51 / 85
アイドル転向!?
51話 社長はいつもズルい
しおりを挟む
初めての握手会から3日後、仕事終わりに社長に呼び出され事務所に向かった。
最近はアイドルとしての活動に全ての時間を費やし、社員としての仕事はほぼ免除されていた。もちろんアイドルとして求められる嬉しさもあるけれど、慣れ親しんだ裏方家業に戻りたい気持ちも少しだけあった。
「あら、麻衣。お疲れ様!この前の握手会も好評だったみたいで、私も嬉しいわ!」
「あ、そうなんですか?ありがとうございます……」
好評だった、という言葉に私は少し引っ掛かった。
ライブやバラエティ番組といった外仕事なら評判になるのも分かるが、握手会という個人個人に向けた仕事の評価なんていうのは主観的なものだからだ。一人一人に感想を聞いたのだろうか?と思ってしまう。
……とそこまで思い至った時にピンと来た。
「社長!もしかして、またまとめサイトを見たんじゃないですよね!?もう、勘弁して下さいよ!……良いですか?社長のような権限のある人があんな無責任なものに振り回されていてはダメなんですよ?」
「ふふふ、麻衣?残念ながら今回は違うわよ!」
社長は勝ち誇った顔をしていた。
……今回は、って何?結局見てるんじゃないでしょうね、この人は?
「『小田嶋麻衣の次の握手会のスケジュールを知りたい』っていう問い合わせが沢山来てるのよ!」
「え……そうなんですか?」
会社でメール対応の業務などもしていたから私も分かるが、そんなことは滅多にない。
ただ私の場合は今回の握手会参加も急遽決まったもので、これ以降の握手会のスケジュールに関してはまだ未定だった。それゆえに問い合わせが多数来たという事情もあるのだろう。
「それでね、気になってまとめサイトじゃなくて掲示板の麻衣のスレッドを覗いてみたんだけどね……」
「いや、社長……それはちょっと、社長の立場だからとかじゃなくて、人としてどうかと思いますよ……」
まとめサイトは……まあ百歩譲って良い。
仮にもWISHは国民的アイドルであり、まとめサイトを見ているファンの人はなんだかんだ言って多いだろう。
……だが3ちゃんねる、本スレはダメだよ……あれは人の見るものではない、と聞き及んでいるよ、私は……。
「そしたら、あの3ちゃんねらーたちが、握手会での麻衣のことを褒めてたのよ!」
「……いや、それは嘘ですよ。だってあそこは気持ち悪い妄想話ばかりしてる人たちの場所ですよ?あそこに書き込んでいるような人で、私の握手会に来た人は1人もいませんでしたよ?」
私は少しばかり胸を張って答える。
たしかに実際に握手に来たファンの人たちは思っていたよりも個性豊かで、少しばかり戸惑わされる面もあったが、皆きちんとルールを守り紳士的(淑女的?)な人たちばかりだった。
「え?いや、固定のハンドルネームの人たちも何人か居たし、握手会当日の様子もリアルに語られていたから、何人かは実際に来て握手をしていたことは間違いないわよ、それでね…………」
え?
あの気持ち悪い文言を書き連ねていた人たちが、実際に握手に来ていた?
いやいや、それはないでしょ!
……え、本当に実際に私と握手に来てた…ってこと?
未だ私はその事実を受け止め切れていなかった。どうしてもイメージが結び付かなかったのだ。
……う~む、ネット上でのノリを現実には持ち込まず常識的振る舞いが出来ることを褒めるべきなのか、常識人が内面ではああした狂気を抱えていることを恐怖すべきなのか……私の心は迷っていた。
これだからネットの情報なんか探るんじゃなかったよ……。もう知らなかった状態には戻れないんだものな……。
「……とにかく、麻衣のメンバー転向は間違いなく成功だったと言えるのよ。もっと自信を持ってちょうだい!」
ショックで多少聞き逃していたが、社長の言いたかったことの主旨はそこらしかった。
社長の戦略が正しかったことに私もホッとしたし、その当事者として自分が役立てたことには多少誇らしい気持ちもあった。
「でも社長……今後はどうするんですか?私がずっとアイドルとして活動してゆくわけにもいきませんよね?私は希さんと同じ年齢なんですよ?」
だがそれよりも、今後どうなるのだろうという不安の方が勝った。
「……ねえ、麻衣?そう言えばふと思い出したんだけど、麻衣がウチに入社する時に『WISHは清楚なお姉さん系としての地位を確立してゆく』って言ってなかったかしら?あの時はその意味がよく分かっていなかったんだけど……こうして時間が経ってみると、ピタリとあの言葉が腑に落ちるのよね……」
社長の不意の一言に俺はドキリとした。
「ええと……そうでしたっけね……」
俺は曖昧な返事で逃げた。
あれは、10年後から来た俺が見ていた光景を……単にその当時抱いていたWISHの漠然としたイメージを……述べただけのことだった。
……でも、こっちの世界では俺が元居た世界とは様子が違ってきている。
元の世界では2031年現在、希と香織はまだまだWISHの中心メンバーとして活動しているはずだった。だがこちらの世界では先日2人は卒業してしまった。
こちらの世界と元の世界とではどんどんかけ離れてゆくのだろう。だから今後のWISHが果たしてどうなっていくのか、俺にはまったく見当が付かなかった。
「とにかく、麻衣。あなたの人気は間違いないわ。こうして実際にファンから届いている声もだし、業界の人からもあなたのことを尋ねられることが多いわ。『小田嶋麻衣を使いたい』ってはっきり言ってくる人たちがビックリするほど多いのよ」
「……本当ですか?それは嬉しいですけど……」
社長は少し会話を止めて、何か少し思案しているようだった。
……嫌な沈黙だった。こういう時の社長は何かとんでもないことを言い出すことを経験的に私は学んでいた。
「それでね……この前から少し考えていたんだけどね、麻衣。あなたにはゆくゆく私の後継者になって欲しいと思うのよね」
「……は?後継者?」
何を言っているのか、全然理解が追い付かなった。
この人の言うことはいつも唐突過ぎる。
「後継者は後継者よ。ゆくゆくは私の後を継いでこのコスフラ(コスモフラワーエンターテインメント)をより大きくしていって欲しいっていう話よ。あなたしか居ないわ。あなたには先見の明がある。WISHのことが大好き。メンバーからも慕われている。会社側のことも理解出来るし、メンバー側の気持ちも理解出来る……どう考えても適任じゃないかしら?」
「いやいやいや、ちょっとちょっと社長……話が飛び過ぎでしょう!……それに社長もまだ引退するような年齢じゃ全然ないじゃないですか?」
半年後のアイドル活動(実質的にはもう残り5か月ほどだが)をどうするか、という話をしていたはずなのに、なぜかそのキャリアを終えた後の話……それも何年後になるか分からない話を切り出されているのだ。
仕事の出来る人というのは、皆どこかこうしたぶっ飛んだ発想力を持っているのだろうか?
「もちろん私はまだ一般的に引退するような年齢ではないけれど……こうした仕事は若い感性を持った人間がトップに立つべきじゃないか、とも思うようになってきたのよね。時代の波の変化を敏感に感じ取れて、ファン心理も敏感に感じ取れる人間こそがね……。もちろん今すぐどうこうという話ではないわ。そうした将来を見据えて今後の活動をしていって欲しいということよ」
「いやぁ、社長……」
話が大きくなりすぎて混乱していた。何から考えれば良いのかも分からなくなりそうだった。
でももしかしたら『WISHのために捧げる』ことの最上級は社長の言う通り、運営側のトップに立つこと。それなのかもしれない……ということもぼんやりと思った。
「そうね。……とりあえず残りの5か月くらいかしら?麻衣には選抜のメンバーとして活動してもらうわ。……あなたの半年間の期間限定での活動という約束は守るわ。『その間に次の手を打つ』って約束したのは私だものね」
「……はい、分かりました」
選抜としての活動が如何に大変なものかをもちろん私は知っていたが、その前の話が大きすぎて、今さらそれに怖気づくほど繊細な神経が私は麻痺していた。
「それに……これはあなたとの約束でもあるけれど『小田嶋麻衣は半年間限定での活動』ということが公表されている以上ファンとの約束でもあるわ。一番大事なファンとの信頼関係を損なってWISHのブランドイメージを損なうわけにもいかないからね。……それに『限定商品』と銘打ったものの方が売れることは麻衣も知っているでしょう?」
「なるほど、そうですね……」
私との個人的な約束も重んじつつも、同時に『商品としてのアイドル小田嶋麻衣』としての打算も見失わない……この一見矛盾するような価値観が同居している辺りが社長としての器なのだろう。
「……でもね、卑怯な言い方だってことは百も承知で言うのだけれど……約束は破るためにあるとも言えるわ。いや、5か月経った時に、あなたが表舞台に立つことを辞めたいと言うのであれば、その約束は間違いなく守るわ。……でもあなた自身の気が変わる可能性もあるでしょう?ファンの人がどちらが喜ぶか、今後のWISHのブランドイメージを守るためにどちらが正しいか……その時になってあなたが判断すれば良いわ」
「……社長……なんか、社長の言い方、めちゃくちゃズルくないですか?」
深い言葉に感銘を受けたような気に一瞬なりかけたが、要は自分で自分の価値を判断して決めろということだ。責任を一気に負わされたような気がして思わず社長に口答えしてしまった。
「あら知らなかったの?大人は皆ズルいものなのよ」
そう言うと社長はカラカラと笑った。
最近はアイドルとしての活動に全ての時間を費やし、社員としての仕事はほぼ免除されていた。もちろんアイドルとして求められる嬉しさもあるけれど、慣れ親しんだ裏方家業に戻りたい気持ちも少しだけあった。
「あら、麻衣。お疲れ様!この前の握手会も好評だったみたいで、私も嬉しいわ!」
「あ、そうなんですか?ありがとうございます……」
好評だった、という言葉に私は少し引っ掛かった。
ライブやバラエティ番組といった外仕事なら評判になるのも分かるが、握手会という個人個人に向けた仕事の評価なんていうのは主観的なものだからだ。一人一人に感想を聞いたのだろうか?と思ってしまう。
……とそこまで思い至った時にピンと来た。
「社長!もしかして、またまとめサイトを見たんじゃないですよね!?もう、勘弁して下さいよ!……良いですか?社長のような権限のある人があんな無責任なものに振り回されていてはダメなんですよ?」
「ふふふ、麻衣?残念ながら今回は違うわよ!」
社長は勝ち誇った顔をしていた。
……今回は、って何?結局見てるんじゃないでしょうね、この人は?
「『小田嶋麻衣の次の握手会のスケジュールを知りたい』っていう問い合わせが沢山来てるのよ!」
「え……そうなんですか?」
会社でメール対応の業務などもしていたから私も分かるが、そんなことは滅多にない。
ただ私の場合は今回の握手会参加も急遽決まったもので、これ以降の握手会のスケジュールに関してはまだ未定だった。それゆえに問い合わせが多数来たという事情もあるのだろう。
「それでね、気になってまとめサイトじゃなくて掲示板の麻衣のスレッドを覗いてみたんだけどね……」
「いや、社長……それはちょっと、社長の立場だからとかじゃなくて、人としてどうかと思いますよ……」
まとめサイトは……まあ百歩譲って良い。
仮にもWISHは国民的アイドルであり、まとめサイトを見ているファンの人はなんだかんだ言って多いだろう。
……だが3ちゃんねる、本スレはダメだよ……あれは人の見るものではない、と聞き及んでいるよ、私は……。
「そしたら、あの3ちゃんねらーたちが、握手会での麻衣のことを褒めてたのよ!」
「……いや、それは嘘ですよ。だってあそこは気持ち悪い妄想話ばかりしてる人たちの場所ですよ?あそこに書き込んでいるような人で、私の握手会に来た人は1人もいませんでしたよ?」
私は少しばかり胸を張って答える。
たしかに実際に握手に来たファンの人たちは思っていたよりも個性豊かで、少しばかり戸惑わされる面もあったが、皆きちんとルールを守り紳士的(淑女的?)な人たちばかりだった。
「え?いや、固定のハンドルネームの人たちも何人か居たし、握手会当日の様子もリアルに語られていたから、何人かは実際に来て握手をしていたことは間違いないわよ、それでね…………」
え?
あの気持ち悪い文言を書き連ねていた人たちが、実際に握手に来ていた?
いやいや、それはないでしょ!
……え、本当に実際に私と握手に来てた…ってこと?
未だ私はその事実を受け止め切れていなかった。どうしてもイメージが結び付かなかったのだ。
……う~む、ネット上でのノリを現実には持ち込まず常識的振る舞いが出来ることを褒めるべきなのか、常識人が内面ではああした狂気を抱えていることを恐怖すべきなのか……私の心は迷っていた。
これだからネットの情報なんか探るんじゃなかったよ……。もう知らなかった状態には戻れないんだものな……。
「……とにかく、麻衣のメンバー転向は間違いなく成功だったと言えるのよ。もっと自信を持ってちょうだい!」
ショックで多少聞き逃していたが、社長の言いたかったことの主旨はそこらしかった。
社長の戦略が正しかったことに私もホッとしたし、その当事者として自分が役立てたことには多少誇らしい気持ちもあった。
「でも社長……今後はどうするんですか?私がずっとアイドルとして活動してゆくわけにもいきませんよね?私は希さんと同じ年齢なんですよ?」
だがそれよりも、今後どうなるのだろうという不安の方が勝った。
「……ねえ、麻衣?そう言えばふと思い出したんだけど、麻衣がウチに入社する時に『WISHは清楚なお姉さん系としての地位を確立してゆく』って言ってなかったかしら?あの時はその意味がよく分かっていなかったんだけど……こうして時間が経ってみると、ピタリとあの言葉が腑に落ちるのよね……」
社長の不意の一言に俺はドキリとした。
「ええと……そうでしたっけね……」
俺は曖昧な返事で逃げた。
あれは、10年後から来た俺が見ていた光景を……単にその当時抱いていたWISHの漠然としたイメージを……述べただけのことだった。
……でも、こっちの世界では俺が元居た世界とは様子が違ってきている。
元の世界では2031年現在、希と香織はまだまだWISHの中心メンバーとして活動しているはずだった。だがこちらの世界では先日2人は卒業してしまった。
こちらの世界と元の世界とではどんどんかけ離れてゆくのだろう。だから今後のWISHが果たしてどうなっていくのか、俺にはまったく見当が付かなかった。
「とにかく、麻衣。あなたの人気は間違いないわ。こうして実際にファンから届いている声もだし、業界の人からもあなたのことを尋ねられることが多いわ。『小田嶋麻衣を使いたい』ってはっきり言ってくる人たちがビックリするほど多いのよ」
「……本当ですか?それは嬉しいですけど……」
社長は少し会話を止めて、何か少し思案しているようだった。
……嫌な沈黙だった。こういう時の社長は何かとんでもないことを言い出すことを経験的に私は学んでいた。
「それでね……この前から少し考えていたんだけどね、麻衣。あなたにはゆくゆく私の後継者になって欲しいと思うのよね」
「……は?後継者?」
何を言っているのか、全然理解が追い付かなった。
この人の言うことはいつも唐突過ぎる。
「後継者は後継者よ。ゆくゆくは私の後を継いでこのコスフラ(コスモフラワーエンターテインメント)をより大きくしていって欲しいっていう話よ。あなたしか居ないわ。あなたには先見の明がある。WISHのことが大好き。メンバーからも慕われている。会社側のことも理解出来るし、メンバー側の気持ちも理解出来る……どう考えても適任じゃないかしら?」
「いやいやいや、ちょっとちょっと社長……話が飛び過ぎでしょう!……それに社長もまだ引退するような年齢じゃ全然ないじゃないですか?」
半年後のアイドル活動(実質的にはもう残り5か月ほどだが)をどうするか、という話をしていたはずなのに、なぜかそのキャリアを終えた後の話……それも何年後になるか分からない話を切り出されているのだ。
仕事の出来る人というのは、皆どこかこうしたぶっ飛んだ発想力を持っているのだろうか?
「もちろん私はまだ一般的に引退するような年齢ではないけれど……こうした仕事は若い感性を持った人間がトップに立つべきじゃないか、とも思うようになってきたのよね。時代の波の変化を敏感に感じ取れて、ファン心理も敏感に感じ取れる人間こそがね……。もちろん今すぐどうこうという話ではないわ。そうした将来を見据えて今後の活動をしていって欲しいということよ」
「いやぁ、社長……」
話が大きくなりすぎて混乱していた。何から考えれば良いのかも分からなくなりそうだった。
でももしかしたら『WISHのために捧げる』ことの最上級は社長の言う通り、運営側のトップに立つこと。それなのかもしれない……ということもぼんやりと思った。
「そうね。……とりあえず残りの5か月くらいかしら?麻衣には選抜のメンバーとして活動してもらうわ。……あなたの半年間の期間限定での活動という約束は守るわ。『その間に次の手を打つ』って約束したのは私だものね」
「……はい、分かりました」
選抜としての活動が如何に大変なものかをもちろん私は知っていたが、その前の話が大きすぎて、今さらそれに怖気づくほど繊細な神経が私は麻痺していた。
「それに……これはあなたとの約束でもあるけれど『小田嶋麻衣は半年間限定での活動』ということが公表されている以上ファンとの約束でもあるわ。一番大事なファンとの信頼関係を損なってWISHのブランドイメージを損なうわけにもいかないからね。……それに『限定商品』と銘打ったものの方が売れることは麻衣も知っているでしょう?」
「なるほど、そうですね……」
私との個人的な約束も重んじつつも、同時に『商品としてのアイドル小田嶋麻衣』としての打算も見失わない……この一見矛盾するような価値観が同居している辺りが社長としての器なのだろう。
「……でもね、卑怯な言い方だってことは百も承知で言うのだけれど……約束は破るためにあるとも言えるわ。いや、5か月経った時に、あなたが表舞台に立つことを辞めたいと言うのであれば、その約束は間違いなく守るわ。……でもあなた自身の気が変わる可能性もあるでしょう?ファンの人がどちらが喜ぶか、今後のWISHのブランドイメージを守るためにどちらが正しいか……その時になってあなたが判断すれば良いわ」
「……社長……なんか、社長の言い方、めちゃくちゃズルくないですか?」
深い言葉に感銘を受けたような気に一瞬なりかけたが、要は自分で自分の価値を判断して決めろということだ。責任を一気に負わされたような気がして思わず社長に口答えしてしまった。
「あら知らなかったの?大人は皆ズルいものなのよ」
そう言うと社長はカラカラと笑った。
0
お気に入りに追加
23
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…
小桃
ファンタジー
商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。
1.最強になれる種族
2.無限収納
3.変幻自在
4.並列思考
5.スキルコピー
5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる