地獄の王子サマ

犬丸大福

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2章 王子サマと愉快な仲間達

5モフ衆の潜入調査 ①

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そんなわけで、シロとクロは焔朱の前に進み出て、挨拶を始めた。

「ワン!ワンワン!ワンワンワン!」
(こんにちは!ボク、シロ!本当に大きいんだねぇ)

「ガウ。ガウガウ。ガウガウガウ」
(はじめまして。私はクロと申します。強くなりたいです)

「パオーーーーン!!!」
(なにこれ、ちっちゃくってモフッてしてて、可愛い!!!)

「ワぉーーン!!ワンワン?ワンワン?ワワワンワン!」
(鼻、ながぁ~い!!なぁ、鼻さわってもいい?ボクの毛モフる?紀伊助サマにブラシしてもらったから、最高のモフ心地だぜ!)
シロは腹を見せてゴロンと横になった。

シロはゾウに感動し、既に当初の目的を忘れている。

紀伊助に頭を小突かれた。

「シロ。キミのそのフレンドリーさは高く評価するけども、まず、お仕事ね?
焔朱さん、シロとクロ置いていくね。
焔朱さんは、普段通りにお仕事してて?
シロ、クロ、明日迎えに来るよ。ちゃんと見て学ぶのよ。

あ、焔矢。仕事しろ、なの。

樹魅がブチキレる2歩ぐらい手前。

警告はしたの」



そう言って、紀伊助は帰っていった。
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