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1章 王子サマの日常
その頃の執務室 ⑥
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父親という情に絆されるのは、
元人間である、という弊害かもしれん、と
あんのクソ閻魔を見て思うんじゃよ。
ありゃ、父親という存在にはなれん。
仕事の上司、組織を司るモノであり、
それが〝閻魔大王〞の存在意義でもあるんじゃよなぁ。
あやつを見ると手続法を実物で見てる気分になるわい。
だって、メンドクサくても必要じゃろう、手続法。
秩序そのもの、とでもいうかのう。
あ、こういう話がメンドクサイかの。すまん、すまん。
柊路と樹魅のはじめてのお留守番じゃったな。
閻魔に絆されて、閻魔に預けて行ったわしらが居なくなった後、
間の悪い事に、ヤツラが、閻魔にねだりに来たそうじゃ。
ヤツラって、誰だって?
知らんのか?
王子達とは別に、閻魔の子供がいるじゃろ。
柊路よりもっと前に、鬼女紅葉との間に出来た双子が。
元人間である、という弊害かもしれん、と
あんのクソ閻魔を見て思うんじゃよ。
ありゃ、父親という存在にはなれん。
仕事の上司、組織を司るモノであり、
それが〝閻魔大王〞の存在意義でもあるんじゃよなぁ。
あやつを見ると手続法を実物で見てる気分になるわい。
だって、メンドクサくても必要じゃろう、手続法。
秩序そのもの、とでもいうかのう。
あ、こういう話がメンドクサイかの。すまん、すまん。
柊路と樹魅のはじめてのお留守番じゃったな。
閻魔に絆されて、閻魔に預けて行ったわしらが居なくなった後、
間の悪い事に、ヤツラが、閻魔にねだりに来たそうじゃ。
ヤツラって、誰だって?
知らんのか?
王子達とは別に、閻魔の子供がいるじゃろ。
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