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これぞ悪役?シスコン無双
映え?
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今日は、ついに魔法基礎学の実技の時間です。
更衣室は男女別ですからね、ココでは心置きなくフーティ様達と話せます。
ということは、お兄様はもうすでにウザ絡みされてるんでしょうか?
「あの決闘でエアトル君の実力は分かってるからね、とても楽しみだよ!」
イーリー様が話かけてきます。
「アレを見てるのに、なぜに、殿下がエアトル君に突っ掛かっていくのか、謎ですわ」
フーティ様、私も同じ意見ですの。
「どう頑張っても」「勝てる相手じゃないでしょうに」「「ねぇ?」」
お二人、息ぴったりですわ。
そして、訓練場に到着し、授業が始まります。
パンパンパン!!!
「では皆さん、これから魔法基礎学の実技を始めます。
このクラスが学年のトップクラスとなりますので、ガンガン飛ばして行きます。
まずは、皆さんが今どのくらい魔法を使えるのか、的を用意しましたので、1人づつそれに向かって全力で魔法を放ってもらいます。
ただし、エアトル君は、決闘で実力が分かっていますので、最後にしてもらいます。
一応、前期の魔法基礎学の成績の下位から。では…」
そう言って、1人づつ魔法を放って行きます。
フーティ様の親戚筋やイーリー様の親戚筋の方から放って行きます。
なるほど。
同年代の普通がどのくらいなのか見ておけ、とは、こういうことですのね。
なんというか、まぁ、飾らない言葉でいうと、ショボイ、です。
ほっそい氷の矢1本、的まで飛ばなかったり、
ああ、でも、雷は電気ですから、静電気でもドアノブビリって、痛いですからね、目で確認出来る位の電気が出たら、それは、当たったらかなり痛いと思います。
そして、ヨーク様の番です。
「僕は、飛ばすのは得意じゃないので、得意なものをお見せしても良いですか?」
「かまいませんよ?」
「では、いきます!」
そう言って、地面に手をつけて「クラック!」と叫びます。
すると、的まで真っ直ぐ深さ30センチぐらいの溝が出来ました。
これは、すごいんじゃないでしょうか!
「お兄様、すごいですね!」「うん、使い道、イロイロ思いつくな!」
とお兄様とお話していたら、聞こえたらしく、ヨーク様が本当に?すごい?!みたいにキラキラした顔を向けて来ましたので、ウンウンとうなずいてみましたわ。
そしたら、殿下が
「ヨークは土のバストン家だもんな、地味だよな」
ため息と共に言うじゃ有りませんか!
「私の側近なんだから、もっと派手でかっこいいの、ないのか?」
って、貴方の見栄のための魔法じゃないでしょうに!
「…申し訳、ありません」
ヨーク様が悔しそうに謝罪します。
「うん、これから覚えてくれればいいよ。まだ1年なんだし」
どこまでも上から目線なんですのね?
そのあとイーリー様は「アイスアロー」と氷の矢を、フーティ様は「サンダー」と雷をしっかり的に当てましたわ。
お二人ともかっこいいです。皆から拍手が出ましたわ。
そして、殿下の出番です。
あれ?王家って守護の魔法じゃなかったでした?どうやって見せますの?
と思っていたら
「やっと私の番のようだ。王家の魔法、見せてやろうではないか!!」
そう言って前に出て来て「レインボー」と叫びます。
どうだ!と言わんばかりに胸を張ります。
え?虹?
ポカーンとしてたら、拍手が起こりました。
「殿下の魔法は美しいですね!」「麗しの王家に相応しい魔法ですわ」「エアトルも驚いて声も出ないようです」
なんて言葉が聞こえてきます。
確かに驚きましたわ。
見映え重視ですの?!効果は?!
「え?この虹に魔物が嫌いな要素があるとか?」
お兄様、同じ事思いましたわ。
「は?何言ってるんだ?
美しい私に相応しい美しい魔法であろうが!!」
いや、晴れた日に水撒けば良いだけよね?!!!
更衣室は男女別ですからね、ココでは心置きなくフーティ様達と話せます。
ということは、お兄様はもうすでにウザ絡みされてるんでしょうか?
「あの決闘でエアトル君の実力は分かってるからね、とても楽しみだよ!」
イーリー様が話かけてきます。
「アレを見てるのに、なぜに、殿下がエアトル君に突っ掛かっていくのか、謎ですわ」
フーティ様、私も同じ意見ですの。
「どう頑張っても」「勝てる相手じゃないでしょうに」「「ねぇ?」」
お二人、息ぴったりですわ。
そして、訓練場に到着し、授業が始まります。
パンパンパン!!!
「では皆さん、これから魔法基礎学の実技を始めます。
このクラスが学年のトップクラスとなりますので、ガンガン飛ばして行きます。
まずは、皆さんが今どのくらい魔法を使えるのか、的を用意しましたので、1人づつそれに向かって全力で魔法を放ってもらいます。
ただし、エアトル君は、決闘で実力が分かっていますので、最後にしてもらいます。
一応、前期の魔法基礎学の成績の下位から。では…」
そう言って、1人づつ魔法を放って行きます。
フーティ様の親戚筋やイーリー様の親戚筋の方から放って行きます。
なるほど。
同年代の普通がどのくらいなのか見ておけ、とは、こういうことですのね。
なんというか、まぁ、飾らない言葉でいうと、ショボイ、です。
ほっそい氷の矢1本、的まで飛ばなかったり、
ああ、でも、雷は電気ですから、静電気でもドアノブビリって、痛いですからね、目で確認出来る位の電気が出たら、それは、当たったらかなり痛いと思います。
そして、ヨーク様の番です。
「僕は、飛ばすのは得意じゃないので、得意なものをお見せしても良いですか?」
「かまいませんよ?」
「では、いきます!」
そう言って、地面に手をつけて「クラック!」と叫びます。
すると、的まで真っ直ぐ深さ30センチぐらいの溝が出来ました。
これは、すごいんじゃないでしょうか!
「お兄様、すごいですね!」「うん、使い道、イロイロ思いつくな!」
とお兄様とお話していたら、聞こえたらしく、ヨーク様が本当に?すごい?!みたいにキラキラした顔を向けて来ましたので、ウンウンとうなずいてみましたわ。
そしたら、殿下が
「ヨークは土のバストン家だもんな、地味だよな」
ため息と共に言うじゃ有りませんか!
「私の側近なんだから、もっと派手でかっこいいの、ないのか?」
って、貴方の見栄のための魔法じゃないでしょうに!
「…申し訳、ありません」
ヨーク様が悔しそうに謝罪します。
「うん、これから覚えてくれればいいよ。まだ1年なんだし」
どこまでも上から目線なんですのね?
そのあとイーリー様は「アイスアロー」と氷の矢を、フーティ様は「サンダー」と雷をしっかり的に当てましたわ。
お二人ともかっこいいです。皆から拍手が出ましたわ。
そして、殿下の出番です。
あれ?王家って守護の魔法じゃなかったでした?どうやって見せますの?
と思っていたら
「やっと私の番のようだ。王家の魔法、見せてやろうではないか!!」
そう言って前に出て来て「レインボー」と叫びます。
どうだ!と言わんばかりに胸を張ります。
え?虹?
ポカーンとしてたら、拍手が起こりました。
「殿下の魔法は美しいですね!」「麗しの王家に相応しい魔法ですわ」「エアトルも驚いて声も出ないようです」
なんて言葉が聞こえてきます。
確かに驚きましたわ。
見映え重視ですの?!効果は?!
「え?この虹に魔物が嫌いな要素があるとか?」
お兄様、同じ事思いましたわ。
「は?何言ってるんだ?
美しい私に相応しい美しい魔法であろうが!!」
いや、晴れた日に水撒けば良いだけよね?!!!
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