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小平藍
72話 社長も結局優しい
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久しぶりに帰った実家をすぐに飛び出して向かったのは、弊社『コスモフラワーエンターテインメント』の事務所である。
「あら、麻衣?今日はオフだったんじゃないの?」
この人こそ、たまには休むべきだと思う。
以前そう言ってみたことがあるが、「良いのよ、私は。仕事が趣味みたいなものなんだから」とニコリともせず言っていた。社長の性格を考えるとどうもそれが本心に思えた。
「あの、ちょっと、どうしてもすぐにお伝えしなければならないことが出来たんです」
「……何よ、改まって……」
社長が初めてパソコンに向けていた視線を上げて正対する。
「あの、社長。私決めたんです!申し訳ないんですけど……」
「ダメ」
「いや、まだ何も言ってないんですけど……」
「ダメなものはダメなの!麻衣、絶対良いこと言わないじゃん。顔で分かるのよ」
どうやら私の表情に悲壮なものが見て取れたようだ。
「……あの、まあ、その通りと言いますか……申し訳ないのですが、WISHを卒業しようと思いまして……」
「え、ダメ。ムリだから」
「……社長。すいませんが、私は真面目に話しているので真面目に聞いてくれませんか?」
恩人としか表現できない社長には誠実に話そうと思っていたのだが、駄々っ子のような反応に少しイラッとしてしまった。
「だってさぁ……寂しいじゃない、麻衣。あなたは私にとって特別な存在なのよ?そりゃあ私にとってメンバーは全員自分の娘みたいな感覚ではあるけどさ、特にずっとそばで仕事をしてきた麻衣がいなくなってしまうなんて……悲しいにも程があるでしょ」
社長のストレートな反応に私の方も出会ってからの日々を思い出し、返す言葉がすぐには出て来なかった。
「それに麻衣、はっきり言ってあなたのアイドルとしての商品価値はまだまだあるわよ。まだ25歳だったかしら?せめて30歳くらいまでは居てBBAキャラを引き受けてもらわないと!」
「いや、もう現在WISHの中では最年長なんですけど……」
BBAキャラというのが歴代の大人数アイドルグループでは1人はいたものだ。
大抵は最年長のメンバーがその年齢ゆえに周りの若手メンバーにいじられて……でもきちんと締めるべき時は締める役割をもこなす頼れる存在、そんなキャラクターがグループには必要なのかもしれない。
一応補足しておくとBBAキャラも握手会とかで面と向かい合うと、間違いなくちゃんと可愛い。
「ま、そこまで先の話じゃなくてもさ、あなたにはこれから仕事がどんどん入って来るのは間違いないのよ?遅咲きのアイドルとして今だからこそウケている部分もあるし、モデルとしても同世代女子から強い支持を受けているし、若い男子からも憧れのお姉さん的存在になっているし……どう考えても小田嶋麻衣はまだまだ稼げるコンテンツなのよね」
「……はい」
社長の言っていることももちろんよく分かった。
最近では経営側の目線でアイドルを見るということも意識的にさせられていたからだ。客観的に見て小田嶋麻衣はまだまだ商品価値があるということ、それが急に卒業してしまうということは会社としては数千万~億単位の金銭的損失であるということは痛いほど理解出来る。
「あの!でも社長、私決めたんです!未来のWISHの経営者に本気でなるために、経営を学ぼうと思っているんです。そしてそれと共にですね、WISHはこれからは日本だけでなく世界に市場を求めてゆくべきなんじゃないでしょうか?そのために私はビジネスの本場に留学したいんです!」
……実家からここに来る途中に思い付いた、急ごしらえの卒業理由としては割ともっともらしいことが言えたのではないだろうか?そう思いつつ感じている胸のドキドキは良いものではなかった。
むろんそれは欠片も本心のない嘘だからだ。
私はどうあってももうすぐ向こうの世界に戻らなければならないのだ。
だけど突然何の前触れもなくこちらの世界から消えることだけは避けたかった。お世話になった多くの人にせめてきちんとお別れの挨拶だけはしていきたかった。
「……経営側に立ってゆくゆくは私の後を継いで欲しいなんて言ったのは、単なる私の趣味…趣味というよりもお節介よ。アイドルとしていつまでも表舞台で活動を続けられるわけもないし、それに比べてこっち側(運営側)からアイドルをやる方が断然面白いと私は思ったから、麻衣もやってみれば?って誘っただけだからね」
社長の反応は私の話を信じているのか、いないのか……判断しにくい反応だった。
「ですから、まだ若いこの機会に世界の色々なものに触れてですね」
「いつでも待ってるわ」
「へ?……いや、ですから」
「全部麻衣の好きにして良いわ。自分で決めたことなんでしょ?でもだからこそ私はあなたの心変わりを願っているわ。いつでも戻ってきて良いから。それだけは忘れないで」
「あ、いや、社長……」
どうやらこの人の前では隠し事は出来ないようだ。もう戻って来ないという私の本心が見抜かれているように思えてしまう。何なんだろう、この人も天使だか悪魔の類なのか?
……っていうか、優里奈も例の天界の超能力みたいのを使って社長の気持ちも上手いこと誤魔化せなかったんだろうか?そうしてくれれば、こんな神妙な空気にもならずに済んだのにな。
「まあそれはともかく、麻衣の卒業に伴うわが社の損害額は1億円は下らないから。一生かけて返済してね」
「いやいやいや!社長!言ってることがまるで反社会的勢力じゃないですか!」
「あら、義理と人情に基づいた話は麻衣はキライ?……じゃあ、仕方ないから具体的な話をしましょうか?」
その後は意地悪な詮索もせず、すんなりと業務的な卒業についての打ち合わせに移った。
さっきも言っていた通り、商品としての小田嶋麻衣を手放すということは会社としては大きな損失だ。引っ張れるだけ引っ張るのが経営者としては正しい姿勢だろう。
でもそうしなかったのは、社長が単なる利益追求者ではなく、愛情をもって今までもこれからも、WISHというアイドルグループに携わってきたことの証のように思えて嬉しかった。
私の卒業時期に関しては、藍をセンターに据えた今回のシングル『PHANTOM CALLINNG』の活動時期を期限とすることに決まった。この曲のプロモーション活動の時期が終われば私は卒業ということだ。
今回のシングルに良いポジションを与えられたのも、藍をサポートするという役割を求められてのことだ。藍が選抜メンバーに馴染めるのか?新しい環境で変わらないパフォーマンスを見せることが出来るのか……その辺りの心理的なサポートは間違いなく必要だろう。
出来ればこのセンターをきっかけに、藍には選抜常連組となり思う存分アイドル活動をして欲しいと思う。もちろんそれを私が見届けることは出来ないのだが。
最後だから、見届けることが出来ないからこそ、きちんと自分の役割を果たさなければ……と見が引き締まる思いだった。
「あら、麻衣?今日はオフだったんじゃないの?」
この人こそ、たまには休むべきだと思う。
以前そう言ってみたことがあるが、「良いのよ、私は。仕事が趣味みたいなものなんだから」とニコリともせず言っていた。社長の性格を考えるとどうもそれが本心に思えた。
「あの、ちょっと、どうしてもすぐにお伝えしなければならないことが出来たんです」
「……何よ、改まって……」
社長が初めてパソコンに向けていた視線を上げて正対する。
「あの、社長。私決めたんです!申し訳ないんですけど……」
「ダメ」
「いや、まだ何も言ってないんですけど……」
「ダメなものはダメなの!麻衣、絶対良いこと言わないじゃん。顔で分かるのよ」
どうやら私の表情に悲壮なものが見て取れたようだ。
「……あの、まあ、その通りと言いますか……申し訳ないのですが、WISHを卒業しようと思いまして……」
「え、ダメ。ムリだから」
「……社長。すいませんが、私は真面目に話しているので真面目に聞いてくれませんか?」
恩人としか表現できない社長には誠実に話そうと思っていたのだが、駄々っ子のような反応に少しイラッとしてしまった。
「だってさぁ……寂しいじゃない、麻衣。あなたは私にとって特別な存在なのよ?そりゃあ私にとってメンバーは全員自分の娘みたいな感覚ではあるけどさ、特にずっとそばで仕事をしてきた麻衣がいなくなってしまうなんて……悲しいにも程があるでしょ」
社長のストレートな反応に私の方も出会ってからの日々を思い出し、返す言葉がすぐには出て来なかった。
「それに麻衣、はっきり言ってあなたのアイドルとしての商品価値はまだまだあるわよ。まだ25歳だったかしら?せめて30歳くらいまでは居てBBAキャラを引き受けてもらわないと!」
「いや、もう現在WISHの中では最年長なんですけど……」
BBAキャラというのが歴代の大人数アイドルグループでは1人はいたものだ。
大抵は最年長のメンバーがその年齢ゆえに周りの若手メンバーにいじられて……でもきちんと締めるべき時は締める役割をもこなす頼れる存在、そんなキャラクターがグループには必要なのかもしれない。
一応補足しておくとBBAキャラも握手会とかで面と向かい合うと、間違いなくちゃんと可愛い。
「ま、そこまで先の話じゃなくてもさ、あなたにはこれから仕事がどんどん入って来るのは間違いないのよ?遅咲きのアイドルとして今だからこそウケている部分もあるし、モデルとしても同世代女子から強い支持を受けているし、若い男子からも憧れのお姉さん的存在になっているし……どう考えても小田嶋麻衣はまだまだ稼げるコンテンツなのよね」
「……はい」
社長の言っていることももちろんよく分かった。
最近では経営側の目線でアイドルを見るということも意識的にさせられていたからだ。客観的に見て小田嶋麻衣はまだまだ商品価値があるということ、それが急に卒業してしまうということは会社としては数千万~億単位の金銭的損失であるということは痛いほど理解出来る。
「あの!でも社長、私決めたんです!未来のWISHの経営者に本気でなるために、経営を学ぼうと思っているんです。そしてそれと共にですね、WISHはこれからは日本だけでなく世界に市場を求めてゆくべきなんじゃないでしょうか?そのために私はビジネスの本場に留学したいんです!」
……実家からここに来る途中に思い付いた、急ごしらえの卒業理由としては割ともっともらしいことが言えたのではないだろうか?そう思いつつ感じている胸のドキドキは良いものではなかった。
むろんそれは欠片も本心のない嘘だからだ。
私はどうあってももうすぐ向こうの世界に戻らなければならないのだ。
だけど突然何の前触れもなくこちらの世界から消えることだけは避けたかった。お世話になった多くの人にせめてきちんとお別れの挨拶だけはしていきたかった。
「……経営側に立ってゆくゆくは私の後を継いで欲しいなんて言ったのは、単なる私の趣味…趣味というよりもお節介よ。アイドルとしていつまでも表舞台で活動を続けられるわけもないし、それに比べてこっち側(運営側)からアイドルをやる方が断然面白いと私は思ったから、麻衣もやってみれば?って誘っただけだからね」
社長の反応は私の話を信じているのか、いないのか……判断しにくい反応だった。
「ですから、まだ若いこの機会に世界の色々なものに触れてですね」
「いつでも待ってるわ」
「へ?……いや、ですから」
「全部麻衣の好きにして良いわ。自分で決めたことなんでしょ?でもだからこそ私はあなたの心変わりを願っているわ。いつでも戻ってきて良いから。それだけは忘れないで」
「あ、いや、社長……」
どうやらこの人の前では隠し事は出来ないようだ。もう戻って来ないという私の本心が見抜かれているように思えてしまう。何なんだろう、この人も天使だか悪魔の類なのか?
……っていうか、優里奈も例の天界の超能力みたいのを使って社長の気持ちも上手いこと誤魔化せなかったんだろうか?そうしてくれれば、こんな神妙な空気にもならずに済んだのにな。
「まあそれはともかく、麻衣の卒業に伴うわが社の損害額は1億円は下らないから。一生かけて返済してね」
「いやいやいや!社長!言ってることがまるで反社会的勢力じゃないですか!」
「あら、義理と人情に基づいた話は麻衣はキライ?……じゃあ、仕方ないから具体的な話をしましょうか?」
その後は意地悪な詮索もせず、すんなりと業務的な卒業についての打ち合わせに移った。
さっきも言っていた通り、商品としての小田嶋麻衣を手放すということは会社としては大きな損失だ。引っ張れるだけ引っ張るのが経営者としては正しい姿勢だろう。
でもそうしなかったのは、社長が単なる利益追求者ではなく、愛情をもって今までもこれからも、WISHというアイドルグループに携わってきたことの証のように思えて嬉しかった。
私の卒業時期に関しては、藍をセンターに据えた今回のシングル『PHANTOM CALLINNG』の活動時期を期限とすることに決まった。この曲のプロモーション活動の時期が終われば私は卒業ということだ。
今回のシングルに良いポジションを与えられたのも、藍をサポートするという役割を求められてのことだ。藍が選抜メンバーに馴染めるのか?新しい環境で変わらないパフォーマンスを見せることが出来るのか……その辺りの心理的なサポートは間違いなく必要だろう。
出来ればこのセンターをきっかけに、藍には選抜常連組となり思う存分アイドル活動をして欲しいと思う。もちろんそれを私が見届けることは出来ないのだが。
最後だから、見届けることが出来ないからこそ、きちんと自分の役割を果たさなければ……と見が引き締まる思いだった。
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読みにくい、面白くないという方は、フォローを外してそっ閉じをお願いします。
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