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これぞ悪役?シスコン無双
うん、それは悪夢だな
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ホネ!!を叫んでイーリー様が飛び起きると
ビックゥ!!!
って、ヨーク様は一歩飛び退き、フーティ様なんて、ギーニー様に抱きついてるじゃない。
きちんと受け止めるあたり、ギーニー様、ポイント高いですわ!
「え、フーティ?え?ギーニーと上手く行ったの?」
目覚めて、最初の言葉がそれですの?
自分達の体勢がどうなってるのか意識して、フーティ様とギーニー様のお顔がボンっと赤くなりましたわ。
「そそそそそそんなことよりも!!!
イーリー!!!目覚めたわぁぁぁぁぁ!!!!」
フーティ様はイーリー様に抱きつきます。
「えっと?なにが起きてる?」
フーティ様に抱きつかれ、反対側の手を私達3人が握りしめてるのに気づいたイーリー様の困惑っぷり。
可愛いと思ったのは私だけでないはず。
ひとまず夫人にイーリー様が目覚めた事を伝えると、夫人はイーリー様を抱きしめます。
「えっと、母上、皆が見ています。そして私はお腹が空きました」
真っ赤な顔で言うイーリー様。眼福です。
夫人は笑顔で
「お茶の用意をさせるわ、貴女にはまずスープかしら?ああ、でもあまり遅くなる前に、お家にお返ししなくちゃね?」
と、キチンと釘をさすことも忘れません。
用意が出来ると「皆、今日はありがとうね。イーリアン、また後でね」
そう言って、夫人はイーリー様の頬をひと撫でし、退出していきます。
そのさりげなさ、素敵です。
「なるほど?」
殿下との魔物討伐見物後3日間、目覚めなかったと聞いた時のイーリー様の第一声です。
「皆、ずっと心配していたの。貴女が伏せっていると聞いてお見舞いに来たんだけど、ずっと目覚めてないとは思わなかったわ。
体調は大丈夫そう?
目覚めた時に、〝ホネ!!〞って叫んでたけど、どんな夢見てたの?」
フーティ様が尋ねます。
「うん、ずっと共感出来る不満が溢れてて、それがぬるま湯で、心地良いと思ってしまった場所にいたんだ。
生まれが違ってたらそう出来た、とか、あの場所にいたのが自分なら、とか。
ああ、生まれが違ってたらな、って自分も男だったらな、って思ってた事があったからかな、
どんどん深みにはまっていって、そしたら自分がどうでもよくなってきたんだ。
そしたら、自分を思い出せ、って言ってくれた人がきたんだ。
で、その人と話してたら、イロイロ思い出してきて。
昔、フーティが〝イーリーがいるから安心して動かないんだ〞って言ってたのを思い出したんだ。
ああ、私には、男だとか女だとかじゃなく、私だから、と言ってくれる友達がいる、って。
そしたらソコに居るのがイヤになってきて、その人も皆に紹介したくなって、
〝キミは誰だい?〞って聞いたんだ。
そう!!そしたらさ、聞いておくれよ!!
その人〝通りすがりのただのホネさ〞って言ったと思ったら
人間が、いきなり骸骨に変わってサムズアップしてきたんだ!!!」
「「「そりゃあ、悪夢だ!!」」ですわ!!」
怖かったね?大丈夫?今日眠れる?などとフーティ様達3人が口々にイーリー様を慰めていますが
お兄様、顔を反らして肩を震わせています。
ええ、笑いをこらえてますね?
今回、一番の功労者であるはずのホネマント。
貴方が一番の悪夢扱いにされてますわ。
うん、ちょっと不憫ですわね?
ビックゥ!!!
って、ヨーク様は一歩飛び退き、フーティ様なんて、ギーニー様に抱きついてるじゃない。
きちんと受け止めるあたり、ギーニー様、ポイント高いですわ!
「え、フーティ?え?ギーニーと上手く行ったの?」
目覚めて、最初の言葉がそれですの?
自分達の体勢がどうなってるのか意識して、フーティ様とギーニー様のお顔がボンっと赤くなりましたわ。
「そそそそそそんなことよりも!!!
イーリー!!!目覚めたわぁぁぁぁぁ!!!!」
フーティ様はイーリー様に抱きつきます。
「えっと?なにが起きてる?」
フーティ様に抱きつかれ、反対側の手を私達3人が握りしめてるのに気づいたイーリー様の困惑っぷり。
可愛いと思ったのは私だけでないはず。
ひとまず夫人にイーリー様が目覚めた事を伝えると、夫人はイーリー様を抱きしめます。
「えっと、母上、皆が見ています。そして私はお腹が空きました」
真っ赤な顔で言うイーリー様。眼福です。
夫人は笑顔で
「お茶の用意をさせるわ、貴女にはまずスープかしら?ああ、でもあまり遅くなる前に、お家にお返ししなくちゃね?」
と、キチンと釘をさすことも忘れません。
用意が出来ると「皆、今日はありがとうね。イーリアン、また後でね」
そう言って、夫人はイーリー様の頬をひと撫でし、退出していきます。
そのさりげなさ、素敵です。
「なるほど?」
殿下との魔物討伐見物後3日間、目覚めなかったと聞いた時のイーリー様の第一声です。
「皆、ずっと心配していたの。貴女が伏せっていると聞いてお見舞いに来たんだけど、ずっと目覚めてないとは思わなかったわ。
体調は大丈夫そう?
目覚めた時に、〝ホネ!!〞って叫んでたけど、どんな夢見てたの?」
フーティ様が尋ねます。
「うん、ずっと共感出来る不満が溢れてて、それがぬるま湯で、心地良いと思ってしまった場所にいたんだ。
生まれが違ってたらそう出来た、とか、あの場所にいたのが自分なら、とか。
ああ、生まれが違ってたらな、って自分も男だったらな、って思ってた事があったからかな、
どんどん深みにはまっていって、そしたら自分がどうでもよくなってきたんだ。
そしたら、自分を思い出せ、って言ってくれた人がきたんだ。
で、その人と話してたら、イロイロ思い出してきて。
昔、フーティが〝イーリーがいるから安心して動かないんだ〞って言ってたのを思い出したんだ。
ああ、私には、男だとか女だとかじゃなく、私だから、と言ってくれる友達がいる、って。
そしたらソコに居るのがイヤになってきて、その人も皆に紹介したくなって、
〝キミは誰だい?〞って聞いたんだ。
そう!!そしたらさ、聞いておくれよ!!
その人〝通りすがりのただのホネさ〞って言ったと思ったら
人間が、いきなり骸骨に変わってサムズアップしてきたんだ!!!」
「「「そりゃあ、悪夢だ!!」」ですわ!!」
怖かったね?大丈夫?今日眠れる?などとフーティ様達3人が口々にイーリー様を慰めていますが
お兄様、顔を反らして肩を震わせています。
ええ、笑いをこらえてますね?
今回、一番の功労者であるはずのホネマント。
貴方が一番の悪夢扱いにされてますわ。
うん、ちょっと不憫ですわね?
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