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これぞ悪役?シスコン無双
殿下、暴走
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週明け、学園に行くと、ヨーク様が駆け寄ってきて
「今日から殿下来るよ!」と教えて下さいました。
「側近を辞退する話しはどうなったので?」
とお兄様が聞くと
「新しい側近を選定しているから、それまで待ってくれ、って言われたんだって」
「誰に?」
「陛下に。
うちの親とギーニーの親が、我が子は、殿下から〝地味なヤツは着いてくるな〞と言われた。
地味で堅実な属性よりも、派手な方が良いそうなので、側近は謹んでご辞退申し上げる、って、言ったんだって。
そしたら、陛下に、よく言い聞かせるから考え直してくれ、って言われたそうだけど、
めんどくさいから、オブラートはがしていい?「え?今、包んでた?」
包んでたよ?
んで、ずっと、教育し直せって言ってんのに聞かなかったヤツの言葉なんて信じられるか!って言ったら、
再教育と、新たな側近の選定に入るって。
2家で一緒に怒ったのが良かったのかも?」
「新しい側近ったって、居なくない?時間稼ぎじゃないの?
で、なーなーで、ヨーク様達を繋ぎ止めておこうという」
「んー、伯爵家なら居るからね。今学期は殿下に付いてなきゃいけないかも?
あ、殿下来るかも。じゃ、また」
そう言って、ヨーク様は離れて行きました。
するとそこへ
「諸君、おはよう!!しばらく休んでいたが、また今日から共に学ぼう!」
意気揚々と殿下が入って来ましたわ。
「むっ!いたな、諸悪の根源エアトル!」
「は?なんですか、諸悪の根源って?」
「お前がいるから、皆の学ぶ環境が悪くなるんじゃないか!」
「え?それは殿下が突っかかってくるからでしょう?
私達の事は、どうぞお気になさらず」
「居るだけで不愉快なんだ!
お前達の退学をかけて決闘を申込む!!」
「「はぁッ?!!!」」
「殿下!何を言ってるの?!!!」
「勝手に退学って!!」
「殿下?!
人の、しかも高位貴族の学ぶ権利まで剥奪しようとするとは、横暴ですわ!!!」
ヨーク様、イーリー様、フーティ様の順に私達を庇ってくれました。
「いや、平民だったら良いって訳でもないけどな?!
それこそ、平民は、ここに入るために必死で学んできたんだから」
お兄様の言葉に驚いたように、振り向くクラスメイト達。
「エアトルが平民を庇う?」「エアトルが平民の事情を顧みる?」「エアトルが…」
「えー…俺達をなんだと思ってるの?」
お兄様が頭痛がする、というように、こめかみを押さえます。
「そうですわ、双子のお二人が、領地の魔物の発生を終わらせて、後処理までしたんですのよ?
だから前期、ほぼ学園にいらっしゃらなかったというのに」
「大人の尻拭いしてるの、この2人なのに」
「エアトルはクズ、ってイメージが強いのかも知れないけど、それはこの2人の親の話だろう?!
同じクラスで何を見てきたんだよ!!」
フーティ様、ヨーク様、イーリー様が私達を擁護してくださいます。
ううう、私達のお友達はめっちゃ素敵な方々でした。もう、それだけで十分ですわ。
「うるさいうるさいうるさい!!!
親がクズなら子も同じだろう!そんなクズを排除してやるって言ってるんだ!
私が正しいに決まっている!!!」
「「「殿下?!」」」
パンパンパン!!!
「ホームルームが始まります!!皆さん、席についてください!!」
だから先生、一歩、いや、二、三歩遅かったですわ……
「今日から殿下来るよ!」と教えて下さいました。
「側近を辞退する話しはどうなったので?」
とお兄様が聞くと
「新しい側近を選定しているから、それまで待ってくれ、って言われたんだって」
「誰に?」
「陛下に。
うちの親とギーニーの親が、我が子は、殿下から〝地味なヤツは着いてくるな〞と言われた。
地味で堅実な属性よりも、派手な方が良いそうなので、側近は謹んでご辞退申し上げる、って、言ったんだって。
そしたら、陛下に、よく言い聞かせるから考え直してくれ、って言われたそうだけど、
めんどくさいから、オブラートはがしていい?「え?今、包んでた?」
包んでたよ?
んで、ずっと、教育し直せって言ってんのに聞かなかったヤツの言葉なんて信じられるか!って言ったら、
再教育と、新たな側近の選定に入るって。
2家で一緒に怒ったのが良かったのかも?」
「新しい側近ったって、居なくない?時間稼ぎじゃないの?
で、なーなーで、ヨーク様達を繋ぎ止めておこうという」
「んー、伯爵家なら居るからね。今学期は殿下に付いてなきゃいけないかも?
あ、殿下来るかも。じゃ、また」
そう言って、ヨーク様は離れて行きました。
するとそこへ
「諸君、おはよう!!しばらく休んでいたが、また今日から共に学ぼう!」
意気揚々と殿下が入って来ましたわ。
「むっ!いたな、諸悪の根源エアトル!」
「は?なんですか、諸悪の根源って?」
「お前がいるから、皆の学ぶ環境が悪くなるんじゃないか!」
「え?それは殿下が突っかかってくるからでしょう?
私達の事は、どうぞお気になさらず」
「居るだけで不愉快なんだ!
お前達の退学をかけて決闘を申込む!!」
「「はぁッ?!!!」」
「殿下!何を言ってるの?!!!」
「勝手に退学って!!」
「殿下?!
人の、しかも高位貴族の学ぶ権利まで剥奪しようとするとは、横暴ですわ!!!」
ヨーク様、イーリー様、フーティ様の順に私達を庇ってくれました。
「いや、平民だったら良いって訳でもないけどな?!
それこそ、平民は、ここに入るために必死で学んできたんだから」
お兄様の言葉に驚いたように、振り向くクラスメイト達。
「エアトルが平民を庇う?」「エアトルが平民の事情を顧みる?」「エアトルが…」
「えー…俺達をなんだと思ってるの?」
お兄様が頭痛がする、というように、こめかみを押さえます。
「そうですわ、双子のお二人が、領地の魔物の発生を終わらせて、後処理までしたんですのよ?
だから前期、ほぼ学園にいらっしゃらなかったというのに」
「大人の尻拭いしてるの、この2人なのに」
「エアトルはクズ、ってイメージが強いのかも知れないけど、それはこの2人の親の話だろう?!
同じクラスで何を見てきたんだよ!!」
フーティ様、ヨーク様、イーリー様が私達を擁護してくださいます。
ううう、私達のお友達はめっちゃ素敵な方々でした。もう、それだけで十分ですわ。
「うるさいうるさいうるさい!!!
親がクズなら子も同じだろう!そんなクズを排除してやるって言ってるんだ!
私が正しいに決まっている!!!」
「「「殿下?!」」」
パンパンパン!!!
「ホームルームが始まります!!皆さん、席についてください!!」
だから先生、一歩、いや、二、三歩遅かったですわ……
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