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これぞ悪役?シスコン無双
助けて、セラえもん! 3
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観客や先生達まで呆然とオムツ様達を見送ると、辺りは静寂に包まれました。
「ふ、夫人…」
思わず、夫人の裾を掴んでしまいましたわ。
「やってくれたわね、あんの天使め…
あの少年と柄の部分はどこ行ったのよ…
仕方ないわ。終息させましょう」
苦々しくつぶやいた夫人、再び、氷の壇上へ上がります。
「皆も見た通り、呪いの剣は浄化され、勇者の再来達によって、魔物の軍団も殲滅された!!!
もう、脅威は去った!!」
「「「「「ワァアアアアアアーーーー!!!」」」」」
観客からの大声援で学園側も正気を取り戻したようです。
「このような事態となりましたので、今回の決闘は一旦中止とさせて頂きます。
後日関係者同士で話し合い、結果は掲示板にてお知らせいたします。
皆様、安全にお帰りください」
そんなアナウンスが流れ、観客達がぞろぞろと帰り始めました。
お兄様は、チィちゃん達と控え室へ戻るようです。
私も夫人とロアと一緒に控え室へ参りましょう。
「お兄様!!!」
ばーーんと扉を開けて、控え室に入ると、
お兄様が眉間にシワをよせて腕と足を組んで座っていました。
「ディ!!」
「お兄様!どっこも怪我はありませんか?あの剣に触れてはいませんか?お身体の調子は悪くないですか?」
お兄様にペタペタ触りながら、確認します。
「うん、ディ、大丈夫だから、落ち着いて?」
「良かったですわ!!!」
ぎゅっと抱きつきます。
「まずは、リオ君、お疲れ様。大変だったわね?
ヒサギ達も魔物の殲滅、お疲れ様。あんなに出ると思わなかったわ。
イロイロ、いっろいろ、言いたいことも報告も有ると思うけど、一旦、帰りましょう?」
「「「ハイ」」」
そこに担任の先生がやってきて
「なんか、今回特に大事になった。明日は学園も休みで一般生徒も来ない。
明日、殿下と話し合いをしたいと思うのだが、良いだろうか?」
「私もご一緒しても?」
夫人が名乗りを上げてくれます。
「ええ、もちろんです。
それから、最後の魔物の殲滅、事態の終息は非常に助かりました。
お礼が遅くなって申し訳ない。本当に助かりました。
特に魔物の殲滅は、我々だけでは処理しきれなかったと思われます。
あれだけの魔物で、あの観客数のなか、犠牲者も出さずに処理出来たのは奇跡です。
センバの皆さんがいてくれて、本当に、本当に助かりました。
ありがとうございます…!!」
先生は、深く深く頭を下げて下さいました。
「本来なら、学園長が挨拶に来るべきなんでしょうが、殿下の方に行きました。
呆然としておりまして。
事態の説明のため、一緒に王城へ行っています。
重ね重ね、申し訳ない!!!」
「まぁ、仕方ないでしょうね。
ところで、あの少年と、剣は、どうなりましたか?」
「それが、天使様の降臨の後、誰も訓練場に目を向けていませんで、いつ居なくなったのか誰もわからんのです」
「やっぱり、居ないんですね。剣もない?」
「ありませんでした。騎士科の先生と魔法科の先生が今、調べています。
王宮の魔法師の派遣も、学園長に頼んでいます」
「明日でかまいません、私達も訓練場を見させてもらっても?」
「えっと、王宮の魔法師達がどうなるか。逆に今なら学園内の先生達のみです。ご覧になります?」
「ハイ!今、行きたいです。ディも一緒に行こう?」
お兄様が話に割って入りました。
「そうね、リオ君の身体は大丈夫?「ハイ!」なら、今、行きましょうか?」
そう言って、皆で戻る事になりました。
お兄様、眉間にシワがよりっぱなしです。
大丈夫ですの?
「ふ、夫人…」
思わず、夫人の裾を掴んでしまいましたわ。
「やってくれたわね、あんの天使め…
あの少年と柄の部分はどこ行ったのよ…
仕方ないわ。終息させましょう」
苦々しくつぶやいた夫人、再び、氷の壇上へ上がります。
「皆も見た通り、呪いの剣は浄化され、勇者の再来達によって、魔物の軍団も殲滅された!!!
もう、脅威は去った!!」
「「「「「ワァアアアアアアーーーー!!!」」」」」
観客からの大声援で学園側も正気を取り戻したようです。
「このような事態となりましたので、今回の決闘は一旦中止とさせて頂きます。
後日関係者同士で話し合い、結果は掲示板にてお知らせいたします。
皆様、安全にお帰りください」
そんなアナウンスが流れ、観客達がぞろぞろと帰り始めました。
お兄様は、チィちゃん達と控え室へ戻るようです。
私も夫人とロアと一緒に控え室へ参りましょう。
「お兄様!!!」
ばーーんと扉を開けて、控え室に入ると、
お兄様が眉間にシワをよせて腕と足を組んで座っていました。
「ディ!!」
「お兄様!どっこも怪我はありませんか?あの剣に触れてはいませんか?お身体の調子は悪くないですか?」
お兄様にペタペタ触りながら、確認します。
「うん、ディ、大丈夫だから、落ち着いて?」
「良かったですわ!!!」
ぎゅっと抱きつきます。
「まずは、リオ君、お疲れ様。大変だったわね?
ヒサギ達も魔物の殲滅、お疲れ様。あんなに出ると思わなかったわ。
イロイロ、いっろいろ、言いたいことも報告も有ると思うけど、一旦、帰りましょう?」
「「「ハイ」」」
そこに担任の先生がやってきて
「なんか、今回特に大事になった。明日は学園も休みで一般生徒も来ない。
明日、殿下と話し合いをしたいと思うのだが、良いだろうか?」
「私もご一緒しても?」
夫人が名乗りを上げてくれます。
「ええ、もちろんです。
それから、最後の魔物の殲滅、事態の終息は非常に助かりました。
お礼が遅くなって申し訳ない。本当に助かりました。
特に魔物の殲滅は、我々だけでは処理しきれなかったと思われます。
あれだけの魔物で、あの観客数のなか、犠牲者も出さずに処理出来たのは奇跡です。
センバの皆さんがいてくれて、本当に、本当に助かりました。
ありがとうございます…!!」
先生は、深く深く頭を下げて下さいました。
「本来なら、学園長が挨拶に来るべきなんでしょうが、殿下の方に行きました。
呆然としておりまして。
事態の説明のため、一緒に王城へ行っています。
重ね重ね、申し訳ない!!!」
「まぁ、仕方ないでしょうね。
ところで、あの少年と、剣は、どうなりましたか?」
「それが、天使様の降臨の後、誰も訓練場に目を向けていませんで、いつ居なくなったのか誰もわからんのです」
「やっぱり、居ないんですね。剣もない?」
「ありませんでした。騎士科の先生と魔法科の先生が今、調べています。
王宮の魔法師の派遣も、学園長に頼んでいます」
「明日でかまいません、私達も訓練場を見させてもらっても?」
「えっと、王宮の魔法師達がどうなるか。逆に今なら学園内の先生達のみです。ご覧になります?」
「ハイ!今、行きたいです。ディも一緒に行こう?」
お兄様が話に割って入りました。
「そうね、リオ君の身体は大丈夫?「ハイ!」なら、今、行きましょうか?」
そう言って、皆で戻る事になりました。
お兄様、眉間にシワがよりっぱなしです。
大丈夫ですの?
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