎に割り込む人影を視界に捉えたのだった。
「いやぁ~! さっきの土壁は中々の強度だったぞ、カルミア。我の灰塵の積層を一瞬だけでも受け止めるとは、驚いた」
「……嫌味にしか聞こえません。私からしてみれば灰塵の積層も格の違いを見せつけられた気分ですから」
リースペトラにバシバシと背中を叩かれるカルミアはぶすくれた表情を浮かべ、冷たく言う。しかし、決闘の時とは違って一応の敬語口調だ。
飲みの席でのシルヴィアの話を多少飲み下すことができたのだろう。リースペトラは、不満は残っているが自身より先を行く者への尊重をその態度から感じ取った。
「まったく、我の周りは褒められ下手しかいないのか?」
リースペトラは杖を抱えたまま微妙に視線をずらすカルミアを見ると、「我は素直な"ありがとう!"が聞きたいのだが」と続けた。
「そうだぞ、カルミア。先達の言葉にしっかり耳を傾けることは大事だ」
リースペトラの言葉に賛同する声が一つ。
カルミアとリースペトラが声のした方を見れば、長いブロンドヘアを靡かせる女騎士がいた。
白銀挑望景《レクトシルヴァ》のリーダー、シルヴィアである。そして、先ほどリースペトラとフリージアの間に割り込み、フリージアを炎から助け出した張本人。
その隣にはミレディもおり、フリージアが斜め後ろにひかえる形。
「シルヴィア様!」
カルミアの表情がぱぁっと明るくなり、シルヴィアに飛びつく。リースペトラは自身との反応の差にショックを受けるも、一応取り繕ってみせ、笑みを浮かべた。
「リースペトラ」
そんなリースペトラに声をかける者が一人。
「さっきはありがとう。怪我はない?」
ミレディである。仲間とはぐれてからの疲労の蓄積は見て取れるが、既に汚れた服は着替えていて、多少リラックスできているように見えた。
フリージアに関しては相も変わらずの無表情。戦闘直後であるリースペトラを前にしても目立った感情の発露は見られない。
リースペトラは未だデレつくカルミアから視線を外し、ミレディに向き直る。
「まったく問題ないぞ。いや、ちょっとだけ頭痛がするかもしれんが、どうってことはない」
「そ、そんな! 私が回復魔法を――」
リースペトラの言葉にミレディがあたふたと慌て出す。
「今はお主の回復に専念しろ。死にかけたのだ、自分が思っているより疲労が溜まっている」
リースペトラはミレディの手を両手で包み込むと、その手にゆっくり魔力を流し込む。
不自然な魔力の動きに気が付いたミレディが驚き顔を上げるも、リースペトラは「静かに」と目線で制し、そのまま続けた。
「仲が良さげですね、ミレディ様」
リースペトラがミレディの手を開放したのと同時、カルミアを引きはがしたシルヴィアが二人の間にやってきた。
「えぇ、シルヴィ。リースペトラとはお友達なんです」
ミレディが花の咲くような笑みを浮かべて答えると、シルヴィアの目が若干大きくなる。
あまり表情が動かないシルヴィアが見せた珍しい反応にリースペトラは少しばかり驚く。しかし、気になったのはそれだけではなかった。
「シルヴィとな、大分親密そうじゃないか」
「あぁ、私がラグレスにいた時に知り合ってな」
シルヴィアの言葉にミレディが頷く。
「聖女見習いになったばかりの頃、たくさん助けてもらったの。シルヴィがいなかったら私は今聖女見習いじゃないかもしれないくらい」
「買い被りすぎですよ。今があるのはミレディ様の努力の賜物です」
ミレディの言葉に謙遜を返すシルヴィア。
表情こそいつも通りで読みにくいが、その声色、何よりミレディの反応から二人の関係をうかがい知ることができ、リースペトラは胸中で笑みを浮かべる。
強固な信頼関係を築くには時間やそれ相応の体験が必要になる。それはどちらも簡単に手を伸ばせるものではなく、中々得難いものだ。
一生に何人とも結べる関係ではない。一人いればいい方で、二人もいれば相当濃密で幸せな人生を歩むことができるだろう。
リースペトラは短いやり取りの中でそのようなことを考え、静かに頷いて見せた。
「――ミレディ、人は一人では生きていけない。シルヴィアとの関係は何よりも大事にしていかなくてはならないものだ」
「リースペトラ?」
リースペトラがポツリとこぼした言葉にミレディが反応する。
「生涯、人一人が関われる人数には限りがある。その中で得難い関係を持つことができるのは一生に一度がせいぜいだ。それを取りこぼしてはいけないぞ」
リースペトラは言い聞かせるように言うと、小さく嘆息する。
ミレディは一度シルヴィアに視線をやり、リースペトラに向き直る。
「ありがとう、リースペトラ。でも、その――」
「……?」
歯切れ悪くもじもじとしだしたミレディを見てリースペトラが疑問符を浮かべる。すると、シルヴィアがミレディの背中をポンと叩いた。
「――リースペトラが二人目だから! 二度目も取りこぼさなかったから!」
顔を真っ赤にして叫ぶミレディ。そして、ぽかんとして黙ったリースペトラにミレディが追撃する。「だから、拗ねなくていいから……」と。
「拗ね、え? あ、あぁ……、ふはっ。ふはははっ」
ミレディの言葉の意味を遅れて理解したリースペトラ。呆けた顔が一変して笑い顔に変わる。
「な、何がおかしいの!」
腹を抱えだしたリースペトラを見てミレディがぷんすかとしながら声を上げる。その反応にリースペトラはさらに笑いを重ねた。
「まさか、拗ねていると思われるとはな……」
リースペトラは右目に浮かんだ涙を人差し指で拭いながら言う。
「いや、我は拗ねていたのかもしれない。そうだな、うん。拗ねてた。拗ねてたぞ」
「その反応はからかってる!」
ミレディはリースペトラの両肩をがっちり掴み、前後に揺らす。
しかし、ミレディの力ではリースペトラの首をガクガク揺らすには足りない。同年代の少女に見える二人だが、実際は魔物と野ウサギくらいの差がある。
そんな二人を見つめるシルヴィアの表情は依然として動きが薄い。
「もう! リースペトラ!」
リースペトラは平然とそれを受け止めつつ、小さく誰にも聞こえない声量で呟いた。「ありがとう、ミレディ」と。
「!?」
突如、フリージアに迫る灰塵の積層の前に土壁がせりあがり、その力の本流を受け止めた。
しかし、土壁にはリースペトラの魔法を受け止め切るほどの力がなく、すぐに亀裂が走る。すべてを焼き払い止まることを知らない炎はその腕を確実にフリージアへと伸ばしたのだ。
そしてゴォッと空気を喰らうような炎の音が土壁の破砕音にかき消され、フリージアを守る薄氷の如き壁が消える。
その瞬間、リースペトラは炎に割り込む人影を視界に捉えたのだった。
「いやぁ~! さっきの土壁は中々の強度だったぞ、カルミア。我の灰塵の積層を一瞬だけでも受け止めるとは、驚いた」
「……嫌味にしか聞こえません。私からしてみれば灰塵の積層も格の違いを見せつけられた気分ですから」
リースペトラにバシバシと背中を叩かれるカルミアはぶすくれた表情を浮かべ、冷たく言う。しかし、決闘の時とは違って一応の敬語口調だ。
飲みの席でのシルヴィアの話を多少飲み下すことができたのだろう。リースペトラは、不満は残っているが自身より先を行く者への尊重をその態度から感じ取った。
「まったく、我の周りは褒められ下手しかいないのか?」
リースペトラは杖を抱えたまま微妙に視線をずらすカルミアを見ると、「我は素直な"ありがとう!"が聞きたいのだが」と続けた。
「そうだぞ、カルミア。先達の言葉にしっかり耳を傾けることは大事だ」
リースペトラの言葉に賛同する声が一つ。
カルミアとリースペトラが声のした方を見れば、長いブロンドヘアを靡かせる女騎士がいた。
白銀挑望景《レクトシルヴァ》のリーダー、シルヴィアである。そして、先ほどリースペトラとフリージアの間に割り込み、フリージアを炎から助け出した張本人。
その隣にはミレディもおり、フリージアが斜め後ろにひかえる形。
「シルヴィア様!」
カルミアの表情がぱぁっと明るくなり、シルヴィアに飛びつく。リースペトラは自身との反応の差にショックを受けるも、一応取り繕ってみせ、笑みを浮かべた。
「リースペトラ」
そんなリースペトラに声をかける者が一人。
「さっきはありがとう。怪我はない?」
ミレディである。仲間とはぐれてからの疲労の蓄積は見て取れるが、既に汚れた服は着替えていて、多少リラックスできているように見えた。
フリージアに関しては相も変わらずの無表情。戦闘直後であるリースペトラを前にしても目立った感情の発露は見られない。
リースペトラは未だデレつくカルミアから視線を外し、ミレディに向き直る。
「まったく問題ないぞ。いや、ちょっとだけ頭痛がするかもしれんが、どうってことはない」
「そ、そんな! 私が回復魔法を――」
リースペトラの言葉にミレディがあたふたと慌て出す。
「今はお主の回復に専念しろ。死にかけたのだ、自分が思っているより疲労が溜まっている」
リースペトラはミレディの手を両手で包み込むと、その手にゆっくり魔力を流し込む。
不自然な魔力の動きに気が付いたミレディが驚き顔を上げるも、リースペトラは「静かに」と目線で制し、そのまま続けた。
「仲が良さげですね、ミレディ様」
リースペトラがミレディの手を開放したのと同時、カルミアを引きはがしたシルヴィアが二人の間にやってきた。
「えぇ、シルヴィ。リースペトラとはお友達なんです」
ミレディが花の咲くような笑みを浮かべて答えると、シルヴィアの目が若干大きくなる。
あまり表情が動かないシルヴィアが見せた珍しい反応にリースペトラは少しばかり驚く。しかし、気になったのはそれだけではなかった。
「シルヴィとな、大分親密そうじゃないか」
「あぁ、私がラグレスにいた時に知り合ってな」
シルヴィアの言葉にミレディが頷く。
「聖女見習いになったばかりの頃、たくさん助けてもらったの。シルヴィがいなかったら私は今聖女見習いじゃないかもしれないくらい」
「買い被りすぎですよ。今があるのはミレディ様の努力の賜物です」
ミレディの言葉に謙遜を返すシルヴィア。
表情こそいつも通りで読みにくいが、その声色、何よりミレディの反応から二人の関係をうかがい知ることができ、リースペトラは胸中で笑みを浮かべる。
強固な信頼関係を築くには時間やそれ相応の体験が必要になる。それはどちらも簡単に手を伸ばせるものではなく、中々得難いものだ。
一生に何人とも結べる関係ではない。一人いればいい方で、二人もいれば相当濃密で幸せな人生を歩むことができるだろう。
リースペトラは短いやり取りの中でそのようなことを考え、静かに頷いて見せた。
「――ミレディ、人は一人では生きていけない。シルヴィアとの関係は何よりも大事にしていかなくてはならないものだ」
「リースペトラ?」
リースペトラがポツリとこぼした言葉にミレディが反応する。
「生涯、人一人が関われる人数には限りがある。その中で得難い関係を持つことができるのは一生に一度がせいぜいだ。それを取りこぼしてはいけないぞ」
リースペトラは言い聞かせるように言うと、小さく嘆息する。
ミレディは一度シルヴィアに視線をやり、リースペトラに向き直る。
「ありがとう、リースペトラ。でも、その――」
「……?」
歯切れ悪くもじもじとしだしたミレディを見てリースペトラが疑問符を浮かべる。すると、シルヴィアがミレディの背中をポンと叩いた。
「――リースペトラが二人目だから! 二度目も取りこぼさなかったから!」
顔を真っ赤にして叫ぶミレディ。そして、ぽかんとして黙ったリースペトラにミレディが追撃する。「だから、拗ねなくていいから……」と。
「拗ね、え? あ、あぁ……、ふはっ。ふはははっ」
ミレディの言葉の意味を遅れて理解したリースペトラ。呆けた顔が一変して笑い顔に変わる。
「な、何がおかしいの!」
腹を抱えだしたリースペトラを見てミレディがぷんすかとしながら声を上げる。その反応にリースペトラはさらに笑いを重ねた。
「まさか、拗ねていると思われるとはな……」
リースペトラは右目に浮かんだ涙を人差し指で拭いながら言う。
「いや、我は拗ねていたのかもしれない。そうだな、うん。拗ねてた。拗ねてたぞ」
「その反応はからかってる!」
ミレディはリースペトラの両肩をがっちり掴み、前後に揺らす。
しかし、ミレディの力ではリースペトラの首をガクガク揺らすには足りない。同年代の少女に見える二人だが、実際は魔物と野ウサギくらいの差がある。
そんな二人を見つめるシルヴィアの表情は依然として動きが薄い。
「もう! リースペトラ!」
リースペトラは平然とそれを受け止めつつ、小さく誰にも聞こえない声量で呟いた。「ありがとう、ミレディ」と。
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