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これぞ悪役?シスコン無双

人生設計の練り直し

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そして、次の日、センバ商会へ向かいます。

お兄様、私、チィちゃん、ライ様とヒサギ様と集まって
今後の人生設計の練り直しです。

「本当は、セイラー義姉さんも居てくれたら良かったんだけど、
居ないものは仕方がないわ。

さぁ、リオくん達!!

エアトル家に復讐するも良し!
第三王子殿下をサクっとシメるのも良し!
王家を潰すも良し!
なんだったら、領地を攻め落としちゃう?

貴方達は、どうしたい?

全力で応援するわ!!!」
ヒサギ様が、前のめりで聞いてきますが、提案の全てが物騒なのは、気のせいですかね?

「ヒサギ様、非常にありがたい提案ですが、全て、物理寄りなのは如何なものかと?」
お兄様も苦笑いです。

「クズの製造元が死んだって連絡がきた時、
クソ親父が中継ぎの爵位を継いでも、
一時的なものだし、俺らの後ろにはセンバがいるし、
センバと全面戦争になるような事をするはずがない、って、
自分達の尺度で考えてたんですよ。

でも、クズって、俺らと物の見方が違うし、
考え方が自分中心だから、他人が迷惑?だからナニ?状態のヤツラを理解しようと思ってもムリなんだな、って今回思いました。

最初、本気で滅ぼそうかと思ったんですよ。

でもね、ディが、ね、言うんですよ。

俺らは、自由になった、って。

最初、自由?ナニそれ?って思いましたけど。
やっぱりディが言うんですよ。

俺の眉間のシワが無くなる、って。

そして、

俺の時間をディに使える、って。

それ聞いた時、ああ、ディとのにしなくても、
ディと過ごして良いんだ、ってストンと府に落ちちゃって。
もう、良いかな、って思っちゃったんですよ」

「リオくん…」ヒサギ様が涙目で両手で口を覆ってます。

「燃え尽き症候群って、10歳でなるものか?」

ゴン!!

ライ様が余計な事を言って、ヒサギ様にゲンコツ貰って頭抱えてますわ。

「良いですか!ライ様もヒサギ様もよぉく聞いてくださいまし。
そりゃぁ、お仕事するお兄様はあまりにも素敵で、全人類にその姿を見せつけたいと思いま「ディ、ストップ!」
あ、はい。

そもそも?人生80年ぐらい?で、成人は15歳です。

子供は15年しかないのに、

大人は65年もあるんですわ!!!!

私達もう10歳ですの!
なら、あと5年しかない子供で居ても良い時期のお兄様を、独占ですわぁぁぁ!!!」
ふんすっと胸を張り、握り拳を天高く突き上げます。

「ディ、15歳は仮成人な?
俺ら15歳で爵位継ごうとしてたけど、普通は18歳が成人だから」

「まぁ!!!オイシイ時間が3年延びましたわ!!!」

「うん、安定のディ品質。癒される。大好き」
そう言ってお兄様が両手を広げるので、迷わず飛び込みます。

「お兄様!!私、まずは、ハジカミが復活したら、雪合戦がしたいのですわ!!!
チィちゃんもライ様もセリもミツバもハジカミも、ナターリエも呼びましょう!!
アンもセバスも!!あ、ヒサギ様も混ざります?!」

「ディ?アン達は死にそうだから、やめようか?」

「そうですわね、センバの皆さんにはハンデつけて頂かないと!
ヒサギ様にはアンを、ライ様にはセバスをおんぶして、片手のみにして、頂くのはどうでしょう!!」

「本気で動き回るセンバの背中にくくりつけられるって、どんな拷問よ?!!
だから、センバの雪玉に当たったら死ぬって!!
ディ?アン達の意向を聞いてからにしようね?絶対、参加拒否するから。
ってか、俺も拒否するからね?!!」

「えっ?!ウソですよね?!!」

「逆に、なぜ同意すると思ったの?!!!」

「ブフォッ!!!
ああ、もう、リアちゃん最高!!!2人とも本当に大好きよ!!!」
そう言ってヒサギ様は、私達をぎゅうぎゅう抱き締めてきました。
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