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学園へ
幕間 王都に残った者達 3
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ハジカミ視点
センバのお屋敷を辞して、今度は、ヘドロ王子とフロスティ様に手紙を渡すべく、学園へ向かう。
朝の行列は無くなったから、エミリオ様達の教室へ向かうと
フロスティ様がご学友の皆様とご歓談中だ。
入り口付近の生徒に伝言を頼み、こちらにお越し頂く。
「あら?貴方、エアトルご令息様の従者よね?」
「朝のご歓談中に申し訳ございません。フロスティ様へユーディリア様よりお手紙をお預りしております。
それと、我が主、エミリオ・エアトルより第三王子殿下へも手紙を預かっているのですが、第三王子殿下はまだ、登園はなさって居ないのでしょうか?」
「…何があったの?」
「ここでは…申し訳ございません。手紙にしたためてあるかと。
もし、詳細をお知りになりたい場合、(昼は殿下と一緒だよな?)
…放課後、こちらの教室に参ります。
あの、殿下は?」
「本日、お休みなさるそうですわ?なんでも、明日の準備を完璧になさるとかで」
「ッ?!
この手紙は本日中に、どうしても殿下にお読み頂きたいのですが、王城にお持ちして殿下に届くものでしょうかッ?!」
「家の封蝋は…ないのね?…難しいかもしれないわ。
エアトル家からも正式なお手紙をお出ししてくださる?
昼食時に詳細をお聞きして、こちらのお手紙は放課後、私達が殿下の元へ参り、お渡ししましょうか?」
「申し訳ございません、お願い出来ますでしょうか。では、昼食時の歓談室を予約しておき、お迎えに上がります」
「歓談室の前で待っていてくれたらいいわ。4人で伺うわ」
「承知致しました」
そう言って退出してきたが、不味いぞ!!!
エアトル家の正式な手紙って、クズ侯爵から書いて貰わなきゃいけないじゃないか!!!
アレ、王家の茶会を些末とか言ったよな?!
脅してでも書かないと。
一応、セイラー夫人にも報告しておこう。
ッチ、昼食時までに間に合うか?!
オレはまず、今日は授業を休む旨を伝え、歓談室の予約を取り、センバのお屋敷へ向かいセイラー夫人に面会した。
「厄介ね。一応、リオくん達の後見人として、センバからも手紙を出しておくわ。
ああ、エアトル家にまだ鳥は来ていないんでしょう?
なら、センバに先に来たことにしなさい。
それで、リオくん達に先に伝わり、行動を起こした。
エアトル家の鳥は訓練中で遅いことにしましょう。
誰が鳥の訓練してると思ってるのよ。利益だけ享受してんじゃないわよ」
全くです、おっしゃる通りです。
今度はエアトル家に走り、クズ侯爵に会おうとしたら、
ギャリクソンに止められた。
「どうしたのです?侯爵様はまだお目覚めになっておりません」
「緊急事態発生です。侯爵様にお目通りを」
「緊急事態?そのような話は聞いておりませんが?」
「ここで大っぴらに話せない事です。侯爵様のお部屋でギャリクソンさんも一緒に聞いてください。
事は一刻を争います」
「それを判断するのは貴方ではありません。ここでお話なさい」
「センバ辺境伯夫人からの伝言でもですか?!」
「ッチ。
侯爵様にお伺いして参ります、貴方はここで待ちなさい」
そう言って待たされて30分。
なにやってんだよ!!お前ら仕事も何もしてねぇだろうがよ!!
そして、やっと通されたクズ侯爵の部屋に居たのは
ベットから起き上がれないほど弱った侯爵、本人だった。
センバのお屋敷を辞して、今度は、ヘドロ王子とフロスティ様に手紙を渡すべく、学園へ向かう。
朝の行列は無くなったから、エミリオ様達の教室へ向かうと
フロスティ様がご学友の皆様とご歓談中だ。
入り口付近の生徒に伝言を頼み、こちらにお越し頂く。
「あら?貴方、エアトルご令息様の従者よね?」
「朝のご歓談中に申し訳ございません。フロスティ様へユーディリア様よりお手紙をお預りしております。
それと、我が主、エミリオ・エアトルより第三王子殿下へも手紙を預かっているのですが、第三王子殿下はまだ、登園はなさって居ないのでしょうか?」
「…何があったの?」
「ここでは…申し訳ございません。手紙にしたためてあるかと。
もし、詳細をお知りになりたい場合、(昼は殿下と一緒だよな?)
…放課後、こちらの教室に参ります。
あの、殿下は?」
「本日、お休みなさるそうですわ?なんでも、明日の準備を完璧になさるとかで」
「ッ?!
この手紙は本日中に、どうしても殿下にお読み頂きたいのですが、王城にお持ちして殿下に届くものでしょうかッ?!」
「家の封蝋は…ないのね?…難しいかもしれないわ。
エアトル家からも正式なお手紙をお出ししてくださる?
昼食時に詳細をお聞きして、こちらのお手紙は放課後、私達が殿下の元へ参り、お渡ししましょうか?」
「申し訳ございません、お願い出来ますでしょうか。では、昼食時の歓談室を予約しておき、お迎えに上がります」
「歓談室の前で待っていてくれたらいいわ。4人で伺うわ」
「承知致しました」
そう言って退出してきたが、不味いぞ!!!
エアトル家の正式な手紙って、クズ侯爵から書いて貰わなきゃいけないじゃないか!!!
アレ、王家の茶会を些末とか言ったよな?!
脅してでも書かないと。
一応、セイラー夫人にも報告しておこう。
ッチ、昼食時までに間に合うか?!
オレはまず、今日は授業を休む旨を伝え、歓談室の予約を取り、センバのお屋敷へ向かいセイラー夫人に面会した。
「厄介ね。一応、リオくん達の後見人として、センバからも手紙を出しておくわ。
ああ、エアトル家にまだ鳥は来ていないんでしょう?
なら、センバに先に来たことにしなさい。
それで、リオくん達に先に伝わり、行動を起こした。
エアトル家の鳥は訓練中で遅いことにしましょう。
誰が鳥の訓練してると思ってるのよ。利益だけ享受してんじゃないわよ」
全くです、おっしゃる通りです。
今度はエアトル家に走り、クズ侯爵に会おうとしたら、
ギャリクソンに止められた。
「どうしたのです?侯爵様はまだお目覚めになっておりません」
「緊急事態発生です。侯爵様にお目通りを」
「緊急事態?そのような話は聞いておりませんが?」
「ここで大っぴらに話せない事です。侯爵様のお部屋でギャリクソンさんも一緒に聞いてください。
事は一刻を争います」
「それを判断するのは貴方ではありません。ここでお話なさい」
「センバ辺境伯夫人からの伝言でもですか?!」
「ッチ。
侯爵様にお伺いして参ります、貴方はここで待ちなさい」
そう言って待たされて30分。
なにやってんだよ!!お前ら仕事も何もしてねぇだろうがよ!!
そして、やっと通されたクズ侯爵の部屋に居たのは
ベットから起き上がれないほど弱った侯爵、本人だった。
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