9 / 24
二章 前線基地にて
魔物研究家、ジェス
しおりを挟む
「ふむほぉ……」
リースペトラがギルドに一歩踏み入れれば、そんな言葉とも思えない言葉を発する。
それを見た青年は「なんだ、それ……」と口にするが、続くリースペトラの返答に反応することが出来なかった。
「ケラスさん!」
ギルドの奥に設置されたバーカウンターから緑髪をポニーテールにした女性が現れ、青年の前に立ったからだ。
リースペトラは会話に横入りされた形になる。しかし、特に何も言うことなく青年の隣で様子を窺った。
ただ、不満とはまた違う何かを表情に乗せつつ青年を凝視し続ける。
「……久しぶりだな」
青年はそのリースペトラの視線に気が付いたが、面倒事な気がしてならず女性との会話に興じることにする。
「ケラスさんが探索に出てから四日間ですか? またすごい素材を取ってきてくれたんですよね。私、期待で胸が張り裂けそうですよ!」
鼻息荒く青年に詰め寄る女性。その目は爛々と輝いており、まっすぐに青年を射抜く。リースペトラがそこで「胸が、張り裂ける!?」と声を上げると、女性の注意がそちらに向いた。
「ケラスさん、こちらの方は?」
女性が「ケラスさんが女性の方を連れているなんて珍しい……」と人を疑うような目を向けると、青年は隠さずに舌打ち。
しかし、続けて口を開く。
「魔法使いのリースペトラだ。道中で出会ったんだが、……腕が立つ。で、こっちはジェス。こいつが魔物の解体や値付けをしてくれる。あと、魔物の研究家だ」
青年が間に入って説明すると、二人はそろってお互いに頭を下げた。
「リースペトラさん、よろしくお願いします!」
先に口火を切ったのはジェスの方だった。リースペトラが「よろしく頼む」と返すと、ジェスがさらに続ける。
「リースペトラさんは前線支部に来るの初めてですよね? ここはちょっと特殊でして、出入りする冒険者さんを記録しています。ちょっとこちらで記入していただきたいものが――」
ジェスはそう言ってバーカウンターを示す。しかし、そこで青年が待ったをかけた。
「こいつは冒険者登録をしていないはずだ。先にそっちから頼む」
青年の言葉にジェスが驚き大きな声を上げた。
「えぇ!? 未登録の方がわざわざこの森に? 変な人もいるもんですね……」
「ふははっ。長生きすると変わったことがしたくなるものだろう?」
ジェスのストレートな物言いと視線を受けたリースペトラは、快活に笑って言った。
「リースペトラさんは冗談がお上手ですねぇ。ささっ、こちらへどうぞ。まずは登録をしましょっか」
「はい、完了です。これでリースペトラさんも私たちの仲間ですね!」
ジェスはリースペトラが記入した用紙を受け取って確認すると、「ようこそ~」と両手を広げた。
二人の周りに座って酒を飲んでいた数人がパチパチと拍手をしてくれる。リースペトラは彼らに慣れた様子で手を挙げ、応えて見せた。
「せっかくだ、歓迎を兼ねて奢ってやるよ!」
その中の一人がカウンターの厳ついスキンヘッドのスタッフに声をかけると、ジェスとリースペトラに酒が用意された。
「お主、気前がいいな!」
リースペトラは表情を明るくすると、「我、酒は久しぶりだぞぉ」とコップを前にして指をわきわきとさせた。
「私、まだ仕事中ですよ~?」
ジェスはそう言っているがまんざらでもない様子。酒を奢った男は「まぁ遠慮すんなって!」とジェスをその気にさせる言葉を吐く。
「ん~、じゃあ? 遠慮なく?」
「今度俺に実入りの良さげな依頼、流してくれや!」
おどけた感じで言うジェスをはやし立てるように男が言う。するとジェスがバンッとカウンターを叩いた。
「それが目的でしたかぁ~? まぁ、考えておきますっ」
ジェスはジトぉとした目で男を見るが、それは一瞬。すぐに元の調子に戻ると豪快に酒を飲み始める。
それを見たリースペトラもまた、ごくりとつばを飲み込んでから酒に口を付けた。
「うまい!」
「おいしいですね~」
喜色を浮かべたリースペトラにジェスが同意。二人は頷き合うと、再び杯を傾けた。
「ところで、お主はここで働いているのか?」
酒が進めば会話が進む。リースペトラはカウンターのスタッフとジェスが同じ制服を身に着けているのを確認して言った。
ジェスは「ジェスと呼んでください!」と返すと、続けて口を開く。
「そうですよ。正確には違うんですけど、本業との兼ね合いが良いんです」
「確か魔物の研究家と言っていたな。そんな数奇な者が現れるとはな……」
そんなリースペトラの言葉にジェスが笑いをこぼす。
「リースペトラさん、魔物研究家は割とメジャーな存在ですよ? 先ほどから冗談が激しいですね~」
「そ、そうか? ふむ、我はもしや世間とのすり合わせが必要か……?」
リースペトラは口元を抑えつつ小さく呟く。しかし、その声はジェスに聞こえていなかったようだ。酒を飲んでさらに陽気になったジェスが喋り出す。
「この森はS級の魔物がうじゃうじゃいますからね。それに伴って方々ほうぼうから実力者が集まりますし、研究者としては最高の環境ですよ! ギルドのお手伝いとして事務や解体作業をすれば研究資金も稼げますし、新鮮な素材を手に入れるのにも都合がいい! リースペトラさんにも期待してるんで、ケラスさんとじゃんじゃん魔物を狩ってきてくださいね~」
「お、おぅ……」
酒のおかげで口が回りだしたのか、ネズミ算的な勢いで口数が増大するジェスを前にしてリースペトラが押され気味に。
リースペトラを含め周りの数人がジェスのマシンガントークを肴に酒を飲むことになった。
しかし、いつも通りの日常なのか周りは「うんうん」、「それでそれで?」と若干流し気味だ。
一方リースペトラは感慨深そうにジェスを見て笑う。
「こういうのも久々だし、我は中々楽しいぞ」
リースペトラはしみじみとした様子で呟き、さらに盛り上がっていくジェスを見守る形。
ガシャン!
しかし、グラスか何かが割れたような耳を刺す音が響き、その感慨を邪魔されることに。
「……?」
若干眉を顰め表情に不満を隠せないリースペトラは、音のした背後を確認するために振りかえった。
「ケラス様! 今日こそ私たち白銀眺望景に入ってもらいます!」
そこでリースペトラが見たのは、同行者が引き抜きにあっている姿だった。
リースペトラがギルドに一歩踏み入れれば、そんな言葉とも思えない言葉を発する。
それを見た青年は「なんだ、それ……」と口にするが、続くリースペトラの返答に反応することが出来なかった。
「ケラスさん!」
ギルドの奥に設置されたバーカウンターから緑髪をポニーテールにした女性が現れ、青年の前に立ったからだ。
リースペトラは会話に横入りされた形になる。しかし、特に何も言うことなく青年の隣で様子を窺った。
ただ、不満とはまた違う何かを表情に乗せつつ青年を凝視し続ける。
「……久しぶりだな」
青年はそのリースペトラの視線に気が付いたが、面倒事な気がしてならず女性との会話に興じることにする。
「ケラスさんが探索に出てから四日間ですか? またすごい素材を取ってきてくれたんですよね。私、期待で胸が張り裂けそうですよ!」
鼻息荒く青年に詰め寄る女性。その目は爛々と輝いており、まっすぐに青年を射抜く。リースペトラがそこで「胸が、張り裂ける!?」と声を上げると、女性の注意がそちらに向いた。
「ケラスさん、こちらの方は?」
女性が「ケラスさんが女性の方を連れているなんて珍しい……」と人を疑うような目を向けると、青年は隠さずに舌打ち。
しかし、続けて口を開く。
「魔法使いのリースペトラだ。道中で出会ったんだが、……腕が立つ。で、こっちはジェス。こいつが魔物の解体や値付けをしてくれる。あと、魔物の研究家だ」
青年が間に入って説明すると、二人はそろってお互いに頭を下げた。
「リースペトラさん、よろしくお願いします!」
先に口火を切ったのはジェスの方だった。リースペトラが「よろしく頼む」と返すと、ジェスがさらに続ける。
「リースペトラさんは前線支部に来るの初めてですよね? ここはちょっと特殊でして、出入りする冒険者さんを記録しています。ちょっとこちらで記入していただきたいものが――」
ジェスはそう言ってバーカウンターを示す。しかし、そこで青年が待ったをかけた。
「こいつは冒険者登録をしていないはずだ。先にそっちから頼む」
青年の言葉にジェスが驚き大きな声を上げた。
「えぇ!? 未登録の方がわざわざこの森に? 変な人もいるもんですね……」
「ふははっ。長生きすると変わったことがしたくなるものだろう?」
ジェスのストレートな物言いと視線を受けたリースペトラは、快活に笑って言った。
「リースペトラさんは冗談がお上手ですねぇ。ささっ、こちらへどうぞ。まずは登録をしましょっか」
「はい、完了です。これでリースペトラさんも私たちの仲間ですね!」
ジェスはリースペトラが記入した用紙を受け取って確認すると、「ようこそ~」と両手を広げた。
二人の周りに座って酒を飲んでいた数人がパチパチと拍手をしてくれる。リースペトラは彼らに慣れた様子で手を挙げ、応えて見せた。
「せっかくだ、歓迎を兼ねて奢ってやるよ!」
その中の一人がカウンターの厳ついスキンヘッドのスタッフに声をかけると、ジェスとリースペトラに酒が用意された。
「お主、気前がいいな!」
リースペトラは表情を明るくすると、「我、酒は久しぶりだぞぉ」とコップを前にして指をわきわきとさせた。
「私、まだ仕事中ですよ~?」
ジェスはそう言っているがまんざらでもない様子。酒を奢った男は「まぁ遠慮すんなって!」とジェスをその気にさせる言葉を吐く。
「ん~、じゃあ? 遠慮なく?」
「今度俺に実入りの良さげな依頼、流してくれや!」
おどけた感じで言うジェスをはやし立てるように男が言う。するとジェスがバンッとカウンターを叩いた。
「それが目的でしたかぁ~? まぁ、考えておきますっ」
ジェスはジトぉとした目で男を見るが、それは一瞬。すぐに元の調子に戻ると豪快に酒を飲み始める。
それを見たリースペトラもまた、ごくりとつばを飲み込んでから酒に口を付けた。
「うまい!」
「おいしいですね~」
喜色を浮かべたリースペトラにジェスが同意。二人は頷き合うと、再び杯を傾けた。
「ところで、お主はここで働いているのか?」
酒が進めば会話が進む。リースペトラはカウンターのスタッフとジェスが同じ制服を身に着けているのを確認して言った。
ジェスは「ジェスと呼んでください!」と返すと、続けて口を開く。
「そうですよ。正確には違うんですけど、本業との兼ね合いが良いんです」
「確か魔物の研究家と言っていたな。そんな数奇な者が現れるとはな……」
そんなリースペトラの言葉にジェスが笑いをこぼす。
「リースペトラさん、魔物研究家は割とメジャーな存在ですよ? 先ほどから冗談が激しいですね~」
「そ、そうか? ふむ、我はもしや世間とのすり合わせが必要か……?」
リースペトラは口元を抑えつつ小さく呟く。しかし、その声はジェスに聞こえていなかったようだ。酒を飲んでさらに陽気になったジェスが喋り出す。
「この森はS級の魔物がうじゃうじゃいますからね。それに伴って方々ほうぼうから実力者が集まりますし、研究者としては最高の環境ですよ! ギルドのお手伝いとして事務や解体作業をすれば研究資金も稼げますし、新鮮な素材を手に入れるのにも都合がいい! リースペトラさんにも期待してるんで、ケラスさんとじゃんじゃん魔物を狩ってきてくださいね~」
「お、おぅ……」
酒のおかげで口が回りだしたのか、ネズミ算的な勢いで口数が増大するジェスを前にしてリースペトラが押され気味に。
リースペトラを含め周りの数人がジェスのマシンガントークを肴に酒を飲むことになった。
しかし、いつも通りの日常なのか周りは「うんうん」、「それでそれで?」と若干流し気味だ。
一方リースペトラは感慨深そうにジェスを見て笑う。
「こういうのも久々だし、我は中々楽しいぞ」
リースペトラはしみじみとした様子で呟き、さらに盛り上がっていくジェスを見守る形。
ガシャン!
しかし、グラスか何かが割れたような耳を刺す音が響き、その感慨を邪魔されることに。
「……?」
若干眉を顰め表情に不満を隠せないリースペトラは、音のした背後を確認するために振りかえった。
「ケラス様! 今日こそ私たち白銀眺望景に入ってもらいます!」
そこでリースペトラが見たのは、同行者が引き抜きにあっている姿だった。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説

初めて入ったダンジョンに閉じ込められました。死にたくないので死ぬ気で修行したら常識外れの縮地とすべてを砕く正拳突きを覚えました
陽好
ファンタジー
ダンジョンの発生から50年、今ではダンジョンの難易度は9段階に設定されていて、最も難易度の低いダンジョンは「ノーマーク」と呼ばれ、簡単な試験に合格すれば誰でも入ることが出来るようになっていた。
東京に住む19才の男子学生『熾 火天(おき あぐに)』は大学の授業はそれほどなく、友人もほとんどおらず、趣味と呼べるような物もなく、自分の意思さえほとんどなかった。そんな青年は高校時代の友人からダンジョン探索に誘われ、遺跡探索許可を取得して探索に出ることになった。
青年の探索しに行ったダンジョンは「ノーマーク」の簡単なダンジョンだったが、それでもそこで採取できる鉱物や発掘物は仲介業者にそこそこの値段で買い取ってもらえた。
彼らが順調に探索を進めていると、ほとんどの生物が駆逐されたはずのその遺跡の奥から青年の2倍はあろうかという大きさの真っ白な動物が現れた。
彼を誘った高校時代の友人達は火天をおいて一目散に逃げてしまったが、彼は一足遅れてしまった。火天が扉にたどり着くと、ちょうど火天をおいていった奴らが扉を閉めるところだった。
無情にも扉は火天の目の前で閉じられてしまった。しかしこの時初めて、常に周りに流され、何も持っていなかった男が「生きたい!死にたくない!」と強く自身の意思を持ち、必死に生き延びようと戦いはじめる。白いバケモノから必死に逃げ、隠れては見つかり隠れては見つかるということをひたすら繰り返した。
火天は粘り強く隠れ続けることでなんとか白いバケモノを蒔くことに成功した。
そして火天はダンジョンの中で生き残るため、暇を潰すため、体を鍛え、精神を鍛えた。
瞬発力を鍛え、膂力を鍛え、何事にも動じないような精神力を鍛えた。気づくと火天は一歩で何メートルも進めるようになり、拳で岩を砕けるようになっていた。
力を手にした火天はそのまま外の世界へと飛び出し、いろいろと巻き込まれながら遺跡の謎を解明していく。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

婚約破棄されたら魔法が解けました
かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」
それは学園の卒業パーティーでのこと。
……やっぱり、ダメだったんだ。
周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間でもあった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、第一王子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表する。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放。そして、国外へと運ばれている途中に魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。
「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」
あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。
「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」
死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー!
※毎週土曜日の18時+気ままに投稿中
※プロットなしで書いているので辻褄合わせの為に後から修正することがあります。
悪役令嬢と言われ冤罪で追放されたけど、実力でざまぁしてしまった。
三谷朱花
恋愛
レナ・フルサールは元公爵令嬢。何もしていないはずなのに、気が付けば悪役令嬢と呼ばれ、公爵家を追放されるはめに。それまで高スペックと魔力の強さから王太子妃として望まれたはずなのに、スペックも低い魔力もほとんどないマリアンヌ・ゴッセ男爵令嬢が、王太子妃になることに。
何度も断罪を回避しようとしたのに!
では、こんな国など出ていきます!

人の身にして精霊王
山外大河
ファンタジー
正しいと思ったことを見境なく行動に移してしまう高校生、瀬戸栄治は、その行動の最中に謎の少女の襲撃によって異世界へと飛ばされる。その世界は精霊と呼ばれる人間の女性と同じ形状を持つ存在が当たり前のように資源として扱われていて、それが常識となってしまっている歪んだ価値観を持つ世界だった。そんな価値観が間違っていると思った栄治は、出会った精霊を助けるために世界中を敵に回して奮闘を始める。
主人公最強系です。
厳しめでもいいので、感想お待ちしてます。
小説家になろう。カクヨムにも掲載しています。

神になった私は愛され過ぎる〜神チートは自重が出来ない〜
ree
ファンタジー
古代宗教、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教…人々の信仰により生まれる神々達に見守られる世界《地球》。そんな《地球》で信仰心を欠片も持っていなかなった主人公ー桜田凛。
沢山の深い傷を負い、表情と感情が乏しくならながらも懸命に生きていたが、ある日体調を壊し呆気なく亡くなってしまった。そんな彼女に神は新たな生を与え、異世界《エルムダルム》に転生した。
異世界《エルムダルム》は地球と違い、神の存在が当たり前の世界だった。一抹の不安を抱えながらもリーンとして生きていく中でその世界の個性豊かな人々との出会いや大きな事件を解決していく中で失いかけていた心を取り戻していくまでのお話。
新たな人生は、人生ではなく神生!?
チートな能力で愛が満ち溢れた生活!
新たな神生は素敵な物語の始まり。
小説家になろう。にも掲載しております。

婚約破棄を申し込まれたので、ちょっと仕返ししてみることにしました。
夢草 蝶
恋愛
婚約破棄を申し込まれた令嬢・サトレア。
しかし、その理由とその時の婚約者の物言いに腹が立ったので、ちょっと仕返ししてみることにした。

だいたい全部、聖女のせい。
荒瀬ヤヒロ
恋愛
「どうして、こんなことに……」
異世界よりやってきた聖女と出会い、王太子は変わってしまった。
いや、王太子の側近の令息達まで、変わってしまったのだ。
すでに彼らには、婚約者である令嬢達の声も届かない。
これはとある王国に降り立った聖女との出会いで見る影もなく変わってしまった男達に苦しめられる少女達の、嘆きの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる