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これぞ悪役?シスコン無双
イロイロおかしい
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「あのー、それ、私達聞いても良いヤツです?」
恐る恐る発言してみましたが
「ディ?!こんな中途半端にぶっちゃけられたら、気になって仕方ないじゃんか!!」
「「確かに!」」
チィちゃんとライ様が同意しますが
「リアちゃんの言い分も、リオ君の言い分も、両方わかるわぁ」
夫人が頭を抱えましたが、
「天使サマ?数点、質問させて頂けるかしら?」
さすが夫人、立ち直りが早いです。
「多分、天使サマの言うイツキ様の生まれ変わりを、私達は勇者の再来と呼んでいます。
今回の勇者の再来は、この子、イチイだと認識していたのですが、
それは間違いない?」
「うぬ?この素直なおなごが、か?!
見てみるぞ?
…
……
………うん。
なんって言うか、浄化魔法じゃなくて、天使召喚になっとるの。
それは良いとして、いや、良くはないが、
まぁ、報告案件があるのじゃが、こっちの話だしの。
ソナタらに教えるとするなら
このおなごと、もう1人いる。
純粋な力だけならこの子じゃが、それ以外を持ってる者が、もう1人いるはずじゃ。
2人合わせて、ソナタらの言う、勇者の再来、本来の力になるはずじゃ」
「あ、じゃぁ、シラヌイだと思う!!」
チィちゃん、即答ね?
「シラヌイとは?」
「天使サマが治療してくださった、もう1人、青年の方です」
「ほう、確かに。イツキの生まれ変わり2人でなら、天使の力技で死なんのも頷ける。
見るぞ?
…うん、こやつじゃの。2人で精進するが良い。
さ、ワシは、報告に戻る」
「天使サマ!!もう、1点だけ!!
3日後!呪いの剣と決闘があると、先程申し上げました!!
その者はその剣を〝聖玉の剣〞だと言い張っているのです!!
真逆と思われる呪いの剣を、聖玉の剣と勘違いするなど、有り得ますか?!」
「それじゃ!!!」
「「「どれじゃ?」」」
「子供ら!声を揃えてワシの真似するな!!
あー、3日後の決闘まで居てやるぞ。
そうだ、浄化も教えてやる。いちいち練習で呼ばれては堪らん。
その代わり、
その決闘、ワシも連れていけ」
「「「「「何故?」」」」」
「その剣に用がある」
「…そのお姿で、人前に出るおつもりで?」「無論」
お兄様、青筋浮かんでますわ?
「天使サマ御光臨!と大々的に広めたいと?
なら、教会に行けよ!大々的に保護して、それこそ崇め奉って、下にも置かぬ扱いするぞ?」
「…あそこは面倒くさいから、イヤじゃ」
「俺も乳幼児サマが面倒くさいんですが?」
「お前、ほんっと嫌味だな?」
「リオ君も、落ち着きましょう?
ええっと天使サマ?
連れて行くのは構いませんが、バレないようにしても?」
「それこそ何故じゃ?
天使が現れたら、人間は喜び咽び泣くのであろう?」
「それこそ権力者が面倒くさいんですよ。
ああ、今回の俺の決闘の相手が第三王子殿下、王族なんですよ」
「ああ、人間は権力とか身分とか面倒なんじゃったの。
王族って、この国一番の権力者と喧嘩しとんのか?」
「あっちが喧嘩吹っ掛けてきたんですよ?」
「本当よねぇ?センバに喧嘩売るなんて、王家も大分耄碌してるんじゃないかしら?」
「「フフフフフ」」
「なんじゃ、背筋に悪寒が」
「今回王家は、怒らせてはいけない人々を怒らせたのです」
オムツ様に答えてみましたが、若干、遠い目になるのは仕方がないことです。
「そもそも、なんであの嫌味な小僧に喧嘩を売ると、周りが怒るんじゃ?」
「だって、センバの唯一に喧嘩を売って、愛情深いセンバ一族が黙ってるわけないじゃないですか?
しかも、私達双子のセンバへの養子縁組、決闘に勝たないと認めないって、権力使って言ってきたんです。
私達、まぁ、簡単に言えば、親に、借金のカタとして放られまして。
センバの唯一ですが、まだ結婚出来る年齢でもないんで、センバに入らないとイロイロ面倒なんです。
それを権力使って止められたら、そりゃ、センバが怒るでしょう?」
「あー。
で、嬢ちゃんもセンバの唯一だと?」
「あ、ハイ。勇者の再来のもう1人と分かった、シラヌイ様の婚約者です」
「ああ、勇者の再来が2人居るから、唯一もそれぞれ居ると。
それが双子だと。
なぁんか、面倒事の気配がする…」
「聞きたくないです!言わないでくださいまし!そちらで処理してくださいまし!!
…でも、痛いのとかイヤですわよ?」
「あーー、多分、大丈夫。
もう、生まれてるし?人間として確定してるし?
ってか、嬢ちゃんは小僧と違って大人しいのぅ。善きかな」
「お兄様は私を守るために、強くいなきゃ、いけなかったので。
家庭環境が特殊ですから。
まぁ、とにかく!!
さぁ!オムツ様!浄化魔法を教えてくださいまし!!」
「嬢ちゃん?!やっぱあの小僧と双子なだけあるな?!
オムツ様って、オカシイじゃろ!!!」
あ。思わず出ちゃった。
恐る恐る発言してみましたが
「ディ?!こんな中途半端にぶっちゃけられたら、気になって仕方ないじゃんか!!」
「「確かに!」」
チィちゃんとライ様が同意しますが
「リアちゃんの言い分も、リオ君の言い分も、両方わかるわぁ」
夫人が頭を抱えましたが、
「天使サマ?数点、質問させて頂けるかしら?」
さすが夫人、立ち直りが早いです。
「多分、天使サマの言うイツキ様の生まれ変わりを、私達は勇者の再来と呼んでいます。
今回の勇者の再来は、この子、イチイだと認識していたのですが、
それは間違いない?」
「うぬ?この素直なおなごが、か?!
見てみるぞ?
…
……
………うん。
なんって言うか、浄化魔法じゃなくて、天使召喚になっとるの。
それは良いとして、いや、良くはないが、
まぁ、報告案件があるのじゃが、こっちの話だしの。
ソナタらに教えるとするなら
このおなごと、もう1人いる。
純粋な力だけならこの子じゃが、それ以外を持ってる者が、もう1人いるはずじゃ。
2人合わせて、ソナタらの言う、勇者の再来、本来の力になるはずじゃ」
「あ、じゃぁ、シラヌイだと思う!!」
チィちゃん、即答ね?
「シラヌイとは?」
「天使サマが治療してくださった、もう1人、青年の方です」
「ほう、確かに。イツキの生まれ変わり2人でなら、天使の力技で死なんのも頷ける。
見るぞ?
…うん、こやつじゃの。2人で精進するが良い。
さ、ワシは、報告に戻る」
「天使サマ!!もう、1点だけ!!
3日後!呪いの剣と決闘があると、先程申し上げました!!
その者はその剣を〝聖玉の剣〞だと言い張っているのです!!
真逆と思われる呪いの剣を、聖玉の剣と勘違いするなど、有り得ますか?!」
「それじゃ!!!」
「「「どれじゃ?」」」
「子供ら!声を揃えてワシの真似するな!!
あー、3日後の決闘まで居てやるぞ。
そうだ、浄化も教えてやる。いちいち練習で呼ばれては堪らん。
その代わり、
その決闘、ワシも連れていけ」
「「「「「何故?」」」」」
「その剣に用がある」
「…そのお姿で、人前に出るおつもりで?」「無論」
お兄様、青筋浮かんでますわ?
「天使サマ御光臨!と大々的に広めたいと?
なら、教会に行けよ!大々的に保護して、それこそ崇め奉って、下にも置かぬ扱いするぞ?」
「…あそこは面倒くさいから、イヤじゃ」
「俺も乳幼児サマが面倒くさいんですが?」
「お前、ほんっと嫌味だな?」
「リオ君も、落ち着きましょう?
ええっと天使サマ?
連れて行くのは構いませんが、バレないようにしても?」
「それこそ何故じゃ?
天使が現れたら、人間は喜び咽び泣くのであろう?」
「それこそ権力者が面倒くさいんですよ。
ああ、今回の俺の決闘の相手が第三王子殿下、王族なんですよ」
「ああ、人間は権力とか身分とか面倒なんじゃったの。
王族って、この国一番の権力者と喧嘩しとんのか?」
「あっちが喧嘩吹っ掛けてきたんですよ?」
「本当よねぇ?センバに喧嘩売るなんて、王家も大分耄碌してるんじゃないかしら?」
「「フフフフフ」」
「なんじゃ、背筋に悪寒が」
「今回王家は、怒らせてはいけない人々を怒らせたのです」
オムツ様に答えてみましたが、若干、遠い目になるのは仕方がないことです。
「そもそも、なんであの嫌味な小僧に喧嘩を売ると、周りが怒るんじゃ?」
「だって、センバの唯一に喧嘩を売って、愛情深いセンバ一族が黙ってるわけないじゃないですか?
しかも、私達双子のセンバへの養子縁組、決闘に勝たないと認めないって、権力使って言ってきたんです。
私達、まぁ、簡単に言えば、親に、借金のカタとして放られまして。
センバの唯一ですが、まだ結婚出来る年齢でもないんで、センバに入らないとイロイロ面倒なんです。
それを権力使って止められたら、そりゃ、センバが怒るでしょう?」
「あー。
で、嬢ちゃんもセンバの唯一だと?」
「あ、ハイ。勇者の再来のもう1人と分かった、シラヌイ様の婚約者です」
「ああ、勇者の再来が2人居るから、唯一もそれぞれ居ると。
それが双子だと。
なぁんか、面倒事の気配がする…」
「聞きたくないです!言わないでくださいまし!そちらで処理してくださいまし!!
…でも、痛いのとかイヤですわよ?」
「あーー、多分、大丈夫。
もう、生まれてるし?人間として確定してるし?
ってか、嬢ちゃんは小僧と違って大人しいのぅ。善きかな」
「お兄様は私を守るために、強くいなきゃ、いけなかったので。
家庭環境が特殊ですから。
まぁ、とにかく!!
さぁ!オムツ様!浄化魔法を教えてくださいまし!!」
「嬢ちゃん?!やっぱあの小僧と双子なだけあるな?!
オムツ様って、オカシイじゃろ!!!」
あ。思わず出ちゃった。
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