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2章 王子サマと愉快な仲間達
5モフ衆の潜入調査 ④
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翌日、アルパカのブチ、カピバラのチャチャ、軍鶏のアカを連れて紀伊助がゾウの元へやって来た。
「シロ、クロ迎えにきたの~。
焔朱さ~ん今日は3匹なの~。
この子達、チーム組んでお仕事してるからね、よろしくなの~」
「パオーーーーン!!!」
(なんか、もっとちっちゃくて可愛いのきたーーーー!!!)
「ワンワン?!」
(可愛さでは負けてないよ?!)
「パオパオパオーーーーン!」
(可愛い種類だって色々あるでしょう、ピンクも黄色も可愛いのよ、犬と羽毛とアルパカじゃモフの種類も違うじゃない!)
「コケッ?!」
(オレだけ解体済?!)
「え?何かもうアカがイジラレ要員として扱われてる?」
紀伊助は生粋のモフラーの勘を存分に発揮していた。
そんなこんなで、シロとクロを回収した紀伊助は3匹を置いて帰っていき、
ブチ、チャチャ、アカが残った。
「はじめまして、アルパカのブチです。特技は臭い唾液を噴射することです。よろしくお願いします」
「おなじく、はじめまして、カピバラのチャチャです。チャームポイントはブチが罪人に臭い唾液を噴射させて、身悶えしている所に、足の骨まで齧りつく前歯です」
「最後にはじめまして!軍鶏のアカッす!!オレの必殺技は、ブチの兄貴が臭い唾液を噴射させて、身悶えしている所を、チャチャが足の骨までかじりついて、うずくまった所にかますドロップキックで背中に鉤爪でひっかいてやることっす!!!」
「……なんか、アナタ達、面倒くさそうなメンツね」
「そんなことないっす!紀伊助の親分に、キチンと説明するクセをつけなさいって言われてるっす!
焔矢のダンナみたいに、はしょって説明しても何も伝わらないのは、伝えないのよりタチが悪いと教えられたっす!」
「無自覚にアタクシの半身をディスるの、止めていただけないかしら?
一番傷つくわ。
本人じゃなく、アタクシが」
「そんな、そんなつもり全然ないっす!
鳥頭のオレより、焔矢のダンナの説明の方が意味わかんない、とか、全然思ってないっす!」
天然軍鶏の会心の一撃!!!
象のライフがゼロになった。
「シロ、クロ迎えにきたの~。
焔朱さ~ん今日は3匹なの~。
この子達、チーム組んでお仕事してるからね、よろしくなの~」
「パオーーーーン!!!」
(なんか、もっとちっちゃくて可愛いのきたーーーー!!!)
「ワンワン?!」
(可愛さでは負けてないよ?!)
「パオパオパオーーーーン!」
(可愛い種類だって色々あるでしょう、ピンクも黄色も可愛いのよ、犬と羽毛とアルパカじゃモフの種類も違うじゃない!)
「コケッ?!」
(オレだけ解体済?!)
「え?何かもうアカがイジラレ要員として扱われてる?」
紀伊助は生粋のモフラーの勘を存分に発揮していた。
そんなこんなで、シロとクロを回収した紀伊助は3匹を置いて帰っていき、
ブチ、チャチャ、アカが残った。
「はじめまして、アルパカのブチです。特技は臭い唾液を噴射することです。よろしくお願いします」
「おなじく、はじめまして、カピバラのチャチャです。チャームポイントはブチが罪人に臭い唾液を噴射させて、身悶えしている所に、足の骨まで齧りつく前歯です」
「最後にはじめまして!軍鶏のアカッす!!オレの必殺技は、ブチの兄貴が臭い唾液を噴射させて、身悶えしている所を、チャチャが足の骨までかじりついて、うずくまった所にかますドロップキックで背中に鉤爪でひっかいてやることっす!!!」
「……なんか、アナタ達、面倒くさそうなメンツね」
「そんなことないっす!紀伊助の親分に、キチンと説明するクセをつけなさいって言われてるっす!
焔矢のダンナみたいに、はしょって説明しても何も伝わらないのは、伝えないのよりタチが悪いと教えられたっす!」
「無自覚にアタクシの半身をディスるの、止めていただけないかしら?
一番傷つくわ。
本人じゃなく、アタクシが」
「そんな、そんなつもり全然ないっす!
鳥頭のオレより、焔矢のダンナの説明の方が意味わかんない、とか、全然思ってないっす!」
天然軍鶏の会心の一撃!!!
象のライフがゼロになった。
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