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センバでほのぼの?サバイバル
ならばこっちは?
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「ところで、何故私の魔力なんですの?」
気になったので、リーパーに聞いてみます。
「ヒン?ヒヒン!」
『何故って?ウマイから!』
「なんだって?」
「美味しいんだそうですわ?」
「味なの?!」
「?そうみたいですわ」
「属性の問題かと思ってた」
「と言いますと?」
「ディは風と無と持ってるからね、それが良いのかなーとか思ってたんだけど」
「あ、じゃぁ、お兄様とチィちゃんの魔力ブレンド、あげてみたら良いんじゃないですか?」
「どうやって?」
「魔力循環して?」
「俺とイチイだけで、ってやったことないからね?!ディが間に入ってるから出来るんだからね?!」
「え?そうでした?」
「そうだよ?!!本来、属性が別の人間の魔力循環はムリムリムリ!」
「え?イーリー様をお助けする時のアレは?」
「アレは瘴気の中に入るのだったし、ホネがいたし、イチイは氷属性持ってるし!」
「あらま。
じゃ、あの時の私とチィちゃんは属性を繋ぐ糊のようなものでしたのね?!」
「繋ぐのは、糊じゃなくて、パイプね?!」
「あらま、確かに」
「で、魔力ブレンドって、出来るっすか?」
ワサビが頃合いを見て口をはさんできました。
「んー、ディが間に入ればイケルと思うけど、それって、結局ディの魔力も入ってるからね。
まぁ、やってみる?
イチイとディと手を繋いで、っと」
お兄様とチィちゃんと手を繋いで魔力循環です。
ああ、チィちゃんの魔力は素直ですねぇ。お兄様の魔力は安心します。
「じゃ、リーパー、こっち来て。いくよ、魔力放出」
ボンッ
リーパーを覆うぐらいの量が出ましたね?
「うん、3人が3人とも魔力量が多いってこと忘れてた」
あら、でも心なしかリーパーの毛づやが良くなったような?
「ガッハ!!ヒヒーーン!」
『カッラ!!どっか甘いけど、辛いのが多くて、なんかちょっと強くなった気がする!』
「え?むせたよね?なんだって?」
「辛い中に甘さがあり、強くなった気がするそうです」
「辛いのはエミリオ様っすね!!」
「強いのはイチイお嬢様でしょう」
ワサビとサンショウも腕を組んでウンウンうなずいています。
「俺の魔力、辛いってなんだよ」
お兄様がぶつぶつ言ってますが、リーパー的にはアリ?ナシ?
「ヒンヒヒーーン!」
『強くなれるならアリ!』
「強くなれるなら、アリだそうですわ?」
「じゃ、俺のだけで食ってみ?」
そう言って、お兄様がリーパーの前に魔力放出しました。
ぱくっと一口でいったリーパー。
「ビギャーーー!!!」
いきなり走り出しました。
「ヒ!ヒ!ヒ!ヒーーン!!」
『水!水!水!カラーーーイ!!』
「うん、アレは聞かなくてもわかる。
激辛だったんだな?俺の魔力って、激辛…
まぁ、いいや。魔力の味なんて、リーパーにしか、わからんし?
うん、イチイ、氷出してやれ?一口大な?リーパーを凍らせるなよ?
イチイも魔法の練習な?」
「ハイ!!リーパー!おいで!!そぉら、一口大のぉ、カメ♪」
掌にコロコロとカメ氷を出すチィちゃん。
それをバリバリ食べるリーパー。
何故かチィちゃん、ただの氷出すときはカメのフォルムになるのです。
ええ、カメの必殺技の影響です。
最初のイメージって残るんですのねぇ。
気になったので、リーパーに聞いてみます。
「ヒン?ヒヒン!」
『何故って?ウマイから!』
「なんだって?」
「美味しいんだそうですわ?」
「味なの?!」
「?そうみたいですわ」
「属性の問題かと思ってた」
「と言いますと?」
「ディは風と無と持ってるからね、それが良いのかなーとか思ってたんだけど」
「あ、じゃぁ、お兄様とチィちゃんの魔力ブレンド、あげてみたら良いんじゃないですか?」
「どうやって?」
「魔力循環して?」
「俺とイチイだけで、ってやったことないからね?!ディが間に入ってるから出来るんだからね?!」
「え?そうでした?」
「そうだよ?!!本来、属性が別の人間の魔力循環はムリムリムリ!」
「え?イーリー様をお助けする時のアレは?」
「アレは瘴気の中に入るのだったし、ホネがいたし、イチイは氷属性持ってるし!」
「あらま。
じゃ、あの時の私とチィちゃんは属性を繋ぐ糊のようなものでしたのね?!」
「繋ぐのは、糊じゃなくて、パイプね?!」
「あらま、確かに」
「で、魔力ブレンドって、出来るっすか?」
ワサビが頃合いを見て口をはさんできました。
「んー、ディが間に入ればイケルと思うけど、それって、結局ディの魔力も入ってるからね。
まぁ、やってみる?
イチイとディと手を繋いで、っと」
お兄様とチィちゃんと手を繋いで魔力循環です。
ああ、チィちゃんの魔力は素直ですねぇ。お兄様の魔力は安心します。
「じゃ、リーパー、こっち来て。いくよ、魔力放出」
ボンッ
リーパーを覆うぐらいの量が出ましたね?
「うん、3人が3人とも魔力量が多いってこと忘れてた」
あら、でも心なしかリーパーの毛づやが良くなったような?
「ガッハ!!ヒヒーーン!」
『カッラ!!どっか甘いけど、辛いのが多くて、なんかちょっと強くなった気がする!』
「え?むせたよね?なんだって?」
「辛い中に甘さがあり、強くなった気がするそうです」
「辛いのはエミリオ様っすね!!」
「強いのはイチイお嬢様でしょう」
ワサビとサンショウも腕を組んでウンウンうなずいています。
「俺の魔力、辛いってなんだよ」
お兄様がぶつぶつ言ってますが、リーパー的にはアリ?ナシ?
「ヒンヒヒーーン!」
『強くなれるならアリ!』
「強くなれるなら、アリだそうですわ?」
「じゃ、俺のだけで食ってみ?」
そう言って、お兄様がリーパーの前に魔力放出しました。
ぱくっと一口でいったリーパー。
「ビギャーーー!!!」
いきなり走り出しました。
「ヒ!ヒ!ヒ!ヒーーン!!」
『水!水!水!カラーーーイ!!』
「うん、アレは聞かなくてもわかる。
激辛だったんだな?俺の魔力って、激辛…
まぁ、いいや。魔力の味なんて、リーパーにしか、わからんし?
うん、イチイ、氷出してやれ?一口大な?リーパーを凍らせるなよ?
イチイも魔法の練習な?」
「ハイ!!リーパー!おいで!!そぉら、一口大のぉ、カメ♪」
掌にコロコロとカメ氷を出すチィちゃん。
それをバリバリ食べるリーパー。
何故かチィちゃん、ただの氷出すときはカメのフォルムになるのです。
ええ、カメの必殺技の影響です。
最初のイメージって残るんですのねぇ。
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