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センバでほのぼの?サバイバル
さぁ、俺達の冒険はここからだ!
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リーパーの特注鞍が出来上がりましたの。
なんか、シーソーに乗った時の掴まるバーみたいなの、着けてくれてますわ。
「ディはまだ体力ないからね、一緒に乗った人に掴まっててもいいんだけど、掴まる場所はあった方が良いだろう?安全のために」
で、誰が一緒に乗るか、で、ひと揉めし。
「ハイ!イチイが乗ります!」
「イチイは、とっさに、どっか飛び出して行きそうだから、却下」
「パパと乗ろう!!」
「領主!仕事しやがれ!!」
「では、私が」
「リーパーが、まだセリを小娘と認識してるんだよなぁ。なにかあった時、リーパーが言うこと聞かないのも困るんだよなぁ」
「消去法?!オレっすか?」
「ワサビ?うん、こういう時は、適任って言葉を使おうか」
「さすがお兄様!言葉って言い様ですのね!」
そんなわけで、ワサビと一緒に乗馬の練習をし、その間、セリがリーパーの隣をピタっとくっついて睨みながら並走し。
どんなに早く走っても着いてくるセリに『あの小娘、恐い』とリーパーが言い出し、
ワサビが「精神的に追い詰めるタイプだったんだな?」と言うのに対し
「並走って、思いっきり物理では?」というお兄様の意見に全面的に同意した後、
セリと私が一緒に乗る練習も出来るようになり。
お兄様のお馬さんはとてもお利口さんで。
というか、あまりにお利口さんすぎて、存在感がちょっと薄くなってしまってます。
「うん、リーパーに張り合わなくていいから。
というか、やめて?うちのネロを悪の道に誘い込まないで?」
ネロという名前になったご自分のお馬さん。
ちなみに、ハバネロのネロです。
お兄様が頑なに、「ああは成るな、ネロはネロのままで」と言い聞かせてお世話しています。
そんなわけで、お馬さんとの円満なコミュニケーションも取れ、ハジカミが王都に戻る前に1度様子見を、という事で、
いよいよ魔の森に入ろうか、という事になりました。
入念な準備をして(ハジカミとセリが)
森の下見とルート点検をし(サンショウが)
その日の朝にも露払いをしてくれたようで(ワサビが)
私は朝普通に起きただけで、いよいよ出発です。
布陣は馬に乗ったサンショウを先頭に
ネロに乗ったお兄様、その隣にハジカミ
リーパーに乗った私とセリ、その隣にチィちゃん
後ろにワサビとロアが徒歩で着いて来てくれてます。
これだけ守りがあれば大丈夫でしょう!
「呼べば、フーちゃんも来てくれます!!」
文字通り、飛んできてくれるものね。
ついに、念願の魔の森の入り口に来ましたわ!!!
雲ひとつない快晴の下、黒々とした魔の森が私達を出迎えてくれています。
大きく息を吸ってぇ
「さぁ、私達の冒険はココからですわ!!」
天高く拳を突き上げます。
先頭を行こうとしたサンショウが驚いて振り返り、
「え?ディ?どうしたの?」
「お嬢様の斜め上が始まったっす」
「やっぱり!せっかくなら冒険ってほど、奥に行きたいですよね!イチイがお供します!!」
「いや、ダメだからね?!
単独行動禁止!ディとイチイの単弐行動も禁止!!
セリ!!ロア!!2人が突っ走りそうになったら意地でも止めろ!!
最悪、セリはディを抱えて離脱、ロアはその護衛!ワサビは遊軍!ハジカミは援軍の要請!
サンショウは俺の護衛!
イチイは放置!!フーちゃんに回収させる!
いいか!!くれぐれも!くれぐれも!!今日は様子見!!
全員、返事は?!!」
「「「「「ハイ!!」」」」」
えっと、大事になりました?
言ってみたかっただけなんですの、このセリフ。
なんか、シーソーに乗った時の掴まるバーみたいなの、着けてくれてますわ。
「ディはまだ体力ないからね、一緒に乗った人に掴まっててもいいんだけど、掴まる場所はあった方が良いだろう?安全のために」
で、誰が一緒に乗るか、で、ひと揉めし。
「ハイ!イチイが乗ります!」
「イチイは、とっさに、どっか飛び出して行きそうだから、却下」
「パパと乗ろう!!」
「領主!仕事しやがれ!!」
「では、私が」
「リーパーが、まだセリを小娘と認識してるんだよなぁ。なにかあった時、リーパーが言うこと聞かないのも困るんだよなぁ」
「消去法?!オレっすか?」
「ワサビ?うん、こういう時は、適任って言葉を使おうか」
「さすがお兄様!言葉って言い様ですのね!」
そんなわけで、ワサビと一緒に乗馬の練習をし、その間、セリがリーパーの隣をピタっとくっついて睨みながら並走し。
どんなに早く走っても着いてくるセリに『あの小娘、恐い』とリーパーが言い出し、
ワサビが「精神的に追い詰めるタイプだったんだな?」と言うのに対し
「並走って、思いっきり物理では?」というお兄様の意見に全面的に同意した後、
セリと私が一緒に乗る練習も出来るようになり。
お兄様のお馬さんはとてもお利口さんで。
というか、あまりにお利口さんすぎて、存在感がちょっと薄くなってしまってます。
「うん、リーパーに張り合わなくていいから。
というか、やめて?うちのネロを悪の道に誘い込まないで?」
ネロという名前になったご自分のお馬さん。
ちなみに、ハバネロのネロです。
お兄様が頑なに、「ああは成るな、ネロはネロのままで」と言い聞かせてお世話しています。
そんなわけで、お馬さんとの円満なコミュニケーションも取れ、ハジカミが王都に戻る前に1度様子見を、という事で、
いよいよ魔の森に入ろうか、という事になりました。
入念な準備をして(ハジカミとセリが)
森の下見とルート点検をし(サンショウが)
その日の朝にも露払いをしてくれたようで(ワサビが)
私は朝普通に起きただけで、いよいよ出発です。
布陣は馬に乗ったサンショウを先頭に
ネロに乗ったお兄様、その隣にハジカミ
リーパーに乗った私とセリ、その隣にチィちゃん
後ろにワサビとロアが徒歩で着いて来てくれてます。
これだけ守りがあれば大丈夫でしょう!
「呼べば、フーちゃんも来てくれます!!」
文字通り、飛んできてくれるものね。
ついに、念願の魔の森の入り口に来ましたわ!!!
雲ひとつない快晴の下、黒々とした魔の森が私達を出迎えてくれています。
大きく息を吸ってぇ
「さぁ、私達の冒険はココからですわ!!」
天高く拳を突き上げます。
先頭を行こうとしたサンショウが驚いて振り返り、
「え?ディ?どうしたの?」
「お嬢様の斜め上が始まったっす」
「やっぱり!せっかくなら冒険ってほど、奥に行きたいですよね!イチイがお供します!!」
「いや、ダメだからね?!
単独行動禁止!ディとイチイの単弐行動も禁止!!
セリ!!ロア!!2人が突っ走りそうになったら意地でも止めろ!!
最悪、セリはディを抱えて離脱、ロアはその護衛!ワサビは遊軍!ハジカミは援軍の要請!
サンショウは俺の護衛!
イチイは放置!!フーちゃんに回収させる!
いいか!!くれぐれも!くれぐれも!!今日は様子見!!
全員、返事は?!!」
「「「「「ハイ!!」」」」」
えっと、大事になりました?
言ってみたかっただけなんですの、このセリフ。
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